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【参】巡ル探偵
⑥
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「……は、花沢、凜麗……ッ――!!」
桜子が素っ頓狂な声を上げた。
「ああああの、わ、私、むむ昔から、大ファンで……!」
「あら、お見知り置き頂いて光栄ですわ」
不知火松子がニコリと顔を上げると、桜子は卒倒せんばかりにふらついた。それを支えつつ、
「こちらこそ、お越し頂き光栄です」
と、零は挨拶を返す。そして、桜子を畳に座らせると、隣に腰を下ろした。
真正面から不知火松子の顔を見る。なるほど、絶世の美女と呼ぶに相応しい、非の打ち所のない顔立ちだ。薄く浮かべた笑顔と深い笑窪がそれを彩る。輝くような美しさは、現役当時と比べて、少しも遜色ない。
そして、キリリと結った髪に挿した、百合を透かし彫りした銀のかんざしと、洒脱に着こなした絽の小紋が、彼女の持つ華やかな雰囲気を敢えて落ち着かせ、上品さを引き立てている。
常人離れした美貌を鏡で見慣れている犬神零でも、惹き込まれそうになる程度の魅力を、彼女は持っていた。
呆然としている桜子は置いておき、零は口を開いた。
「ここに来られたという事は、私がこの村に来た事情を、ご存知という事ですね?」
「はい、妹たちに聞きました。……と言うより、私があなたさまにご相談するよう、勧めたんです」
「それは、なぜ?」
「どなたさまかにお縋りするより他に、この事態を切り抜ける方法はないと思ったからでございます。……あとは、探偵さんの知り合いはおりませんので、たまたま雑誌で拝見したから、でしょうか」
そして、再び三指をつくと、畳に額が付くほどに頭を下げた。
「昨晩は、父が大変な失礼をいたしました。心からお詫び申し上げます」
「いやいや。仕方ありません。こちらにご厄介になって、色々手に入れられた情報もありますし」
「せめて、私が屋敷に居れば良かったのですが」
松子は恐縮して肩を竦めた。
「母の鶴代は、毎週週末は、新宿の実家で過ごす決まりになっておりまして。金曜に移動し、土日を新宿で過ごし、月曜にまた帰って来る感じです。
――今週は、お盆供養も兼ねて、私たち三姉妹も付き添ったので、その機会にと、お参りが終わって予定の空いた日曜に、竹子と梅子をそちらに行かせて、私は母を活動写真に誘ったんです。そうしたら、面白いからもう一度見たいと母が聞かないものですから、月曜の朝まで。
すっかり遅くなってしまい、犬神様がたがお越しになるのに間に合わなくなってしまって。
……それにしても……」
と、松子はフフフと口を押さえた。
「そちらのお嬢様が、父をやり込められたとか。見たかったですわ」
「ああああれは、その……」
桜子は火が噴くほど赤面し、両手で顔を覆った。
「いや、こちらこそご無礼いたしました。警察に言われないかとビクビクしておりました」
「それはありませんわ。父はとても気位の高い人ですから」
そこで、仲居が番茶と茶菓子を運んできた。天狗祭りの行なわれる百合御殿に因んだものだろう、百合の花をあしらった練り菓子を松子は手に取る。俯き加減にそれを見つめ、松子は続けた。
「……そう、この騒動の元は全て、父の気位にあるのです」
「ほう……」
零は湯呑を手に取り口を付けた。
「父は、自分の思うように生きて来られなかったのです。嫁に出した叔母の建前、叔父の信一郎に水川産業を任せたものの、やはり他人ですから、経営方針で意見の食い違う事もございます。村長の立場も、叔父の弟の滝二郎を応援して、実質譲ったのですが、こちらもやはり、思い通りにはならないようで。
しかし、何よりも思い通りにならないのは、母です」
松子は憂いを込めた目を伏せた。
「……お会いになればお分かりになられると思いますので、この場で申し上げます。――母は、白痴です」
「…………」
「幼い子供の精神のまま、大人になりました。華族の縁者という肩書きを欲するために、先代――私の祖父です――が、縁組を進めたのですが、今でも父と結婚をした事すら、理解をしていないようで。……ですから、毎週週末に帰省するというのは、母にとっては逆で、週末は自分の家で過ごし、平日は来住野の家に通っている、そう思っています」
