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【捌】第二ノ事件
②
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松子の悲鳴で、すぐさま駆け付けた百々目は、連れて来た警官たちと非常線を敷いた。
辛うじて「それ」を見ずに済んだ桜子は、顔面蒼白の犬神零を介抱する事になった。
少し離れた石垣に背を預け、冷えた手拭いを額に当て、桜子から渡された水を口にする。この様子には、さすがに軽口を叩けない。
松子はすぐさま本宅に運ばれた。控え室で、ちょうど弔問に来ていた菊岡医師の診察を受けている。
貞吉は比較的冷静で、百々目の聴取を受けていた。
それを横目に、桜子は零に声を掛けた。
「……どう? 動けそう?」
「……はい……」
「離れまで歩ける?」
「……ちょっと、無理……」
「仕方ないわね……」
桜子は零の隣に腰を下ろした。何とか話題を切り替えようと、できるだけ明るい口調で話す。
「さっき、赤松警部補も来てたわ。――小木曽さん、大丈夫みたい。念の為、今日一日診療所で様子を見るって」
「……そう、ですか」
「でも、不運よね。多分、ここでの犯行の目撃者をなくすために、彼、殴られたのよね」
しかし、「犯行」という言葉で思い出したのだろう、零はウッと手拭いを口に当てた。……相当重症だ。
貞吉の聴取を終えた百々目がやって来た。そして、零の顔色を見て苦笑した。
「まだ話は無理そうですね」
「すみません……。警部さんは、大丈夫ですか?」
桜子が聞くと、百々目は気まずい表情を見せた。
「彼の様子を見て、これは見てはならないと、見ないようにしています。後ほど、写真で」
「警部さんにも、苦手はあるんですね」
「何度も殺人現場には行っていますが、血はどうも……。彼らは凄いです。あのくらいになれるよう、努力はしたいのですが」
百々目は、古井戸の周囲に集まる捜査員たちを示した。
「警部さんのお仕事も、大変ですね」
「私は正直、捜査よりも、捜査現場の効率化を期待されて、この地位にあるのです。しかし、彼らの様子を見ていると、効率化というのは果たして捜査のためになるのかと、色々考えてしまいましてね」
桜子は驚いた。気取った物腰のこの男が、こんな弱音を吐くとは思っていなかった。百々目もそれに気付いたようで、
「今のは聞かなかった事にしてください」
と笑い、颯爽と去って行った。
竹子の葬儀会場となっている広間にも、当然この事件は知らされた。出棺直前、葬列を組もうとしているところだったが、赤松に止められ、再び広間に戻された。
「火葬場の時間があるんだ。そう待てないぞ」
十四郎に代わり、水川信一郎が仕切っている。
「分かりました。警察の車で棺を火葬場まで運び込ます。ご遺族のみお付き合いください」
……十四郎と梅子、そして竹子が去った広間には、水川夫妻と寄合の面々、そして手伝いの婦人たちが集められた。
「な、何が起きたんじゃ!」
丸井新造が声を上げる。
そこへ入ってきたのが百々目である。
「申し訳ありませんが、おひとりずつ別室で、お話をお聞かせください」
水川咲哉は、洋間の隣の部屋に見張り付きで待機させられ、洋間にはまず、水川信一郎が呼ばれた。
「お忙しいところ、お時間を頂き恐縮です」
百々目の、相手の立場を立てるこういった一言が、彼の聴取をスムーズに進めるコツである。
「不知火清弥君が遺体で見付かったとは、本当なのかね?」
神経質に貧乏ゆすりをしながら、信一郎は食い付くように百々目を見た。
「はい、残念ながら」
「……殺されたのかね?」
「それはまだ分かりません。事件、事故、自殺。あらゆる面から捜査を進めていきます。――ところで」
