6 / 44
ライト文芸部、12人の忍者、悪役妖怪
しおりを挟む
「マジか!? ライト文芸部の1人1言1巡だけで結構、字数と尺を使うのに、睦月ちゃんの陣営と悪役妖怪の陣営もするというのか!?」
天は、無謀な拡大が面倒臭かった。
「無謀なのは分かるけど、何かしないと何も始まらないのよね。」
麗は、口の悪い部長の天をフォローする。
「決まったものは仕方がありません。天命に従うまでです。」
大蛇は、相変わらず真面目だ。
「大丈夫です。うちには、どんな出来事も華麗にこなすカロヤカさんがいますから。ニコッ。」
笑は、洋菓子バイヤーの乱を経て、少し性格が丸くなった。
「忍者でも妖怪でも、カロヤカにお任せあれ。」
カロヤカさんは、絶対無敵の設定なので痛くも痒くもない。
「おい! 私の30才以上のコンテスト作品はどうするのよ!?」
苺の話は、ライト文芸部の部員たちは聞いていなかった。
「みなさん! 今日の和菓子は、京都の八つ橋です! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」
本物の幽霊おみっちゃんは、本物の忍者の登場にも負けない。
「私たちだけで約500字。まだ機能しないんだろうけど、人数が増えて和気藹々とした場合、約1人につき50字としても大変な1人1言1巡になりそうね。あ、私は食べたら帰るからね。」
幽子は、あくまでもお茶をいただいたら帰るのである。
「睦月! いきます! 忍法! 旧暦分身の術!」
本物の忍者の睦月ちゃんは、早速、多重影分身を試みる。
「初めまして、如月です。」
現れたのは2月の旧暦の如月であった。
「お初にお目にかかります。悪役妖怪のラスボス、ぬらりひょんでございます。」
ぬらりひょんは、親分らしく丁寧な口調で現れた。
「ショートコント・スタート!」
「おいおい!? うちはライト文芸部であって、幽霊や忍者や妖怪って、毎日文化祭の仮装大賞をやっているんじゃないんだぞ!?」
「まだ、ぬらりひょんならドン・キホー〇でコスプレ衣装が売っているかもしれないわ。」
「幽霊と忍者は確実にありますね。」
「ライト文芸部をやめて、異世界漫遊部にしようか? 既に違和感がないから不思議だ。」
「バニーガールのコスプレ衣装も確実に売ってますよ。」
「だからうちは何部を目指しているんだ?」
「でも、これはベースの人数が8人と多い我がライト文芸部だからできる話であって、もし睦月ちゃん1人から始めるとなると、かなりの負担。話が先に進まなくなるかもしれない。」
「まず睦月ちゃんたちは、せっかく12カ月に分かれているんだから、その月によって得意な忍術があるはずだ。そこの設定から決めてしまおう。」
「睦月ちゃんは1月よね。何が得意な忍術なの?」
「特にないでござるな。オーソドックス、標準的な忍者でござる。」
「可もなく不可もなくか。1番個性がなくて困るのよね。」
「じゃあ如月は、何が得意なの?」
「やはり12月、1月、2月の冬の月の忍者としては、雪、氷は得意忍術に認めてもらいたいです。忍法! 吹雪! 忍法! 氷柱! とか。」
「如月の方が睦月ちゃんよりもしっかりしてるんじゃない?」
「ちゃんと忍者のことを考えているわ。」
「偉い! 如月!」
「それ程でも。」
「お、お、おかしい!? どうして本体の私が影分身に立場を脅かされているんだ!?」
「ちょっと待った! 私も新しい忍法を思いついたでござる! 忍法! メリークリスマス!」
「それって、12月の師走ちゃんの忍術じゃない?」
「ギクッ!? それなら、これならどうでござるか!? 忍法! ダイヤモンド・ダスト!」
「それって、忍術なの? 聖闘士星〇の見過ぎじゃない?」
「何でござるか? 睦月は忍者ゆえに、そんな昔のアニメなど知らないでござる!?」
「睦月ちゃん、動揺し過ぎだって。」