顔を上げた松子の瞳は、薄らと潤んでいた。
「そんな風でしょ? これから国政へ出ようとしているのに、内助の功は期待できません。本来なら、私が代わりにその役をやるべきなんでしょうけど……」
松子は言い辛い様子で目を細めた。
「私、家出をして女優になったんです。ですから、清弥さんと結婚した時も、苗字を継がせて貰えませんでした。同じ敷地に住んでいますが、私は嫁に行った形になっています」
「なるほど、それで不知火松子さんと」
「はい。……そんな風に、何もかも思い通りにならなかったものですから、せめて竹子や梅子は、思い通りになるよう、抱え込んでおきたいんだと思います。……ひとりでは、また失敗するかもしれない。だから、予備にもうひとり」
「人生なんて、思い通りにならなくて当たり前じゃないの」
そう言ったのは、桜子である。松子の話を聞いているうちに、心が落ち着いたようで、いつもの桜子節を諳んじはじめた。
「全部自分の思い通りになるのなら、他人なんて必要ないわ。自分より他人の方が多い世界で生きてるんだから、思い通りにならない事は、当たり前と思わないと」
松子は桜子に顔を向け、哀しい笑顔を浮かべた。
「父もまた、狭い世界しか知らないんです。代官の家系に生まれ、陣屋様と呼ばれ奉られて、何もかも思い通りになる環境で育ったんです。だから、世間を知って、思い通りにならない事ばかりと知ってからは、相当ストレスを溜めていると思います。
その上、田舎者が背伸びをして、華族様や帝国議会の方々と、お付き合いをしていかなくてはならないんですから。……正直、母の父君の高室伯爵は、田舎者と父を見下しているところがあって、父は高室家には顔を出しません」
そこを利用して、竹子と梅子を連れ出した訳か。松子もなかなかの策士だ。零は思った。
「なるほど。よくお話しくださいました。ご家庭の事情は分かりました」
零は湯呑を置き、膝に手を置いた。
「昨日父君にお会いした時の、何とも尖っておられる印象も理解できました」
「元々高血圧の家系で、気に入らない事があると怒鳴るのは当たり前。そんな風で、来住野家の男は代々、孫の顔を見ずに亡くなる早逝なんです。だから余計に焦っていて。……本当に失礼をいたしました」
「高血圧なら余計、あんなに怒ると体に良くないわ」
桜子が言うと、松子は微笑んだ。しかし彼女もまた、自分の思い通りにならない存在として、十四郎の怒りを買ってきたのだろう。父の話をする時に、怯えの色が、ほんの僅かにだが目に浮かぶ。
――しかし、梅子や竹子に、そんな印象はなかった。梅子の言う通り、十四郎は特別に、双子の妹たちは溺愛しているのか。
「そんな父ですから、村の人たちがどんなに天狗の祟りを恐れようとも、竹子と梅子は手放さないでしょう。村の人たちも、そこを分かった上で、折り合いを付けようと頑張ってくれているんですけど。……怖いのは、大叔母の夢子です」
先程の出来事を思い出し、零はギョッとした。水川産業の社長夫人であり、来住野十四郎の叔母である彼女は、天狗伝説を誰よりも信奉している。
「いつからか、父とは犬猿の仲になっています。それに、一人娘の杏子ちゃん――私と同級生なんです――が亡くなってから、おかしくなってしまって」
松子は凍り付いたように表情を固くした。
「――実力行使に出やしないかと、心配で心配で」
零は昨晩、若女将の史津から聞いた、水川杏子が臨終の際に口走ったとされる言葉については語らなかった。情報源が不利な立場になる可能性があるからだ。その辺りのところは、探偵として心得ている。
松子は続けた。
「今晩の前夜祭と、明日の本祭のどちらかで、大叔母が何かを仕掛けてくる気がして、仕方がないんです」
「それには何か、根拠がおありで?」
「大叔母は焦っているんです。……竹子と梅子の誕生日は、八月八日。そこで二人は十五になります。天狗の伝承では、双子が十五、昔の元服の歳になると、災厄が起こるとされています。天狗信仰に傾倒している大叔母にとっては、もう時間がないんです。……今月に入った辺りから、大叔母は何度かうちに来ています。その度に、父と激しい口論になっているので……」
「なるほど……」
零は腕組みをして目を細めた。
「――それで、今日、あなたがわざわざこちらにお越しになった理由とは?」
