茶店の歌姫 3 

渋谷かな

文字の大きさ
7 / 20

エヘッ! 7

しおりを挟む
「やって来ました! 魔女の国!」
 おみっちゃんは魔女の国にいる。
「いらっしゃいませ! 美味しい! お茶とお団子はいかがですか!」
 一生懸命に働く茶店の看板娘のおみっちゃん。
「成仏されるまでこき使ってやる! イヒッ!」
 守銭奴の女将さん。
「じゃあね。おみっちゃん。メアリー先輩と一緒に犬の国を攻め滅ぼしてくるわね。バイバイ。」
 魔女っ子たちは犬の国を攻めに行った。
「行ってらっしゃい! エヘッ!」
 いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊。
「今度はアメリカン・ドックでも作るとするか。」
 新商品の開発に余念がない女将さん。
「ご一緒にフランクフルトとポテトもいかがですか? エヘッ!」
 意外と優秀なエヘ幽霊。

「さあ、どうすればおみっちゃんにファンができるか、一般大衆の共感を得て応援してもらえるかをかんがえるよ。そうすれば茶店の売り上げも看板娘を見たさに行列が増えることは間違いないからね。イヒッ!」
 おみっちゃんのためなのか、茶店の売り上げのためか分からない女将さんの善意。
「困りましたね。どうすればいいんでしょ? 私がいじめられっ子設定なら、今時の多くの学生さんは自分と同じだと応援してくるんでしょうか? それとも「ざまあみろ! もっといじめろ!」と今時の一般大衆は悪意の塊なのでしょうか?」
 暗い世の中だと思うおみっちゃん。
「私も意見を言ってもよろしいかな?」
 そこに一人の男性が現れる。
「あら? お客さん。お茶とお団子のおかわりですか? 毎度有り! おみっちゃん! 早くお出しして!」
 女将さんは商売上手である。
「いえ!? お茶とお団子は結構です。」
 お客は断る。
「残念でした! もうお出ししたのでお茶とお団子20人前の料金を頂きます! エヘッ!」
 2人前ではなく20人前を請求するエヘ幽霊。
「ここは北新地のぼったくりバーか!?」
 お客は困惑する。
「いいえ。美味しいお茶とお団子の茶店ですよ。エヘッ!」
 恐るべし! 看板娘のエヘ幽霊。
「話を戻しますが、どうでしょう? 生い立ちから考えるというのは。生まれ、幼少期、成人、老い。それが今のあなたを作ってくれるのですから。キャラクターも過去も未来も考えなければいけません。」
 お客さんはもっともらしいことを言う。
「やるね。お客さん。」
 女将さんは感心する。
「では私の生まれから考えてみましょう。」
 おみっちゃんは自分の生い立ちを考える。
「私は普通の人間として生まれました。歌が好きな女の子でいつも歌を歌っていました。ある日、歌の歌いすぎで喉を壊してしまいます。」
 おみっちゃんは元々は人間だった。
「そこでデスボイスが生まれたんだ。」
 女将さんは地獄の始まりを知る。
「細かいことは気にしないで私は歌を歌い続けます。するとお父さん、お母さん、村の人々は私の極度の音痴でデスボイスを聞いて体内爆発を起こし次々と死んでいきました。」
 村人皆殺し! これがデスボイスの初陣である。
「それか幼い頃に村に盗賊が急襲してきて親を殺された所を見てしまい、悲しみと呪いを手に入れる。それがデスボイスだ!」
 エヘ幽霊にも悲しみがあった。おみっちゃんがエヘッ! 笑いで感情が壊れているのはこのためかもしれない。
「不幸の数だけ物語は盛り上がるからな。」
 お客さんも他人の不幸が大好きだ。
「一人で彷徨っていた私は女将さんと出会って茶店の看板娘として元気いっぱいに働くのでした。エヘッ!」
 これがエヘ幽霊の生い立ちである。
「あんた、子供のころから恐ろしかったんだね。」
 呆れる女将さん。
「いいえ。子供の頃から可愛かったんです。エヘッ!」
 可愛さには自信があるエヘ幽霊。
「どうでしょう? おみっちゃんが幽霊ならたくさんの人間たちと仲良く暮らし、その人間の死をお見送りするというのが今の流行です。おみっちゃんは幽霊なので不老不死みたいなもの。実は300年幽霊やってますの方が拍が付いて良いのではないでしょうか?」
 お客さんも立派なアイデアを出す。
「それいいね。でも魔女も幽霊みたいなものだから、魔女っ子たちもなかなか死なないよ。」
 寿命ゲームですな。
「おみっちゃんと出会って・・・・・・死ぬ所までやるか? 毎回、誰かを殺す所までやるか?」
 不幸な物語。
「人殺し、大量虐殺、細菌兵器、パンデミック、不幸が大きければ大きい程、物語は劇的になる。例えば巨人に人間が食われるとか、鬼に家族を殺されるとか、妹を鬼にされるとか。何か新しい不幸を考え出す必要はない。ありきたりの不幸でいい。不幸でさえあれば。見る人間の心さえ引き付けることができれば。」
 それが進撃の巨人、鬼滅の刃である。
「私の不幸は幼い頃に両親を失った。悲しみの末にデスボイスを手に入れた。これ以上の不幸は私には必要ないですよね。女将さんの所で修行して侍忍者になりましたからね。そこから渋い谷の茶店、イギリス、そして魔界ですからね。」
 おみっちゃんは意外にも不幸な女であった。
「生き物に不幸は付き物。誰にも不幸はある。」
