やべー男にぶつかってコーヒーぶっかけちゃったけど、×××しゃぶったらどうにかなった

柴田

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【番外編】悪戯りりこちゃんと満員のお電車と被害者のとらおくん

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 ホテルに泊まった朝、いつもならば虎尾くんが車で会社まで送ってくれるのだが、今朝は車のタイヤがパンクしてしまっていた。
 すぐにタクシーを呼ぼうとした虎尾くんを制し、私は「電車で行く」と宣言する。

 虎尾くんは何の仕事をしているのかいまいちよくわからないけど、暇があると絶対に送迎してくれるから、電車で行くという私についてくることはあらかじめわかっていた。
 満員電車のまの字も知らなさそうな虎尾くんの、狼狽える姿が見たかったのだ。

「りりこ、平気か?」
「…………うん」

 だが虎尾くんは狼狽えない。
 相変わらずの通勤ラッシュ。押して押されての満員電車の中で、私だけはほとんど誰にも接触しなかった。扉を背にした私を囲うように、虎尾くんが両横に腕をついているからだ。
 彼の背後にはぎゅうぎゅうになった人たちがたくさん見えるのに、虎尾くんは涼しい顔をして私を見下ろしている。

「いつもこんなに混んでるのか?」
「もう慣れっこだよ」
「……心配だ」

 おケツ触られたりするけど、まあしゃーないかという精神で乗っていたが、虎尾くんは満員電車を実際に体験して私のことが心配になってしまったらしい。
 眉を寄せて考え込んでいる様子に、今後は毎日送り迎えをすると言い出しかねないなと感じた。

 反対側の扉が開き、また人がなだれ込んでくる。私が背にしているほうの扉は、私の降車駅までは開かない。屈強な虎尾くんでもさすがに辛そうな顔をしだしたのを見て、私は彼の胴体に腕を回してぎゅっと抱き寄せた。

「虎尾くん、もちょっとこっち来ていいよ」
「潰してしまいそうだ」
「大丈夫だよ」

 虎尾くんとの距離が一歩近づいて、彼の鳩尾あたりに頬が当たる。抱き着いたまま見上げると、虎尾くんは息をのんだ。
 私の一挙手一投足にいちいち反応してくれる虎尾くんが可愛くて、胸の近くにちゅっと口づける。あ、やっべリップついた。

「……りりこ」

 掠れた声に呼ばれるとどうにも悪戯心がわいてしまい、胴体に回していた手をするすると下に移動させた。身長が高いから腰の位置も高くて、すぐにお尻に手が届く。

「うひょー! おケツやわらか!」

 感動的なもちもちさについ声が大きくなる。ゴホンゴホンとわざとらしくせき込むおじさんにスマンと会釈しながらも、手は虎尾くんのお尻をまさぐっていた。でかいまるいももじり!

 いつも思ってることだけど、虎尾くんはほんとーーーっにいい身体をしてる。全身ムチムチの筋肉に覆われていて、どこを触ってもたまらない。
 特にこの厚いおっぱいが大好きだ。シャツの下の彼の胸は、私がつけたキスマークでいっぱいになっている。よく見たら首筋にも歯形やらキスマークがたくさんついていて、いつも虎尾くんの激しい攻めに朦朧としながらも自分の欲望に忠実なんだなと実感した。

 虎尾くんのおっぱいを堪能してから、腹筋をお触りする。イキそうになるとひくつくここの筋肉が結構気に入ってるんだよね。つーっとシャツの上からなぞると、びく、と跳ねたのがわかった。

「お兄さん、けしからん身体してんなぁ」

 おじさんのような言葉を口走りつつ、太腿を撫でる。満員電車で身動きが取れないからお触りし放題だ。これは痴漢と変わらないのでは――と思いつつも手が止まらない。丸太みたいにたくましい太い脚をさすりながら、内腿を撫で上げる。
 頭上で「はあ」と熱い息が漏れるのが聞こえて、ドキドキ胸が高鳴った。

「……っ、りりこ」

 見上げると、めちゃめちゃえっちな顔をした虎尾くんと目が合った。え、やば。え!? やば!? うちの虎尾くんえっちすぎんか?

