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〇〇少女になる方法
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「いいな~○○少女。超カッコイイー!」
私は〇〇少女に憧れる普通の十六歳の女の子。アイドルが不倫や浮気など人間として最低な人間ばかりなので廃れて、現代では○○少女がアイドルとして、若者のカリスマだった。
「何でも願い事が叶うのか? いいな~。私も○○少女になりたいな。」
現在世界は普通の女の子と上位種の○○少女に分かれていた。〇〇少女は特殊な能力やスキルが使用できる新人類。
「でも友達100人なんてできる訳ないじゃない。」
〇〇少女になる条件は、お友達を100人作らなければいけないと言われている。
「無理よ! 無理! そんなの絶対に無理! 学校だって、教室の生徒の半分以上は、一人ぼっちだもの。みんな休憩時間はスマホと睨めっこしてるんだもの!」
しかしスマホやSNS時代に、人間と人間のコミュニケーションがなくなり、友達は簡単には作れない時代になっていた。
「あれ? こんな感じの話、過去にたくさん書いて、暗いから頓挫してやめたような?」
はい、その通り。しかし実写ドラマテイストだと頓挫してしまうけれど、この世界には救世主が既に完成している。
「ウワアアアアアー!? しまった!? バナナの皮だ!?」
考え事をしていた私は道端に落ちていたバナナの皮に足が滑ってコケそうになる。
「・・・・・・ん? んん? コケてない? あれ? 最近のバナナの皮は大したことが無いのね。アハッ!」
私は鈍感な少女だったのかもしれない。
「あの、手が痛いんだけど。」
「え? ウワアアアアアー!?」
私は声のする自分の後ろを振り返った。
「重い!? 重いんですけど!? 早く自分で支えて!?」
すると私の体を知らない女の子が支えていた。
「す、す、すいません!?」
私は体制を立て直し助けてくれた女の子に全力で謝る。
「ふ~う、重かった。」
女の子は手で額の汗をぬぐうそぶりをした。
「あの~私は○○ですが、あなたは?」
私は恐る恐る助けてくれた女の子に尋ねてみた。
「私は超能力少女! 大神真理亜です! アハッ!」
「超能力少女!?」
私は憧れの○○少女に助けられたと驚いた。
「○○ちゃん、あなたはどんな○○少女になりたいの?」
「え!? 私!? え~っと、え~っと、二度寝しても許される女の子になりたい! アハッ!」
超能力少女に尋ねられた私は自分が○○少女になれると想像もしていなかったので面白い答えが見つからなかった。
「気に入った!」
「え!?」
「私の推薦で、あなたを○○少女にしてあげよう! アハッ!」
「ええー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
私の答えが超能力少女のツボにはまったらしい。
○○少女になれる条件は二つある。一つ目が、この他人に冷たい時代にリアルお友達を100人作ること。(SNSの偽お友達は除く。)それと、もう一つが、現役〇〇少女の推薦があること。(ただし1人1回まで。かなり貴重である。)
「私!? 〇〇少女になれるんですか!? お友達100人もいませんよ!?」
「大丈夫! 現役〇〇少女の推薦があれば、今日からあなたも○○少女になれます! アハッ!」
「私、○○少女になれるんだ! やったー!」
私は憧れの○○少女になる。
「でも大変なのはこれからよ。」
「え?」
「推薦での〇〇少女化は期間限定なの。」
「期間限定!?」
「期間が過ぎても〇〇少女でいたければ、お友達を100人集めないといけないの。」
「やっぱりお友達100人ですか!?」
なんと推薦で○○少女になれる機関があり、〇〇少女のままでいたければお友達100人を集めなければいけなかった。
「無理!? 私なんかにお友達が100人もできる訳ないじゃない!? みんなスマホばっかりで誰とも話さないし、SNSは言葉だけなので、好きでも嫌い、嫌いでも好きって言う人ばっかりで誰も信じられない!? 好きな男の子の後をつければ「ストーカー」と言われてしまう世の中で、どうやってお友達を作ればいいんですか!? 私なんか・・・・・・いつも一人ぼっちなのに。シクシク。」
私は現代社会のリアルお友達を作る超難関に○○少女になるという憧れを諦めそうになる。
「私とお友達にならない?」
超能力少女はそっと手を差し出す。
「い、い、いいんですか!? 私なんかがお友達で!?」
「いいのよ。あなたは私が見つけた○○少女だもの。もしお友達が作りたければ相手に声をかければいいのよ。「私とお友達にならない?」ってね。アハッ!」
お友達を作る方法は簡単でシンプルなものだった。
「はい! なります! 私、お友達になります! アハッ!」
私は超能力少女の手をしっかりと握った。
「今日から私たちはお友達だね! アハッ!」
「はい! 私は真理亜ちゃんのお友達! アハッ!」
「私はあなたのことを何て呼べばいいの?」
「私の名前は・・・・・・○○です。○○ちゃんって呼んでください。アハッ!」「あなたの名前は○○なのね。カワイイ! ○○ちゃん! アハッ!」
こうして人生で初めてのお友達をゲットした○○少女であった。
「私は超能力少女だけど、○○ちゃんは何少女かな? ステータスを確認してね。」
〇〇少女の○○は何なのか? それは自由選択式でもいいし、ランダム式でもいいし、天命で最初から宿命的に○○少女になると決まっている場合もある。
「えっと、私の○○少女は・・・・・・鈍感!? 鈍感少女になってました!?」「良かったじゃない! 鈍感で済んで! お友達出来なくて絶望少女とかの悪い少女になるんじゃないかって心配していたのよね! アハッ!」
「私って、鈍感だったんだ!? ガーン!?」
