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相談
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「ってことがあったんですよー、もう酷くないですか?」
ビールのジョッキをダンッと置く私。これでもう3杯目。
「まぁ、ある程度の状況は理解した。ドンマイ、そんなこともあるさ」
私の中でも上位に上がるほどの事件なのにドンマイで終わらされた…。
私の話を適当に聞き流して、枝豆をプチプチ皿に出している春先輩こと二宮春人先輩。
その枝豆はもちろん箸を使って私の胃袋へと流れ込む。
「僕の枝豆食べないでくれる…?」
なんて睨まれてもそこまで怖くない。
春先輩はとてものんびりしている性格。だけれども、やる時はやる、出来る人間なのだ。そして、イケメン。神はやはり不公平だ。
会社内でもあばず…光に誑かせれても
『へー』
などと気のない返事しかせず、誑かされないため、先輩たちにも好評だ。
『二宮お前!偉いぞ!あんなあばずれ野郎に騙されないで!さすがッ!…、悪かった、そんなに睨むなって』
なんて会話をよく聞く。途中で大抵春先輩が睨みを効かすが何故だろうか…。私が先輩たちに聞いてもはぐらかされてしまうため真実は秘められたままだった。
あの先輩たちを睨みつけて生きているなんて…、春先輩は意外とすごい人なのかもしれない。
「え、これって私が食べやすいようにプチプチしてくれてるんじゃないんですか?」
「僕が食べやすいようにしてるだけ」
「そんなケチケチせずに」
そう言って私は一粒、二粒、三粒と口に運ぶ。
「ああ、まったく…。で?これからどうするの?」
「これから?」
「いやだって、浮気されて皐月から別れを告げたとしても、むしゃくしゃしたままだろう?それだったらなんか仕返しでもしてやれば?」
「ハッ!それは気づきませんでした」
確かに…、浮気されてはい、さようならなんて奴ら2人には良いことしかないのでは?私と言う邪魔者が消え2人はそのままゴールイン的な?
浮気した最低な2人だけ幸せになるなんて許さん。私が全力で止めて、そして復讐してやりましょう。
ふふふ、覚悟してなさい2人とも。
「悪い顔になってる…。どうせ復讐しようなんて言ったって計画は立ててないんでしょ?計画立ててからそう言う顔になりなよ」
「むっ、計画はもちろん…、ありません…。春先輩なんかいいのありませんか?」
「ええ…、僕が考えんの?僕は忙しいから面倒ごとはパスしたいんだけど?」
「そこをなんとか!なんとかしてくれるのが春先輩ですよね!ほら!枝豆まだこんなに残ってますよ!美味しいですよ~、食べましょう!」
春先輩がプチプチしていた枝豆を横取りするのをやめ、枝豆を差し出す。
なおかつ、新しく枝豆をプチプチして追加する。
「調子良すぎ…。はぁ…、じゃあ今度飲みに行く時、新しくできたレストランで奢りで」
「新しくできたレストランって…、あのレストランですか?!」
「うん」
新しくできたレストランとは、高層ビルの中に出来た高級レストランである。そこは三つ星を獲得した名店の中の名店。絶対高いに決まってる…。
「グッ…、先輩にはワインよりビールがお似合いかと…!」
そう言ってビールを勧める。
「いや、僕は高級なワインを飲んでみたい」
きっぱりと断る春先輩。
クソゥ…。復讐計画を諦めるか、私の財布をすっからかんにするか…。
先輩たちに頼めば?って思ったそこの貴方!残念ながら先輩たちは物理的かつ脳筋な復讐計画しか思いつかない方々なので、もし彼女たちを頼ったら恐らく警察沙汰になるでしょう。
逆に春先輩は警察沙汰にはならないものの、素晴らしい精神的ダメージを相手に送るのが得意なのだ。
この間も変な難癖つけてきたとてもめんどくさい取り引き相手に何か耳元で囁いて相手を大人しくさせてたし…。あれは一体何を囁いたのだろうか…?呪文?
まぁ、ともかく今回は春先輩を頼った方がより効果的な復讐ができるだろうと私は考えたのだ。
浮気なんてあるあるさ!なんて軽く流せるほどの神経を私は持っていない。
「グッ…、…ます…」
「なんだって?」
「奢りますッ!」
「よし、じゃあ協力するよ」
「クッ、春先輩め」
少しドヤ顔された。
クソゥ、春先輩のくせに小癪な。枝豆の鞘を先輩に向け、枝豆砲を発射させた。
「イッ!ちょっと!」
「ナイスショット!」
さすが私!ナイス!
ビールのジョッキをダンッと置く私。これでもう3杯目。
「まぁ、ある程度の状況は理解した。ドンマイ、そんなこともあるさ」
私の中でも上位に上がるほどの事件なのにドンマイで終わらされた…。
私の話を適当に聞き流して、枝豆をプチプチ皿に出している春先輩こと二宮春人先輩。
その枝豆はもちろん箸を使って私の胃袋へと流れ込む。
「僕の枝豆食べないでくれる…?」
なんて睨まれてもそこまで怖くない。
春先輩はとてものんびりしている性格。だけれども、やる時はやる、出来る人間なのだ。そして、イケメン。神はやはり不公平だ。
会社内でもあばず…光に誑かせれても
『へー』
などと気のない返事しかせず、誑かされないため、先輩たちにも好評だ。
『二宮お前!偉いぞ!あんなあばずれ野郎に騙されないで!さすがッ!…、悪かった、そんなに睨むなって』
なんて会話をよく聞く。途中で大抵春先輩が睨みを効かすが何故だろうか…。私が先輩たちに聞いてもはぐらかされてしまうため真実は秘められたままだった。
あの先輩たちを睨みつけて生きているなんて…、春先輩は意外とすごい人なのかもしれない。
「え、これって私が食べやすいようにプチプチしてくれてるんじゃないんですか?」
「僕が食べやすいようにしてるだけ」
「そんなケチケチせずに」
そう言って私は一粒、二粒、三粒と口に運ぶ。
「ああ、まったく…。で?これからどうするの?」
「これから?」
「いやだって、浮気されて皐月から別れを告げたとしても、むしゃくしゃしたままだろう?それだったらなんか仕返しでもしてやれば?」
「ハッ!それは気づきませんでした」
確かに…、浮気されてはい、さようならなんて奴ら2人には良いことしかないのでは?私と言う邪魔者が消え2人はそのままゴールイン的な?
浮気した最低な2人だけ幸せになるなんて許さん。私が全力で止めて、そして復讐してやりましょう。
ふふふ、覚悟してなさい2人とも。
「悪い顔になってる…。どうせ復讐しようなんて言ったって計画は立ててないんでしょ?計画立ててからそう言う顔になりなよ」
「むっ、計画はもちろん…、ありません…。春先輩なんかいいのありませんか?」
「ええ…、僕が考えんの?僕は忙しいから面倒ごとはパスしたいんだけど?」
「そこをなんとか!なんとかしてくれるのが春先輩ですよね!ほら!枝豆まだこんなに残ってますよ!美味しいですよ~、食べましょう!」
春先輩がプチプチしていた枝豆を横取りするのをやめ、枝豆を差し出す。
なおかつ、新しく枝豆をプチプチして追加する。
「調子良すぎ…。はぁ…、じゃあ今度飲みに行く時、新しくできたレストランで奢りで」
「新しくできたレストランって…、あのレストランですか?!」
「うん」
新しくできたレストランとは、高層ビルの中に出来た高級レストランである。そこは三つ星を獲得した名店の中の名店。絶対高いに決まってる…。
「グッ…、先輩にはワインよりビールがお似合いかと…!」
そう言ってビールを勧める。
「いや、僕は高級なワインを飲んでみたい」
きっぱりと断る春先輩。
クソゥ…。復讐計画を諦めるか、私の財布をすっからかんにするか…。
先輩たちに頼めば?って思ったそこの貴方!残念ながら先輩たちは物理的かつ脳筋な復讐計画しか思いつかない方々なので、もし彼女たちを頼ったら恐らく警察沙汰になるでしょう。
逆に春先輩は警察沙汰にはならないものの、素晴らしい精神的ダメージを相手に送るのが得意なのだ。
この間も変な難癖つけてきたとてもめんどくさい取り引き相手に何か耳元で囁いて相手を大人しくさせてたし…。あれは一体何を囁いたのだろうか…?呪文?
まぁ、ともかく今回は春先輩を頼った方がより効果的な復讐ができるだろうと私は考えたのだ。
浮気なんてあるあるさ!なんて軽く流せるほどの神経を私は持っていない。
「グッ…、…ます…」
「なんだって?」
「奢りますッ!」
「よし、じゃあ協力するよ」
「クッ、春先輩め」
少しドヤ顔された。
クソゥ、春先輩のくせに小癪な。枝豆の鞘を先輩に向け、枝豆砲を発射させた。
「イッ!ちょっと!」
「ナイスショット!」
さすが私!ナイス!
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