百々目は新聞をテーブルに置いた。――一面に大きく載るのは、水川産業と与党幹事長の癒着に関する記事である。
「――昨晩、通夜が終わってから、どこで何をなさいましたか?」
ようやく動けるようになった犬神零は、桜子の手を借りながら本宅へ向かった。
勝手口を入り、手持ち無沙汰に炊事場の掃除をする亀乃に見送られながら、広間とを繋ぐ廊下に出ると、ちょうど菊岡医師と鉢合わせた。
「……松子さんの様子はどうですか?」
桜子が聞くと、菊岡医師は控え室へと目をやった。
「随分取り乱していたのでな、鎮静剤を使った。今は眠っている」
「そうですか」
そして彼は、零の方に目を向けた。
「君の顔色も酷いな。――食堂は空いているだろう。そこで診察をしてやろう」
食堂は、配膳室の隣にあり、扉一枚で繋がっている。半分が畳、半分が板の間の和洋折衷になっていて、板の間にテーブルと椅子が四脚置かれていた。その横の出窓からは、百合園が一望できる。
菊岡医師は還暦前後だろう。薄い白髪頭に、なぜか黒々とした三角眉を携えた、頬の痩けた男である。常に持ち歩いているのか、それとも急事に取りに戻ったのか、往診鞄から聴診器を取り出すと、黒のネクタイを締めた首に掛けた。
零は畳に座り、聴診器を当てられたり脈を取られたりしていたが、そのうちに気分が良くなってきたようだ。
「ありがとうございます。もう大丈夫そうです」
「そういうのはよくある。医者の顔を見ると症状が治まるというのは。心因性の、一種のパニックだ。今日はできるだけ休みなさい」
「はい、そうします。……ところで、先生はこの村の方ですか?」
「いや、昔は東京で小さな医院をやっていた。だが、この村に医者が欲しいと、来住野の先代、十四郎さんの父君に呼ばれてな」
「それで、東京から。もう長いのですか?」
「三十年にはなるな。……だが、検死をしたのは、この間が初めてだ」
「もしかして、今日も……」
「いや、断った。専門ではないのでな。青梅から監察医を呼ぶだろう」
「先生は、どの分野がご専門なんですか?」
「泌尿器科だ。しかし、この村で唯一の医者だからな、風邪も診れば怪我も診る。お産に付き合う事もある」
「それはそれは、大変ですね」
「医は仁術。医者とはそういうものだと思っている。……もういいかね。頭を怪我したお巡りさんを看護婦に頼んでは来たが、あまり診療所を空けられないのでな」
手際良く聴診器を片付けると、菊岡医師は立ち上がった。
「引き止めて申し訳ありません。ありがとうございました」
――午後二時。
一通りの聴取が終わり、村人たちは帰された。
水川信一郎には動機があると睨んだが、慌てふためいたあの様子は、とてもあのように惨い犯行を行った人物とは思えなかった。――それに、水川産業が献金問題程度で傾く企業ではない事を、百々目は知っていた。
青梅から監察医が到着し、赤松と共に、遺体発見現場に向かった。百々目は捜査員がまとめた書類を見ながら、彼が持ち込んだ黒板に書き込んでいく。捜査員が捜査状況を理解しやすいように用意したのだ。
――被害者は、不知火清弥。
昨夜九時頃までは、生存が確認されている。
行方不明となっているのに、妻の松子が気付いたのが、今朝十時過ぎ。
そして、遺体発見が十時半……。
死亡推定時刻と死因は調査中。
水川信一郎にはああ言ったが、これは殺人事件と断定していいだろう。裏門の番をしていた警官が襲われた。その目的は、古井戸に被害者をおびき出す際の邪魔になるから。
動機? それは昨夜、通夜の時に報道陣に対して行った、あの記者会見が濃厚だろう。あれにより、不利を被った人物を中心に、洗い出しをしていこう。村人たちは全員九時前には屋敷を出ている。アリバイの面からも、まず無関係と思っていい。
――しかしなぜ彼は、あのタイミングで、あのような記者会見を行ったのか?