「えー? とらおくん、どうしたの?」

 甘い声で煽ると、虎尾くんはますます眉間に皺を寄せた。脚の付け根の際どいところをなぞったなら、「ん」と低い声が零れる。あー! 虎尾くん! これはいけませんねぇ。えっちですねぇ。

 人差し指をそーっと横にずらす。スラックスの下で勃起したおちんぽをなぞった。びくっと反応し、また一回り大きくなるおちんぽにニヤニヤが止まらない。

「りり、……っ、は」

 私の手を止めようと伸びてきた手と指を絡める。片手を封じられた虎尾くんはなんとも言えない顔をして私を見下ろしていた。本気で止めないところがさ! ほんとさ! だめだよね!
 虎尾くんにかかれば私を跳ね除けることなんて容易いだろうに、絶対に本気で嫌がらないことを知っているから私が調子に乗ってしまうのだ。

 片手を恋人繋ぎで絡めたまま、空いているほうの手でおちんぽをなでなでよしよしする。ムクムク大きく育っていくおちんぽに夢中で、スラックスの上からでも勃起しているのが丸わかりのデカチンを、このあとどうするのかなんて考えは頭からすっぽ抜けていた。

 布越しでもわかるカリの段差をなぞれば、虎尾くんが息を詰める。先っぽを爪で優しくかりかりしたなら、歯を食い縛って耐えているようだった。
 じわ、と滲んできた先走りに興奮して舌で唇を舐め濡らす。

「りりこ、……もう」
「んひゃっ」

 ここが満員電車の中だということを忘れていた。駅につき、またどっと人が乗り込んでくる。
 油断していた虎尾くんが圧に負け、彼の分厚い身体とドアの間に挟まれた。かろうじて潰されない程度に虎尾くんが踏ん張ってくれているものの、もう自由に動けそうにない。

「りり?」
「だ、だいじょぶ……っあ」

 お腹のあたりに、硬いものが押しつけられている。虎尾くんの意思ではないものの、おちんぽがぐいぐいお腹を押してきて下腹がきゅうんと疼いてしまった。

 昨夜のセックスを身体が思い出す。じわ、と濡れたあそこの違和感に膝をすり合わせていると、虎尾くんが荒い息を押し殺しながら私のお腹にわざとおちんぽを押しつけ出した。
 煽ったのは私だ。おちんぽ勃たせられて、こんなに隙間がないほど密着して、いくら虎尾くんが我慢強くても限界はある。

 でも、でも、どうせなら私の脚の間に擦りつけて素股でもしてくれたらいいのに!
 虎尾くんが無駄に二メートルくらいあるせいで届かない。どうがんばってもこの状況では無理なことなのに、理不尽にイライラムラムラが募る。どうしようもなくあそこが疼いて仕方ない。

「とらお、くん……っ」

 縋る想いで呼ぶと、虎尾くんが目を見開く。小さく舌を打ったのが聞こえた。えーん、さすがの虎尾くんも怒った?

 そう思った瞬間、私の会社がある駅に到着する。背後で扉が開くのと同時、虎尾くんに片腕で抱き上げられた。
 大股で駅構内を駆け抜けていく虎尾くんに、すれ違う皆がぎょっとしている。

「とら、とらおくんっ、おちんぽ! おちんぽ隠して! でかいよ!」
「りりこの声のほうが大きい」

 虎尾くんの勃起おちんぽを通勤鞄でなんとか守る。駅を出た虎尾くんはタクシーをつかまえて、近くのホテルに急がせた。

「午前休とりまーす」

 上司に緩い電話をかけながらホテルの廊下を進む。通話を切り、扉を開け、部屋の中に入った途端ドンッと扉に追い込まれた。
 ふーふー息を荒げながら手早くベルトとスラックスを寛げた虎尾くんが、私のストッキングとショーツを脱がせて駅弁スタイルで持ち上げる。

