KIKUMA 夢を紡ぐ  〜平凡な二人の奇跡〜

青空 蒼空

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 僕は 決意した 

 彼女の夢 KIKUMAブランドを 世界に広めるお手伝いをする
 それに 一生を捧げる

☆☆

 彼女とは 同じ高校で出会った

 その高校は 偏差値40
 お世辞にも 賢い学校とは言えない高校で僕たちは出会った

 2人は いわゆる 普通 平凡だった

 特に僕は 勉強が苦手だけど運動ができる ということもなく イケメンでもなく 
 まぁ 不細工ではないと 自分では思っているが・・・どうだろう 
 背も低いし 少し小太り? 
   なので 女の子にモテたこともなかったから やっぱり 顔面偏差値も低いのかな?

 彼女は 僕と違って勉強はできたが 家は貧乏だった 
 だから 交通費のかからない この公立高校を選んだ 

 母子家庭の上 母親は病弱で入退院を繰り返していたため 彼女のバイト代は 生活費で消えていった 
 バイトが忙しいうえにお金もなかったため オシャレができるはずもなく 長い髪をゴムで束ねただけでボサついていた

 顔は・・とにかく地味は地味だったかな? 
 でも 背は 僕よりも高くスラっとしていた 

 あの時の彼女は 髪はボサボサだし おとなしかったから・・・・・・ 
 顔面偏差値は高い方ではなかったと思う・・・
 あの時は・・・

 容姿は平凡な彼女だけど いつも かわいいリュックを持っていた記憶がある 
 それは 色んな生地を織り込んだ 華やかなデザインだった 

 「かわいい リュックだね スゲー 高そう」
 「自分で 作ったから・・・」
 と小さい声で 彼女は 答えた

 これが 僕と彼女が初めて交わした言葉 

 着れなくなった洋服などを つぎはぎして作ったらしい 
 見事だった

 彼女との交流を持つきっかけになったのは いじめだ
 彼女は いじめられていた 

 家のこと 容姿のこと おとなしい性格 それをネタにいじめられていた

 計画を立てるのが苦手なのか? バイトで忙しいからなのか?
 きっと どっちもかな?

 忘れ物も多かったし 授業に出てこないなと思ったら 校舎の裏庭で時間を忘れて本を読んでいたとか 変なとこで目立ってしまい いじめに拍車がかかったのもある

 僕は 特技はないが正義感だけは人一倍あった 

 だから いじめられている彼女を見て かわいそう と思うわけではなく 
 理不尽にいじめている その行動が かなりムカつき助けたのがきっかけだった

 あの時は 特に彼女のことが好きだったわけではなかったが いじめは しつこいので彼女を守ることにした 

 まぁ モテない男の 自己満足?ってやつ? 
 それが あの時の僕の生きがいにもなっていたのかもしれない

 ブ男がブスを助けていると からかわれたけど・・・ 
 
 そのうち飽きたのか 自分の進路に忙しくなったのか いじめもなくなり 平和な日々がやってきた

☆☆
 
 僕たちは 進学せずに就職をした

 僕は 勉強ができなかったし もう したくなかったので 小さな工場に就職した
 給料は少ないけど 生活ができればいいやと思った

 彼女は デザイン系の専門学校に行きたかったようだが お金がなく諦めた  
 そして 小さな会社の事務員として就職した 

 卒業して数日後に母親を病気で亡くしており 彼女は 天涯孤独となっていた


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