始破、その冒険

たなぼたさん

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護衛任務・朝・2

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「ふう・・食べた食べた・・・。」
弁当を食べ終わった俺たちは、少し話をしていた。
「しかし・・・事務所のトップを全国から集めるなんて・・・何が行われるんだ・・・?」
「わからん。・・・毎年やっているのかもしれんが、今年は何か異様な雰囲気だ」
確かに。さっきまでいた部屋をでて、少し人が多い場所に行くと、何か全体的にピリピリしているのがわかる。
「今回が何か特別なんかなぁ?」
「・・・・「黒砂」を本格的に壊滅させに行くとかな・・」
「!。まじか!業!」
「いや、これはただの一例だ。もしそうだとしても、敵の本拠地すらわかってないんだぞ。実行はまだ先になるだろう」
「何だよ・・・。でも黒砂が確かに本格的に動き出しているのは確かだよな。こんな、敵の本拠地に乗り込んでくるなんて」
「ああ、アリスさんの「眼」が目的だと思うが・・」
「何のために使うのかがわかんないんだよなぁ・・・」
黒砂が何のためにここまで「眼」を奪うことに必死になっているのかが、わからない。
「だが、そんなことを考えていて任務に支障が出てはいけない。」
「ああ、そうだな・・・。けど、なかなか呼ばれないな。もう十分休憩させてもらったのに」
さっきから2時間ほどたっているが、誰も来ない。もうそろそろ任務を再開してもいいのに。
「終未さんも忙しいんじゃないのか?呼び忘れてるとか」
「それはないだろう。まだ会議は始まっていない」
「だよな~。」
まぁ、いつも忙しいといえば忙しいのだろうが、今はまだ会議も始まってないはずだ。もし忙しいのだとしても、電話かメールしてくれればいい。
「探してみる?」
「ああ、もう休憩は十分だ。」
俺と業は席を立ち、歩き始めた。

数分廊下を歩いたところで、俺たちはこんなに部屋で待たされた理由がわかった。
廊下に終未さんの部下の死体があった。
「・・・・どういうこと?」
「・・・敵がやったとしか考えられまい・・・」
「しかし・・まずいんじゃないか?」
「ああ」
何がまずいかと言うと、終未さんの部下の体の皮膚はすべてはがされていた。
「変装するために人の皮膚を被るとか・・・やばいだろ・・・」
「そういう能力の「名使い」と言うわけだろう」
「じゃあ、終未さんの部下を殺した敵は今・・・」
「終未さんの部下として終未さんに近づいているだろう」
「やばいじゃん!!急がないと!」
「わかっている。だが俺たちはこのビルの構造をよく知らない」
「部屋に地図とかなかったっけ!?」
「・・・そういうと思って」
業がポケットからこの事務所のパンフレットを取り出した。
「部屋にあったからな。一つもらっといた」
「最初っから出せ!!」
「さっきの一連の流れがしてみたくてな」
「下らんわぁ!!」
「・・・・そこまで言わなくていいだろ・・・。まぁ、とりあえず終未さんが居そうな場所に行こう」
「どこ!?」
「所長室だ」
「わかった!ここからどう行けばいい!?」
「10階上だ」
「・・・・はい?」
「10階上に上がるぞ」
「・・・・はい」
男は黙って任務遂行だ。

「はぁ・・はぁ・・・」
10階分の階段を駆け上がり、所長室につく。
すると、所長室の隣にあるエレベーターがウィィンと開き
「・・・・お疲れの様だな」
「・・・(・-・)」
「なんだその顔は。階段しか使わないお前があほなんだ。・・・じゃあ、入るぞ」
業が所長室のドアを開けた。
「あ、来たね~」
普段どうり終未さんはにこにこしていた。
「・・・・・・」
アリスちゃんも普段どうり血まみれで見知らぬ男をフルぼっこに・・・
「いや何やってんのぉぉぉ!!!」
「・・・・襲ってきたから・・・・倒した」
「容赦なっ!ひどっ!!」
そうだ!この子めちゃくちゃ強いんだった!
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