するとそこに、犬神零が入って来た。赤松が渡した通行証を、捜査本部への出入りも認めるものであると勘違いしているようだ。百々目は苦い顔をした。
「気分は収まったようですね。……ところで、ここは警察関係者以外の立ち入りは禁止していると言ったはずだが」
「そう言わないでください、警部殿。――自首しに来たんですから」
「……何だと?」
犬神零はソファーにドカリと腰を下ろし、挑発的な目で百々目を見上げた。
「私、不知火清弥氏を殺したかもしれません。――間接的に」
辛うじて「それ」を見ずに済んだ桜子は、顔面蒼白の犬神零を介抱する事になった。
少し離れた石垣に背を預け、冷えた手拭いを額に当て、桜子から渡された水を口にする。この様子には、さすがに軽口を叩けない。
松子はすぐさま本宅に運ばれた。控え室で、ちょうど弔問に来ていた菊岡医師の診察を受けている。
貞吉は比較的冷静で、百々目の聴取を受けていた。
それを横目に、桜子は零に声を掛けた。
「……どう? 動けそう?」
「……はい……」
「離れまで歩ける?」
「……ちょっと、無理……」
「仕方ないわね……」
桜子は零の隣に腰を下ろした。何とか話題を切り替えようと、できるだけ明るい口調で話す。
「さっき、赤松警部補も来てたわ。――小木曽さん、大丈夫みたい。念の為、今日一日診療所で様子を見るって」
「……そう、ですか」
「でも、不運よね。多分、ここでの犯行の目撃者をなくすために、彼、殴られたのよね」
しかし、「犯行」という言葉で思い出したのだろう、零はウッと手拭いを口に当てた。……相当重症だ。
貞吉の聴取を終えた百々目がやって来た。そして、零の顔色を見て苦笑した。
「まだ話は無理そうですね」
「すみません……。警部さんは、大丈夫ですか?」
桜子が聞くと、百々目は気まずい表情を見せた。
「彼の様子を見て、これは見てはならないと、見ないようにしています。後ほど、写真で」
「警部さんにも、苦手はあるんですね」
「何度も殺人現場には行っていますが、血はどうも……。彼らは凄いです。あのくらいになれるよう、努力はしたいのですが」
百々目は、古井戸の周囲に集まる捜査員たちを示した。
「警部さんのお仕事も、大変ですね」
「私は正直、捜査よりも、捜査現場の効率化を期待されて、この地位にあるのです。しかし、彼らの様子を見ていると、効率化というのは果たして捜査のためになるのかと、色々考えてしまいましてね」
桜子は驚いた。気取った物腰のこの男が、こんな弱音を吐くとは思っていなかった。百々目もそれに気付いたようで、
「今のは聞かなかった事にしてください」
と笑い、颯爽と去って行った。
竹子の葬儀会場となっている広間にも、当然この事件は知らされた。出棺直前、葬列を組もうとしているところだったが、赤松に止められ、再び広間に戻された。
「火葬場の時間があるんだ。そう待てないぞ」
十四郎に代わり、水川信一郎が仕切っている。
「分かりました。警察の車で棺を火葬場まで運び込ます。ご遺族のみお付き合いください」
……十四郎と梅子、そして竹子が去った広間には、水川夫妻と寄合の面々、そして手伝いの婦人たちが集められた。
「な、何が起きたんじゃ!」
丸井新造が声を上げる。
そこへ入ってきたのが百々目である。
「申し訳ありませんが、おひとりずつ別室で、お話をお聞かせください」
水川咲哉は、洋間の隣の部屋に見張り付きで待機させられ、洋間にはまず、水川信一郎が呼ばれた。
「お忙しいところ、お時間を頂き恐縮です」
百々目の、相手の立場を立てるこういった一言が、彼の聴取をスムーズに進めるコツである。
「不知火清弥君が遺体で見付かったとは、本当なのかね?」
神経質に貧乏ゆすりをしながら、信一郎は食い付くように百々目を見た。
「はい、残念ながら」
「……殺されたのかね?」
「それはまだ分かりません。事件、事故、自殺。あらゆる面から捜査を進めていきます。――ところで」
百々目は新聞をテーブルに置いた。――一面に大きく載るのは、水川産業と与党幹事長の癒着に関する記事である。
「――昨晩、通夜が終わってから、どこで何をなさいましたか?」
