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第十六話
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すいません予約投稿日をまちがえました。
ある日、ポカポカとした陽気に誘われて、外でお茶をしようと何時ものメンバー(ルミエス、もといルミエラを含む)が集まる。
とは言え、高位貴族である私達が地面に直接座るなんて事はなく、お付きの者達によって椅子とテーブルが即座に用意され、お茶の用意が整う。
女性陣には日傘を持った侍女が側に付き、準備万端である。
うん? ルミエスは男…… まあいいや。
「そういえば今度の大型連休どうする?」
と言ったのはハルト王子でした。
「私は実家に帰りますわ。 お父様にもそう言ってありますし。」
そういうつもりで予定は組んでいる。 まあ実家といっても王都にあるから特になにかある訳でもないのですけれど。
「ふむ、なら休みの中頃にお邪魔してもいいだろうか?」
ハルト王子がいきなりそんな事を言ってきた。
どうした! クール系イケメン!?
まあ、この世界では違うようだけどもっ!
「うむ、花嫁の、花嫁の選定の義の決まり事にある、個別に語らう場をそろそろ設けてもいいんじゃないかと母上がな。」
王妃-------!?
あんたかいっ! あんたの仕業かーーーーいっ!
「ま、まあそうですの? それは光栄ですわ。」
内心とは裏腹にニッコリと笑顔で答える。
まったくなんてめんどくさい事を……
私は不敬にも王妃を心の中で罵倒すると、ようやく落ち着いた。
「後で正式な日時を書いた書状を公爵家に送っておく。」
「分かりましたわ。」
唯でさえ、吸血鬼化の事をお父様に説明するのが憂鬱ですのに新しい厄介事まで……
そうしているとハルト王子の周りにリーヴィス様達が集まりだしましたね?
「ハルト、ちょっとこれからの予定の調整がある。 こっちへこい。」
「はっ? お、おい、ちょ、待て!」
そう言うとハルト王子達は校舎の影に消えて行きましたとさ。
なにあれ?
「愛されていらっしゃいますねヴァネッサ様。」
人目があるため盛大に猫をかぶっているルミエスを横目でにらみつつ、連休は実際何日休めるのかとため息をついてしまいました。
やってきました大型連休!
これは10日間ほどの休みで、ゲームだと個別に好感度を大きくあげるチャンスディだった……
ってああ、それで選定の義の決まり事って。
思わぬ所でゲームとの類似点を見つけ、ガックリしながら実家へ向かう馬車に乗り込む。
「んで? なんでアンタが乗ってるの?」
馬車に乗り込めばそこには、ルミエスが侍女の恰好で乗り込んでいた。
マーベリット達と楽しそうに談笑しながら…… 女性モードだと表情豊かなのよねxw。
「オマエの警護だ。 気にするな。」
コイツは……
「でもどうするの? 王子達に顔は知られてるでしょうに。」
「問題ない。 着いたら化粧を変える。 それで印象から変わるだろう?」
コイツ、すでに女より女らしい事を言いおってからに!
はあー、もう何を言っても無駄そうね。
なーんか最近対応が後手後手に回り過ぎてないかしら?
弛んでいるのかもしれないと思い、家に帰えったら鍛え直そうかしらと決意するのだった。
そうこうしている内に、懐かしの、と言っても一月半くらいだけれども。 に戻って来たわ。
馬車が庭の馬車停めで停まると、馬車の扉が開かれそこにはお父様の姿が!
「お帰りヴィー!」
お父様はそう言うと私を子供みたいに抱き上げた。
「ちょ! お父様!?」
「ははっ、大きくなったんだなあ。 私の小さいお嬢さん。」
そうしてすぐに私を下ろしてくれました。
「もう、お父様ったら!」
そう言って怒る私に、快活に笑いながら手を差し出す。
「これは失礼。 お手をどうぞお嬢さん?」
フウッと、ため息をつきつつ仕方なくその手を取って屋敷の中に…… という所で。
「おや? 見なれない顔がいるね? ヴィー。 彼は誰だい?」
えっ!? ルミエスが男だと見抜いたっ!?
