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権力時代
入学式とクラス
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私が現在何をしているのかと言うと、この学園の全校生徒の皆の前に立っている。
その隣隣ではおじいさんがニコニコしながらこちらを見ていた。
流石は神。
その実力は正確に理解は出来ずも圧倒的な何かを感じる事はできる。
私はここで首席として誓いを立てた。
因みにその頃の記憶はすでに残っていない。
記憶に残っているのはいつにも増して目をキラキラさせたお母さんの姿だった。
入学式が終了すると私はお母さんと別れ、自身のクラスへと向かう。
広い校舎を移動して、やっと中に入るとたくさんの身分の高そうな人たちがたくさんいた。
「よ~し。全員集まったな。これから能力判定をするぞ。この水晶に触るとその者のレベルと体力、魔力が映し出される。じゃあまずは第二王子のベリオン。お前だ」
全員集まった事を確認した人の良さそうな先生はそう言って一人の少年を指名した。
因みにこの学園には王子や姫よりも先生の方が立場が上だというルールに成っている。だから、この先生の言葉使いで不敬罪などになりはしない。
【Lv32】【体力:800】【魔力:700】
「「「「お~!」」」」
「ふむ、流石は王子だな。次、第三王女ナタリー」
「はい。」
【Lv30】【体力:600】【魔力:900】
「「「「お~!」」」」
「ふむ、こちらも流石だな。次!」
そうしてぼ~っとしている間に次々と呼ばれていき最後が私の番だった。因みにこのクラスで平民は私だけ。
「ふふ、大したことないんじゃないの?(ボソ)」
「筆記で良い点とったからって調子に乗るなよ。(ボソ)」
絶妙に私だけ聞こえるようにそう嫌味が投げかけられる。果たしてそれがわざとなのか。もしそうだとしたらその技術に感動を覚える。
そんなどうでもいい事を考えながら私は水晶に触れた。
【Lv650】
【体力:45000000】
【魔力:700000000】
「「「「「「「へ?」」」」」」」
「な、何だと!? 俺の数値を超えるなんて!」
「こんなの水晶が壊れているに決まってますわ!」
「「「そうよそうよ!」」」
「どんなインチキ使った! このチビが!」
私に様々な罵倒が来る。肝心の先生の顔は真っ青だ。
実はこの水晶、古代に神々が自ら創り上げた神器で残念な事に私程度では偽装なんて出来ない。
更に表にはこの3つしか映し出せないがこの水晶を起動させるために魔力を流している者にはそのステータスの全容が見れる。
元々が神々がお遊びて造った魔道具だ。なので訳の分からない機能がある遊び心満載の神器でもある。
実用性は不明だが、この水晶は他にも連絡やびっくり箱、そしてライトにもなるらしい。
現在、水晶に魔力を流しているのは先生。そして先生は私のステータスを確認し、見てしまったのだろう破壊神の愛義娘と言う称号を……。
――お母さん……なんで早く教えてくれないの?
「やかましい!」
あの温厚だった先生がいきなり叫んだ。
「ここはどんな身分の者でも平等だ! 文句が有るなら力を付けろ! 今日のホームルー厶は終わりだ。今日はこれで終了。明日から本格的な授業が始まるから休むなよ。では解散!」
先生がそう言って風のように出ていった。あのまま行くと辿り着くのは学長室。
私の事を報告するつもりのようだけど……確かお母さんが学長と話をしてたはずだけど大丈夫だろうか?
~テルーノ視点~
儂は今、あの時の壮絶な緊張を思い出している。いや、今はまだ良い方か……。儂はこの方に2度と会いたくないから冒険者を引退して学園長になったというのに……何故ここに居るのだ!
「ん……それは私に義娘が出来たから」
普通に思考を読んできやがった。
儂は中位神に成って久しいが、あの闘技大会にてカオス様とエラ様の戦いを見た。
最後の方はエラ様がカオス様をフルボッコにしているようにしか見えなかったが、引き分けになった。
大迷宮で合った時も相当やばかったのに今ではやばいとか言う次元じゃない。
そもそもの話、なぜ実質全神々の中で実力はトップレベルのこの神が子育てなんぞやっとるんだ!
