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奴隷生活と悪名一家
14 (14歳)
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死体の血液の匂いに他の生き物が寄ってきては困るし、見たことは無いがゾンビやスケルトンと言った魔物になられもまたやっかいだ。という事で浄化する事にした。まぁ死体の状態を説明すれば、斬られた所は凍りついているので出血はそれ程していない。一撃で切断されているのでグチャグチャっとしている訳でも無い。
まぁ…所々臓器なり脳なりが出ているのでグロッキーではあるのだが…
(魔法ってイメージすれば使えるっぽいけど…それ以外で使用する条件はあるのか?)
スキルはそのスキル名を心中で言うなりすれば発動する。だが彼は魔法を先程の転送以外で使った事がない。魔法を使っているシーンは、暗殺者やアルティナの人体収集の趣味で依頼されたモノを持ってくる時、同僚が使っていたのを遠目からチラッと見たことがある程度だ。
(まぁ…コイツらなら失敗しても良いだろ。[聖魔法]…違うのか。【聖火】お、出来た。魔法は属性だと発動しなくて、使用したい魔法のイメージやイメージしやすい言葉を言っても発動するって事か)
心中で色々と考察をし、仮説を立てて実験して…をやり、見事結果として出て本人としては満足気だが、あくまで心中で立てた仮説に結果を出したのだ。
何が言いたいかと言えば、本人以外からすると自分は死ぬんだと悟らされ、次の瞬間には見たことは無いが、あれで死ぬんだと…そう分かってしまう程、威圧感のある武器が出てきて、そしてそれで盗賊達は抗う事も出来ず、逃げ出す事も出来ずに殺された。
かと思えば次の瞬間には熱くない青い炎。【聖火】で焼かれていったのだ。そして空夜は無表情にそれを冷たく見ている…
奴隷のはずの青年が、報告では薬ずけにされて生き延び、愛を知らずに育ち。裏の仕事もさせられて傷だらけの青年と報告されていた空夜。当然周りにいた騎士達は唖然とし、青い炎が消えるまでただ立ってみているだけだった。
(ん?……何か色々とダルいことになってねぇか?)
勘が良い、顔を下に伏せたガイザダルが出発するぞ。と言って馬車に乗り込んだ。王都に着いた後、今の現場を見ていた騎士達が様々な人達に話、空夜は孤独な青年として見られる事になるのは近い将来だろう。
_________________
ガイザダル目線
ガイザダル・バールドンナ。それが俺の名前だ。今は『白の騎士団』の一員だがこの仕事が終われば、兼ねてからの願いであった『黒の騎士団』に変わることが出来る。しかも[副団長]としてだ。正直に言えばこの仕事は楽勝だと思っていた。少し家の中を見れば証拠などゴロゴロ出てくる。そう思っていたが、国王陛下が仰られた命令は15年潜伏して証拠を集め、捕らえよ。と言うものだった。
俺としては[巨人族]と[人族]のハーフなので15年など短い月日だが、その2年目の任務遂行時に予想外の事が起きた。たまたまついて行った[魔国]との【違法奴隷】売買の現場で、奴の開発した毒物に耐えた子供が居ると言う。一緒に着いて行ったこともあるが、あまりに部屋が暗かった為しっかりと見た事は無かった。そんなある日アイツはソレを買ってきたのだ。
それが958番だった。あの部屋では分からなかった彼の容姿だったが、それはそれは美しい姿をしていた。[人族]では無いように見える褐色の肌は[ダークエルフ族]かと思ったがあの特徴のある長い耳ではない。ならそれ以外で褐色の肌となれば伝説ともなっている[悪魔族]だが、悪魔族は漆黒の髪を持って生まれているはずだから当てはまらない。かと言って純白の髪を持つ[天使族]にしては肌の色が合わないのだ。
よくわからない存在だったが、ある日から薬物投与だけではなく、俺達の仲間になった。どっちの味方なのか、敵になるのか。そう思って接触したがその時わかった。
958番は壊れている。幼い頃から人と合わず、会うとしても残飯を渡される時と薬物投与される時。そして相手を殺す時のみだった環境のせいだう。俺の知っているアイツと同じ歳の世代とは、言うことが全く違ったのだ。感情も含まれてはいるが、あまりに冷静で冷酷だった。
様々な能力を保持していそうだったから、潰すのに協力して貰ったが、それにしても凄すぎる。俺ですら見つけられなかった本当の資料さえも見つけ、尚且つ猛者に限らず侍女に執事や目的の奴らまでもを眠らせ、任務遂行を促した。そして盗賊達や俺たちまでもが動けなくなる程の《殺気》…いや、あまりに強い《殺意》と言っても違わないだろう。
ただ俺は歯を食いしばることしか出来ず、958番が馬車に乗るのを促しただけだ。あいつの闇を理解し、癒すことの出来る存在が必要なのだと。強く思った…アイツが愛し、アイツを愛してやれる相手が必要なのだと…
だがそのヒントはある。俺は密かに958番も観察し見ていた、だから知っている。アイツがいつも同じ方角を見ながら切なそうな目をしていたのを……そしてその目線の先にある国。《獣人の国》に壊れたアイツが思う相手が居るのだと…
あらァ…遅くナリました…
学業ヲ行いなガラですので安定しないデスねぇ~
就職が決マリ、無事に働いタラ安定させマス…
この度モご観覧アリがとうござイマス!!
まぁ…所々臓器なり脳なりが出ているのでグロッキーではあるのだが…
(魔法ってイメージすれば使えるっぽいけど…それ以外で使用する条件はあるのか?)
スキルはそのスキル名を心中で言うなりすれば発動する。だが彼は魔法を先程の転送以外で使った事がない。魔法を使っているシーンは、暗殺者やアルティナの人体収集の趣味で依頼されたモノを持ってくる時、同僚が使っていたのを遠目からチラッと見たことがある程度だ。
(まぁ…コイツらなら失敗しても良いだろ。[聖魔法]…違うのか。【聖火】お、出来た。魔法は属性だと発動しなくて、使用したい魔法のイメージやイメージしやすい言葉を言っても発動するって事か)
心中で色々と考察をし、仮説を立てて実験して…をやり、見事結果として出て本人としては満足気だが、あくまで心中で立てた仮説に結果を出したのだ。
何が言いたいかと言えば、本人以外からすると自分は死ぬんだと悟らされ、次の瞬間には見たことは無いが、あれで死ぬんだと…そう分かってしまう程、威圧感のある武器が出てきて、そしてそれで盗賊達は抗う事も出来ず、逃げ出す事も出来ずに殺された。
かと思えば次の瞬間には熱くない青い炎。【聖火】で焼かれていったのだ。そして空夜は無表情にそれを冷たく見ている…
奴隷のはずの青年が、報告では薬ずけにされて生き延び、愛を知らずに育ち。裏の仕事もさせられて傷だらけの青年と報告されていた空夜。当然周りにいた騎士達は唖然とし、青い炎が消えるまでただ立ってみているだけだった。
(ん?……何か色々とダルいことになってねぇか?)
勘が良い、顔を下に伏せたガイザダルが出発するぞ。と言って馬車に乗り込んだ。王都に着いた後、今の現場を見ていた騎士達が様々な人達に話、空夜は孤独な青年として見られる事になるのは近い将来だろう。
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ガイザダル目線
ガイザダル・バールドンナ。それが俺の名前だ。今は『白の騎士団』の一員だがこの仕事が終われば、兼ねてからの願いであった『黒の騎士団』に変わることが出来る。しかも[副団長]としてだ。正直に言えばこの仕事は楽勝だと思っていた。少し家の中を見れば証拠などゴロゴロ出てくる。そう思っていたが、国王陛下が仰られた命令は15年潜伏して証拠を集め、捕らえよ。と言うものだった。
俺としては[巨人族]と[人族]のハーフなので15年など短い月日だが、その2年目の任務遂行時に予想外の事が起きた。たまたまついて行った[魔国]との【違法奴隷】売買の現場で、奴の開発した毒物に耐えた子供が居ると言う。一緒に着いて行ったこともあるが、あまりに部屋が暗かった為しっかりと見た事は無かった。そんなある日アイツはソレを買ってきたのだ。
それが958番だった。あの部屋では分からなかった彼の容姿だったが、それはそれは美しい姿をしていた。[人族]では無いように見える褐色の肌は[ダークエルフ族]かと思ったがあの特徴のある長い耳ではない。ならそれ以外で褐色の肌となれば伝説ともなっている[悪魔族]だが、悪魔族は漆黒の髪を持って生まれているはずだから当てはまらない。かと言って純白の髪を持つ[天使族]にしては肌の色が合わないのだ。
よくわからない存在だったが、ある日から薬物投与だけではなく、俺達の仲間になった。どっちの味方なのか、敵になるのか。そう思って接触したがその時わかった。
958番は壊れている。幼い頃から人と合わず、会うとしても残飯を渡される時と薬物投与される時。そして相手を殺す時のみだった環境のせいだう。俺の知っているアイツと同じ歳の世代とは、言うことが全く違ったのだ。感情も含まれてはいるが、あまりに冷静で冷酷だった。
様々な能力を保持していそうだったから、潰すのに協力して貰ったが、それにしても凄すぎる。俺ですら見つけられなかった本当の資料さえも見つけ、尚且つ猛者に限らず侍女に執事や目的の奴らまでもを眠らせ、任務遂行を促した。そして盗賊達や俺たちまでもが動けなくなる程の《殺気》…いや、あまりに強い《殺意》と言っても違わないだろう。
ただ俺は歯を食いしばることしか出来ず、958番が馬車に乗るのを促しただけだ。あいつの闇を理解し、癒すことの出来る存在が必要なのだと。強く思った…アイツが愛し、アイツを愛してやれる相手が必要なのだと…
だがそのヒントはある。俺は密かに958番も観察し見ていた、だから知っている。アイツがいつも同じ方角を見ながら切なそうな目をしていたのを……そしてその目線の先にある国。《獣人の国》に壊れたアイツが思う相手が居るのだと…
あらァ…遅くナリました…
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