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第八話
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サロンは貴族科のある校舎の最上階にある。
下級貴族用、上級貴族用そして、6公家用と別れていて今回はもちろん6公家用のサロンを使用する。
もちろん、それぞれ別れてはいるが招待されれば男爵家の者が上級貴族のサロンに行くことも可能よ。
さてこの学園ではお昼休みがたっぷり二時間ほどある。
それもあってわりとのんびりと昼食を取ってからサロンまで来た訳だけど。
ルカがサロンの扉をノックし、入室の許可をもらう。
「わざわざご足労願って申し訳ない。」
あら? てっきり従者がや対応してくれるのかと思っていたら、リーヴィス様ご自身がとは。
「まあリーヴィス様ありがとうございます。」
私が出迎えの礼を言うと、リーヴィス様は目を伏せ謝罪してきた。
「いえ、本来であればこちらから出向くのが礼儀でありますが今回は……」
まあ彼らによってヴラドは吸血鬼の祖である訳だし、畏まるのも分かるんだけどねぇ。
見ると全員が立ち上がって軽く頭を下げている。
そして、スッとハルト王子がこちらに歩いてきたと思ったら深々と頭を下げて来た。
「今朝の態度は申し訳ありませんでしたっ! 他の者の眼もありましたので混乱を招きかねないかと思い……」
うむむ、これはマズイわねえ。
彼らにこんなへりくだった態度を取られて、誰かに見られようものなら私の学生生活が大変な事に。
”まあご覧になって? ヴァネッサ様ったら殿下達にあんな態度を取らせて……” とか。
”花嫁の権力で彼らをいいように使うなんてなんて恥じらずな……” とか。
”傅かれていい気になってますわね。 なんてふしだらな!” とか言われてしまう!
こ れ は い け な い !
「殿下、ならびに皆様。 どうか私に対してはこれまでと同様で願いますわ。」
「いやしかし、それでは神祖様に対して!」
はいはいどうどう。 私は殿下をなんとかなだめながら話を続ける。
「皆様のお考えも分かりますが私にも立場がございます。 皆様とのやり取りを知らない者に見られたら、私は希代の悪女としてささやかれますわ。」
「しかしそれなら神祖様のお力を皆に見せれば。」
なおも言い募る殿下にどうすれば納得するのか思い悩む。
しかしそこでヴェントール様が口をはさんできた。
「少しは頭を働かせろバカ王子。 みだりに神祖様のお力をひけらかす物ではない。」
バカ呼ばわりされて殿下が鼻白む。 続けてリーヴィス様が王子に話しかける。
「殿下、事はそう単純な物ではないんだ。 事は国際情勢にも関わってくる。」
そう言って難しい顔をするリーヴィス様。
まあいきなり我らの祖が現れましたー。 花嫁だった子がそうでしたー。とか言われてもねえ。 それも吸血鬼でないと祖かどうかなんて分からないし。 ニンゲンからしたら口づけの義の前に花嫁をヴァンパイア化させたとか思われそう。
現在、この国では人間を吸血鬼にする事は硬く禁じられているのよ。
唯一の例外が花嫁ね。
これは吸血鬼化の成功率がとても低いという事、そして他の国からすれば化け物を生み出す行為にしか見えないと言う事などがあり、かなり昔に禁止されたのよね。
ちなみに花嫁の吸血鬼化は100%成功である。
続編の短編にあったように、花嫁じゃなくなったアリシアが口づけの義で死んだのはそれが理由だろう。
とまあそう言った事を殿下に説明するリーヴァス様。
「それにその際帝国がどう動くか。 これが予想がつかない。」
……ああ、それがあったわね。
今は私が人間だと思っているからかわいがっていただけているけど、私が吸血鬼になったと知ったら皇帝陛下がどう出てくるか。
とまあそんな訳でなんとか納得してもらい、私に対してはこれまで通りとなった。
やれやれ助かったわ。
「では遅くなりましたが現状報告を。」
それぞれ席に着いたタイミングで、リーヴィス様が書類を取り出しながらそう切り出してきた。
「まずアリシア嬢ですが、現在は東のザメラン修道院に護送中です。」
ザメランって令嬢の墓所とか言われるあそこ?
