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EXTRA FILM 3rd ※三章の幕間
闇は欲望に溶け、想いは欲望に染める ★★☆
しおりを挟むラウ・フロス。彼女には、同じ貴族の家柄の許嫁がいる。
また、彼女を拒絶してしまった。ミリーゼはテロリストだった。ラウはSPや警護の仕事をしていると聞いてはいたが、まさかテロリストも相手にしているというのが本当だったなんて。
それを知ったからといって、彼女を拒絶するのはおかしな話だ。ラウはボクを救ってくれた。少なくとも、本人はそう思っているはずだ。しかし、ボクは違う。
そう...、ボクはラウを助けたくて...。
初めて好きになった女性。それがラウだった。でもあの日───、ボクはミリーゼに童貞を奪われた。その後も、彼女と───。ミリーゼとの関係は続くこととなっていた。
✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳
ラウの知人を名乗り、ボクの初めてを媚薬漬けにしてすべて奪い去った女。ミリーゼの口から、聞かされたラウの身に起きた真実はどれも本当の出来事だった。そのことをラウに話すだけで、すっかりラウの心の理解者となっていた。
願ったり叶ったりではあった。だが、ラウのことをミリーゼはよく思っていなかった。よくは分からないが、いつも気絶するまで体を繋がり合った後に薄れる意識で、聞かされる言葉。
「あの力をワタシのものにするために────」
ラウの身体を狙っているのか。それとも、ラウの財産を狙っているのか。どちらにせよ、ミリーゼはそれを盾にボクと何度も肌を重ねてきた。
その日も、ミリーゼに呼び出されていた。務めていた会社が出張の多いところであることもあり、近くの時はすぐにミリーゼに会いにいってしまっていた。呼び出された場所は風俗店だった。
店内に入ると、受付嬢が声をかけてきた。ミリーゼの名を口にすると、平然とした態度で受け答えをして部屋を案内される。いつもは映画館やテーマパークといった、人気の多い場所に呼び出されることが多かった。そしていつも、ミリーゼのカラダに溺れた。
最初のうちは、拒んでも無理矢理犯される形でミリーゼを抱いていた。今は自分の意思でミリーゼを抱いていた。そうしなければ、ラウに手を出すと言い出してきたから、要求を飲むしかなかった。
「やっほー♪お兄さんよね?オーナーが可愛がって欲しいって言ってたの♪」
「っ?ミリーゼは何処だ?」
「んふっ♪ねぇお兄さん?こぉんなお店に来て、ナニもしないつもり?あ、アンシはスリリ。ヨロシクね♪」
案内された部屋には、娼婦が三人いた。
しかも、着ている服は最早服とは呼べないもので、透けて豊満な果実が乳頭も隠すことなく見えてしまっている。パンツも透けて秘裂も陰毛と一緒に丸見えになっていた。
この時既に、ミリーゼが良くないことに手を染めていることを勘ぐっていたボクは、そのことを問い詰めるべくミリーゼのもとへ急ぐことにした。
スリリの手を払って、入ってきた扉の対面にある扉を見る。間違いなく、その先にミリーゼがいる。躊躇いもなく扉に手をかけると、背後から手の甲に添えられる小さな手。
すると、耳元に生暖かい吐息がかかり力が抜ける。ふらついた隙を逃さないように、娼婦の一人がネクタイを掴んでベッドに引きずり込む。
「何処に行こうっていうの?アンシらが、キミ君の相手をするようにって頼まれたんだけど?」
「あぁ~~んっ♡」
スリリに瞳を覗かれたことで、脱力してしまったように自由が効かない身体。
