異世界転移したら……。~色々あって、エルフに転生してしまった~

伊織愁

文字の大きさ
55 / 76

第五十五話 『幻術からの脱出』

しおりを挟む
 無人島で遊び疲れた振りをして、優斗たちは何時もより早く切り上げ、怪しまれないように船へ戻った。

 (そうだ、何度も無人島の側を通るはずがないっ! 兎に角、貨物室へ行かないとっ! 最初の日はあいつらと一緒に晩御飯、食べたよな?)

 優斗には何処からが夢で、どこまでが現実なのか分からなくなっていた。 

 華たちも優斗と同じように感じて顔が青ざめている。 誰が優斗たちを見張っているか分からない。

 慎重な行動が求められた。

 しかし、船に戻った優斗たちは、直ぐに先程の事を忘れてしまい、一日を無駄に過ごした。

 優斗たちは気づかない内に疲れやすくなり、無気力感に襲われて何もしたくないし、考える事もしたくない時があった。

 無気力感に襲われた時は、優斗たちは自身の部屋へ籠るようになっていた。

 次に目覚めたのは、無力感に襲われて優斗が自身の部屋で籠っていた時だった。

 大きな雷の音が鳴り、窓ガラスが大きい音を鳴らして震え、ベッドも大きく震えた。

 大きな音やベッドの振動に身体が反応して震え、優斗は飛び起きた。

 ベッドから飛び起きた優斗は、まず最初に周囲を見回し、何が起こったのか確認する。 そして、華の所在を監視スキルで確認する。 しかし、監視スキルは発動しない上に、声も聞こえない。

 窓の外を見ると、雷雲もなく、晴れ渡る青空が広がっているだけだった。 

 以前にも同じ事をしたような既視感に、優斗は眉を顰めた。

 (あれ? これ、前にも一度あったな? あの時は華が隣で寝てて、あやふやになったけど……これって、もしかしなくても何かおかしいっ! 監視スキルが働いてないって事が、既におかしいっ)

 瑠衣たちを起こしに行って知らせに行こうと思ったが、もしまた今の事を忘れてしまって、無駄に過ごす事になったらと考えたら、手遅れになるかもしれないと考えた。

 (俺だけで行動するかっ! そう言えば、乗船してから貨物室に行った事がないなっ)

 優斗は『誰にも見つかりませんように』と祈りながら部屋を出た。 貨物室は船底にあるはずだ。

 優斗たちの荷物は、船旅分の着替えだけだ。 ダークエルフの長に献上する品は幾つか持って来ているが、貨物室の中の荷物は少ないし、大きな物は風神を入れる檻しかないはずだ。

 華の部屋の前を通り過ぎる時、中に入って無事を確かめたい衝動に駆れらた。

 しかし、華は部屋の中に居た方が安全かもしれないと思い、ノブに伸ばしかけた手を引いた。

 後ろ髪を引かれる思いで、華の部屋の前を通り過ぎ、優斗は船底の貨物室へ向かった。

 (今まで、行ってない場所に何かあるかもしれない。 ヒントになる何かがっ)

 不思議と船底に行くほど人気もなくなった。 あっさりと目的の場所へ誰にも邪魔されず、貨物室へ辿り着いた。

 貨物室の扉に手を掛け、扉を開く。

 重い音を鳴らして貨物室の扉が開き、優斗は中へ足を進める。 視界の先に入った光景に、白銀の瞳が見開かれた。

 貨物室の中は有るはずの献上品もなく、風神を入れる為の檻があっただけだった。 

 檻の中は空っぽで、風神やフィル、フィンの姿はなかった。 空っぽの檻があるだけで、他に何もない空間が貨物室を広く感じさせた。

 本当にフィルたちが居ない事に焦り、三人は何処へ連れて行かれたのか考えた。

 (居ないという事はないよな? 港から出発はしてた。 海の上では何処にも行けないし、俺たちを置いて行く事はしないだろう。 なら、やっぱりここは幻術の世界だっ! 操縦室へ行こうか……皆を起こすかっ? 監視スキルで確認してってっ!)

