民間軍事警備会社 防人

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臨検

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【臨検】
行政機関の司法警察員が法規の遵守状況や不審点の確認のために、現場まで出向き立ち入り検査すること。
一般に船舶の立入検査を指すことが多い。

国連海洋法条約に基づく行為。軍艦が、公海上で海賊行為といった重大な犯罪行為を行っている船舶に対し、公海上で強制的に立入検査、警察活動することを指す。
ただし他国の軍艦に対してはこの権利を行使することはできない
警察活動としての臨検や犯人制圧などに特殊部隊が編成されていることもある。



2月7日
0400
防人基地 ブリーフィングルーム
「ブリーフィングを始める。」
 説明するのは、毎度おなじみ作戦運用指揮官の新井美郷だ。
 ブリーフィング室には防人の隊員が各々席に座り聞いていた。
「今日より一週間前、NK国より出港し南米のC国などに向かうコンテナ船1隻。今回はこのコンテナ船がターゲット。衛星で監視中だったところ、コンテナ船に武器が積み込まれていることが確認され、怪しい動きもあった。一昨日には、海上自衛隊P-1哨戒機が発見し、監視、撮影した。衛星でも確認していたけれど、武装した船員を確認。コンテナには銃器や違法薬物などの密輸、不法移民などが乗っていると予想されている。しかもその船が日本海を航行、日本にも寄港して、積み降ろしをするらしい。これを受けて、海上自衛隊と海上保安庁と協力して臨検をする。もし、日本海を出る場合は、防人とアメリカ海軍との共同作戦になるから、よろしく頼むわね。」
 忘れてはいけないのは、新井美郷は女性である。
「情報収集は続ける。今回の目標は、臨検して犯罪行為をしていないかの確認。海上保安庁の警察活動を支援すること。彼らが安全に活動できるようにすることよ。」
「出撃する部隊は、鯱隊、飛龍隊、守護隊。海自や海保からも艦艇や部隊が派遣してくれる。幸運を。」

1000
日本海 
防人部隊
 民間軍事警備会社防人のAH-64Eガーディアン3機、MH-60Mブラックホーク6機の編隊が日本海を飛行していた。ブラックホークには鯱隊が搭乗している。

 鯱隊は、ヘリや高速ボートによる不審船への臨検、移乗強襲、武装解除及び無力化であったり、潜水、空挺降下、野戦、森林戦、市街戦等の地上戦にも対応できる。アメリカ海軍のSEALsや海上自衛隊のSBUのような存在だと認識してもらっていい。
 防人には4つのヘリ部隊がいる。
 MH-60M、MH-60L DAPで編成されているのが飛龍隊(MH-60M:ドラグーン/MH-60L:リッター)。
 AH-64Eガーディアンで編成されている守護隊(ガーディアン)。
 MH-47Gチヌークで編成されている騎兵隊(パラディン)。
 AH-6、MH-6 リトルバードで編成されている流星隊(AH-6:メテオ、MH-6:スター)。
 なお、防人にはオスプレイはない。理由としては、そもそも東京都と埼玉県の県境に基地があるため、オスプレイは目立つ。日本国内でオスプレイはアメリカ軍や陸上自衛隊が運用しているが、日本ではいい意味でも、悪い意味でも、オスプレイは有名である。様々な点を受けて防人はオスプレイはない。

「海自のSBUと海保のSSTを乗せたヘリ、ボートも接近している。先陣は俺達だ、気を引き締めろ。」
『オーバーロードよりオルカリーダー。海保の巡視船が目標に対して停戦命令及び臨検を呼びかける。そしたら突入を。』
『了解した。オルカ、アウト』
 機内には完全武装した鯱隊の隊員が乗っている。
 機内からは、目標のコンテナ船1隻と海上保安庁の巡視船がいることが分かる。周囲には鯱隊が乗るブラックホークと護衛のアパッチが飛行している。ブラックホークにはドアガンを設置しているが、万が一に備えての対応するためにアパッチがいる。最悪の場合はコンテナ船のブリッチを破壊する。海上自衛隊の艦艇もその備えがなされている。
『オーバーロードより総員へ、目標が停船した。臨検を開始せよ。』
 ブリッチの上などにブラックホークが高度を低くしてホバリングし、ファストロープが投げられる。
 合図で素早くファストロープ降下していく。
 