そこに畳みかけるように、娼婦の口腔が湯気を立たせて開いた。これは明らかに罠だ。頭ではそう理解しようとしたが、それが持つのもほんの数秒であった。
すでにボクの中には黒い欲望が眠っていた。それはミリーゼによって目覚めさせられた、ドス黒くておぞましい欲望。いつもよりも、脈動する欲望に心当たりを覚える。それは匂いだ。そう、ボクは今初めて出会ったスリリの匂いに当てられている。
ミリーゼに調教されている間に、何度も嗅いでいた匂い。その匂いに晒された時、自分が自分でなくなるような感覚と目の前の女を犯したくて堪らなくなる衝動に、身も心も支配されてしまう。
もうミリーゼのことも忘れて、目の前のメスが見せつけてくる口腔を見つめる。なんて、キメ細やかで男性器を咥えるために生まれてきた、そんな形をしているのだろう。ダメだ、もう我慢出来ない。
気が付けば、凶悪に勃起している肉棒を口腔に思いっきり突き刺した。喉奥に叩きつけるように腰を振る。暴力的な抽挿を強要する口内レイプ。これには、娼婦も目を見開いて窒素しかけて咳き込む。それでも、もう止められない。喘ぎ咳きする口バイブが、陰茎を刺激する。
あっという間に一回目の口腔発射を迎える。放精のリズムに合わせて、肉棒を喉奥に突き入れて食道に直がけする精液。鼻水と涙を溜め切れずに零す娼婦の不細工な表情。それを見て、二回目を発射する。
恐ろしいのは、射精頻度だけはない。一回あたりの放たれる精液の多さも、人間離れしている。それがより自分でなくなったような錯覚を引き起こす。
口腔性交渉を終えた娼婦は、その場に倒れて呼吸を整える間もなく気を失っていた。身体が熱い。ミリーゼに改造されたカラダは、後ろでメスの匂いを放っている女も犯せと命令してくる。
すぐさま服を全部脱ぎ捨て、後ろを振り向きベッドに突き倒す。そして、陰毛の手入れを怠っている秘部に触れる。慣れた手つきで、娼婦を感じさせる。覚えたくて覚えたわけではないテクニックで、一気に発情させる。ミリーゼに仕込まれた愛撫は、必ず女を発情させることの出来るものだ。
優しく襞に触れ、キスで軽く口を塞ぎ指を先だけ少し入れて出す。その繰り返しで、呼吸が乱れてきたところを一気に責め立てるように愛撫を加速させる。カラダをくねたせた時に、乳房を触り腹部にも手を滑らせ陰唇擦る。
「いやあぁぁぁあぁぁ♡♡アッ、イッッ……グッ♡♡」
プシャプシャと淫猥な水音を響かせて、アーチ状の水飛沫を上げる。ブリッジ体勢で、達した悦びの絶頂汁を床に垂れ流す。その後も、豆のようにクリッとしている陰唇部をブラッシングしながら、尾骶部にバキバキになった分身を押し当て、これが挿入された時のことを想像させて更にイかせた。
愛撫だけで八回ほど果てた娼婦も泡を吹いて、その場に気絶した。いよいよ、残りはスリリだけだ。スリリは二人が前戯の相手をしている間に、自分で慰めてカラダを完成させていた。
「んふふっ♡じゃあ、その苦しそうにしているオチンポさん♪挿入れちゃおっか♡」
「ああ。いいぞ!来い、犯してやる!!」
ドス黒い本能にまみれた言葉で、壁に張り付かせる。スリリの発情マンコが、パクパクと口を開閉して誘っている。ボクはイライラすら募らせた、硬い肉棒をぶち込んだ。
壁に手をついて、片脚を上げさせたスリリの蜜穴にすっぽりとはまる肉棒。膣内に馴染むのも待たずに、腰を激しく振る。女の快楽など微塵も考えていない、己の欲望と快楽だけを貪るピストンでスリリを責める。
「やぁん♡キミ君のチンポ、激しすぎィ♡♡アンシのマンコ、めちゃくちゃに壊されちゃう~~っ♡」
「うるさい、黙れ!お前みたいな男を舐めたような女には、これくらいで十分だ!ほら、もっと気持ちよくさせろ!!」
「アンッ♡暴力的で、支配的で、ス・テ・キィ♡流石ミリーゼ様に、仕込まれただけのこと、あるぅ~~っ♡」