「そうだな。睦月ちゃんの忍法は、忍法! 初日の出! とか、忍法! 成人の日! とかでいいんじゃない。」
「おお! 何か分からないけど、面白そうな忍術でござる。」
「気に入っているのね。」
「良かったね。睦月ちゃん。」
「ありがとう。如月ちゃん。」
「お楽しみの所、割り込んで申し訳ありませんが、私にもアイデアの神様が舞い降りましたよ。へっへっへ。」
「ぬ、ぬらりひょんさん!?」
「既存の妖怪だけでは数が知れているし、新しい妖怪を108匹も創作していられないので、新たな妖怪のベースを見つけました。」
「新たな妖怪のベース?」
「日本史の偉人たちです。今までに「制覇!!!」と「宇宙歴史0001信長SF」で、織田信長などの戦国時代の武将を使用しています。それに「制覇!!!」と「いつ蛍が光るのか?」で、卑弥呼や紫式部などの歴史に名を残す者として、日本史の偉人たちと平家と源氏の鎌倉時代の将軍は使用済みです。おまけに「少年少女剣客隊」で、徳川15将軍も登場しました。これらを108匹の妖怪軍団に加え、さらにオリジナル創作の悪役妖怪を加えれば、あっという間に大戦力ができます。へっへっへ。」
「できる!? 伊達に賢いだけのラスボスじゃない!? あ、私は食べたら帰るからね。」
「幽子がぬらりひょんに対抗心を持っている!?」
「やっぱろ幽霊部員の帰宅部員のお茶をたかって帰るだけだけど、幽子って、ライト文芸部のラスボスなのね!?」
「ちょっと待ていー!? これでは如月1人を出しただけの私の立場が無いではないか!?」
「睦月ちゃんの負け。」
「そんな!? これでも旧暦家は代々将軍家にお仕えしてきた名門の忍者の家柄でござる! その旧暦家の1人娘の私が、ここで負けたとあっては、お家の名に傷がつく! くらえ! 忍法! 旧暦分身の術!」
「これ以上、登場人物を増やすな!? 尺がない!?」
「カロヤカさん! お願いね!」
「カロヤカにお任せあれ。」
つづく。
天は、無謀な拡大が面倒臭かった。
「無謀なのは分かるけど、何かしないと何も始まらないのよね。」
麗は、口の悪い部長の天をフォローする。
「決まったものは仕方がありません。天命に従うまでです。」
大蛇は、相変わらず真面目だ。
「大丈夫です。うちには、どんな出来事も華麗にこなすカロヤカさんがいますから。ニコッ。」
笑は、洋菓子バイヤーの乱を経て、少し性格が丸くなった。
「忍者でも妖怪でも、カロヤカにお任せあれ。」
カロヤカさんは、絶対無敵の設定なので痛くも痒くもない。
「おい! 私の30才以上のコンテスト作品はどうするのよ!?」
苺の話は、ライト文芸部の部員たちは聞いていなかった。
「みなさん! 今日の和菓子は、京都の八つ橋です! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」
本物の幽霊おみっちゃんは、本物の忍者の登場にも負けない。
「私たちだけで約500字。まだ機能しないんだろうけど、人数が増えて和気藹々とした場合、約1人につき50字としても大変な1人1言1巡になりそうね。あ、私は食べたら帰るからね。」
幽子は、あくまでもお茶をいただいたら帰るのである。
「睦月! いきます! 忍法! 旧暦分身の術!」
本物の忍者の睦月ちゃんは、早速、多重影分身を試みる。
「初めまして、如月です。」
現れたのは2月の旧暦の如月であった。
「お初にお目にかかります。悪役妖怪のラスボス、ぬらりひょんでございます。」
ぬらりひょんは、親分らしく丁寧な口調で現れた。
「ショートコント・スタート!」
「おいおい!? うちはライト文芸部であって、幽霊や忍者や妖怪って、毎日文化祭の仮装大賞をやっているんじゃないんだぞ!?」
「まだ、ぬらりひょんならドン・キホー〇でコスプレ衣装が売っているかもしれないわ。」