「……それは分からない。何故かアナを初めて見た時、私はこの世の神秘を感じた」
ぐぬぬぬぬ……確かに子供は宝と言うし、生命の誕生は奇跡とも言える。だが……
「……何だか……思ってたより……大丈夫そうだね。そろそろ話さない?」
「ああ、そうでしたな。儂……私めがエラ様をお呼びした理由はアナ様の扱いについてでございます」
「テルーノ……思考と会話では口調が違うね……。アナの扱いは他の者と一緒でいい。……特別扱いはせずに……この学園のルールでアナを扱って。……私がこの学園に求めるのはアナの健やかな成長……人間関係……命の尊さ……道徳心……技術……知恵……判断力……思考力。アナは私に無いものを持っている。……私は交友関係が……ものすごくすくない。でも……アナは皆から愛される。そんな……神になって欲しいの……」
「分かりました。我が学園にお任せください!」
学園長にはそれが本心から語られた言葉だとはっきり分かった。
そんな感じで世間話をしていると誰かがこの部屋に走って来た。エラ様は無反応だが絶対に気づいているだろう。
バターンと音とともにSクラスの担任を任せていた優秀な男が珍しく焦った様に部屋にノックもせずに入ってきた。
「学園長! 大変です!」
「どうした。ノックもせんと。」
「私のクラスに破壊神の愛義娘が紛れ込んでいました!」
「知っておるぞ。そもそも儂も知神テルーノと言う神だと知っておるじゃろ」
「破壊神ですよ!」
「大丈夫じゃ。破壊神様とは儂も交流が有る。因みにそこに座って居られる方が本人じゃ」
「へ!?」
「……私の娘をよろしく」
「え、え~!」
その隣隣ではおじいさんがニコニコしながらこちらを見ていた。
流石は神。
その実力は正確に理解は出来ずも圧倒的な何かを感じる事はできる。
私はここで首席として誓いを立てた。
因みにその頃の記憶はすでに残っていない。
記憶に残っているのはいつにも増して目をキラキラさせたお母さんの姿だった。
入学式が終了すると私はお母さんと別れ、自身のクラスへと向かう。
広い校舎を移動して、やっと中に入るとたくさんの身分の高そうな人たちがたくさんいた。
「よ~し。全員集まったな。これから能力判定をするぞ。この水晶に触るとその者のレベルと体力、魔力が映し出される。じゃあまずは第二王子のベリオン。お前だ」
全員集まった事を確認した人の良さそうな先生はそう言って一人の少年を指名した。
因みにこの学園には王子や姫よりも先生の方が立場が上だというルールに成っている。だから、この先生の言葉使いで不敬罪などになりはしない。
【Lv32】【体力:800】【魔力:700】
「「「「お~!」」」」
「ふむ、流石は王子だな。次、第三王女ナタリー」
「はい。」
【Lv30】【体力:600】【魔力:900】
「「「「お~!」」」」
「ふむ、こちらも流石だな。次!」
そうしてぼ~っとしている間に次々と呼ばれていき最後が私の番だった。因みにこのクラスで平民は私だけ。
「ふふ、大したことないんじゃないの?(ボソ)」
「筆記で良い点とったからって調子に乗るなよ。(ボソ)」
絶妙に私だけ聞こえるようにそう嫌味が投げかけられる。果たしてそれがわざとなのか。もしそうだとしたらその技術に感動を覚える。
そんなどうでもいい事を考えながら私は水晶に触れた。
【Lv650】
【体力:45000000】
【魔力:700000000】
「「「「「「「へ?」」」」」」」
「な、何だと!? 俺の数値を超えるなんて!」
「こんなの水晶が壊れているに決まってますわ!」
「「「そうよそうよ!」」」
「どんなインチキ使った! このチビが!」
私に様々な罵倒が来る。肝心の先生の顔は真っ青だ。
実はこの水晶、古代に神々が自ら創り上げた神器で残念な事に私程度では偽装なんて出来ない。
更に表にはこの3つしか映し出せないがこの水晶を起動させるために魔力を流している者にはそのステータスの全容が見れる。
元々が神々がお遊びて造った魔道具だ。なので訳の分からない機能がある遊び心満載の神器でもある。
実用性は不明だが、この水晶は他にも連絡やびっくり箱、そしてライトにもなるらしい。
現在、水晶に魔力を流しているのは先生。そして先生は私のステータスを確認し、見てしまったのだろう破壊神の愛義娘と言う称号を……。
――お母さん……なんで早く教えてくれないの?
「やかましい!」
あの温厚だった先生がいきなり叫んだ。
「ここはどんな身分の者でも平等だ! 文句が有るなら力を付けろ! 今日のホームルー厶は終わりだ。今日はこれで終了。明日から本格的な授業が始まるから休むなよ。では解散!」
先生がそう言って風のように出ていった。あのまま行くと辿り着くのは学長室。
私の事を報告するつもりのようだけど……確かお母さんが学長と話をしてたはずだけど大丈夫だろうか?
~テルーノ視点~
儂は今、あの時の壮絶な緊張を思い出している。いや、今はまだ良い方か……。儂はこの方に2度と会いたくないから冒険者を引退して学園長になったというのに……何故ここに居るのだ!
「ん……それは私に義娘が出来たから」
普通に思考を読んできやがった。
儂は中位神に成って久しいが、あの闘技大会にてカオス様とエラ様の戦いを見た。
最後の方はエラ様がカオス様をフルボッコにしているようにしか見えなかったが、引き分けになった。
大迷宮で合った時も相当やばかったのに今ではやばいとか言う次元じゃない。
そもそもの話、なぜ実質全神々の中で実力はトップレベルのこの神が子育てなんぞやっとるんだ!
「……それは分からない。何故かアナを初めて見た時、私はこの世の神秘を感じた」
ぐぬぬぬぬ……確かに子供は宝と言うし、生命の誕生は奇跡とも言える。だが……
「……何だか……思ってたより……大丈夫そうだね。そろそろ話さない?」
「ああ、そうでしたな。儂……私めがエラ様をお呼びした理由はアナ様の扱いについてでございます」
「テルーノ……思考と会話では口調が違うね……。アナの扱いは他の者と一緒でいい。……特別扱いはせずに……この学園のルールでアナを扱って。……私がこの学園に求めるのはアナの健やかな成長……人間関係……命の尊さ……道徳心……技術……知恵……判断力……思考力。アナは私に無いものを持っている。……私は交友関係が……ものすごくすくない。でも……アナは皆から愛される。そんな……神になって欲しいの……」
「分かりました。我が学園にお任せください!」
学園長にはそれが本心から語られた言葉だとはっきり分かった。
そんな感じで世間話をしていると誰かがこの部屋に走って来た。エラ様は無反応だが絶対に気づいているだろう。
バターンと音とともにSクラスの担任を任せていた優秀な男が珍しく焦った様に部屋にノックもせずに入ってきた。
「学園長! 大変です!」
「どうした。ノックもせんと。」
「私のクラスに破壊神の愛義娘が紛れ込んでいました!」
「知っておるぞ。そもそも儂も知神テルーノと言う神だと知っておるじゃろ」
「破壊神ですよ!」
「大丈夫じゃ。破壊神様とは儂も交流が有る。因みにそこに座って居られる方が本人じゃ」
「へ!?」
「……私の娘をよろしく」
「え、え~!」
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