「ご依頼したいのです。……どうか、大叔母から、竹子と梅子を守ってやってくださいまし」
不知火松子は、深々と頭を下げた。
桜子が素っ頓狂な声を上げた。
「ああああの、わ、私、むむ昔から、大ファンで……!」
「あら、お見知り置き頂いて光栄ですわ」
不知火松子がニコリと顔を上げると、桜子は卒倒せんばかりにふらついた。それを支えつつ、
「こちらこそ、お越し頂き光栄です」
と、零は挨拶を返す。そして、桜子を畳に座らせると、隣に腰を下ろした。
真正面から不知火松子の顔を見る。なるほど、絶世の美女と呼ぶに相応しい、非の打ち所のない顔立ちだ。薄く浮かべた笑顔と深い笑窪がそれを彩る。輝くような美しさは、現役当時と比べて、少しも遜色ない。
そして、キリリと結った髪に挿した、百合を透かし彫りした銀のかんざしと、洒脱に着こなした絽の小紋が、彼女の持つ華やかな雰囲気を敢えて落ち着かせ、上品さを引き立てている。
常人離れした美貌を鏡で見慣れている犬神零でも、惹き込まれそうになる程度の魅力を、彼女は持っていた。
呆然としている桜子は置いておき、零は口を開いた。
「ここに来られたという事は、私がこの村に来た事情を、ご存知という事ですね?」
「はい、妹たちに聞きました。……と言うより、私があなたさまにご相談するよう、勧めたんです」
「それは、なぜ?」
「どなたさまかにお縋りするより他に、この事態を切り抜ける方法はないと思ったからでございます。……あとは、探偵さんの知り合いはおりませんので、たまたま雑誌で拝見したから、でしょうか」
そして、再び三指をつくと、畳に額が付くほどに頭を下げた。
「昨晩は、父が大変な失礼をいたしました。心からお詫び申し上げます」
「いやいや。仕方ありません。こちらにご厄介になって、色々手に入れられた情報もありますし」
「せめて、私が屋敷に居れば良かったのですが」
松子は恐縮して肩を竦めた。
「母の鶴代は、毎週週末は、新宿の実家で過ごす決まりになっておりまして。金曜に移動し、土日を新宿で過ごし、月曜にまた帰って来る感じです。
――今週は、お盆供養も兼ねて、私たち三姉妹も付き添ったので、その機会にと、お参りが終わって予定の空いた日曜に、竹子と梅子をそちらに行かせて、私は母を活動写真に誘ったんです。そうしたら、面白いからもう一度見たいと母が聞かないものですから、月曜の朝まで。
すっかり遅くなってしまい、犬神様がたがお越しになるのに間に合わなくなってしまって。
……それにしても……」
と、松子はフフフと口を押さえた。
「そちらのお嬢様が、父をやり込められたとか。見たかったですわ」
「ああああれは、その……」
桜子は火が噴くほど赤面し、両手で顔を覆った。
「いや、こちらこそご無礼いたしました。警察に言われないかとビクビクしておりました」
「それはありませんわ。父はとても気位の高い人ですから」
そこで、仲居が番茶と茶菓子を運んできた。天狗祭りの行なわれる百合御殿に因んだものだろう、百合の花をあしらった練り菓子を松子は手に取る。俯き加減にそれを見つめ、松子は続けた。
「……そう、この騒動の元は全て、父の気位にあるのです」
「ほう……」
零は湯呑を手に取り口を付けた。
「父は、自分の思うように生きて来られなかったのです。嫁に出した叔母の建前、叔父の信一郎に水川産業を任せたものの、やはり他人ですから、経営方針で意見の食い違う事もございます。村長の立場も、叔父の弟の滝二郎を応援して、実質譲ったのですが、こちらもやはり、思い通りにはならないようで。
しかし、何よりも思い通りにならないのは、母です」
松子は憂いを込めた目を伏せた。
「……お会いになればお分かりになられると思いますので、この場で申し上げます。――母は、白痴です」
「…………」
「幼い子供の精神のまま、大人になりました。華族の縁者という肩書きを欲するために、先代――私の祖父です――が、縁組を進めたのですが、今でも父と結婚をした事すら、理解をしていないようで。……ですから、毎週週末に帰省するというのは、母にとっては逆で、週末は自分の家で過ごし、平日は来住野の家に通っている、そう思っています」
顔を上げた松子の瞳は、薄らと潤んでいた。