「――あぁっ!」
「……ッ、く」

 虎尾くんのでかおちんぽに慣れきった私の中は簡単に彼のものを飲み込んで、待ち望んだ刺激に達してきつく収縮を繰り返す。その刺激に虎尾くんも切羽詰まった呻き声を漏らし、私の肩口に額を寄せて震える息を吐いた。
 一気に最奥まで貫いたおちんぽが中でびくんびくんと脈動している。虎尾くんも満員電車の中という状況に興奮してたのかもしれない。

 虎尾くんが自分を落ち着かせていたのも一瞬で、簡単に持ち上げられて、ズン、と自重で落とされる。そうするとおちんぽが奥に突き刺さって、目の奥にハートマークが飛び散りそうだった。

「あっ、あ……! とら、おくんっ、これ、これぇ……っ奥、すご……ああっ!」

 私の体重なんてものともしない屈強な腕でバウンドを繰り返され、休む間のない刺激にとうとうイキっぱなしになってしまう。張り出したカリ首と太い幹に襞をごりごり擦られ、子宮口を容赦なく潰される快感に、奥にハメられる度に潮が吹きだした。

 ばちゅんっ、ばちゅんっ、と下品な音を立てて抽挿が繰り返され、扉を挟んだ廊下にまで声や音が聞こえてしまっているのではないか、という焦燥が私をさらに昂らせた。

「はっ、……りりこ、どこに出してほしい?」
「中がいい、なかぁ……! いちばん深いとこで、びゅーっびゅーって熱いのいっぱい出してぇ」
「いいのか?」
「んっ、ん……早く、あっ、ッ……とら、とらおくん、ちゅうしながらイって……っ」

 すぐさま口を塞がれ、ぬめった舌が私の舌を絡め取る。奥にハメこんでぐっぐっと腰を押しつけながら、キスの合間に虎尾くんはくぐもった声を上げた。

「ぁ、あ……っ出てる、とらおくん、とらおくん……っ、あ、んんっ」
「まだ、出る……っ」

 長い射精に感じ入った溜息を吐くと、虎尾くんは腰を震わせた。

「……あっ」

 持ち上げられて、ずるーっとおちんぽが抜け出ていく。奥からごぽりと溢れた精液が床に垂れた。
 私、午後から仕事なのに……精液くさいままで……お仕事なんかしてたら――絶対またえっちしたくてたまらなくなっちゃう。

「りりこ、定時に迎えにいく」
「うん……。はぁ、とらおくん、あと三回くらいシよ」

 まだ午後までは時間がある。


 シャワーを浴びる時間さえ惜しむように抱き合って、結局私は軽く中を掻き出しただけで出勤する羽目になった。

「っ……はぁ、やっば」

 立ち上がる度に、中からトロッと精液が溢れだしてくる。その都度トイレに駆け込んで拭きながら、退社の時間を待ち遠しく思った。
 精液くっさくないか気になるし、まだ中に虎尾くんが入ってるみたいな違和感がつきまとっている。これも全部でかちんぽのせいだ。
 今頃虎尾くんも私を恋しがってくれているだろうか。

 定時にパソコンをシャットダウンして会社を飛び出す。既に待っていてくれた虎尾くんに駆け寄って抱き着くと、とびきり甘い声で名前を呼ばれた。
 そこには私を焦がれていた気持ちがありありと表れていて、胸がきゅうんとなる。それと同時にお腹の奥もジンと疼いた。

「虎尾くん、ホテル行こっ!」

 手を握って引っ張ると、虎尾くんははにかんだように笑う。え、きゃわ。笑顔きゃわ。
 虎尾くんが運転する横ですっかり大人しくなった私は、彼の新たな一面に胸をときめかせていたのであった。




おわり
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