通常の女なら、会話すらまともに出来ない体位でシているのにスリリは平然と喘ぎ声混じりに、会話を楽しんでいる。他の娼婦と違って、ボクの壊れたように勃起しているイチモツを突っ込まれても、平気でいる。
すると、スリリの膣圧が増す。蠱惑的な笑みを半面だけ覗かせ、スリリの方から腰を押し落として肉棒を扱きあげる。ミリーゼ以外の女にはじめて優位を取られた感じがした。それでも、負けるものかと加速させる腰突き。しかし、もう余裕がない。
このままでは間違いなく出てしまう。それでは、負けた気がしてイラつく心がスリリの小さな果実を鷲掴んだ。挑発的で、ぷっくりと勃っているクランベリーを中指と薬指で挟む。
「ううぅ♡そこ、アンシの性感帯だよ♡見抜くなんて、さっすがぁ♡」
「ぐぅおぉぉ!?」
「キミ君がイクのが先か、アンシと一緒にイクことが出来るのか……勝負勝負っ♡♡」
さらに締め付けを強くして、絶頂へと誘う魅惑のマンコ。ボクの指の愛撫で、カラダを震わせているスリリも余裕がなくなっているはず。ラストスパートをかけて、一気に腰の出し入れする速度を上げていく。
最早、人間離れしているといってもいい腰使いで限界まで責め上げる。反り返らせて、キュッと絞める蜜穴に真っ白くもドス黒い欲望が解き放たれる。
「くああぁぁあぁぁぁぁあ!!!!だ、射精すぞぉぉ!!!!」
「ひゃぁぁぁッッ♡♡イかしゃれるぅぅぅ♡♡キミ君のオチンポに堕とされちゃう────ッッッ♡♡♡」
ドプゥゥ、ドピュピュ!!!!ビュルビュル、ドバッ!!ドップッッッ!!!!
凶悪さそのものと言ってもいい、精液と愛液がブレンドされたものが結合部から弾け飛ぶように、溢れ出して床を汚していった。
数分もの間、壁に寄りかかるスリリに吐精を続けた。とても、三回目の量とは思えない夥しい白濁液が一面に広がっていた。ボクは射精を終えて、情けなくなった肉棒を抜きベッドに脱ぎ捨てた服を取りに向かう。
残酷なもので、ひとしきり燃えた後はいつも冷静さを取り戻す。恋心を抱いているラウのために、ミリーゼの要求を飲んできた。だが、それも今日までにしよう。
この事をラウ本人に告げて、ミリーゼとラウを会わせないようにすることをすればいいんだ。そう思ってベッドに辿り着いた時、後ろから声がした。
「シギル……」
「はっ!?その声は……ラウ?」
振り向くと、娼婦達が気絶している中にラウが立っていた。
いつも仕事する時の格好。女執事の姿でこちらを見ている。まさか、ラウに見つかってしまった。しかも、こんな複数の女を抱いているところを間近で。
すると、ラウは裸で立ち尽くしているボクに近付き手を取り頬をくっつけて、涙を我慢したような声で口を開いた。
「わたしのために……、こんな無茶を……」
「え?」
「もう大丈夫よ。ミリーゼに脅されて、欲望に飲まれる貴方をわたしは見たくない」
ラウは優しく抱擁し、顔を見つめてくる。
ほんのり香る部屋に充満した匂い。そのせいもあってか、あれだけ出したのに忘れてしまったかのように、血管を浮き立たせて精管が震え出す。急速に精子を造っていることが分かる感覚。
そんなことは知らず、ラウは唇を求めてくる。信じられない。恋心を抱き、許嫁がいるからと距離を置いていた彼女に求められ、キスをしている。加えて、はしたなく勃起してしまった肉棒は、ラウを孕ませる気まんまんで発情している。
するりと滑るように、ラウの手が陰茎を掴んだ。同時に舌を突き出して乳首を吸い、手コキをはじめた。
まさか、ラウがこんなに淫乱だったなんて。本人の男性馴れしていない様子からは想像出来ない、男を知っている手つき。腰が抜けて、ベッドになだれ込むカラダ。