ルミエスも、無表情だがかなり焦っているのが感じ取れる。 感情が制御しきれてないわね。
「お、お父様? あ、あのこれは……」
「いい、自分で話す。」
ルミエスはそう言うと前に出て来た。 そして。
「自分は、帝国騎士ルミエス=ナバド騎士爵です。 皇帝陛下より、ヴァネッサ=ディオロ=ソレイド=ジュマナディア皇女殿下の護衛を賜っております。 閣下。」
そう言って、胸に左手の拳を当て軽く頭を下げる帝国流の騎士礼をする。
それを聞いたお父様は軽く肩を竦める。
「やれやれ、皇帝陛下にも困ったものだ。 仕方がない。 まあ歓迎しよう。」
とりあえず、なんとかなったようだけど。 この連休、平穏に過ごせるのかしらねぇ。
続く
ある日、ポカポカとした陽気に誘われて、外でお茶をしようと何時ものメンバー(ルミエス、もといルミエラを含む)が集まる。
とは言え、高位貴族である私達が地面に直接座るなんて事はなく、お付きの者達によって椅子とテーブルが即座に用意され、お茶の用意が整う。
女性陣には日傘を持った侍女が側に付き、準備万端である。
うん? ルミエスは男…… まあいいや。
「そういえば今度の大型連休どうする?」
と言ったのはハルト王子でした。
「私は実家に帰りますわ。 お父様にもそう言ってありますし。」
そういうつもりで予定は組んでいる。 まあ実家といっても王都にあるから特になにかある訳でもないのですけれど。
「ふむ、なら休みの中頃にお邪魔してもいいだろうか?」
ハルト王子がいきなりそんな事を言ってきた。
どうした! クール系イケメン!?
まあ、この世界では違うようだけどもっ!
「うむ、花嫁の、花嫁の選定の義の決まり事にある、個別に語らう場をそろそろ設けてもいいんじゃないかと母上がな。」
王妃-------!?
あんたかいっ! あんたの仕業かーーーーいっ!
「ま、まあそうですの? それは光栄ですわ。」
内心とは裏腹にニッコリと笑顔で答える。
まったくなんてめんどくさい事を……
私は不敬にも王妃を心の中で罵倒すると、ようやく落ち着いた。
「後で正式な日時を書いた書状を公爵家に送っておく。」
「分かりましたわ。」
唯でさえ、吸血鬼化の事をお父様に説明するのが憂鬱ですのに新しい厄介事まで……
そうしているとハルト王子の周りにリーヴィス様達が集まりだしましたね?
「ハルト、ちょっとこれからの予定の調整がある。 こっちへこい。」
「はっ? お、おい、ちょ、待て!」
そう言うとハルト王子達は校舎の影に消えて行きましたとさ。
なにあれ?
「愛されていらっしゃいますねヴァネッサ様。」
人目があるため盛大に猫をかぶっているルミエスを横目でにらみつつ、連休は実際何日休めるのかとため息をついてしまいました。
やってきました大型連休!
これは10日間ほどの休みで、ゲームだと個別に好感度を大きくあげるチャンスディだった……
ってああ、それで選定の義の決まり事って。
思わぬ所でゲームとの類似点を見つけ、ガックリしながら実家へ向かう馬車に乗り込む。
「んで? なんでアンタが乗ってるの?」
馬車に乗り込めばそこには、ルミエスが侍女の恰好で乗り込んでいた。
マーベリット達と楽しそうに談笑しながら…… 女性モードだと表情豊かなのよねxw。
「オマエの警護だ。 気にするな。」
コイツは……
「でもどうするの? 王子達に顔は知られてるでしょうに。」
「問題ない。 着いたら化粧を変える。 それで印象から変わるだろう?」
コイツ、すでに女より女らしい事を言いおってからに!
はあー、もう何を言っても無駄そうね。
なーんか最近対応が後手後手に回り過ぎてないかしら?
弛んでいるのかもしれないと思い、家に帰えったら鍛え直そうかしらと決意するのだった。
そうこうしている内に、懐かしの、と言っても一月半くらいだけれども。 に戻って来たわ。
馬車が庭の馬車停めで停まると、馬車の扉が開かれそこにはお父様の姿が!
「お帰りヴィー!」
お父様はそう言うと私を子供みたいに抱き上げた。
「ちょ! お父様!?」
「ははっ、大きくなったんだなあ。 私の小さいお嬢さん。」
そうしてすぐに私を下ろしてくれました。
「もう、お父様ったら!」
そう言って怒る私に、快活に笑いながら手を差し出す。
「これは失礼。 お手をどうぞお嬢さん?」
フウッと、ため息をつきつつ仕方なくその手を取って屋敷の中に…… という所で。
「おや? 見なれない顔がいるね? ヴィー。 彼は誰だい?」
えっ!? ルミエスが男だと見抜いたっ!?
ルミエスも、無表情だがかなり焦っているのが感じ取れる。 感情が制御しきれてないわね。
「お、お父様? あ、あのこれは……」
「いい、自分で話す。」
ルミエスはそう言うと前に出て来た。 そして。
「自分は、帝国騎士ルミエス=ナバド騎士爵です。 皇帝陛下より、ヴァネッサ=ディオロ=ソレイド=ジュマナディア皇女殿下の護衛を賜っております。 閣下。」
そう言って、胸に左手の拳を当て軽く頭を下げる帝国流の騎士礼をする。
それを聞いたお父様は軽く肩を竦める。
「やれやれ、皇帝陛下にも困ったものだ。 仕方がない。 まあ歓迎しよう。」
とりあえず、なんとかなったようだけど。 この連休、平穏に過ごせるのかしらねぇ。
続く
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