 「使えなかったっ! どうする? どうやって抜け出す? こんな時は、監視スキルやフィルからヒントをもらってたからなぁ」

 いかに優斗が監視スキルに頼り切っている事が分かる。

 「幻術か……きっと、風神には効かないんだろうな。 犯人が幻術使いなら、風神が直ぐに分かる。 フィルとフィンもそんな理由か? それとも主さまの使いだからか……」

 以前に瑠衣が呟いた事と同じ事を、呟き深い溜息を吐いた優斗は、華が心配になった。 華の様子だけでも見に行こうと、貨物室を出た。
 
 華の部屋の前まで来た優斗は、ノックをした後、華に声を掛けた。 数回ノックをしたが、華の返事はなかった。 

 眉を顰め、手を掛けたノブを回すと、鍵が掛かっていなかった。 不安に駆られたが、ゆっくりと扉を開ける。 

 扉は静かに開いた。 覗いた部屋の中に華の姿はなかった。
 
 ◇

 薄暗い操縦室の中が稲光で明るく照らされる。 

 前方の壁が一面ガラス張りの窓の外は、上空に雷雲が広がり、幾つもの稲光が放たれている。 

 稲光と雷鳴の中、男の舌打ちが魔法陣の上で落ちる。

 「あいつ、また正気に戻りやがったっ。 まぁ、俺の幻術からは逃げられないけどな。 まだ、目覚める時間じゃないぜ、エルフの次期里長のお坊ちゃま」

 魔法陣から黒いオーラが溢れ出す、操縦室から溢れ出た黒いオーラはゆっくりと船全体を包み込んで行った。

 ◇

 優斗が華の部屋の前を離れ、貨物室へ向かった後、華も大きな雷鳴で目が覚めていた。 

 飛び起きた華は、まだ寝ぼけていて、いつも隣で寝ているはずの優斗の姿がない事に気づいた。 

 部屋の中を見回して優斗の姿を探す。

 (あれ? 優斗がいない。 トイレかな?)

 ベッドを抜け出し、洗面所の扉を開けた。 奥のトイレに人の気配がしない事で、優斗が部屋に居ない事を理解した。 

 しかし、華は首を傾げた。 自身は、いつベッドに入って寝たのかと。

 (いつ寝たのか……覚えてないよっ! なんでっ? それに、さっきの雷の音、何だったの?)

 窓の外は雲一つない青空が広がっていた。 そして、いつだったか分からないが、優斗が言っていた。 今居る現実がおかしいと、幻術の世界に居るのではないかと言っていた事を思い出した。

 「うそっ、あれから何日経ってるの?! フィンを見つけないとっ」

 部屋を飛び出すと、華は隣の部屋に居るだろう優斗の部屋の扉をノックした。 

 数回ノックしても、優斗の返事はなかった。 ノブを回すと、鍵が掛かっておらす、簡単に回った。 嫌な不安が胸に過り、堪らず扉を開けて優斗の部屋へ入る。 

 しかし、部屋の中は空っぽだった。

 「……っうそっ、どこ行ったのっ、優斗……」

 優斗の姿が無く、華は分かりやすく狼狽えた。 周囲にいつも漂っていた優斗の魔力を感じない。 

 更に華の胸に不安が過ぎる。

 いつも優しく見守ってくれていた監視スキルを感じ取れず、華は愕然とした。

 (まさかっ、犯人に捕まったなんて事ないよねっ)

 優斗の部屋を出た華は、仁奈と瑠衣の部屋へ急いだ。 華の隣は瑠衣の部屋で、瑠衣の部屋の隣は仁奈だ。 瑠衣の部屋の前で立ち止まり、瑠衣が今、どちらの部屋に居るか考えてみた。

 (……多分だけど、瑠衣くん……仁奈の部屋に居るよね?)

