やべー男にぶつかってコーヒーぶっかけちゃったけど、×××しゃぶったらどうにかなった

柴田

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本編(3)

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「ということで、またなんとかなったわ!」
「なんとかなってないっしょ。最後までされてるじゃない」

 同僚の白けた目線が突き刺さる。ハイヒールで全速力で逃げておいてそんな冷たい対応する?

「いやぁ、どういうつもりなんだろね」
「パパ活?」
「いや私と虎尾くんじゃパパ活って年じゃないでしょ」
「てかあんなヤバイ男、さっさと関係切ったほうがいいんじゃない?」
「まーね? でもさ? めっちゃエッチ上手いんだよ?」

 今度は軽蔑の眼差しが突き刺さる。
 見てくれはヤバイ男かもしれないけど、虎尾くんはなんか大丈夫そうな気がするんだよね。楽観的な私を心配してくれる同僚には悪いけれど、虎尾くんとの謎の関係を切る気にはなれそうになかった。


 ――私の会社に迎えにくる虎尾くんに連れていかれる逢瀬を重ねること数回、ついに彼に聞いてみることにした。

「虎尾くんって、私のこと好きなの?」
「…………」

 使用済みのコンドームを縛っていた虎尾くんが、私のほうを見て目を丸くする。それから一気に顔が赤くなった。きゃわ。無口なくせにわかりやすいんだから。
 小さく頷いた虎尾くんににっこり笑いかけながら、彼のバッグに手を伸ばす。札束がいくつか裸で入っているがそんなものには用はない。お目当ての箱を見つけて取り出し、手に持ったまま虎尾くんに詰め寄った。

「ね、私も虎尾くんのこと好きだよ」
「…………」
「もっかいしよ」

 未だ元気なままのおちんぽをつつく。虎尾くんが喉仏を上下させたのを私は見逃さなかった。
 コンドームの箱から一つ取り出して、手際よくおちんぽに被せていく。されるがままの彼は熱に浮かされたような目で私を見下ろしていて、獣のように息が荒かった。

 いつも一回しかしない虎尾くんだけれど、毎回物足りなさそうにしていたのは知っている。私の身体を気遣って一回で済ませてくれていたんだろうけれど、本当は私ももっとたくさんしたかったの。

 一度目のセックスの余韻でガクガク震える膝を立たせ、虎尾くんをベッドに押し倒す。私の力でなんてびくともしないくせに、彼はいとも簡単にマットレスに沈んだ。

 おちんぽの上に乗って、割れ目をすりつける。裏筋と擦れて気持ちいいのか、汗ばんだ彼の手がおずおずと私の腰に添えられた。下から眺める絶景に目を細め、虎尾くんは赤らんだ顔でじっと私の顔を見ている。その厚い胸板から、ドキドキと鼓動が聞こえてきそうな気がした。

「とらおくん、私のどこが好き?」
「……一目惚れだったんだ」

 なーるほど。なんで私が酔ってたからって、ぶつかってコーヒーぶっかけちゃったのかわかったわ。私に見惚れて虎尾くんが立ち止まったせいでぶつかったのね。

「かわいいね、虎尾くん」

 素股しながらからかうと、私の下でおちんぽがびくっと跳ねる。

「私にいっつもくれるお金はなんなの?」
「投げ銭?」

 投げ銭って……。

「私とどうなりたい? 付き合っちゃう?」

 虎尾くんの唇をなぞりながら聞く。分厚くてセクシーな唇だ。誘われるように顔を近づけてキスしようとした瞬間、虎尾くんが私の顔を両手で包み込む。まっすぐな眼差しに見つめられ、きゅんと胸がときめいた。
 エッチが上手いところも優しいところも好きだけど、やっぱり顔も好きなのよね。

「りりこ」
「とらおくん?」
「俺と結婚してくれ」

 え、え、ええ~? いきなり段階飛ばしすぎじゃない? でも真剣な顔を見ていると冗談で言っているのではないと伝わってくる。

「いーよ」

 にっこり笑って虎尾くんにキスをする。
 さっきは突然すぎてびっくりしちゃったけど、私も虎尾くんとは運命だと思うのだ。彼のことはほとんど知らないけれど、なぜだか上手くいく気しかしない。

 おちんぽに被さったコンドームをつまむ。せっかくつけたのに外してしまうと、生のおちんぽを膣口に導いた。直接粘膜が触れ合う感触に虎尾くんが息を飲む。舌を絡ませながらゆっくりと中へ飲み込んでいった。

「は、……ぁ」
「りりこっ」

 脈打つおちんぽが私の胎をみっちり満たす。熱く絡みつく濡れた粘膜に、虎尾くんは切羽詰まった様子で私の腰を掴む指に力がこめた。襞をごりごりと抉りながら奥まで貫くおちんぽの形をなぞるように締めつける。あの凶悪なものが今やもう私の身体にぴったり馴染むまでになっていた。

 腰を掴む手を取り指を絡め合わせながら、とちゅとちゅと上下させる。何の隔たりもない生の亀頭が子宮口にキスしているのだと想像すると興奮して、もっともっとと腰を押しつけた。
 虎尾くんの下腹部に花芯を擦りつけるようにして前後にスライドするのも気持ちいい。

「とら、おくんっ……きもちいい?」
「……ッ、イキそうだ」

 繋いだ手をぎゅっと握られる。生が気持ちいいのか、それとも私と両想いということに興奮しているのか。虎尾くんは押し殺せない呻きを漏らし浸るように目を瞑った。
 虎尾くんをイかせたい。意識して中を締めながら、彼がより反応する場所を探して腰を蠢かせる。膣がいつも以上に濡れているような気がした。結合部からは卑猥な音がひっきりになしに鳴り、虎尾くんの口からも気持ち良さそうな色っぽい吐息と低い喘ぎが漏れ出る。

「とらおく、ん……っ、イって、私の中に、いっぱい出してよっ」
「……く、う……りり、りりこ……、はぁ、ッ」

 虎尾くんの腿に手をついて、腰を反らしながら大きく上下させる。彼の首筋や手には血管が浮いていて、私の動きに合わせるように腰がぐっぐっと持ち上がった。より挿入が深くなり私のいいところも突かれて、気持ちよくってたまらない。

「でる、……は、もう……出すぞ……っ、いいのか?」
「いい、いいから……っ! いちばん奥に、種つけてぇ」
「りりこ……っ、ぐ」

 私の腰を押さえつけて、虎尾くんが下から思い切り突き上げる。強制的に昇り詰めさせられ、深い絶頂に涙声で喘いだ。ぎゅーっと締まる胎に絞り取られるように奥の深い場所で熱が広がる。全て吐き出そうと何度も奥に押しつけられ、その度に軽く達していた。
 おちんぽが抜かれると、どろりと白濁が溢れる。

「りりこ……幸せにする」

 うんうん頷くしかできない私に、虎尾くんは嬉しそうに笑っていた。


   ◇◇◇


「ということで、結婚しました」
「なんでそうなるのよ」

 呆気に取られた同僚の、意味不明と言わんばかりの視線が突き刺さる。私もよくわかんないけど、お詫びでおちんぽしゃぶったはずの相手となんか結婚してた。



おわり
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