 新しい格言である。
「しかし、不幸がエネルギーの源になるパターンもありますよね。」
 不幸があるから、不幸から這い上がるために人は努力して強くなる。乗り越えるために成長するのが生き物だ。
「昔の人が言っていた。不幸があるから物語が劇的になると。」
 物語を作るのは課題、困難などの不幸な話を作るということかもしれない。悲しく思えてくる創作活動。
「一層のことおみっちゃんを亡国の姫にしてしまうか?」
 新しい提案である。
「いいえ。私は普通の村人設定です。エヘッ!」
 否定するエヘ幽霊。
「これならどうだ? 本当は姫だけど、何らかの事情で村に預けられていたというのは。」
 これなら辻褄が合う。
「何らかの事情ってなんですか?」
 おみっちゃんの素朴な疑問。
「命を狙われていたとか、死を呼ぶ歌声を代々引き継ぐ呪われた一族の末裔だとか。」
 客さんの男性も一歩も引かない。
「なら私の本当のお父さんとお母さんはどこに!?」
 おみっちゃんの質問。
「どこかのお城の王様と妃。若しくはあの世・・・・・・。」
 悲しいおみっちゃんの両親。
「ですよね。だって私300年生きていますもの。未だに生きてたらおかしいですもん。クスン。」
 少し寂しそうな表情を見せるおみっちゃん。
「でもおみっちゃんのように幽霊かゾンビになって生きているかもしれないよ。」
 優しい女将さん。
「そうか! その手があったか! エヘッ!」
 両親に会える可能性が広がり喜ぶエヘ幽霊。
「良かったね。おみっちゃん。」
 面倒見のいい女将さん。
「はい! ありがとうございます! 女将さん! エヘッ!」
 いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊の復活である。
「そうだな。何も物語が動かないから同じことの繰り返しで面白くないんだな。1話完結で一般大衆がどこからでも見れるという利点はあるんだけど。」
 お客さんは良いことに気がついた。
「なら物語が動けば同じことの繰り返しではなくなり面白くなるということだ。」
 結論としてパターンを変えろということである。
「でも大きく物語を動かせば、途中から見る一般大衆は何がなんだか分からないのついてこれない。」
 困ったものだ。
「毎話毎話、話を少しだけ動かすしかないか。」
 これでも1話に1国を滅ぼすおみっちゃんのおかげで既に3国を魔女の国は滅ぼしている。これが少しの変化だ。
「ありがとうございます! お客さんのおかげで私の生い立ちや物語の勧め方が分かりました! エヘッ!」
 お客さんに感謝するエヘ幽霊。
「お客さん、お名前は?」
 おみっちゃんはお客さんに名前を尋ねてみた。
「私の名前はドラゴン・ジェネラル。魔女の国を偵察に来たものです。」
 お客さんの正体はドラゴンの国の将軍のドラゴン・ジェネラルであった。
「ありがとう! ドラ・ジェネさん! エヘッ!」
 特に魔女でもないおみっちゃんは心からドラゴン・ジェネラルに感謝する。
「不思議な気持ちだ。こんなに誰かに感謝されたことが今まであっただろうか?」
 ドラゴン・ジェネラルの心の隙間におみっちゃんの細菌が侵入して悪い心を犯していく。
「大変だ!」
 そこに血相を変えてメグが帰ってくる。
「どうした? 関羽!」
 おみっちゃんが出迎える。
「誰が関羽だ!? 私はメグだ!」
 あくまでも三国志ベース。
「そんなことより大変だ! 犬の国もドラゴン国に魂を売り渡していて、ドック。ドラゴンが暴れていて、サリーとアッコが危ないんだ!」
 ピンチのサリーとアッコ。
「なんだって!? 張飛と趙雲がピンチだって!?」
 あくまでも三国志。
「メアリ先輩はどうした?」
 魔女のメアリ先輩。
「あっさりドック・ドラゴンにやられたよ。」
 メアリ先輩は殉職した。
「こうしてはいられない! 女将さん! 救援に行ってきます!」
 おみっちゃんは犬の国を目指した。
「行ってらっしゃい! サボった分は給料を減らしておくからね!」
 鬼の女将さん。
「おみっちゃんは魔女ではないのにどうして魔女の援軍に行くのですか?」
 ドラゴン・ジェネラルは女将さんに尋ねる。
「私たちは魔女の国で茶店を出させてもらっているので仕方が無く協力してるんですよ。イヒッ!」
 義理堅い女将さん。
「そんな!? あんなか弱いお嬢さんが戦に行くだなんて!? 魔女の国は大量虐殺を行うような強大で凶悪な極悪魔女がいる国ですよ!?」
 これがドラゴン・ジェネラルの魔女の国の認識である。
「そうだね。あはははっは・・・・・・。」
 その極悪皆殺し魔女の正体がおみっちゃんだと言えない女将さん。
「こうしてはいられない! おみっちゃんを助けに行かなければ!」
 ドラゴン・ジェネラルは犬の国におみっちゃんを助けに行こうとした。
「やめときな。あの子は無事に戻って来るから。それよりもおみっちゃんを助けたいんなら、皿を洗いな! お客さんを待たせるんじゃないよ!」
 女将さんはおみっちゃんの代わりの皿洗いを見つけた。
「はい・・・・・・。」
 女将さんの迫力に負け、これがおみっちゃんの助けになるのならと皿洗いをするドラゴン・ジェネラル。

