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四.最後の夏とうそつきの麦わら
35.夏祭りの朝
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「謙人さん、起きていますか?」
夜になってふすまの向こう側から声をかけられる。もちろんありすの声だ。
「起きているよ」
ありすの声に答えると、ふすまの向こうから続けて声が響く。
「少しお話ししてもいいですか?」
「いいよ」
僕が答えてるとゆっくりとふすまが開く。
パジャマ姿のありすが再びやってきていた。一昨日と同じように三つ編みもほどいて、めがねもつけていない。
「昼間のことかな」
僕の問いかけにありすは首を振るう。
「いえ、それはショックではありましたけど、考えてみたら私がもっと訪れて手入れしておけばよかったんです。人まかせにしておいて勝手に衝撃を受けるのは違うなと思いました。謙人さんの言う通り、また二人で元に戻せばいいんだと思います」
ありすは少し落ち着いたのか、ゆっくりと話し出していた。
納得した様子ではなかったけれど、それでも現実は受け入れたのだろう。過ぎてしまった時間よりも、この先を見守っていこうと考えているに違いない。
「お話は明日の夏祭りのことです」
ありすは僕のそばまでくると、すでに敷いてあった布団の隣に腰掛ける。
「村のお祭りですから、そんなに大したものはなくて。盆踊りしたり、村の雄志が太鼓の演奏したりとか、そのくらいなんですけど。明日はずっと私と一緒にいてくれますか?」
「なんだ、そんなことか。もちろんだよ」
ありすの言葉に僕がうなずくと、ほっとした様子で息を吐き出していた。
「私があんな感じだったから、謙人さんがあきれてしまったんじゃないかって、心配だったんです。でも悲しい気持ちのままお祭りを一緒に過ごすなんて嫌でしたから。だから」
「大丈夫だよ。僕はずっと一緒にいるよ。お祭りが終わるまで、ずっとね」
「安心しました」
ありすはやっとはっきりと笑みを浮かべて、それからまた廊下の方へと戻っていく。
少しはありすの気持ちも晴れたのかもしれない。
ありすが悲しい顔をしていると、僕も悲しくなる。少しでも元気な顔をみせてくれたなら、良かったと思う。もっとも自分では何もしてあげられなかったことには、ふがいない気持ちすらあった。
「あ、明日はですね。なんと花火が打ち上がるんだそうですよ。私、テレビでしかおっきな花火みたことがないんです。だからすっごく楽しみです!」
ありすは本当に楽しそうに告げると、大きく手をひろげてわっかを作ってみせる。
やっぱりありすには笑顔がよく似合う。たぶん空元気ではあるだろうけれど、それでもありすは前を向こうとしているのだと思う。
「こーんな大きいのが打ち上がるんですよ。楽しみです。謙人さん、一緒にみてくださいね」
「もちろん。約束するよ」
「えへへ。ありがとうございます。あ、今日はもう寝ますね。明日よろしくお願いします」
ありすは大きく手をふって、そして頭を下げてからふすまを閉めた。
少しは気持ちを切り替えられただろうか。明日は少しでもありすが楽しんでいられるように、僕も元気に振る舞おうと思う。夏祭りが終わったら、ありすと一緒に祠の再建をしてもいい。時間だけはまだたくさんある。
ふといつものタンスの上をみると、ミーシャはここでは眠っていなかった。どこかへ行っているのか、他の場所で眠っているのかもしれない。
とにかく僕も眠ろう。
昨日春渡しでしっかりと眠れていない。さすがに疲れがでてきている。
僕は布団へと潜り込むと、そのまますぐに深い眠りが訪れていた。
村の外からは朝から笛太鼓の音が聞こえていた。
村の祭りはもう始まっているのだろう。
「お。謙人。ちょうどいい。こっちも手伝ってくれ」
健さんの声に向かっていくと、健さんと村の人達が神輿を組み立てようとしているようだった。
「そっち抑えていてくれ」
言われるがままに神輿の担ぎ棒の部分を抑えると、紐を幾重にも結びつけていく。
「これでよしと。おう。ありがとよ。よし、じゃあお前も担げ」