 降下方法には3種類ある。
 ホイスト降下、ラペリング降下、ファスト降下。
 ホイスト降下はレスキューで使うことが多い。ホイスト装置で隊員を吊って上げ下げし、速度を調整することができるため、ゆっくりと慎重な降下が可能。しかし、迅速な降下が不可能なため戦闘向きではない。
 ラペリング降下は、ロープやカラビナを操ることで、その摩擦により降下速度を調整する方法。各段に早いスピードで降下することができ、降下速度を調整できるので高い場所からでも降下可能。しかし、準備と離脱に時間が掛かる欠点がある。ロープの摩擦を利用するため、決められた手順や結び方でロープやカラビナを用意する必要があり、降下後には解除する必要がある。降下速度の調整を誤ったり空中で正しい姿勢を保てないと降下途中で停止して身動きが取れなくなることがある。
 ファストロープ降下は、手と足の力だけで降下する方法。一回り太い特殊なロープを地面に降ろして、それを伝って隊員する。命綱の類は一切取り付けず、準備が必要なく、複数の隊員を短時間で素早く展開させるしかし、命綱なしでという非常にハイリスクでもある。手を離せば、お分かりいただけるだろう。

AH-64Eガーディアン ガーディアン2-1
『ドラグーン21、部隊降下完了。警戒ポジションに移動する。』
『ドラグーン22。ポジションへ移動。』
『オスカー2-1、3-1、合流完了。』

 MH-60Mブラックホーク6機の内、3機がオスカー隊の降下を終えてコンテナ船から離れた。その後も、次々とブラックホークから隊員が降下していき、ブラックホークが離れる。残り2機だ。
 降下中もすでに降下を終えている鯱隊は、甲板やブリッチの確保をしていく。特にコンテナ船を再度動かさないようにブリッチを優先して確保し、安全にする。また、降下中は降下中の隊員を含めて、ヘリもほとんど無防備だ。ガンナーやアパッチの援護もあるが、降下中は危険だ。ヘリのパイロットやガンナー、アパッチにも死角はあり、降下中の隊員が無事に降りているかの確認もある。特に安全が確保されてない交戦中、行動中は厳しい。

 映画『ブラックホーク・ダウン』を知っているだろうか。ここ最近ではゲームにもなっており認知している人も多いのではないだろうか。そんな映画の元になったのが、『モガディシュの戦闘』だ。
 詳しい内容は省くが、作戦開始直後、レンジャーがヘリから降下時のこと。ブラックホーク、スーパー61より降下中にソマリアの民兵がRPGを発射。ブラックホークに乗っていた隊員が気づき、パイロットが回避したため被弾、撃墜にはならなかった。しかし、ファストロープ降下中の隊員が落下、負傷した。また、その後に撃墜されたブラックホーク、スーパー61の墜落地点に別のブラックホークから隊員を降下中にもRPGに狙われた。この時はパイロットが早期に発見しガンナーによってRPGを持つ民兵は無力化された。

 安全が確保されてない場所でのヘリから部隊が降下時は無防備である。隊員もだが、ヘリのパイロットらも命懸けだ。そんな中で彼らを援護するのが、戦闘ヘリのアパッチだ。

 船の構造は複雑でありつつ、影や死角も多い。そして、コンテナ船には文字通り、大量のコンテナを積んでいる。コンテナの影に隠れていれば、敵がいた場合の対応は難しい。早期発見ができるのが、理想だ。
人影が複数。ドローンによる監視ではブリッチ付近に集結しつつあり。船員と見られる。武装なし。