 まだ、胸に不安が広がっている華は、躊躇いがちに仁奈の部屋をノックした。 

 数回、ノックすると、眠そうな顔をした仁奈が顔を出した。

 「ん、おはよう、華。 早いね、どうしたのって、えっ、華っ!」

 仁奈に返事をする事無く、華は顔を出した仁奈を部屋へ押し込み、素早く部屋の扉を閉めた。

 華の行動に困惑した様な表情を浮かべ、『どうしたの?』、と問いかけて来る。 

 ベッドの上には瑠衣の姿もあり、瑠衣も華の行動に呆然としていた。 優斗の説が正しいならば、犯人が華たちを見張っているかもしれない。 仁奈を部屋へ押し込んだはいいが、今の状況を瑠衣と仁奈に説明するのは難しかった。 

 先ずは、仁奈と瑠衣に今の状況がおかしいと、気づかせないと駄目だ。

 説明がややこしくて、華は自身の頬が引き攣っている事に気づく。 顎に手を当て、腕を組んで考える。

 (どうやって説明しよう……あっ、そうだっ!)

 「ねぇ、仁奈、私たちいつの間に寝たかな?」
 「えっ?! 何言ってんのっ、華。 昨日の夜……あれ?」
 「瑠衣くん……昨日の夜、何を食べたか覚えてる? 因みに、私は覚えてないっ」

 暫し、二人は華の問いに考え込み、何も答えが出なかったのか、困惑したような表情で華を見た。

 「でもさ、物忘れって普通にあるし、昨日の晩飯が何だったのか分からないくらいは、普通にあるだろう?」
 「じゃ、その前は? 乗船して何日経ってるのか分かる? 因みに、私は分からないっ」
 「流石にそれは分かるだろう? えと……まじか? 何日経ってるか分からないなっ」
 「……っ分からないっ、そも、出航してたっけ?」
 
 瑠衣は華の質問に、信じられないと顔を歪めた。 仁奈など、船が出た事も分からなくなった様だ。

 瑠衣が『待てよっ』と呟いた後、納得した様な表情を浮かべ、片手を額に当てて、『まじかっ』と深い溜息を吐いた。

 瑠衣は華と同様で、優斗が言っていた事を思い出した様だ。

 「そう言えば、いつだったか、優斗が言ってたなっ。 幻術に掛かってる可能性があるって」
 「うん、私たち……すっかりとその事を忘れて、また無駄な一日を過ごしてたみたい」
 「う~ん……そんな事があった様な気も……」