「いや、僕はこんなの担いだ事ありませんよ」
「こんなん誰でもできる。いいから担げ」
健さんは強引に僕を誘い込むと、配置につかせる。抵抗する間もなく神輿が動き始めていた。
「よし、いくぞ。オッショイ、オッショイ。ほら、謙人も声ださんか」
「うわわ。おっしょい……!?」
無理矢理神輿を担がされて村の中を歩き始める。
向こう側に、こずえとあかねの姿が見える。
「おー。ケントさん、にあっとうばい」
「がんばってね。謙人くん」
二人は手をふって僕と神輿を見守っていた。
そしてすぐにありすも姿を現していた。
「あー。謙人さん、何勝手にお祭り始めているんですー! 今日は私とずっと一緒にいてくれるっていったじゃないですか」
口々に文句を告げる。
「いや、これは健さんが」
「ええい。文句いってないで、かけ声かけんかー。オッショイオッショイ」
「わかりましたよっ。おっしょいおっしょい!」
慌てて弁明しようとするが、すぐに健さんに怒鳴られていた。
仕方なくかけ声をかける。
しばらく村の周りを歩いていたが、軽く近くを一周してくると、また元の場所に神輿を下ろした。
「よーし。問題なさそうだな。おう、謙人もご苦労さん。なかなか良かったぞ。本番でも担ぐか?」
「いや、遠慮しておきます」
「そうか。もう担ぎ手が少ないから、若い奴は歓迎なんだけどな。まぁ、有子の邪魔する訳にもいかんから仕方ないか」
いいながらばんばんと僕の背中を叩く。少し背中が痛い。
「そうだよ、お父さん。謙人さんは今日は私と過ごすんだから」
「ち、最愛の娘がそうしたいっていうなら仕方ねぇ。おい謙人。娘を泣かすような事するんじゃねぇぞ」
僕をにらむようにして告げると、それからがははっと笑い声を漏らしていた。
「わかりました。泣かしたりしませんよ」
「お、らぶらぶやんね」
僕の声にこずえが茶々をいれてくる。
「そうね。さすが春渡しを過ごした二人だけはあるわね」
あかねもすぐにそれに続いていた。
「あ、謙人お兄ちゃん。今日はお祭りだよー。あとで私と一緒に綿菓子食べようよ、綿菓子」
同時にさらに向こう側からかなたの声も聞こえてきていた。振り返るともうすでに浴衣姿のかなたがそこには立っていた。金魚柄の白い浴衣がとても可愛らしい。
「えへへー。お兄ちゃん、かなた似合います? 似合ちゃってます? 見とれちゃう感じですか?」
たたみかけるように浴衣を見せつけてきていた。
「あ、うん。似合っているし、可愛いよ」
「えへへー。かなた可愛いって言われちゃいました」
嬉しそうに頬を緩めていた。
そして同時にその向こうで頬を膨らませているありすの姿もあった。
「やっぱり謙人さんロリコンさんなんですかっ」
「ち、違うからね!?」
だ、だって浴衣の女の子がいたら可愛いよね。可愛い子がいたらロリコンじゃなくても褒めるよね。
心の中で言い訳をするけれど、ありすは僕をぺしぺしと平手で叩いてくる。
「じゃあやっぱりあかねちゃんがいいんですか? おっぱい星人なんですか!?」
「あらあら。今度は私に飛び火しちゃったわね」
あかねが頬を抑えながら、ふんわりとした声で告げる。同時に少し胸が強調されて、どきりとした。
「あ、やっぱりあかねちゃんの胸をみてますっ。もうもうもうっ」
ぺしぺしと叩いてくるありすに僕はもうどうしていいのかわからなかった。
痛くは全くないのだけれど、どちらかというと心が痛い。
ちなみに胸はみてないです。いや、本当はちょっとだけ見ました。
「あ、じゃあうちはうちはー?」
なぜかこずえが僕に訊ねてくる。
「え、いや、その」
「えー。うち可愛くないん? だめなん?」
「いや、その……カワイイデス」
半ば片言になりつつも答える。もうそう答えるしかなかった。
「やったー! うちも可愛いって」
「もうもうもうっ。謙人さんの浮気者ーーー!!」
ぺしぺしぺしぺし。僕を叩く音が響く。
いや浮気はしてないです。と思うものの、どう答えていいのかもわからなかった。
「賑やかでいいわね」
あかねは微笑を浮かべながら、叩かれる僕を見ていた。
出来れば助け船をだして欲しいと思う。
「なんだ謙人。もてもてだな。まぁ女に人気があるのは男の甲斐性かもしれんが、だけど娘を泣かせるんじゃねぇぞ」