バナナの皮で転ぶ、電信柱にぶつかる、朝日を浴びても目が覚めない。正に○○は鈍感少女であった。
つづく。
私は〇〇少女に憧れる普通の十六歳の女の子。アイドルが不倫や浮気など人間として最低な人間ばかりなので廃れて、現代では○○少女がアイドルとして、若者のカリスマだった。
「何でも願い事が叶うのか? いいな~。私も○○少女になりたいな。」
現在世界は普通の女の子と上位種の○○少女に分かれていた。〇〇少女は特殊な能力やスキルが使用できる新人類。
「でも友達100人なんてできる訳ないじゃない。」
〇〇少女になる条件は、お友達を100人作らなければいけないと言われている。
「無理よ! 無理! そんなの絶対に無理! 学校だって、教室の生徒の半分以上は、一人ぼっちだもの。みんな休憩時間はスマホと睨めっこしてるんだもの!」
しかしスマホやSNS時代に、人間と人間のコミュニケーションがなくなり、友達は簡単には作れない時代になっていた。
「あれ? こんな感じの話、過去にたくさん書いて、暗いから頓挫してやめたような?」
はい、その通り。しかし実写ドラマテイストだと頓挫してしまうけれど、この世界には救世主が既に完成している。
「ウワアアアアアー!? しまった!? バナナの皮だ!?」
考え事をしていた私は道端に落ちていたバナナの皮に足が滑ってコケそうになる。
「・・・・・・ん? んん? コケてない? あれ? 最近のバナナの皮は大したことが無いのね。アハッ!」
私は鈍感な少女だったのかもしれない。
「あの、手が痛いんだけど。」
「え? ウワアアアアアー!?」
私は声のする自分の後ろを振り返った。
「重い!? 重いんですけど!? 早く自分で支えて!?」
すると私の体を知らない女の子が支えていた。
「す、す、すいません!?」
私は体制を立て直し助けてくれた女の子に全力で謝る。
「ふ~う、重かった。」
女の子は手で額の汗をぬぐうそぶりをした。
「あの~私は○○ですが、あなたは?」
私は恐る恐る助けてくれた女の子に尋ねてみた。
「私は超能力少女! 大神真理亜です! アハッ!」
「超能力少女!?」
私は憧れの○○少女に助けられたと驚いた。
「○○ちゃん、あなたはどんな○○少女になりたいの?」
「え!? 私!? え~っと、え~っと、二度寝しても許される女の子になりたい! アハッ!」
超能力少女に尋ねられた私は自分が○○少女になれると想像もしていなかったので面白い答えが見つからなかった。
「気に入った!」
「え!?」
「私の推薦で、あなたを○○少女にしてあげよう! アハッ!」
「ええー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
私の答えが超能力少女のツボにはまったらしい。
○○少女になれる条件は二つある。一つ目が、この他人に冷たい時代にリアルお友達を100人作ること。(SNSの偽お友達は除く。)それと、もう一つが、現役〇〇少女の推薦があること。(ただし1人1回まで。かなり貴重である。)
「私!? 〇〇少女になれるんですか!? お友達100人もいませんよ!?」
「大丈夫! 現役〇〇少女の推薦があれば、今日からあなたも○○少女になれます! アハッ!」
「私、○○少女になれるんだ! やったー!」
私は憧れの○○少女になる。
「でも大変なのはこれからよ。」
「え?」
「推薦での〇〇少女化は期間限定なの。」
「期間限定!?」
「期間が過ぎても〇〇少女でいたければ、お友達を100人集めないといけないの。」
「やっぱりお友達100人ですか!?」
なんと推薦で○○少女になれる機関があり、〇〇少女のままでいたければお友達100人を集めなければいけなかった。
「無理!? 私なんかにお友達が100人もできる訳ないじゃない!? みんなスマホばっかりで誰とも話さないし、SNSは言葉だけなので、好きでも嫌い、嫌いでも好きって言う人ばっかりで誰も信じられない!? 好きな男の子の後をつければ「ストーカー」と言われてしまう世の中で、どうやってお友達を作ればいいんですか!? 私なんか・・・・・・いつも一人ぼっちなのに。シクシク。」
私は現代社会のリアルお友達を作る超難関に○○少女になるという憧れを諦めそうになる。
「私とお友達にならない?」
超能力少女はそっと手を差し出す。
「い、い、いいんですか!? 私なんかがお友達で!?」
「いいのよ。あなたは私が見つけた○○少女だもの。もしお友達が作りたければ相手に声をかければいいのよ。「私とお友達にならない?」ってね。アハッ!」
お友達を作る方法は簡単でシンプルなものだった。
「はい! なります! 私、お友達になります! アハッ!」
私は超能力少女の手をしっかりと握った。
「今日から私たちはお友達だね! アハッ!」
「はい! 私は真理亜ちゃんのお友達! アハッ!」
「私はあなたのことを何て呼べばいいの?」
「私の名前は・・・・・・○○です。○○ちゃんって呼んでください。アハッ!」「あなたの名前は○○なのね。カワイイ! ○○ちゃん! アハッ!」
こうして人生で初めてのお友達をゲットした○○少女であった。
「私は超能力少女だけど、○○ちゃんは何少女かな? ステータスを確認してね。」
〇〇少女の○○は何なのか? それは自由選択式でもいいし、ランダム式でもいいし、天命で最初から宿命的に○○少女になると決まっている場合もある。
「えっと、私の○○少女は・・・・・・鈍感!? 鈍感少女になってました!?」「良かったじゃない! 鈍感で済んで! お友達出来なくて絶望少女とかの悪い少女になるんじゃないかって心配していたのよね! アハッ!」
「私って、鈍感だったんだ!? ガーン!?」
バナナの皮で転ぶ、電信柱にぶつかる、朝日を浴びても目が覚めない。正に○○は鈍感少女であった。
つづく。
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