14 / 22
奴隷生活と悪名一家
12 (14歳)
しおりを挟む
ガタンゴトン。と言うような激しい揺れは一切無かったが、ふと空也は目覚めた。
『ここは…どこだ?』
まだ少し頭が回っていないのか、ほぼ心中で思った事を【念話】でガイザダルに聞いた。
「お?起きたか、ここは王都周辺の森だな…安心しろ。滅多に盗賊なんかは出ないからな…って盗賊って知ってるか?」
『いやそれフラグ…盗賊ってあれだろ?商人とか襲って金とか生きてる人間捕まえて俺みたいに違法奴隷として売っぱらうヤツら…だよな?』
寝ぼけていた意識が覚醒されるほど見事なフラグを建設してくれたガイザダル。転生して14年経っていると言っても、彼が外に出て実際に物を見聞きすることなどほとんど無かった。それを心配してかのあのセリフの後半だったが、空夜自身は転生する前の知識がある為、見てはいないがこんなモノだろう。と推測する事は可能なのだ。
「あぁ…そんな感じの奴らだな」
微妙に驚いた感じで言われたが、そこから先は何も言えないようで口を噤んだ。
(実際痛かったとか苦痛だったとかはあるけど、裸で外を歩かされる事とかそう言うのは無かったからな。ある意味良かったかも知れない…
まぁ、男の裸って腐以外の需要なしなんだけどなぁ…あ、そういう面で彩夜…大丈夫か?俺が犠牲になると言う未来が……考えるのやめよ… )
そう言えば空夜がこれまで何故そんなに彩夜彩夜言い続けているのか、そして彩夜とは一体何なんだ。という事に今更説明しよう。
まず彩夜と言う人物は空夜と同じMMORPGである『傷だらけの英雄と騎士団』をプレイしていた人物で、名前はそのまま彩夜。空夜のプレイスタイルは、どんな状態異常並びに一定以上の魔法及び物理攻撃を無効化し、圧倒的な防御力と攻撃力を使って戦うゴリゴリの前衛だった。
一方の彩夜は圧倒的なまでのスピードと魔法攻撃を駆使し、状態異常並びに一定以上の魔法及び攻撃を無効化する後衛職だった。だがそのスピードを生かし、空夜よりは高くないにしろ化け物並のその攻撃力を生かして暗殺者などの前衛をやることもあった。
2人がペアになって組めばどんな敵も倒してしまい、更に2人が戦った場合でも時間オーバーで決着がつかなく、見た目も美しく設定しており、更にさらに2人の名前に《夜》とつくため、2人のことを『夜の2神』あるいは空夜を《闇夜の皇帝》と呼び彩夜を《闇夜の女帝》と呼んだのだ。
そして何より重要なのは2人が付き合っていた。と言う所だろう。どういう経緯で付き合う事になったか、とサラッと説明すると…
大人数で行うクエストに2人で挑み、他のパーティーが見ている中。ボスである邪神龍を倒した後、ドロップする銀のネックレスを彩夜に渡す際に…
「彩夜…好きだ。付き合って欲しい」
「あ、え?あ~…よろしくお願いします…?」
他「ふぉぉぉぉぉぉぉっっっ!?!?!?wwwwwwwwww」
と言う感じだ。当然それを見ていた他の人達は大騒ぎも大騒ぎ。ゲームを辞めた人達ですら復帰するほどの騒ぎとなり、運営に結婚の設定と結婚式場を設けろ!と言うデモのようなものまで起きるほどの騒ぎとなった。
そしてついで情報であるが、彩夜は腐女子もアニメ好きもラノベ好きも漫画好きも小説好きも兼任しているので、そっちの方向であればありとあらゆる話が出来るのだ。
「ガイザダルさん!賊が!!」
「な、ここは王都近辺の森だぞ?騎士達に捕縛されていないのか!?」
色々と説明している内にどうやらフラグを回収した様だ。ガイザダルは立ち上がり、入ってきた若手の騎士の方へ進むと状況の確認をし始めた。そんな彼を見ながら空夜は内心で思いっきりため息をつくと、ぽんとガイザダルの背中を軽く叩いた。空也の身長は伸びて173cmほどあり、ガイザダルは2mほどある。肩を叩こうにも少しばかり高すぎる。
「どうした?958番?」
『俺が殺るよ。半殺し程度にして連れてけば少しは金が貰えるだろ?連れていくにしても俺のスキルにそう言ったやつがあるから、それで連れてけば良いしな』
空也の方に顔だけ向けたガイザダルだったが、【念話】で伝えられた事に驚きはしていたし、反対したが、危なくなったら逃げると言うのと何処までの実力があるのかを見せるのを目的とし、任せて貰えることになった。いつの間にか止まっていた馬車の外に行けば案の定、少し離れた所に盗賊です!と言わんばかりの身なりの者達がいた。
「ヒャッハー!ついてるぜぇ!!あんな【奴隷】が乗ってるとわなぁ!!!」
「ありゃぁ売ったら一生働かなくてすみそうだなぁぁっ!!」
と、空夜を見ながら言ってきた。それに対する周りの気持ちも空也の気持ちも似てよっており、
(確かに高値がつきそうだな)
自分の事だろ!?と言いたくなるし思いたくもなるが、自身の見た目など前世の記憶さえあれば当たり前のようにわかる程のイケメンなのだ。美男子なのだ。勝ち組なのだ。嫌味の塊なのだ。逆にどうしたら自覚しずに居られると言うのだろうか……あ、鏡を見なければ…いや、それは無理か…
大変遅くナリました…
年末ハ忙しいデスねぇ……風邪モ流行るノデ、皆さんお気ヲつけてくだサイ!!