ようやく動けるようになった犬神零は、桜子の手を借りながら本宅へ向かった。
勝手口を入り、手持ち無沙汰に炊事場の掃除をする亀乃に見送られながら、広間とを繋ぐ廊下に出ると、ちょうど菊岡医師と鉢合わせた。
「……松子さんの様子はどうですか?」
桜子が聞くと、菊岡医師は控え室へと目をやった。
「随分取り乱していたのでな、鎮静剤を使った。今は眠っている」
「そうですか」
そして彼は、零の方に目を向けた。
「君の顔色も酷いな。――食堂は空いているだろう。そこで診察をしてやろう」
食堂は、配膳室の隣にあり、扉一枚で繋がっている。半分が畳、半分が板の間の和洋折衷になっていて、板の間にテーブルと椅子が四脚置かれていた。その横の出窓からは、百合園が一望できる。
菊岡医師は還暦前後だろう。薄い白髪頭に、なぜか黒々とした三角眉を携えた、頬の痩けた男である。常に持ち歩いているのか、それとも急事に取りに戻ったのか、往診鞄から聴診器を取り出すと、黒のネクタイを締めた首に掛けた。
零は畳に座り、聴診器を当てられたり脈を取られたりしていたが、そのうちに気分が良くなってきたようだ。
「ありがとうございます。もう大丈夫そうです」
「そういうのはよくある。医者の顔を見ると症状が治まるというのは。心因性の、一種のパニックだ。今日はできるだけ休みなさい」
「はい、そうします。……ところで、先生はこの村の方ですか?」
「いや、昔は東京で小さな医院をやっていた。だが、この村に医者が欲しいと、来住野の先代、十四郎さんの父君に呼ばれてな」
「それで、東京から。もう長いのですか?」
「三十年にはなるな。……だが、検死をしたのは、この間が初めてだ」
「もしかして、今日も……」
「いや、断った。専門ではないのでな。青梅から監察医を呼ぶだろう」
「先生は、どの分野がご専門なんですか?」
「泌尿器科だ。しかし、この村で唯一の医者だからな、風邪も診れば怪我も診る。お産に付き合う事もある」
「それはそれは、大変ですね」
「医は仁術。医者とはそういうものだと思っている。……もういいかね。頭を怪我したお巡りさんを看護婦に頼んでは来たが、あまり診療所を空けられないのでな」
手際良く聴診器を片付けると、菊岡医師は立ち上がった。
「引き止めて申し訳ありません。ありがとうございました」
――午後二時。
一通りの聴取が終わり、村人たちは帰された。
水川信一郎には動機があると睨んだが、慌てふためいたあの様子は、とてもあのように惨い犯行を行った人物とは思えなかった。――それに、水川産業が献金問題程度で傾く企業ではない事を、百々目は知っていた。
青梅から監察医が到着し、赤松と共に、遺体発見現場に向かった。百々目は捜査員がまとめた書類を見ながら、彼が持ち込んだ黒板に書き込んでいく。捜査員が捜査状況を理解しやすいように用意したのだ。
――被害者は、不知火清弥。
昨夜九時頃までは、生存が確認されている。
行方不明となっているのに、妻の松子が気付いたのが、今朝十時過ぎ。
そして、遺体発見が十時半……。
死亡推定時刻と死因は調査中。
水川信一郎にはああ言ったが、これは殺人事件と断定していいだろう。裏門の番をしていた警官が襲われた。その目的は、古井戸に被害者をおびき出す際の邪魔になるから。
動機? それは昨夜、通夜の時に報道陣に対して行った、あの記者会見が濃厚だろう。あれにより、不利を被った人物を中心に、洗い出しをしていこう。村人たちは全員九時前には屋敷を出ている。アリバイの面からも、まず無関係と思っていい。
――しかしなぜ彼は、あのタイミングで、あのような記者会見を行ったのか?
するとそこに、犬神零が入って来た。赤松が渡した通行証を、捜査本部への出入りも認めるものであると勘違いしているようだ。百々目は苦い顔をした。
「気分は収まったようですね。……ところで、ここは警察関係者以外の立ち入りは禁止していると言ったはずだが」
「そう言わないでください、警部殿。――自首しに来たんですから」
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