脱ぎ捨てた服をベッドから払い落として、ラウの奉仕を全身で受け止める準備をする。気持ち良ずぎる。今までのどの性行為よりも、ラウの手コキが一番気持ちいい。
手を離したラウは、執事服を脱ぎ始める。ムレムレになっていた服を脱ぎ捨て、露になる汗蒸した裸体が覗かせる。飲みに行って送ったホテルで、出来心とはいえ見てしまったラウの肉体美。執事服からは想像出来ないほど、引き締まったボディ。
悪魔的なのは、スーツの下に隠れていた魔性の果実だ。決して、爆乳とまではいえないが、黄金比率を兼ね備えた男が釘付けになる果実だ。鍛え抜かれた分、弾力は並大抵の女では得られないものがある。
その胸部に熱く盛った肉棒が挟み込まれ、おちょぼ口を作って亀頭を包み込んだ。上下に揺れる肉メロン、キノコの笠すら飲み込んで離れないひょっとこフェラを見せて、ボクを射精へと導く。
「も、もう射精るっ!!」
「んぱぁ♡ダメです、シギル♡」
カラダが反り返る。絶頂だけが全身に駆け巡る。しかし、射精は出来ない。ラウは爆発寸前のモノを扱く手を止めて、ボクの射精感が引くのをじっと待っていた。
寸止めなんて技を覚えているなんて、許嫁とはすでに何度も夜を迎えていたのかと思わせるほどの高等なテクニック。最後までいけなかったせいか、ギンギンになっているモノはさらに凶悪なサイズに変貌を遂げていた。
その後も、ラウの寸止めパイズリは続いた。気が狂いそうになる。ボクは流石にこのまま焦らされ続けてはおかしくなると、ラウに懇願して挿入をさせてもらうことにした。
「ハァ……、ハァ……、ハァ……、シギルの…………来て………………」
「ラウ。ボクが下になるよ……。さっきまで、そこで気絶している娼婦の相手をさせられていたから……」
最低な言い訳だ。
それでも、ラウはセクシーな笑みを向けてボクの上に跨った。
逆Vライン。いやΛと言えばいいのだろうか。くっぱりと甘い蜜を垂れ流して、挿入の時を待つラウの美膣口。ずっと、繋がりたいと思っていた恋していた人との挿入。
興奮を抑えきれず、ゆっくりと屈伸して降りてきているラウの腰を掴んで、腰を突き上げてしまう。容赦のない怒張をあっさりと受け入れる。ラウの膣内────。いや、この感覚は覚えがある。これはラウのじゃない。
「あ~あ♡バレちゃったぁ~~~っ♡♡」
「ッ!?スリリ!?」
それはラウの見た目をしたスリリだった。
何故、分かったか。それは、マンコの形がさっき抱いたスリリのものと変わりがなかったからである。これもミリーゼによって、開花させられた能力とも言える。
一度抱いた女の蜜穴の感覚は記憶で来てしまう。しかし、スリリは反省の様子もなく、ラウの見た目のまま腰を落としてハイピストンでボクの勃起したモノを咥えこんだ。
気を抜いたら、一瞬で昇天させられる膣コキ。さっきのは、体位がこちらに有利であったからいくらかは耐えられたが、今度はそうはいかない。マウントを取られた状態では、逃げ場がない。
余裕のなくなっていることは間違いないが、スリリも頭が切れる。ラウの見た目でこの行為をすることには、メリットが一つある。それはボクがラウを見た瞬間から、始まっていた。
「ほんと、キミ君は可愛いなぁ♡ミリーゼ様が言っていたとおり。この女のこと、ずっと犯したくて犯したくてたまんないってね♡」
「くあああぁ!!!!い、言うな!ラウのことは────」
「その気になれば、いくらだって犯せるだろうに♡なぁんで、そうしないの?んふふっ♡当ててあげようか?」
それはミリーゼとの度重なる性行為で、歪まされた性癖と暴力的なこの性衝動のせいであった。