『ドラグーン23、移動する。』
 その時だった。ドラグーン25の報告を遮るように全部隊に叫んだ。

『ドラグーン25、部隊降下完了、りd---。』
「総員へ、RPG!!」
「機関砲発射!」

 コンテナの影にRPGを持った敵がいた。 
 RPGが発射されたが、どのヘリにも被弾せずに済んだ。
 
 戦闘態勢に移る。

 アパッチの持つM230機関砲から放たれた機関砲弾が敵に向かう。

 血飛沫を上げて倒れる姿を確認。
  
 高度を少し上げると同時に至る所から閃光が光り、機体に煙を出しながら飛んでくるRPG、BB弾を車両に当てたような音を出し、不愉快な銃弾が飛んでくる。
【舐めやがって、オスカー隊はブリッチに目指す! ガーディアンは援護を!!』
「ガーディアン了解。ドラグーンは距離を少し取れ、RPGに注意。ガーディアン各機は脅威を排除し、オスカーを支援する。」
『ツー、了解。』
『2-3、ラジャー。』
 
 味方のオスカーに誤射しないように、オスカーを支援していく。攻撃しなくても、誘導で支援する。

 ブリッチに降下していたオスカー4-1から支援要請がきた。
『ガーディアン、こちら4-1。ブリッチを確保したいが反撃で突入できない。』
『こちらオルカ0-1。ブリッチから攻撃を受けている、支援を要請。』
「ガーディアン2-1が対応する。2、3はそのまま待機。やってやるぞ。」
 操舵室には敵が複数いた。船全体には、機関銃陣地へと細工しており、オルカは降下地点から動けていなかった。RPGを待つ敵も少し増えてきた。
 アパッチは前後に並んで乗る前席にガンナー兼副パイロット、後席にパイロットという配置である。

 前に座るガンナーが操舵室を見る。
 ガンナーが見る動きに追従して、機関砲が操舵室に向けられる。
 これでトリガーを引けば、いつでも撃てる。
 そう、これだけだ。

 アパッチのM230 30ミリ機関砲の搭載弾数は最大1200発で、最大射程は約3000メートル。
 操作用レバーによって操作するが、パイロットとガンナーのIHADSSというシステムがヘルメットに装着され、右目の前に情報やセンサーが表示される表示装置を取り付けることで、ガンナーとパイロットは、ども方向を向いていても、各種情報を瞬時に読み取れ、操作ができる。中でも、TADSというセンサーは、ガンナーのヘルメットと連動しており、ガンナーが見た方向に機関砲が動く。ある動画配信サイトには、その動きが分かる動画があるので、探して見てみるとより分かるだろう。
 M230 30ミリ機関砲は、厚さ25ミリの装甲を突き破る威力がある。

「発射。」

 発射速度は毎分625発。
 自衛隊の総合火力演習に行ったことがある人なら実際の音が分かるだろう。
 
ドドドドド。

 空気を切り裂く音と共に、重低音が響く。
 操舵室の窓が、いとも簡単に割れていき、窓や操舵室を赤く塗装していく。
 左から右に。右から左へ。
 花壇の水やり、ホットドッグのケチャップをかけるような動き。
 淡々と撃っていく。
 敵を一掃して、移動。別の場所の敵を掃討。

「発射。」
 赤く塗装していく。

「撃ち方やめ。オルカ、こちらガーディアン2-1。ブリッチの掃討完了。
『オルカ0-1、了解した。支援感謝、移動する。』

オルカ0-1 
『ガーディアン2-3は補給のため一時離脱する。』
『オスカー2、船内に突入開始。』
 オルカ隊は船内に突入していく。抵抗は少なく、スムーズに進んでいった。
 

 ブリッチや機関室、格納庫、船員室。見落としのないように何度も確認していった。
 確認中には、海上自衛隊と海上保安庁の特殊部隊が到着し、鯱隊と共に臨検していく。
 
 最終的には。
 コンテナ船を無力化した。
「総員へ、クリアだ。船は無力化した。」
『各員、捜索に移行せよ。」

案外、あっという間。
呆気なかった。船内にいた敵の練度は、低かった。
 
1200
 船内には特にない。あるのは敵の持っていた銃だけだった。
「情報では密輸の銃に、違法薬物、不法移民などを積んでいるんじゃなかったのか?」
「こちらが聞きたいくらいだ。情報源はどこの誰からだ?」
 この作戦においての情報源は、1つは衛星。アメリカ軍、CIAといった機関の偵察から。2つ目は、現地協力者と現地偵察員。3つ目は、海上自衛隊や海上保安庁の監視。これらの情報を集積、整理してから、民間軍事警備会社防人、海上自衛隊と海上保安庁の部隊が臨検することになったのだ。
 衛星、監視だけでなく、現地で偵察している人間や現地の協力者での目視での確認もしている。違法なものは、ないということは絶対にない。
「オーバーロード、見つからない。尋問しようにも敵は全員殺ったし......。」
『こちらオーバーロード。本当に見たの?』
「......まさか、コンテナも全部か。」
『当然でしょ? 頼んだわ。』
「......オスカー指揮官から総員へ。甲板と格納庫にあるコンテナも確認するぞ!」