「ギャアアアアアアー!」
「助けて! お母さん!」
 サリーとアッコは生死の境にいた。
「犬と思ってなめるなよ! 我が犬の国はドラゴンの国の傘下に入りドラゴンの力を分け与えられたのだ! ワッハッハー!」
 犬の国はドラゴンの国に魂を売り渡していた。
「張飛! 趙雲! 助けに来たわよ!」
 そこにおみっちゃんが現れる。
「おみっちゃん!」
「なんでもいいから助けて!」
 名前なんか気にしていられない魔女っ子たち。
「新しい魔女か? 死ね! ドック・ドラゴン・ファイア!」
 犬が火を吐いた。
「キャアアアアアアー!」
 おみっちゃんは炎に包まれた。
「援軍も大したことがないな! ワッハッハー!」
 ドック・ドラゴンは勝ったつもりで有頂天だった。
「それはどうかしら? エヘッ!」
 炎の中からエヘ幽霊が現れる。
「バカな!? おまえは炎で燃やしたはず!? なぜだ!?」
 想定外の事態に驚くドック・ドラゴン。
「私は既に死んでいる。」
 おみっちゃんは幽霊なので炎なんかは透き通るのでダメージを与えられないのであった。
「おみっちゃんは幽霊なのだ!」
「その通り! おみっちゃんは強いんだからね!」
 魔女っ子たちが息を吹き返す。
「幽霊だと!? ふざけるな! ドラゴンの力を手に入れた私は最強なのだ!」
 しかしドック・ドラゴンは自分が相手を侮っていると認めることができなかった。
「せっかくなのでここで歌を歌いたいと思います。」
 いきなり歌を歌いだそうとするおみっちゃん。
「はあ!? 戦闘中だぞ!? 何を考えている!?」
 ドック・ドラゴンは型破りな展開に戸惑う。
「耳栓用意!」
 魔女っ子たちは耳栓をする。
「1番! おみっちゃん歌います! 曲は犬のおまわりちゃん! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」
 おみっちゃん極度の音痴でデスボイスの持ち主であった。
「最後にドックフードが食べたかった。ギャアアアアアアー!」
 ドック・ドラゴンはおみっちゃんのデスボイスに耐え切れずに体内爆発を起こして消えていった。
「ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」
 更におみっちゃんは気持ち良く歌を歌い続ける。
「ワン!? ギャアアアアアアー!」
「アベシ!」
「ヒデブ!」
「ブシュ!」
「チュウ!」
「ホギャ!」
 犬の国の犬たちもおみっちゃんの歌声に耐え切れずに体内爆発を起こして死んでいく。
「ご清聴ありがとうございました。ああ~気持ち良かった! エヘッ!」
 おみっちゃんは歌を歌い終えた。
「あれ? 誰もいない? もっとたくさんの人に私の歌を聞いてもらいたいな。」
 そして犬の国は誰もいなくなった。
「お腹も空いたし帰りますか。エヘッ!」
 今日もおみっちゃんは幸せに暮らしましたとさ。
 つづく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

はじめまして、私の知らない婚約者様

有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。 見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。 けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。 ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。 けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。 この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。 悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに? ※他サイトにも掲載しています。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない

朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...