 仁奈はまだ、曖昧なようだ。 何とか二人に今の状況がおかしい事に気づいてもらい、華はホッと胸を撫で下ろした。

 瑠衣がベッドから抜け出して上着を羽織る。 上半身が裸だった。

 華はそっと瑠衣から視線を逸らし、二人が何をしていたか、考えない事にした。

 「で、優斗はどっちの部屋にも居なかったんだ」
 
 華は『うんっ』と返事を返しながら、頬を染めて俯いた。

 「そっか。 優斗、なんて言ってたっけ? 風神たちの姿が見えなかったら、操縦室に行くとかなんとか言ってなかったっけ?」
 「……私っ、全然、分からないんだけどっ」

 仁奈は自身の記憶力に愕然としていて、今は、ちょっと残念な美少女である。

 「フィンたちを探して、貨物室に行こうって話してたと思う。 なんか遠い昔の話みたいで、なんか変な感じがするけど……」

 瑠衣も華に同意して頷いた時、部屋の扉のノブが慌てた様に鳴らされ、乱暴にノブが回される。 

 部屋に金属が弾き合う音が鳴り、三人は背後の扉を振り返った。

 扉が乱暴に開けられ、飛び込んで来た人物に華たちの瞳が見開かれる。

 華の視界に飛び込んで来た優斗は、焦った様な表情をしていて、華を見つけると、眉尻を下げた。

 「華、良かったっ! ここに居たっ」
 「優斗っ! 優斗こそ何処へ言ってたのっ! 起きたら隣に居ないから心配したよっ!」
 「ごめんっ」
 「無事で良かったっ」

 優斗はもう一度、誤って華を抱きしめた。 瑠衣と仁奈も優斗が無事でいた事に、ホッとしていた。

 ◇

 仁奈の部屋で集まっていた華たちに、優斗は知り得た状況を説明した。 

 華が瑠衣と仁奈に幻術を掛けられていると、気づかせてくれていたので、瑠衣と仁奈は優斗の話を疑う事無く、信じてくれた。

 「貨物室にフィルたちはいなかったっ、どういう状況か分からないけど……俺たちが幻術に掛けられている事に間違いない。 問題はどうやって幻術を解くかだけど」
 「そういや優斗、言ってたよな? ウルスさんの補佐してる戦士隊が一人いないって」
 「ああ、もしかしたらそいつが犯人かも知れない。 だから操縦室に行ってみようと思う。 監視スキルは使えないけど、エルフの力は使えるだろう」
 「分かった。 もう、一気に操縦室へ行こうぜ。 また、忘れたら振出しに戻る」

 瑠衣の意見に優斗たちは同意し、優斗たちは部屋を出て、一階の操縦室へ向かった。

 一階へ降りて行くと、先程、貨物室に行く時には居なかった戦士隊が操縦室の前に居た。 顔を見ても誰か分からない。

 戦士隊の隊服を着ているので、戦士隊だろうと思われる。

 「もしかしてあいつか? ウルスさんの補佐をしてた戦士隊」
 「そうかもしれないけど……顔までは覚えてなかったっていうか、忘れたっ」
 「「「……」」」
 「ねぇ、戦士隊が操縦室を見張ってるのって、なんか変よね?」

 仁奈の疑問に優斗たちは無言で頷いた。

 操縦室の中がどうなっているのか、アスクたちは無事なのか、居るのか。 

 今更ながら心配になり、優斗は皆を振り返って無言で頷いた。

 取り出した木製短刀を握り、魔力を流して強化した。 瑠衣も取り出したショートボウガンを腕に装着する。 

 瑠衣とアイコンタクトを交わす。

 何も言わなくても優斗の考えている事は、長い付き合いで皆には伝わる。 

 華と仁奈には大人しく待ってもらう。

 足音を鳴らさずに戦士隊へ近づき、短刀を戦士隊の喉元へ突きつける。 戦士隊の目の前でショートボウガンを構え、瑠衣が戦士隊に降伏を求める。

 「同胞には手荒な真似はしたくない。 大人しく俺たちを操縦室へ入れろ」
 
 戦士隊の喉元に突きつけていた木製短刀から手ごたえが消えた。 同時に視覚的にも戦士隊の姿が消えた。 まるで最初から居なかったように、戦士隊は消えた。

 困惑している瑠衣と視線を合わせ、優斗も首を傾げた。 戦士隊自体が幻術だったのかと、優斗たちの脳裏に過ぎった。 

 華と仁奈が驚きの表情を浮かべ、優斗たちの側へやって来た。

 何度目かのアイコンタクトの後、優斗たちは操縦室の扉を開けた。 操縦室へ入った優斗たちは、目の前の光景を見て顔を強張らせた。

 目の前の壁一面のガラス張りの窓の向こうは、雷雲が広がり、稲光が見える。 

 優斗たちの部屋の窓から見える景色と違い過ぎて、優斗は息を呑んだ。 背後で同じように華たちも息を呑んでいる。

 優斗たちが操縦室へ入って来て、目の前にいる戦士隊が振り返った。 にこやかに微笑んでいるのはウルスだった。 

 いい笑みを浮かべたウルスが宣う。

 「もう少しで貴方たちを衰弱死させられたのに、残念です」

 薄々は気づいていた。 ウルスの補佐が居なくなっていたから、ウルスが関わっているのだろうと思っていた。

 ウルスは出会った時からずっと、優斗と華の事を『次期里長』とは呼ばなかった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

英雄の番が名乗るまで

長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。 大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。 ※小説家になろうにも投稿

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

おばさんは、ひっそり暮らしたい

波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

処理中です...