うへえ、アリシアあわれ……
まあ花嫁を騙るのは重罪だから、死刑にならないだけましなのかしら?
「なお取り調べでの供述ですが……」
と、そこで困ったような顔をする。
「どしたのー?」
今までお菓子をボリボリ食べてて、会話に入ってこなかったサヴェリス様がリーヴィス様に尋ねる。
「あー、ええ、その供述ですが、彼女自身はサマナンとの共謀ではないと、少なくとも自分では思っていたようです。」
「サマナンが上手く誘導していたって事か?」
ヴェントール様が珍しい事ではなかろうと言った。
それにリーヴィス様は首を横に軽く振ると口を開く。
「彼女はおかしなことを言っていたらしい。」
「おかしな?」
「お菓子おいしーよー!」
「サヴィ、ちょ、ちょっと静かに。」
ラヴィリス様がサヴィリス様のお口を慌てて塞いでいる。
それを横目で見つつ続ける。
「彼女によると、自分はこの世界のヒロインであると。 そんな自分にこんな事をして神から天罰がくだるとそう言って暴れだしたそうだ。」
それを聞いてハルト王子が呆れたように嘆息した。
「なんだよヒロインって? 演劇スターのつもりか。」
ヴェントール様も皮肉げに言う。
「神、神ねえ。 蛮族のなんとやら言う神なのか。 それとも西方聖公国のヤーマ・ヤーマだったか? の神か?」
うちの国には国教はない。
そもヴァンパイアが神のごとく崇められているのだから当たり前だが。
そのヴェントール様の言葉にまたしても首を振りリーヴィス様は続ける。
「そこらへんは本人にもあやふやで要領を得ないんだ。」
そしてその後、全員の呆れたような雰囲気を払拭する事をリーヴァス様が投下した。
「そしてこれは最新のニュースだ。 サマナンが逃亡した。」
なんですとっ!?
続く
下級貴族用、上級貴族用そして、6公家用と別れていて今回はもちろん6公家用のサロンを使用する。
もちろん、それぞれ別れてはいるが招待されれば男爵家の者が上級貴族のサロンに行くことも可能よ。
さてこの学園ではお昼休みがたっぷり二時間ほどある。
それもあってわりとのんびりと昼食を取ってからサロンまで来た訳だけど。
ルカがサロンの扉をノックし、入室の許可をもらう。
「わざわざご足労願って申し訳ない。」
あら? てっきり従者がや対応してくれるのかと思っていたら、リーヴィス様ご自身がとは。
「まあリーヴィス様ありがとうございます。」
私が出迎えの礼を言うと、リーヴィス様は目を伏せ謝罪してきた。
「いえ、本来であればこちらから出向くのが礼儀でありますが今回は……」
まあ彼らによってヴラドは吸血鬼の祖である訳だし、畏まるのも分かるんだけどねぇ。
見ると全員が立ち上がって軽く頭を下げている。
そして、スッとハルト王子がこちらに歩いてきたと思ったら深々と頭を下げて来た。
「今朝の態度は申し訳ありませんでしたっ! 他の者の眼もありましたので混乱を招きかねないかと思い……」
うむむ、これはマズイわねえ。
彼らにこんなへりくだった態度を取られて、誰かに見られようものなら私の学生生活が大変な事に。
”まあご覧になって? ヴァネッサ様ったら殿下達にあんな態度を取らせて……” とか。
”花嫁の権力で彼らをいいように使うなんてなんて恥じらずな……” とか。
”傅かれていい気になってますわね。 なんてふしだらな!” とか言われてしまう!
こ れ は い け な い !
