転生したは良いが…どうするかねぇ……

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奴隷生活と悪名一家

12 (14歳)

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ガタンゴトン。と言うような激しい揺れは一切無かったが、ふと空也は目覚めた。

『ここは…どこだ?』

まだ少し頭が回っていないのか、ほぼ心中で思った事を【念話】でガイザダルに聞いた。

「お?起きたか、ここは王都周辺の森だな…安心しろ。滅多に盗賊なんかは出ないからな…って盗賊って知ってるか?」

『いやそれフラグ…盗賊ってあれだろ?商人とか襲って金とか生きてる人間捕まえて俺みたいに違法奴隷として売っぱらうヤツら…だよな?』

寝ぼけていた意識が覚醒されるほど見事なフラグを建設してくれたガイザダル。転生して14年経っていると言っても、彼が外に出て実際に物を見聞きすることなどほとんど無かった。それを心配してかのあのセリフの後半だったが、空夜自身は転生する前の知識がある為、見てはいないがこんなモノだろう。と推測する事は可能なのだ。

「あぁ…そんな感じの奴らだな」

微妙に驚いた感じで言われたが、そこから先は何も言えないようで口を噤んだ。

(実際痛かったとか苦痛だったとかはあるけど、裸で外を歩かされる事とかそう言うのは無かったからな。ある意味良かったかも知れない…

まぁ、男の裸って腐以外の需要なしなんだけどなぁ…あ、そういう面で彩夜…大丈夫か?俺が犠牲になると言う未来が……考えるのやめよ… )

そう言えば空夜がこれまで何故そんなに彩夜彩夜言い続けているのか、そして彩夜とは一体何なんだ。という事に今更説明しよう。
まず彩夜と言う人物は空夜と同じMMORPGである『傷だらけの英雄と騎士団』をプレイしていた人物で、名前はそのまま彩夜。空夜のプレイスタイルは、どんな状態異常並びに一定以上の魔法及び物理攻撃を無効化し、圧倒的な防御力と攻撃力を使って戦うゴリゴリの前衛だった。

一方の彩夜は圧倒的なまでのスピードと魔法攻撃を駆使し、状態異常並びに一定以上の魔法及び攻撃を無効化する後衛職だった。だがそのスピードを生かし、空夜よりは高くないにしろ化け物並のその攻撃力を生かして暗殺者などの前衛をやることもあった。

2人がペアになって組めばどんな敵も倒してしまい、更に2人が戦った場合でも時間オーバーで決着がつかなく、見た目も美しく設定しており、更にさらに2人の名前に《夜》とつくため、2人のことを『夜の2神』あるいは空夜を《闇夜の皇帝》と呼び彩夜を《闇夜の女帝》と呼んだのだ。

そして何より重要なのは2人が付き合っていた。と言う所だろう。どういう経緯で付き合う事になったか、とサラッと説明すると…
大人数で行うクエストに2人で挑み、他のパーティーが見ている中。ボスである邪神龍を倒した後、ドロップする銀のネックレスを彩夜に渡す際に…

「彩夜…好きだ。付き合って欲しい」

「あ、え?あ~…よろしくお願いします…?」

他「ふぉぉぉぉぉぉぉっっっ!?!?!?wwwwwwwwww」

と言う感じだ。当然それを見ていた他の人達は大騒ぎも大騒ぎ。ゲームを辞めた人達ですら復帰するほどの騒ぎとなり、運営に結婚の設定と結婚式場を設けろ!と言うデモのようなものまで起きるほどの騒ぎとなった。

そしてついで情報であるが、彩夜は腐女子もアニメ好きもラノベ好きも漫画好きも小説好きも兼任しているので、そっちの方向であればありとあらゆる話が出来るのだ。

「ガイザダルさん!賊が!!」

「な、ここは王都近辺の森だぞ?騎士達に捕縛されていないのか!?」

色々と説明している内にどうやらフラグを回収した様だ。ガイザダルは立ち上がり、入ってきた若手の騎士の方へ進むと状況の確認をし始めた。そんな彼を見ながら空夜は内心で思いっきりため息をつくと、ぽんとガイザダルの背中を軽く叩いた。空也の身長は伸びて173cmほどあり、ガイザダルは2mほどある。肩を叩こうにも少しばかり高すぎる。

「どうした?958番?」

『俺が殺るよ。半殺し程度にして連れてけば少しは金が貰えるだろ?連れていくにしても俺のスキルにそう言ったやつがあるから、それで連れてけば良いしな』

空也の方に顔だけ向けたガイザダルだったが、【念話】で伝えられた事に驚きはしていたし、反対したが、危なくなったら逃げると言うのと何処までの実力があるのかを見せるのを目的とし、任せて貰えることになった。いつの間にか止まっていた馬車の外に行けば案の定、少し離れた所に盗賊です!と言わんばかりの身なりの者達がいた。

「ヒャッハー!ついてるぜぇ!!あんな【奴隷】が乗ってるとわなぁ!!!」

「ありゃぁ売ったら一生働かなくてすみそうだなぁぁっ!!」

と、空夜を見ながら言ってきた。それに対する周りの気持ちも空也の気持ちも似てよっており、

(確かに高値がつきそうだな)

自分の事だろ!?と言いたくなるし思いたくもなるが、自身の見た目など前世の記憶さえあれば当たり前のようにわかる程のイケメンなのだ。美男子なのだ。勝ち組なのだ。嫌味の塊なのだ。逆にどうしたら自覚しずに居られると言うのだろうか……あ、鏡を見なければ…いや、それは無理か…























大変遅くナリました…
年末ハ忙しいデスねぇ……風邪モ流行るノデ、皆さんお気ヲつけてくだサイ!!
ご観覧アリがとうゴザイます!
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