人生和歌集 -風ー(2)

多谷昇太

文字の大きさ
上 下
20 / 31
第二章 唄和歌シリーズ

魅惑の午後

しおりを挟む
和歌一首…クラッシク④魅惑の午後

稀有なりき魅惑の午後の楽の音にわが身を知らず高貴に染まる

詞書:某慈善コンサートにて漆原啓子さんの演奏を聞く。本邦最高のバイオリンニストの演奏にただ酔いしれました。😀
※ストーカーゆえの我が身の悲惨さ、そして貧老という我が身の身分をも打ち忘れて…😀
https://youtu.be/wtmrGA6eGlM?si=YRMIOBw3C5ZOn57o
↑ユーチューブ:広上淳一&漆原朝子 モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 第5番「トルコ風」。

【pinterestより拝借 ↓】


和歌一首…唄和歌179.昔聞いたシャンソン

老ひの目に幸(さきは)ふ人ら羨(とも)しかり回る回るよメリーゴーランド
※1.幸(さきは)ふ:幸福な(人々)、栄えている(人々)
※2.羨(とも)しかり:うらやましい

詞書:今が花の恋人たちや家族連れ、会社勤めの人達が私の目の前を通り過ぎて行くよ。ああ、羨ましいことだ、そして微笑ましいことだ、この人達が。私はもう73…メリーゴーランド(幸せが廻る場所)とはよく云ったもので、老いた私の目にはそこから流れるオルゴールの響きともどもに、幸せの走馬灯のように見える。まあ、皆さん、せいぜい人生をお楽しみなさい。お幸せにね。私は昔きいたシャンソンを口ずさんでいましょう…。
↓ さとう宗幸・昔きいたシャンソン
https://youtu.be/U5kH6oAlPC0?si=0zbUbmkBtNU45TUT
↓ from pinterest
しおりを挟む

処理中です...