「そ、そういうんじゃないです」
ぺしぺしぺしぺし。
なんだか賑やかな夏祭りの朝が始まっていた。
夜になってふすまの向こう側から声をかけられる。もちろんありすの声だ。
「起きているよ」
ありすの声に答えると、ふすまの向こうから続けて声が響く。
「少しお話ししてもいいですか?」
「いいよ」
僕が答えてるとゆっくりとふすまが開く。
パジャマ姿のありすが再びやってきていた。一昨日と同じように三つ編みもほどいて、めがねもつけていない。
「昼間のことかな」
僕の問いかけにありすは首を振るう。
「いえ、それはショックではありましたけど、考えてみたら私がもっと訪れて手入れしておけばよかったんです。人まかせにしておいて勝手に衝撃を受けるのは違うなと思いました。謙人さんの言う通り、また二人で元に戻せばいいんだと思います」
ありすは少し落ち着いたのか、ゆっくりと話し出していた。
納得した様子ではなかったけれど、それでも現実は受け入れたのだろう。過ぎてしまった時間よりも、この先を見守っていこうと考えているに違いない。
「お話は明日の夏祭りのことです」
ありすは僕のそばまでくると、すでに敷いてあった布団の隣に腰掛ける。
「村のお祭りですから、そんなに大したものはなくて。盆踊りしたり、村の雄志が太鼓の演奏したりとか、そのくらいなんですけど。明日はずっと私と一緒にいてくれますか?」
「なんだ、そんなことか。もちろんだよ」
ありすの言葉に僕がうなずくと、ほっとした様子で息を吐き出していた。
「私があんな感じだったから、謙人さんがあきれてしまったんじゃないかって、心配だったんです。でも悲しい気持ちのままお祭りを一緒に過ごすなんて嫌でしたから。だから」
「大丈夫だよ。僕はずっと一緒にいるよ。お祭りが終わるまで、ずっとね」
「安心しました」
ありすはやっとはっきりと笑みを浮かべて、それからまた廊下の方へと戻っていく。
少しはありすの気持ちも晴れたのかもしれない。
ありすが悲しい顔をしていると、僕も悲しくなる。少しでも元気な顔をみせてくれたなら、良かったと思う。もっとも自分では何もしてあげられなかったことには、ふがいない気持ちすらあった。
「あ、明日はですね。なんと花火が打ち上がるんだそうですよ。私、テレビでしかおっきな花火みたことがないんです。だからすっごく楽しみです!」
ありすは本当に楽しそうに告げると、大きく手をひろげてわっかを作ってみせる。
やっぱりありすには笑顔がよく似合う。たぶん空元気ではあるだろうけれど、それでもありすは前を向こうとしているのだと思う。
「こーんな大きいのが打ち上がるんですよ。楽しみです。謙人さん、一緒にみてくださいね」
「もちろん。約束するよ」
「えへへ。ありがとうございます。あ、今日はもう寝ますね。明日よろしくお願いします」
ありすは大きく手をふって、そして頭を下げてからふすまを閉めた。
少しは気持ちを切り替えられただろうか。明日は少しでもありすが楽しんでいられるように、僕も元気に振る舞おうと思う。夏祭りが終わったら、ありすと一緒に祠の再建をしてもいい。時間だけはまだたくさんある。
ふといつものタンスの上をみると、ミーシャはここでは眠っていなかった。どこかへ行っているのか、他の場所で眠っているのかもしれない。
とにかく僕も眠ろう。
昨日春渡しでしっかりと眠れていない。さすがに疲れがでてきている。
僕は布団へと潜り込むと、そのまますぐに深い眠りが訪れていた。
村の外からは朝から笛太鼓の音が聞こえていた。
村の祭りはもう始まっているのだろう。
「お。謙人。ちょうどいい。こっちも手伝ってくれ」
健さんの声に向かっていくと、健さんと村の人達が神輿を組み立てようとしているようだった。
「そっち抑えていてくれ」
言われるがままに神輿の担ぎ棒の部分を抑えると、紐を幾重にも結びつけていく。
「これでよしと。おう。ありがとよ。よし、じゃあお前も担げ」
「いや、僕はこんなの担いだ事ありませんよ」
「こんなん誰でもできる。いいから担げ」
健さんは強引に僕を誘い込むと、配置につかせる。抵抗する間もなく神輿が動き始めていた。