恋をして、愛する者となったラウにこんな醜い欲望をぶつけられない。ただでさえ、普通の人間は途中で失神してしまうのに好きな人まで失神させてしまうのではないかと、不安で不安で仕方がない。
そんな心ですらも見透かしていたスリリは、さらにその先の話を口にした。
「本物の彼女を目の前にしたら、今のままではいられないからでしょ♡さっきのあの子を見てからのキミ君の勃起チンポ♡比べ物にならないくらい、逞しいよぉ♡♡」
「────ッ!?」
「んふふっ♡こんな立派なオチンポにしてくれたミリーゼ様に感謝しないとねぇ♡♡さぁてと────」
人の心を嬲り終えたスリリは、その本当の姿を現した。人間というよりもそれは、悪魔の姿をしていた。とても、他の人には口にして話せない異形の怪物。そういうのが、相応しい格好に変わった。
すると、スリリは腰の後ろでチラつく先っぽがハート型になっているものを隠す。のではなく、ボクの肛門にブチ込んだ。
「んひぃぃぃぃ!!!!」
情けない声が出て、跳ねる全身。いやでもスリリの子宮口を突くことになった肉棒に、蜜肉が絡みつく。
「アナルも犯してあげる♡前立腺、刺激してぇ大好きなラウちゃんで勃起したオチンポさんも覚えちゃおっか、今日♡♡」
「だぁまぁれぇぇぇ!!!!」
怒りで我を忘れる。
もう自分の怒張でスリリを犯しているのか、アナルに突っ込まれたシッポで無理矢理犯すように仕向けられているのか、分からなくなるくらいに脳みそがぐちゃぐちゃになる。
壊れて熱暴走を起こした機械のようなピストンで、さっきまで寸止め地獄で焦らされ続けた全てを吐き出す準備を始める。成熟させられた精子達が貯蔵された工房に、スリリは手を添えると程よい力で握りしめる。そして、揉みほぐしを施した。そう、睾丸マッサージである。
ボクは、遂に初めてとなるものはなくなるのではないかというほど、ミリーゼに奪われてきたがスリリという娼婦にも、初めてを奪われたのであった。
「さぁ♡ぜぇ~んぶ、吐き出しちゃえ♡♡この【リリス】に無駄打ち射精しちゃえ~~~ッッ♡♡♡♡」
「ぐおぉぉあっっ!?搾り───、取られるゥゥゥ♡♡♡♡」
復讐の鬼ピストンも虚しく、【リリス】の子宮で果てる。悔しいが、ラウの幻惑を魅させられたことで、歯止めのきかなくなった利かなくなった勃起チンポは、あえなく敗北射精に屈した。
「アハハハハッ♡♡ざっこぉ♡♡キミ君のセーエキ、全部アンシが頂いてアゲル♡♡♡♡」
「────ぅぅぅッッッッッ♡♡♡♡」
ブシャブシャッ!ビュルルルルル────ッ♡ドップゥゥゥゥゥ♡♡♡
ラウのために急速製造した精液。その尽くが【リリス】の養分として、搾り尽くされる。尊厳なんてものはない、快楽地獄の穴に離れられない吐精。
さっきの数分間続いた大量射精の数倍は長く、量も濃い吐精で気絶する寸前まで続く精液吸引。もう出ないと、肉竿が震えるところに前立腺を小突くシッポによって、延長を余儀なくなれる。
腰を突き上げて、【リリス】の膣奥に搾り尽くされた絶頂の熱が冷める。だが、それもすぐに脇腹を刺激する房中術と睾丸マッサージ、前立腺への抽挿を加速して更に凶悪に勃起させられる。
もう駄目だ、我慢出来ない────。ボクは【リリス】の挑発的な下腹部をガッシリと掴み押し倒した。
「やんっ♡……ねぇ?どうする……?このまま、ワタシを犯す?それともぉ♡」
見透かしたようにほくそ笑み、【リリス】の姿が妖艶な表情をした彼女の姿になった。
視界に入れた瞬間、異形の巨悪さを秘めた怒張が己の限界を顧みずに昂る。あれだけ出したというのに、【リリス】の秘部から逸れて下腹部の前で反り返って灼熱を纏った、肉棒を腰を引いて厭らしく愛液を分泌して挑発して来る蜜肉の壺に突き込んだ。