「幽霊と忍者は確実にありますね。」
「ライト文芸部をやめて、異世界漫遊部にしようか? 既に違和感がないから不思議だ。」
「バニーガールのコスプレ衣装も確実に売ってますよ。」
「だからうちは何部を目指しているんだ?」
「でも、これはベースの人数が8人と多い我がライト文芸部だからできる話であって、もし睦月ちゃん1人から始めるとなると、かなりの負担。話が先に進まなくなるかもしれない。」
「まず睦月ちゃんたちは、せっかく12カ月に分かれているんだから、その月によって得意な忍術があるはずだ。そこの設定から決めてしまおう。」
「睦月ちゃんは1月よね。何が得意な忍術なの?」
「特にないでござるな。オーソドックス、標準的な忍者でござる。」
「可もなく不可もなくか。1番個性がなくて困るのよね。」
「じゃあ如月は、何が得意なの?」
「やはり12月、1月、2月の冬の月の忍者としては、雪、氷は得意忍術に認めてもらいたいです。忍法! 吹雪! 忍法! 氷柱! とか。」
「如月の方が睦月ちゃんよりもしっかりしてるんじゃない?」
「ちゃんと忍者のことを考えているわ。」
「偉い! 如月!」
「それ程でも。」
「お、お、おかしい!? どうして本体の私が影分身に立場を脅かされているんだ!?」
「ちょっと待った! 私も新しい忍法を思いついたでござる! 忍法! メリークリスマス!」
「それって、12月の師走ちゃんの忍術じゃない?」
「ギクッ!? それなら、これならどうでござるか!? 忍法! ダイヤモンド・ダスト!」
「それって、忍術なの? 聖闘士星〇の見過ぎじゃない?」
「何でござるか? 睦月は忍者ゆえに、そんな昔のアニメなど知らないでござる!?」
「睦月ちゃん、動揺し過ぎだって。」
「そうだな。睦月ちゃんの忍法は、忍法! 初日の出! とか、忍法! 成人の日! とかでいいんじゃない。」
「おお! 何か分からないけど、面白そうな忍術でござる。」
「気に入っているのね。」
「良かったね。睦月ちゃん。」
「ありがとう。如月ちゃん。」
「お楽しみの所、割り込んで申し訳ありませんが、私にもアイデアの神様が舞い降りましたよ。へっへっへ。」
「ぬ、ぬらりひょんさん!?」
「既存の妖怪だけでは数が知れているし、新しい妖怪を108匹も創作していられないので、新たな妖怪のベースを見つけました。」
「新たな妖怪のベース?」
「日本史の偉人たちです。今までに「制覇!!!」と「宇宙歴史0001信長SF」で、織田信長などの戦国時代の武将を使用しています。それに「制覇!!!」と「いつ蛍が光るのか?」で、卑弥呼や紫式部などの歴史に名を残す者として、日本史の偉人たちと平家と源氏の鎌倉時代の将軍は使用済みです。おまけに「少年少女剣客隊」で、徳川15将軍も登場しました。これらを108匹の妖怪軍団に加え、さらにオリジナル創作の悪役妖怪を加えれば、あっという間に大戦力ができます。へっへっへ。」
「できる!? 伊達に賢いだけのラスボスじゃない!? あ、私は食べたら帰るからね。」
「幽子がぬらりひょんに対抗心を持っている!?」
「やっぱろ幽霊部員の帰宅部員のお茶をたかって帰るだけだけど、幽子って、ライト文芸部のラスボスなのね!?」
「ちょっと待ていー!? これでは如月1人を出しただけの私の立場が無いではないか!?」
「睦月ちゃんの負け。」
「そんな!? これでも旧暦家は代々将軍家にお仕えしてきた名門の忍者の家柄でござる! その旧暦家の1人娘の私が、ここで負けたとあっては、お家の名に傷がつく! くらえ! 忍法! 旧暦分身の術!」
「これ以上、登場人物を増やすな!? 尺がない!?」
「カロヤカさん! お願いね!」
「カロヤカにお任せあれ。」
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる