狐、始めました。

怠惰

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権力時代

アナ、学園入学

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~アナ視点~

 私は小さい時にお母さんに拾われて現在、この神々が集まる浮遊島に住んでいる。

 私はそれを初めて聞いた時にてっきりここが全ての神様が住む場所だと思っていると神様が住む場所は天界と言って別にあり、この島そのものがお母さんが作った家だと言われとても驚いた。

 お母さんは神様の中でも相当上位の神様だと私は勝手に思っている。だって他の神様達がお母さんに対して凄く腰低いときあるもん。

 私はお母さんに魔法とスキルを教わり、魔法が大好きになった。
 そしてこの日10歳を向かえ、早くも普通の子供は学園に入学することとなった。勿論、私も入学する。

 友達できるかな? 

 私はその日になっても結局お母さんに一度も勝てない
どころか一度も攻撃が通用しなかったよ。

 毎日挑んでいるけどそもそも存在自体が反則なお母さん。私はその事をアテナお姉ちゃんに相談すると

「いや~そもそもエラちゃんに攻撃当てられたら相当凄いよ? 世界取れちゃうよ?」

と返された。

 そんなこんなで現在私は、学園に行く準備をお母さんとアテナお姉ちゃんと一緒にしていた。

「荷物やっと纏まったね!」

「ん……後は髪をどうにかする」

「え~、髪はながしとけば良いじゃん」

「ん……それでもいいけど櫛で髪はとく」

 そう言ってお母さんが私の髪を梳かしていく。

 私は10歳になり身長が140センチ程。お母さんは見た目は150センチ位しかないため仲のいい姉妹の様に見える。

「そういえばエラちゃんって髪とか切らないの?」

 ふと、アテナお姉ちゃんがお母さんにそう聞いた。

 確かにお母さんの髪はとても長い。光加減で蒼にも見える銀髪を腰のあたりで一纏めにし、尻尾のような形に成っている髪の毛先は足首までとどいている。

「ん……。空狐は尻尾が無いから九尾や天狐の時のように溢れ出る妖力を尻尾に蓄えられない。だから空狐は髪に妖力を貯める。それは稲成空狐になった今でも変わらない。だから空狐は髪を切ると力が弱まる。そして私の場合、溜め込んだ妖力が以上に多い。だから切りたくても絶対に切れない」

 へぇ~、そうだったんだ。ここにはいろんな世界の本が集まっていて勿論空狐についての本もあったけどそんな情報は全く無かった。

 いや、当然か……。

 そもそも自分の弱点をそう簡単に話すわけない。お母さんの場合はもはや弱点と言えないので話してくれたのだろう。

 そういえば昔、お母さんの髪にぶら下がるのが好きだった記憶が有る。あれ、他の空狐の人にしたらブチギレられるのでは無いだろうか?

「ねぇ~お母さん。そういえばあの学園は何を学ぶの?」

「ん……彼処はこの世界で1番知識や技術が見につく学園。そこには数々の貴族や王族までもが入学してくる。しかも平民も入れる。入学試験で合格した者だけが入れる名門学園で、学園長は数万年生きている大賢者テルーノ。私がまだ仙狐だった頃一度だけあったことがあるけど中々強かった。最近中位神になったらしい。」

 私そんな所に入学試験受けに行ったんだ……。よく合格したな。
 因みに私は首席でクラスはSクラス。学園はD~SまでのクラスがありSクラス程優秀だ。

 そして今回はその国の姫と王子が入学してくるそうだ。
 その学院のある国の王は下位神なのでちゃんと神の事も知っているそうだ。仲良くなれるかな?

「大丈夫。序列的には私の方が圧倒的に上。見下されることはない」

「でも他の人にはお母さんのことどう言えばいいの?」

「ふふん♪ そう言われると思って人間社会でも私は地位を作っている。SS冒険者の銀姫って言えば通じる」

「エラちゃん……いつの間に……」

 アテナお姉ちゃんが呆れている。こんな感じの親馬鹿お母さんだけど全部が全部親馬鹿な訳じゃない。

 私がいけないことをしたら普通に怒る。て言うか怖いって次元じゃない。前にエンシェントドラゴンに襲われて死にかけたけどそれが可愛く思えるほど怖かった。

 だって空間歪むんだよ?

 背景に大狐が歯を抜き出しにしてるんだよ?
 私はあの時怖すぎて気絶した。

 その時はアテナお姉ちゃんがフォローしてくれて私はお母さんに全力で謝った。その時誓ったんだ。

 私はお母さんを絶対に怒らさない。

 明日は入学式。お母さんとアテナお姉ちゃんが来るらしい。

 勿論お母さんは人化して。私は明日が楽しみで寝られなかった。するとお母さんがそれに気付き尻尾の代わりに妖力の尻尾がついた銀色の小さな狐さんになって抱きまくらに成ってくれた。本当の大きさはこれの比じゃないらしいけど一度見てみたいな~。私はそのままふわふわでいい匂いのするお母さんを抱きまくらにしてスヤスヤ眠った。
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