格納庫 
オルカ0-1
「SBUが違法薬物をたんまりと見つけたってよ。」
 コンテナには何も入っていないものもあったが、細工して隠しているコンテナもあった。銃器には、よく紛争地域で見られるようなロシア精のAKやRPGの他にも、どういうわけかM4やM240といった西側系の銃器もあった。違法薬物、麻薬、覚醒剤に関しては、定番の種類が大量に見つかった。しかし、情報にあった不法移民はまだ確認できていない。
「開けるぞ。」
「援護する。」
 チェーンカッターでチェーンを切断する。この作業を続けて、コンテナ10個目だ。なんだか気分が悪い。
 チェーンを切断して、コンテナを開ける。

「うっ。」
 開けてすぐに閉めた。
 臭いがした。
 どう言えばいいのだろうか。 表現できない。
 言うとしたら、嗅ぎたくもない。
 二度と感じたくもない。

 耐えきれずに、ガスマスクを装着した。
 サイドアームのM17をホルスターから抜き取り、ライトを点灯させる。
いた。
「......うっ。」
 耐えきれずに少し離れて、吐いた隊員もいた。
 
 複数。数を数えるのも辛い。不法移民と思われる人間がたくさんいた。服はボロボロ。色んな臭いが充満していた。それが何なのかは知りたくもない。
 どこ出身なのか分からなかったので、日本語や英語、中国、朝鮮語などを使って質問する。
 臭いはキツイが、やるしかない。
 
 すると。
「グレネード!!」
 コンテナにいた人間の数人が、殺傷のフラググレネードを持っていた。
 ピンを抜いた状態だった。
「伏せろっ!」
 コンテナから急ぎ離れ、身を守る。
 少ししてから複数の爆発。
 あの異臭から、血と火薬の臭いが充満する。
「クソが。」
 口も鼻も、気持ち悪いのがこびりついている。
 喉が酸っぱい。胃酸が上がってきているのだろう。ガスマスクを外して、唾を吐く。
 近くにいたチームが慌てて走ってくる。肩を借りて、外に出る。
 そしてようやく、吐くことができた。

オルカ2-1
「自爆ですかね。捕まって、元の国に帰るくらいなら死ぬと?」
「分からない。だが、命懸けだったんだろうな。どういう思いだったかは知らんが。」
 報告と証拠用の写真を撮影する。
 コンテナを閉めて、臭いを遮断する。
「......警戒していくぞ。」
「ラジャー。」
 その後も、臨検の作業を続けていく。
 メンタルは既に、疲弊していた。

1215
コンテナ船甲板
「よし、コンテナ船曳航準備。押収品の一部をヘリとボートで運ぶ。」
「不法移民搬送用のヘリを要請、LZ着陸地点確保はしている。」
 抵抗してきた要員は無力化し、不法移民をヘリで本土に搬送させることになった。搬送用ヘリは、近くの航空自衛隊小松基地に待機している防人のMH-47G、航空自衛隊のCH-47で搬送する。しかし、不法移民の多くはアジア、アフリカ系。全員痩せ細り、食事もしていない様子だった。
「しかし、今後が大変だな。不法移民の対応、NK国との関係。考えただけでも、面倒くさい。」
 NK国と日本、世界の関係は、冷え切っていた。軍事力拡大、弾道ミサイルや大量破壊兵器の保持、増大させており、周辺地域と世界に緊張を走らせている。中には、見え見えで関係を作っている国もいるが。
 海上自衛隊と海上保安庁の特殊部隊は、押収品の一部をボートとヘリに積み込み、先に撤収していた。
「パラディン3-1、3-2を確認。護衛のガーディアンもだ。」 

