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姫の宮廷
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「それでは回復魔法の修行を始めます。」
「はい!」
アリスとイリスは週末から冒険の旅に出る準備を始めることにした。
「毎週末イリスとデートできるのは、俺は超うれしいぜー! アハッ!」
「デートじゃないわよ。これは修行よ。修行。」
アリスは大好きなイリスと一緒なので浮かれていた。
「あの~、もう始めてもいいかしら?」
「イリス! 大好き!」
「こいつは放って置いて始めてください。」
今週の先生は白魔法使いのエリス。回復魔法を教えてくれる。
「それでは回復魔法のヒールを教えます。」
「はい! はい! 先生!」
急にアリスが質問する。
「なんですか?」
「回復魔法はホイミとか、ケアルじゃないんですか?」
「あんたどこでそんな知識を!?」
「ゲーム! アハッ!」
この異世界ではゲームがあるようだ。
「違います。断固として違います。この世界の回復魔法はヒールです。」
「チッ。」
「舌打ちするな!」
不貞腐れるアリス。
「魔法は魔法陣で契約する高位タイプと、グリモワールと呼ばれる魔法の書を読んで会得する学生さんタイプがあります。」
魔法には特殊なジョブ専門の魔法と化学的に解明された? この場合、魔法的に解明された魔法がある。
「ヒールは誰にでも使える初期の回復魔法です。ヒールの魔法書を読んだだけで誰にでも使える魔法です。さっそくヒールの魔法の書グリモワールを読んでみましょう。」
「はい。」
アリスとイリスはヒールの魔法書を読んだ。
「実際に回復魔法を使ってみましょう。」
「はい。」
魔法書で読んだことを実践する。
「それではアリスから。」
「アリスって呼ぶなー! 俺の名前が女みたいな名前で悪いか!?」
「先生に叫ぶな!」
お約束の展開。
「俺、アリスの名において命じる! 回復魔法! ヒール!」
アリスは魔法の呪文を唱えた。
「え?」
「・・・・・・。」
しかし魔法は発動しなかった。
「あれ? おかしいな? ちゃんと唱えたのに?」
「真面目にグリモワールを読まないからよ。」
「ガーン!」
イリスに呆れられるアリスだが、なぜ自分に魔法が使えないのか分からない。
「気にしないで、次イリス。やってみてください。」
「はい。先生。」
今度はイリスがヒールを使ってみる。
「我、イリスの名において命じる! 回復魔法! ヒール!」
イリスは魔法の呪文を唱えた。
「やったー! できた!」
「素晴らしい。」
イリスは回復魔法ヒールを使えるようになった。
「どうよ?」
「クソッ!? なぜ俺にできないのに、イリスはできるんだ!?」
アリスは自分とイリスを比べて焦っていた。
「ヒール! ヒール! ヒール!」
アリスは何度も何度も回復魔法を叫んだ。
「・・・・・・。」
しかし回復魔法を使うことはできなかった。
「そうか! 分かったぞ! 俺のグリモワールの回復魔法の呪文が間違えてるんだ!」
「そんな訳ないでしょ。」
「みんな同じだよ。」
「ガーン!」
どうやらアリスには魔法のセンスが無かったらしい。
(なぜだ!? ヒールなんて誰でも使える初期魔法!? 私が教えて使えなかった奴なんて滅多にいない!? 今までに使えなかったのは自分の名前が間違っていたという奴ぐらいだが・・・・・・。)
魔法の詠唱には自分の名前を叫ぶ必要がある。自分の名前が違っていれば魔法を使うことができない。
「エリス先生。中でお茶に出もしましょう。」
「そうだね。イリスは優秀だからクッキーをあげよう。」
「俺もクッキー食べたい!」
「あんたはヒールが使えるようになったね。」
「ガーン!」
驚異のガーン! 三連発のアリスであった。
「ヒール! ヒール! ヒール!」
どれだけ努力しても回復魔法が使えないアリスであった。
「ギロギロッ!」
