人それぞれのドラマあり・・・

青空 蒼空

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玉座の影

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 私は 一国の長として 国を動かしている

 自分で言うのもなんだが 私は 頭がいい
 なので 国のトップに のし上がるのにも そう時間は かからなかった

 国を動かすというのは 一人一人の意見など 聞いてはいられない
 そんなことをしていたら あっと言う間に 国は潰れてしまう

 自分が 正しいと思うことを 戦略を練り 実践する
 そのために 犠牲者が出ても 仕方がない
 そうでなければ 他国との友好関係も築くことは できない

 私に逆らうものは 一刀両断してきた
 人を 死に追いやったことも 何度かある
 そんな 私に 逆らう者はいない

 嘘の情報も 国民の信頼を勝ち取るために 流す
 そこに 罪悪感はない

 常にトップを走る私は 昔から そうだった
 恨まれること 数知れず
 命を 狙われることも あった

 そんなことには 屈しない
 私は 強い女

 そんな私でも 一度だけ 怯んだことが あった
 それは・・・孤独だ

 私の周りには いつも 人がたくさん いる
 地位と名誉だけで 近づいて来る者たち
 その状況は 孤独とは無縁だ

 しかし 心の孤独は増していく

 自業自得だが 周りからの 本当の愛を感じたことがない
 それは・・・恨まれるより 恐怖だった

 それでも 私は 今日も生きて行く
 孤独と闘いながら・・・




 (了) 
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