「殿下、ならびに皆様。 どうか私に対してはこれまでと同様で願いますわ。」
「いやしかし、それでは神祖様に対して!」
はいはいどうどう。 私は殿下をなんとかなだめながら話を続ける。
「皆様のお考えも分かりますが私にも立場がございます。 皆様とのやり取りを知らない者に見られたら、私は希代の悪女としてささやかれますわ。」
「しかしそれなら神祖様のお力を皆に見せれば。」
なおも言い募る殿下にどうすれば納得するのか思い悩む。
しかしそこでヴェントール様が口をはさんできた。
「少しは頭を働かせろバカ王子。 みだりに神祖様のお力をひけらかす物ではない。」
バカ呼ばわりされて殿下が鼻白む。 続けてリーヴィス様が王子に話しかける。
「殿下、事はそう単純な物ではないんだ。 事は国際情勢にも関わってくる。」
そう言って難しい顔をするリーヴィス様。
まあいきなり我らの祖が現れましたー。 花嫁だった子がそうでしたー。とか言われてもねえ。 それも吸血鬼でないと祖かどうかなんて分からないし。 ニンゲンからしたら口づけの義の前に花嫁をヴァンパイア化させたとか思われそう。
現在、この国では人間を吸血鬼にする事は硬く禁じられているのよ。
唯一の例外が花嫁ね。
これは吸血鬼化の成功率がとても低いという事、そして他の国からすれば化け物を生み出す行為にしか見えないと言う事などがあり、かなり昔に禁止されたのよね。
ちなみに花嫁の吸血鬼化は100%成功である。
続編の短編にあったように、花嫁じゃなくなったアリシアが口づけの義で死んだのはそれが理由だろう。
とまあそう言った事を殿下に説明するリーヴァス様。
「それにその際帝国がどう動くか。 これが予想がつかない。」
……ああ、それがあったわね。
今は私が人間だと思っているからかわいがっていただけているけど、私が吸血鬼になったと知ったら皇帝陛下がどう出てくるか。
とまあそんな訳でなんとか納得してもらい、私に対してはこれまで通りとなった。
やれやれ助かったわ。
「では遅くなりましたが現状報告を。」
それぞれ席に着いたタイミングで、リーヴィス様が書類を取り出しながらそう切り出してきた。
「まずアリシア嬢ですが、現在は東のザメラン修道院に護送中です。」
ザメランって令嬢の墓所とか言われるあそこ?
うへえ、アリシアあわれ……
まあ花嫁を騙るのは重罪だから、死刑にならないだけましなのかしら?
「なお取り調べでの供述ですが……」
と、そこで困ったような顔をする。
「どしたのー?」
今までお菓子をボリボリ食べてて、会話に入ってこなかったサヴェリス様がリーヴィス様に尋ねる。
「あー、ええ、その供述ですが、彼女自身はサマナンとの共謀ではないと、少なくとも自分では思っていたようです。」
「サマナンが上手く誘導していたって事か?」
ヴェントール様が珍しい事ではなかろうと言った。
それにリーヴィス様は首を横に軽く振ると口を開く。
「彼女はおかしなことを言っていたらしい。」
「おかしな?」
「お菓子おいしーよー!」
「サヴィ、ちょ、ちょっと静かに。」
ラヴィリス様がサヴィリス様のお口を慌てて塞いでいる。
それを横目で見つつ続ける。
「彼女によると、自分はこの世界のヒロインであると。 そんな自分にこんな事をして神から天罰がくだるとそう言って暴れだしたそうだ。」
それを聞いてハルト王子が呆れたように嘆息した。
「なんだよヒロインって? 演劇スターのつもりか。」
ヴェントール様も皮肉げに言う。
「神、神ねえ。 蛮族のなんとやら言う神なのか。 それとも西方聖公国のヤーマ・ヤーマだったか? の神か?」
うちの国には国教はない。
そもヴァンパイアが神のごとく崇められているのだから当たり前だが。
そのヴェントール様の言葉にまたしても首を振りリーヴィス様は続ける。
「そこらへんは本人にもあやふやで要領を得ないんだ。」
そしてその後、全員の呆れたような雰囲気を払拭する事をリーヴァス様が投下した。
「そしてこれは最新のニュースだ。 サマナンが逃亡した。」
なんですとっ!?
続く
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