その頃、何者かが呪文を教える教師を殺すという連続殺人事件が起こっていた。
つづく。
「はい!」
アリスとイリスは週末から冒険の旅に出る準備を始めることにした。
「毎週末イリスとデートできるのは、俺は超うれしいぜー! アハッ!」
「デートじゃないわよ。これは修行よ。修行。」
アリスは大好きなイリスと一緒なので浮かれていた。
「あの~、もう始めてもいいかしら?」
「イリス! 大好き!」
「こいつは放って置いて始めてください。」
今週の先生は白魔法使いのエリス。回復魔法を教えてくれる。
「それでは回復魔法のヒールを教えます。」
「はい! はい! 先生!」
急にアリスが質問する。
「なんですか?」
「回復魔法はホイミとか、ケアルじゃないんですか?」
「あんたどこでそんな知識を!?」
「ゲーム! アハッ!」
この異世界ではゲームがあるようだ。
「違います。断固として違います。この世界の回復魔法はヒールです。」
「チッ。」
「舌打ちするな!」
不貞腐れるアリス。
「魔法は魔法陣で契約する高位タイプと、グリモワールと呼ばれる魔法の書を読んで会得する学生さんタイプがあります。」
魔法には特殊なジョブ専門の魔法と化学的に解明された? この場合、魔法的に解明された魔法がある。
「ヒールは誰にでも使える初期の回復魔法です。ヒールの魔法書を読んだだけで誰にでも使える魔法です。さっそくヒールの魔法の書グリモワールを読んでみましょう。」
「はい。」
アリスとイリスはヒールの魔法書を読んだ。
「実際に回復魔法を使ってみましょう。」
「はい。」
魔法書で読んだことを実践する。
「それではアリスから。」
「アリスって呼ぶなー! 俺の名前が女みたいな名前で悪いか!?」
「先生に叫ぶな!」
お約束の展開。
「俺、アリスの名において命じる! 回復魔法! ヒール!」
アリスは魔法の呪文を唱えた。
「え?」
「・・・・・・。」
しかし魔法は発動しなかった。
「あれ? おかしいな? ちゃんと唱えたのに?」
「真面目にグリモワールを読まないからよ。」
「ガーン!」
イリスに呆れられるアリスだが、なぜ自分に魔法が使えないのか分からない。
「気にしないで、次イリス。やってみてください。」
「はい。先生。」
今度はイリスがヒールを使ってみる。
「我、イリスの名において命じる! 回復魔法! ヒール!」
イリスは魔法の呪文を唱えた。
「やったー! できた!」
「素晴らしい。」
イリスは回復魔法ヒールを使えるようになった。
「どうよ?」
「クソッ!? なぜ俺にできないのに、イリスはできるんだ!?」
アリスは自分とイリスを比べて焦っていた。
「ヒール! ヒール! ヒール!」
アリスは何度も何度も回復魔法を叫んだ。
「・・・・・・。」
しかし回復魔法を使うことはできなかった。
「そうか! 分かったぞ! 俺のグリモワールの回復魔法の呪文が間違えてるんだ!」
「そんな訳ないでしょ。」
「みんな同じだよ。」
「ガーン!」
どうやらアリスには魔法のセンスが無かったらしい。
(なぜだ!? ヒールなんて誰でも使える初期魔法!? 私が教えて使えなかった奴なんて滅多にいない!? 今までに使えなかったのは自分の名前が間違っていたという奴ぐらいだが・・・・・・。)
魔法の詠唱には自分の名前を叫ぶ必要がある。自分の名前が違っていれば魔法を使うことができない。
「エリス先生。中でお茶に出もしましょう。」
「そうだね。イリスは優秀だからクッキーをあげよう。」
「俺もクッキー食べたい!」
「あんたはヒールが使えるようになったね。」
「ガーン!」
驚異のガーン! 三連発のアリスであった。
「ヒール! ヒール! ヒール!」
どれだけ努力しても回復魔法が使えないアリスであった。
「ギロギロッ!」
その頃、何者かが呪文を教える教師を殺すという連続殺人事件が起こっていた。
つづく。
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