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嘘
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緊迫した時間が流れる
「さあ どうする? どちらを助けるか決めたか?」
男が 俺に問う
黒いスーツに 黒いハット それに 黒いサングラスの男は 両手にピストルを構え 2人の女の背中に突きつける
どちらを助けるか 俺は 考える
俺が 選んだ女は 助かるらしい・・・
さて どうしたものか・・・
正直 どちらを助けても 俺にメリットはない
だが 2人を見殺しにして この場を去るのは 世間体が悪い
「私を 助けて! 助けてくれたら 何でもするわ!」
「私は 全財産を あなたに あげるわ!」
女2人は 額から 汗を流し 震えながら叫ぶ
右の女は 正直 美人だ
左の女は 正直 ブスだ しかし 金を持っている
さあ どちらを 選ぼうか?
と まあ このような 面白くもない小説を作り続けて 5年
なんやかんやと 無料の投稿サイトに出し続けている
もちろん ファンなど いない
いないどころか 閲覧されることもない
たまーに 偶然 開けてしまったのか 1PV 付いていることがある くらいだ
なので 読まれるという期待など 持っていない
なのに 5年も投稿を続けている
それは なぜか?
ネットの世界など 知らない 年老いた母親のためだ
痴呆が 入ってきた母親の介護は つまらないし ストレスが溜まる
だから 嘘を吐いた
母親も 痴呆とはいえ 関わる俺からすると 嘘を吐かれているようなものなので 負けじと嘘を吐いた
なんて親不幸な息子だと 思うだろ?
母親は 小説が好きだった
なので サイドビジネスで ネットで小説を書いていると やけくそで言った
まさか 信じるとは 思わなかった・・・
すごく 喜んだので 驚いた
目が見えにくいので 読み聞かせろと言われた
どうせ 呆けているんだから 適当に作り話をした
すると 証拠を見せろと言われ 投稿サイトを使うようになった
それらしく見えるから
ネット音痴の母親には 十分だった
毎回 『おもしろい』と 喜んでくれる
あっ! ファンが 1人いたな
年齢を重ねても 親バカだな
(了)
「さあ どうする? どちらを助けるか決めたか?」
男が 俺に問う
黒いスーツに 黒いハット それに 黒いサングラスの男は 両手にピストルを構え 2人の女の背中に突きつける
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俺が 選んだ女は 助かるらしい・・・
さて どうしたものか・・・
正直 どちらを助けても 俺にメリットはない
だが 2人を見殺しにして この場を去るのは 世間体が悪い
「私を 助けて! 助けてくれたら 何でもするわ!」
「私は 全財産を あなたに あげるわ!」
女2人は 額から 汗を流し 震えながら叫ぶ
右の女は 正直 美人だ
左の女は 正直 ブスだ しかし 金を持っている
さあ どちらを 選ぼうか?
と まあ このような 面白くもない小説を作り続けて 5年
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もちろん ファンなど いない
いないどころか 閲覧されることもない
たまーに 偶然 開けてしまったのか 1PV 付いていることがある くらいだ
なので 読まれるという期待など 持っていない
なのに 5年も投稿を続けている
それは なぜか?
ネットの世界など 知らない 年老いた母親のためだ
痴呆が 入ってきた母親の介護は つまらないし ストレスが溜まる
だから 嘘を吐いた
母親も 痴呆とはいえ 関わる俺からすると 嘘を吐かれているようなものなので 負けじと嘘を吐いた
なんて親不幸な息子だと 思うだろ?
母親は 小説が好きだった
なので サイドビジネスで ネットで小説を書いていると やけくそで言った
まさか 信じるとは 思わなかった・・・
すごく 喜んだので 驚いた
目が見えにくいので 読み聞かせろと言われた
どうせ 呆けているんだから 適当に作り話をした
すると 証拠を見せろと言われ 投稿サイトを使うようになった
それらしく見えるから
ネット音痴の母親には 十分だった
毎回 『おもしろい』と 喜んでくれる
あっ! ファンが 1人いたな
年齢を重ねても 親バカだな
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