〇〇少女ワールド 2

渋谷かな

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戸塚中継所

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「待っていたぞ! 〇〇少女たち! 決しておまえたちを箱根には行かせん!」
 〇〇少女たちを戸塚中継所で待ち伏せしている者がいる。
「何者だ!?」
「俺の名前はイース! 戸塚を守る○○少年だ!」
 現れたのは箱根往路の戸塚中継所を守る○○少年のイースであった。この時点で○○少年の名前は〇ースで決りだろう。懸案であった○○少年の名前問題も解決された。
「俺は簡易や気楽を司る○○少年だ!」
 イースは気楽少年であった。
「なによ!? カッコつけて自己紹介して!? 私だって超能力を司るタイキック少女よ!?」
「真理亜ちゃん、珍しくスラスラ言えたね。」
「ありがとう。アハッ!」
 褒められると伸びるタイプの超能力少女。
「くらえ! ○○少年! これが超能力少女のサイキック・タイキックだ! フレームアウトさせてやる!」
 超能力少女は一撃で気楽少年を蹴り飛ばす気だった。
「ちょっと待った!? 戦う気はない!? 俺の話を聞け!」
「何よ!? 命乞い?」
 超能力少女は動きを止めた。
「俺は気楽に生きたいだけなんだ。だからアイドルにもなりたくないし、〇〇少女と戦う気も無い。お願いだから、素直に通ってくれ。」
 気楽少年は平和主義少年だった。
「私の恐ろしさに降参するのだな。マッマッマ! 我が軍門に降るというのなら見逃してやろう! アハッ!」
 超能力少女は攻撃をやめて愉快に笑った。
「ふ~う。助かった。」
 気楽少年は息を吐いて安心した。
「甘い! 例え真理亜ちゃんを騙せても私は騙されないぞ! くらえ! 魔法少女最大奥義! ベシルラ!」
「呪い殺す。」
「破いて壊す。」
「いいね! アハッ!」
「悪夢を見せてやる!」
「鈍くてごめんなさい。ペコッ。」
 他の○○少女たちに情けはなかった。
「ギャアアアアアアー!? ○○少女の嘘つき!?」
 キラーン! 気楽少年は星になって消えていった。
「実に激しい展開だったわ!?」
「おまえが言うな!」
「アハッ!」
 サンクチュアリ12宮には数の上で負けるものの、箱根10区もなかなかの白熱の戦いだった。
「これで戸塚も突破だ! 次の平塚中継所に向かうわよ!」
「シーン。」
「・・・・・・。よし! 次の平塚中継所まで遠足よ!」
「イヤッホー! ドンドン! ピュウピュウ! パフパフ!」
「もう、お約束なのね。」
 現代のウケる話は、命の削りあい・・・・・・○○少女で誰かを殺すのか? う~ん。ゾンビ少女を殺しても夜には復活する設定だし、残酷過ぎるのは難しな。カワイイがウリなので。
「取り戻すぞ! アイドルになれる権利! ・・・・・・違った。世界の平和のためにがんばるぞ! アハッ!」
 今日も○○少女は元気に進む。人間は私利私欲である。自分が一番かわいく、自分の権利を大切にする。しかし人が共感するのは、自己の利益ではなく、世界のため、誰かのため、自己以外の誰か他人を大切にするきれいごとである。
 つづく。
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