そして、もう理性が完全にぶっ壊れたボクは、心の奥底に秘めていた夜這いでブチ犯すことに夢中になって口に出していた。
「ラウの姿で犯されてくれっ♡ボクはラウでイキたいんだぁぁ♡イかせてくれぇぇぇ♡♡♡」
「いいわよ♡想いを寄せている女の姿になって、フル勃起オチンポに犯されるの───最っ高ォォ♡♡♡キミ君のキンタマの精子が空っぽになるまで、犯してア・ゲ・ル♡♡♡」
「くあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!ヌォォォォォ────…………♡」
ボクは最早、セックスのケダモノと成り果ててラウの姿をした【リリス】を抱き続けた。一方的に犯されていることに気付いた時には、次の射精衝動が迫ってきて抜け出すことが出来ないまま腰を振ることしか出来なかった。
やがて、精子を作る工場が情けなく縮み上がり、犯され抜いた肉棒も可愛らしいくらいに萎んだ。
「ご馳走さま♡さぁ、ミリーゼ様!!」
完全に腰が砕けたボクの前に、ミリーゼがようやく姿を見せる。視界が暗転し、その日は終わりを迎えた。
✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳
そして、この前のこと。
空き家となったビルを根城にしていた活動も、そろそろ頃合いと言われ次なる隠れ家に向かうと言ったミリーゼ。その場所を教えるために、直接会って話をしたいと言われた。
いつものことであったため、向かうことにした。ボクもミリーゼに、言わなければならないことがあったからでもある。
「ラウが来ている!もしかしたら、ここでのことが騒動になればバレてしまうかも……」
「あら、今更逃げるつもり?アナタはもうワタシなしでは生きられないカラダになっているのよ?この前もスリリとワタシの2人を相手にしないと、満足に最後までセックスできなくなっていたじゃない」
その会話の途中で、ドアが開いた。
そこに居たのは本物のラウだった。ラウとミリーゼが非常階段に消えていった後、戦いに向かったラウの横顔だけで勃起していた興奮を抑えるので必死だった。
あの後、ミリーゼが死んだことを聞かされた。ボクはようやく、あの地獄のような悲劇に晒されることはなくなったのを喜ぶべきなのだろう。
出張で借りていた部屋に、デリヘル嬢を呼んでラウに向けられなかった欲望をぶつける。すぐに根を上げて、最後まで行為が出来ない。追加で呼んだデリヘル嬢も前戯だけで気を失うものと、フェラチオで喉奥に一回目の吐精で窒息してそのまま気絶される。
やはり、このカラダに刻まれた経験はボクを苦しめる。泡を吹いて倒れても、関係なく自分が達するまで腰を打ちつける速度を速め、《0.01mm》の壁越しに化け物じみた夥しい白濁液を解き放つ。たった一発の射精とは思えない水風船を陰茎ごと引き抜き、新しいゴムを付けて意識を取り戻したデリヘル嬢を再び気絶するまで犯した。
それでも満たされない欲望。ミリーゼが消えた今も、満足出来ないカラダに苦しんでいる。それでも、いつかラウに向き合うために、このカラダの疼きも抑えられるように頑張る。その時がきたら、ラウと一緒にラウのやりたいこと、ラウの見たいものを見に行きたい。
いくら腰を振っても、全然絶頂まで届かないことに苛立ちを覚えているボクの耳元に、聞きたかった声が聞こえてくる。その声を聞いたことで、凶悪に硬くなっているモノがビクンビクンと大きく反応を示した。
「あ、いたいた♡キミ君♡────じゃあ、行こっか♡」
「───────。」
ごめん、ラウ。ボクはまだ────、抜け出すことは出来ないらしい。
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