「よし、いくぞ。オッショイ、オッショイ。ほら、謙人も声ださんか」
「うわわ。おっしょい……!?」
無理矢理神輿を担がされて村の中を歩き始める。
向こう側に、こずえとあかねの姿が見える。
「おー。ケントさん、にあっとうばい」
「がんばってね。謙人くん」
二人は手をふって僕と神輿を見守っていた。
そしてすぐにありすも姿を現していた。
「あー。謙人さん、何勝手にお祭り始めているんですー! 今日は私とずっと一緒にいてくれるっていったじゃないですか」
口々に文句を告げる。
「いや、これは健さんが」
「ええい。文句いってないで、かけ声かけんかー。オッショイオッショイ」
「わかりましたよっ。おっしょいおっしょい!」
慌てて弁明しようとするが、すぐに健さんに怒鳴られていた。
仕方なくかけ声をかける。
しばらく村の周りを歩いていたが、軽く近くを一周してくると、また元の場所に神輿を下ろした。
「よーし。問題なさそうだな。おう、謙人もご苦労さん。なかなか良かったぞ。本番でも担ぐか?」
「いや、遠慮しておきます」
「そうか。もう担ぎ手が少ないから、若い奴は歓迎なんだけどな。まぁ、有子の邪魔する訳にもいかんから仕方ないか」
いいながらばんばんと僕の背中を叩く。少し背中が痛い。
「そうだよ、お父さん。謙人さんは今日は私と過ごすんだから」
「ち、最愛の娘がそうしたいっていうなら仕方ねぇ。おい謙人。娘を泣かすような事するんじゃねぇぞ」
僕をにらむようにして告げると、それからがははっと笑い声を漏らしていた。
「わかりました。泣かしたりしませんよ」
「お、らぶらぶやんね」
僕の声にこずえが茶々をいれてくる。
「そうね。さすが春渡しを過ごした二人だけはあるわね」
あかねもすぐにそれに続いていた。
「あ、謙人お兄ちゃん。今日はお祭りだよー。あとで私と一緒に綿菓子食べようよ、綿菓子」
同時にさらに向こう側からかなたの声も聞こえてきていた。振り返るともうすでに浴衣姿のかなたがそこには立っていた。金魚柄の白い浴衣がとても可愛らしい。
「えへへー。お兄ちゃん、かなた似合います? 似合ちゃってます? 見とれちゃう感じですか?」
たたみかけるように浴衣を見せつけてきていた。
「あ、うん。似合っているし、可愛いよ」
「えへへー。かなた可愛いって言われちゃいました」
嬉しそうに頬を緩めていた。
そして同時にその向こうで頬を膨らませているありすの姿もあった。
「やっぱり謙人さんロリコンさんなんですかっ」
「ち、違うからね!?」
だ、だって浴衣の女の子がいたら可愛いよね。可愛い子がいたらロリコンじゃなくても褒めるよね。
心の中で言い訳をするけれど、ありすは僕をぺしぺしと平手で叩いてくる。
「じゃあやっぱりあかねちゃんがいいんですか? おっぱい星人なんですか!?」
「あらあら。今度は私に飛び火しちゃったわね」
あかねが頬を抑えながら、ふんわりとした声で告げる。同時に少し胸が強調されて、どきりとした。
「あ、やっぱりあかねちゃんの胸をみてますっ。もうもうもうっ」
ぺしぺしと叩いてくるありすに僕はもうどうしていいのかわからなかった。
痛くは全くないのだけれど、どちらかというと心が痛い。
ちなみに胸はみてないです。いや、本当はちょっとだけ見ました。
「あ、じゃあうちはうちはー?」
なぜかこずえが僕に訊ねてくる。
「え、いや、その」
「えー。うち可愛くないん? だめなん?」
「いや、その……カワイイデス」
半ば片言になりつつも答える。もうそう答えるしかなかった。
「やったー! うちも可愛いって」
「もうもうもうっ。謙人さんの浮気者ーーー!!」
ぺしぺしぺしぺし。僕を叩く音が響く。
いや浮気はしてないです。と思うものの、どう答えていいのかもわからなかった。
「賑やかでいいわね」
あかねは微笑を浮かべながら、叩かれる僕を見ていた。
出来れば助け船をだして欲しいと思う。
「なんだ謙人。もてもてだな。まぁ女に人気があるのは男の甲斐性かもしれんが、だけど娘を泣かせるんじゃねぇぞ」
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