パラディン3-1(防人、MH-47G)
「オルカ5、こちらパラディン3-1だ。LZを確認、着陸する。ハッチを開けよう。」
『3-2は待機する。』
 コンテナ船の空いている場所があり、そこに誘導の鯱隊がいた。
 赤いスモークがある場所が着陸地点だった。
 着陸と言っても、機体後方のみを着陸させるだけであって、完全には着陸していない。ちょっとした技をしている。
 
 数分後には不法移民を乗せて、押収品の一部も積み終えた。
 3-2の作業が終わり、3-2が離陸するのを確認したと同時に、
 
 いきなり、ミサイル警報装置の警報音が鳴り響いた。
 どこからか、ミサイルが発射されて、この機体に向かっている。
「み、ミサイル警報!」
「フレア、チャフ!  か、回避するッ!」
 
 レバーを操作した途端。

 何も聞こえなくなった。
 何も見えなくなった。

 海上自衛隊 FFM-5やはぎ
 従来の護衛艦とは異なり、コンパクトかつ多機能艦艇。
 艦種記号は、フリゲートを表す「FF」に加え、多目的と機雷の頭文字の「M」を合わせた「FFM」という新しい記号を採用された、もがみ型護衛艦。
 そんな”やはぎ””は、もがみ型護衛艦の5番艦。艦名は長野、岐阜、愛知3県を流れる「矢作川」に由来。今回は、部隊の輸送や押収品の回収支援などのため舞鶴基地から派遣された。
「か、艦長! 防人のヘリが撃墜されました!」
「何が起きている.....ミサイルみたいなのが見えた気がするが。」
「艦長、司令部より緊急で連絡が。」
「読み上げろ。」
「こ、航空自衛隊が探知した未確認戦闘機が急速にそちらに向けて接近中。アンノウンは、超低空飛行だと思われる。状況によっては、撃墜を許可。......以上です。」
「は? 待て待て、どういうことか。アンノウン? 撃墜?」
 
 日本は勿論、世界は、各国が国土防空上の必要性から領空とは別に設定した防空識別圏ADIZを設定している。日本の防衛省では、防空識別圏に侵入する全ての航空機に対して位置報告と飛行計画の事前提出を求めている。これを怠った航空機は自衛隊が対応する。
 
 防空識別圏における識別不明機に対する対応手順は......
 1.早期警戒機・レーダーサイトなどが、防空識別圏に接近している識別不明機を探知。
 2.提出されている飛行計画と照合。
 3.レーダーサイトが当該機に航空無線機、国際緊急周波数121.5MHz及び243MHzで”日本国航空自衛隊”であることを名乗り、英語又は、当該国言語で領空接近の通告を実施。
 4.戦闘機をスクランブル発進。目視で識別。
 5.戦闘機からの無線通告。領空侵犯の無線警告、当該機に向けて自機の翼を振る。対象機への母国語での警告。信号弾又はフレアを発射するなどの警告を実施。
 領空侵犯機を日本国内の空港に強制的に着陸させることを試みる。
 自機、僚機が攻撃された場合、国土や船舶が攻撃された場合は、自衛戦闘を行う。

そもそも、空自は何をしてるんだ。作戦参加中の各部隊に連絡、海保と防人にも連絡。それと、撃墜されたことを司令部にも報告、救助する!

オルカ0-1
「ヘリが撃墜された!」
「状況報告!」
 MH-47Gが2機、ミサイルによって撃墜された。
 友軍の艦艇からの攻撃ではない。では、誰が、どこからやったんだ? いや、それよりも救助と情報を整理しないと。
 コンテナ船には鯱隊しかいないが、それでも多くの隊員が残っている。攻撃してきたのが戦闘機でも、軍艦でも脅威となる。
「隊長! 司令部によると、低空飛行で接近してきた戦闘機が近くにせっ......。」
 突如、戦闘機の爆音が一体に響いた。
 そして黒い機体が上空を過ぎ去った。
「あ。」
 見上げる。
 感情は、
 
 絶望。

 複数の爆弾が---。



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