「そんな風でしょ? これから国政へ出ようとしているのに、内助の功は期待できません。本来なら、私が代わりにその役をやるべきなんでしょうけど……」
松子は言い辛い様子で目を細めた。
「私、家出をして女優になったんです。ですから、清弥さんと結婚した時も、苗字を継がせて貰えませんでした。同じ敷地に住んでいますが、私は嫁に行った形になっています」
「なるほど、それで不知火松子さんと」
「はい。……そんな風に、何もかも思い通りにならなかったものですから、せめて竹子や梅子は、思い通りになるよう、抱え込んでおきたいんだと思います。……ひとりでは、また失敗するかもしれない。だから、予備にもうひとり」
「人生なんて、思い通りにならなくて当たり前じゃないの」
そう言ったのは、桜子である。松子の話を聞いているうちに、心が落ち着いたようで、いつもの桜子節を諳んじはじめた。
「全部自分の思い通りになるのなら、他人なんて必要ないわ。自分より他人の方が多い世界で生きてるんだから、思い通りにならない事は、当たり前と思わないと」
松子は桜子に顔を向け、哀しい笑顔を浮かべた。
「父もまた、狭い世界しか知らないんです。代官の家系に生まれ、陣屋様と呼ばれ奉られて、何もかも思い通りになる環境で育ったんです。だから、世間を知って、思い通りにならない事ばかりと知ってからは、相当ストレスを溜めていると思います。
その上、田舎者が背伸びをして、華族様や帝国議会の方々と、お付き合いをしていかなくてはならないんですから。……正直、母の父君の高室伯爵は、田舎者と父を見下しているところがあって、父は高室家には顔を出しません」
そこを利用して、竹子と梅子を連れ出した訳か。松子もなかなかの策士だ。零は思った。
「なるほど。よくお話しくださいました。ご家庭の事情は分かりました」
零は湯呑を置き、膝に手を置いた。
「昨日父君にお会いした時の、何とも尖っておられる印象も理解できました」
「元々高血圧の家系で、気に入らない事があると怒鳴るのは当たり前。そんな風で、来住野家の男は代々、孫の顔を見ずに亡くなる早逝なんです。だから余計に焦っていて。……本当に失礼をいたしました」
「高血圧なら余計、あんなに怒ると体に良くないわ」
桜子が言うと、松子は微笑んだ。しかし彼女もまた、自分の思い通りにならない存在として、十四郎の怒りを買ってきたのだろう。父の話をする時に、怯えの色が、ほんの僅かにだが目に浮かぶ。
――しかし、梅子や竹子に、そんな印象はなかった。梅子の言う通り、十四郎は特別に、双子の妹たちは溺愛しているのか。
「そんな父ですから、村の人たちがどんなに天狗の祟りを恐れようとも、竹子と梅子は手放さないでしょう。村の人たちも、そこを分かった上で、折り合いを付けようと頑張ってくれているんですけど。……怖いのは、大叔母の夢子です」
先程の出来事を思い出し、零はギョッとした。水川産業の社長夫人であり、来住野十四郎の叔母である彼女は、天狗伝説を誰よりも信奉している。
「いつからか、父とは犬猿の仲になっています。それに、一人娘の杏子ちゃん――私と同級生なんです――が亡くなってから、おかしくなってしまって」
松子は凍り付いたように表情を固くした。
「――実力行使に出やしないかと、心配で心配で」
零は昨晩、若女将の史津から聞いた、水川杏子が臨終の際に口走ったとされる言葉については語らなかった。情報源が不利な立場になる可能性があるからだ。その辺りのところは、探偵として心得ている。
松子は続けた。
「今晩の前夜祭と、明日の本祭のどちらかで、大叔母が何かを仕掛けてくる気がして、仕方がないんです」
「それには何か、根拠がおありで?」
「大叔母は焦っているんです。……竹子と梅子の誕生日は、八月八日。そこで二人は十五になります。天狗の伝承では、双子が十五、昔の元服の歳になると、災厄が起こるとされています。天狗信仰に傾倒している大叔母にとっては、もう時間がないんです。……今月に入った辺りから、大叔母は何度かうちに来ています。その度に、父と激しい口論になっているので……」
「なるほど……」
零は腕組みをして目を細めた。
「――それで、今日、あなたがわざわざこちらにお越しになった理由とは?」
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