ご観覧アリがとうゴザイます!
『ここは…どこだ?』
まだ少し頭が回っていないのか、ほぼ心中で思った事を【念話】でガイザダルに聞いた。
「お?起きたか、ここは王都周辺の森だな…安心しろ。滅多に盗賊なんかは出ないからな…って盗賊って知ってるか?」
『いやそれフラグ…盗賊ってあれだろ?商人とか襲って金とか生きてる人間捕まえて俺みたいに違法奴隷として売っぱらうヤツら…だよな?』
寝ぼけていた意識が覚醒されるほど見事なフラグを建設してくれたガイザダル。転生して14年経っていると言っても、彼が外に出て実際に物を見聞きすることなどほとんど無かった。それを心配してかのあのセリフの後半だったが、空夜自身は転生する前の知識がある為、見てはいないがこんなモノだろう。と推測する事は可能なのだ。
「あぁ…そんな感じの奴らだな」
微妙に驚いた感じで言われたが、そこから先は何も言えないようで口を噤んだ。
(実際痛かったとか苦痛だったとかはあるけど、裸で外を歩かされる事とかそう言うのは無かったからな。ある意味良かったかも知れない…
まぁ、男の裸って腐以外の需要なしなんだけどなぁ…あ、そういう面で彩夜…大丈夫か?俺が犠牲になると言う未来が……考えるのやめよ… )
そう言えば空夜がこれまで何故そんなに彩夜彩夜言い続けているのか、そして彩夜とは一体何なんだ。という事に今更説明しよう。
まず彩夜と言う人物は空夜と同じMMORPGである『傷だらけの英雄と騎士団』をプレイしていた人物で、名前はそのまま彩夜。空夜のプレイスタイルは、どんな状態異常並びに一定以上の魔法及び物理攻撃を無効化し、圧倒的な防御力と攻撃力を使って戦うゴリゴリの前衛だった。
一方の彩夜は圧倒的なまでのスピードと魔法攻撃を駆使し、状態異常並びに一定以上の魔法及び攻撃を無効化する後衛職だった。だがそのスピードを生かし、空夜よりは高くないにしろ化け物並のその攻撃力を生かして暗殺者などの前衛をやることもあった。
2人がペアになって組めばどんな敵も倒してしまい、更に2人が戦った場合でも時間オーバーで決着がつかなく、見た目も美しく設定しており、更にさらに2人の名前に《夜》とつくため、2人のことを『夜の2神』あるいは空夜を《闇夜の皇帝》と呼び彩夜を《闇夜の女帝》と呼んだのだ。
そして何より重要なのは2人が付き合っていた。と言う所だろう。どういう経緯で付き合う事になったか、とサラッと説明すると…
大人数で行うクエストに2人で挑み、他のパーティーが見ている中。ボスである邪神龍を倒した後、ドロップする銀のネックレスを彩夜に渡す際に…
「彩夜…好きだ。付き合って欲しい」
「あ、え?あ~…よろしくお願いします…?」
他「ふぉぉぉぉぉぉぉっっっ!?!?!?wwwwwwwwww」
と言う感じだ。当然それを見ていた他の人達は大騒ぎも大騒ぎ。ゲームを辞めた人達ですら復帰するほどの騒ぎとなり、運営に結婚の設定と結婚式場を設けろ!と言うデモのようなものまで起きるほどの騒ぎとなった。
そしてついで情報であるが、彩夜は腐女子もアニメ好きもラノベ好きも漫画好きも小説好きも兼任しているので、そっちの方向であればありとあらゆる話が出来るのだ。
「ガイザダルさん!賊が!!」
「な、ここは王都近辺の森だぞ?騎士達に捕縛されていないのか!?」
色々と説明している内にどうやらフラグを回収した様だ。ガイザダルは立ち上がり、入ってきた若手の騎士の方へ進むと状況の確認をし始めた。そんな彼を見ながら空夜は内心で思いっきりため息をつくと、ぽんとガイザダルの背中を軽く叩いた。空也の身長は伸びて173cmほどあり、ガイザダルは2mほどある。肩を叩こうにも少しばかり高すぎる。
「どうした?958番?」
『俺が殺るよ。半殺し程度にして連れてけば少しは金が貰えるだろ?連れていくにしても俺のスキルにそう言ったやつがあるから、それで連れてけば良いしな』
空也の方に顔だけ向けたガイザダルだったが、【念話】で伝えられた事に驚きはしていたし、反対したが、危なくなったら逃げると言うのと何処までの実力があるのかを見せるのを目的とし、任せて貰えることになった。いつの間にか止まっていた馬車の外に行けば案の定、少し離れた所に盗賊です!と言わんばかりの身なりの者達がいた。
「ヒャッハー!ついてるぜぇ!!あんな【奴隷】が乗ってるとわなぁ!!!」
「ありゃぁ売ったら一生働かなくてすみそうだなぁぁっ!!」
と、空夜を見ながら言ってきた。それに対する周りの気持ちも空也の気持ちも似てよっており、
(確かに高値がつきそうだな)
自分の事だろ!?と言いたくなるし思いたくもなるが、自身の見た目など前世の記憶さえあれば当たり前のようにわかる程のイケメンなのだ。美男子なのだ。勝ち組なのだ。嫌味の塊なのだ。逆にどうしたら自覚しずに居られると言うのだろうか……あ、鏡を見なければ…いや、それは無理か…
大変遅くナリました…
年末ハ忙しいデスねぇ……風邪モ流行るノデ、皆さんお気ヲつけてくだサイ!!
ご観覧アリがとうゴザイます!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる