妄想中

渋谷かな

文字の大きさ
5 / 44

悪役を考える!?

しおりを挟む
「日本の三大妖怪は、河童、鬼、天狗だな。」
「なかでも、酒呑童子(鬼)、玉藻前(妖狐・九尾の狐)、大嶽丸(鬼神)が日本三大妖怪らしい。」
 天と麗は、悪役を考える。
「おはようございます! 大蛇! ライト文芸部にやって来ました!」
 やはり1人1言の制度は続けなければ、キャラクターが育たないので出すことにした。
「ちーす! 笑! 参上! ニコッ。」
 大蛇に続いて笑もやって来た。
「悪役? 私が悪役になれば、学校など指先一つで破壊しますよ! カロヤカにお任せあれ。」
 カロヤカさんは、全にも悪にもなれる。
「私が見回りに来ないと、いつの間にか本物の忍者が増えて、悪役を決めるのが話題になってるんだから。」
 苺は、これでもライト文芸部の顧問である。
「皆の者! 忍者の睦月でござる! よろしくでござる! ニンニン。」
 本物の忍者の睦月は、ライト文芸部の部員たちに挨拶をする。
「みなさん! 今日の和菓子は、シークワーサーですよ! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」
 本物の幽霊おみっちゃんは、ある意味では最強の幽霊である。
「悪役。妖怪でも異世界ファンタジーでも悪い奴はいるもので、基準を戦闘力にするのか、序列やランクにするのか、アンデッドの強弱、獣の強弱と組織かするのか、悪役にも様々なタイプがあって、一概には言えないのよね。あ、私は食べたら帰るからね。」
 幽子は、元々が幽霊部員なので、出番がなくても特に気にならない。
「ショートコント・スタート!」
 1人1言で1巡して、初めてライト文芸部のスタイルになる。しかし睦月を足して9人ローテーションでも人数は多いと思われる。
「悪役か、簡単に並べてみよう。」
「魔王。」
「フリーザ。」
「魔界の王。」
「竜王。」
「シドー。」
「ゾーマ。」
「バラモス。」
「デスピサロ。」
「ピッコロ。」
「タオパイパイ。」
「ほとんどドラゴンボー〇とドラゴンクエス〇ばっかり。」
「ファイナルファンタジ〇って、悪役が思いつかないな。」
「ワンピー〇って、悪役がいないな。」
「名探偵コナ〇は、黒の組織だね。」
「悪い役はいても、憎めない。若しくは悪役って無しでも良いのかもしれない。」
 悪役不要論。新たな新発想である。
「妖怪108匹に、異世界ファンタジーの敵も足して108匹にしたらどう?」
「総合的な敵の数ということにしましょう。」
「そんなにこだわることはないということで。」
「とりあえず1匹妖怪を決めましょうよ。」
「そだね。」
  カロヤカにお任せあれ。
「私たちライト文芸部の部活動は、煮詰める! 創作活動だ!」
「やっと部の方針が決まりました。」
「ということで、スライムやゴブリンみたいな雑魚キャラもいいけど、ごっつい悪役を1匹創作してみよう!」
「おう!」
「まずベースはドラゴン。」
「腕が6本。」
「魔力が強い。」
「腹にも顔がある。」
「かめはめ波が撃てる。」
「顔をちぎってお腹が空いている人にあげる。」
「ゴムのように伸びる。」
「おい、途中から話がズレているだろう。」
「バレたか!?」
「ゴツン! 真面目にやれ!」
「痛い!? ごめんなさい。」
「やっぱり悪の組織でジャンル分けは必要だ。妖怪、怪獣、魔物、バイキンマンと。」
「絶対にアンパンマ〇を入れたくなるんだな。」
「悪のラスボスがいて、その下に自分のジャンルの子分をまとめるジャンルのボスがいる。その下にジャンルの更にジャンルごとの部下がいるということだな。」
「なんだか難しいな。」
「分かりやすくいうと、ラスボスに小林幸〇で、その下が初音ミク、その下に残りのヴァーチャル・アイドルみたいな感じだ。」
「分かったぞ!」
「そんなんで分かるのかよ!?」
「睦月ちゃんが逃がしたのは妖怪なので、妖怪で悪の組織図を考えてみよう。」
「おお!」
「妖怪のボスって誰だ?」
「ゲゲゲの鬼太〇だと、ぬらりひょんだな。」
「とりあえず、それでいこう。」
「その下が、朱の盆。」
「その下が、酒呑童子(鬼)、玉藻前(妖狐・九尾の狐)、大嶽丸(鬼神)」
「そこ朱の盆と3強の順番が逆じゃない?」
「そのギャップを水木しげ〇大先生は遊んだんじゃないかな?」
「そうか! だからウケたのか!?」
「他の妖怪が、一つ目小僧。唐傘。のっぺらぼう。ろくろ首。お岩さん。河童、天狗、鬼、虚無僧、火車、がしゃどくろ、ドクロ武者、妖狐、鵺、八岐大蛇など。」
「わあ~! 懐かしい! 半分くらい私は会ったことがありますよ。エヘッ。」
「そうか!? おみっちゃんは本物の幽霊だった!?」
「ただのお茶汲みのメイドさんだと思っていたわ。」
「私は、これでも妖怪ですよ。エヘッ。」
「水木しげ〇大先生も日本の妖怪が尽きてしまって、西洋妖怪でドラキュラとかフランケンシュタインを出してしのいだのね。それも尽きたら南蛮妖怪も出していたはず。ゲゲゲの鬼太〇が終わったから万策が尽きたのね。」
「ライト文芸部の部員をやっていると書き手の苦労が分かるわ。」
「うんうん。」
 妙な所で頷き共感するライト文芸部の部員たち。これはライト文芸部の部員たちの職業病である。
「このパターンでいくと、悪役妖怪のキャラクター作りで1悪役妖怪1言1巡をやるしかない。」
「そうなるのか。ライト文芸部と悪役妖怪のミックストークにするの? それとも別にトークさせるの?」
「さすがに、それは別でしょう。だって私、妖怪と話すことが何も無いもの。」
「ちょっと待ったでござる!」
 その時、睦月ちゃんがちょっと待ったコールをする。
「どうしたの? 睦月ちゃん。」
「悪役妖怪ばかり取り上げてもらっては困るでござるよ! こう見えても睦月は11人の多重影分身を持っているでござる。」
「ということは、睦月ちゃんと11人影分身の計12人忍者トークをしろってことね。」
「そうでござる。」
「うわあああああー!? 面倒臭いな!?」
 天の断末魔の叫び声が聞こえる。
「カロヤカにお任せあれ。」
 1話で2陣営を飛び越えて、3陣営トークをしてみよう。
 つづく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

冷遇妃マリアベルの監視報告書

Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。 第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。 そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。 王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。 (小説家になろう様にも投稿しています)

処理中です...