狐、始めました。

怠惰

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神と世界

天界

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 私はあの時アナを救出できず、とてもキレていた。天界のカオスのいる場所に転移する。

「ん? どうした? エラよ」

「アナが攫われた」

「取り返せば良いではないか」

「私一人じゃ無理」

「む?」

「あれは神を越えた何か。私一人じゃかなわない」

「どういう事だ……」

「取り敢えず連絡手段はある」

 私達はアナの魔力と繋がった化身の音を拾う。アナと繋がりアナと会話をしようとしたら奴が来たようだ。化身をアナの魔力に戻す。
そこから聞こえた話は私達を驚愕させるのに十分な会話だった。

「アナ……こんなに立派になって……」

「確かにそうだが、今はそんなボケを言っている暇ないぞ」

「ん……全神々で行く」

「いや……いくらなんでも」

「それでも勝機は薄い。予定や管理なんて今はいい。なんせこれに負けたらこの世界は消える」

「確かにな。いいだろう。だが場所はわかるのか?」

「分かる。だから私があそこまでの情報次元以外の概念を破壊し、突撃する」

「はぁ、勝ったとしても修復が大変そうだな」

「そうだね」

「他人事だと思って……まあいい。 ❴全神々に告げる。今すぐ天界に帰還せよ。この世界存続の危機だ。詳しい話は後でするから今すぐ来い。時間がかかりすぎるとこの世界が消滅する。❵」

「権能【意思】?」

「そうだ」

 そうしてそう時間がかからないうちに続々と天界に神の気配が集まる。

「では説明しないとな」

 私達は塔の最上階に行き、神々に今知った情報を教え、戦いの準備にうつった。明日、あそこに突撃する。この戦いが終わったあと勝っても私達の被害はとんでもないことになるだろう。知り合いの神もたくさん消滅するだろう。

 それでもやらないと私達は消滅する。私は家に戻り、眷属を全員集めて連れて行く。そこらの神よりも戦力になるだろう。



私達は次の日、天界に集まった。他の神々も眷属を連れてきている。

「じゃあ……行くよ」

 私はありったけの神力を使い、距離を消滅させる。

【破壊】

 空間に大きな穴が空き、そこからまるで待機していたかのようにすぐさま無数の異型の生物が湧き出てくる。一つ一つ上位神並の強さ。

「行くぞ!」

《おおー!》

 私は本来の姿になる。私の他の神も魔物から神になったものは姿を戻している。異型の生物を散らすために音魔法で、この空間の全ての音の振動を斬撃にする。味方には当たらないように調節。

「数が多いね。」

「ふむ……これは広範囲権能が一番か?」

「あの異型は不死性は無いね」

「なら……」

【天変地異】

 カオスが権能を使い、目の前に天変地異が起こる。異型の生物は次々に飲み込まれ数を減らしていく。

「カオス様! こちらは我々最上位神以外のの者にお任せください!」

「分かった。最上位神よ! 行くぞ!」

 私達は穴の中に入っていく。最上位神はあれから増えて1500近く居る。
 度々何故か下位神が襲ってくるが我々からしたらそんなの蝿がたかるくらいにしか思えない。しばらく進むととても大きな惑星についた。

「あれか?」

「ん……あそこからアナの気配を感じる」

「よし、ならとつげk」

「予想より早く来たね」

 惑星から三対の黒の翼を持つ男が現れた。その内に秘められた力は得体のしれない何かが感じられた。

「アナをさらったのと同じ感じ」

「そうだよ。よくここがわかったね。情報次元をまたいで平行世界から更に別次元の精神世界を越えた先にある空間なんだけど流石に情報次元以外全てを破壊して来るとは思わなかったよ」

 男がそう言っている間に私達は全員警戒状態となり、男を包囲する。

「フハハハハ! そう警戒するな。そうだな……こい! 架空の神王!」

 目の前の空間が割れ、そこから説明し辛い異型の化物。その力は最上位神何柱分だろうか…。

「さぁ! やろうか! 我は永遠の極楽を作り直すために! 君たちは世界の存続のために!」

 その言葉が合図となり、私達はお互いに攻撃を開始した。
 私とカオスはルーラーを。他は異型の化物を。

【消滅】

 私はルーラーに向けて権能を使う。

【システム:無効化】

 私の権能が無効化される。カオスも攻撃しているがすべて無効化される。

「くっ……」

「フッ、所詮その程度よな」

 私達は一瞬で吹き飛ばされる。何でもありか? その能力。私達はすぐに起き上がるがルーラーは次の攻撃をしてくる。全く攻撃が通じない。

――なら……。

「オリジン魔法起動…対象ルーラー…適合…カオス…認識補正…最適化…失敗…適合…エラ…最適化…成功…オリジンスキル…世界叡智…起動失敗…適合者エラの妖力を対価に補正…成功…オリジンスキル…世界操作…確認…情報次元とリンク…失敗…適合者エラの魔力を対価に補正…成功…情報次元とリンク…システム干渉…失敗…適合者エラの神力を対価に補正…不足…適合者エラの総合能力を対価に追加補正…成功…発動条件クリア」

「おい…エラ。オリジン魔法っていや、自分だけの魔法の事だろ?何なんだその明らかにやばい魔法は……」

「なんだと!? それは我の領域だぞ!」

【代償魔法=コピー:対象❝システム❞】

〘破壊神王エラは自身の魔力、妖力、神力、総合能力を代償にシステムを習得…完了しました。称号、神を越えし者を獲得しました。〙

【システム:復活】

 私の代償にしたものとすべての神々が蘇る。

「これで貴方と同じだね」

「化物異常に化物してるね、君」

【システム:消滅❝対象ルーラー❞】

【システム:無効化】

【【システム:システム干渉無効化】】

 この瞬間お互いにシステムが使えなくなった。

「やってくれたな小娘……」

「システムに頼ってきた貴方は、ゴリゴリの武闘派二人に勝てるかな?」

ここで世界最大最後の神話戦争が火花を散らした。

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