〇〇少女ワールド 2

渋谷かな

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渋谷少女・山形少女

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「私とお友達になろうよ! アハッ!」
 お友達を100万人作るために今日もお友達候補をストーカーする真理亜。
「急須少女とか、コップ少女とか、名詞少女は楽勝ね。」
 東京タワー少女とタワーマンション少女とお友達になれた真理亜の感覚である。
「次は地名少女だ! アハッ!」
 お友達を作るためなら何でもする。それが真理亜だ。アハッ!
「私とお友達になろうよ。アハッ!」
「もう既にお友達でしょ。アハッ!」
 真理亜とお友達なのは渋谷少女のシブリア。
「そうだった。だって私は渋谷住民だもんね。アハッ!」
「もうここはあなたのお友達ばかり。どんなヤンキーチームを作ったのよ。」
「それほどでも。」
「褒めてない!」
「アハッ!」
 渋谷は真理亜のおひざ元。
「スクランブル交差点少女、スクランブルスクエア少女、パルコ少女、ヒカリエ少女、ストリーム少女、マークシティ少女、JR渋谷駅少女、東急少女、京王少女、東急百貨店少女、西武少女、ツタヤ少女、渋谷警察少女、渋谷郵便局少女、ハチ公少女、モヤイ少女などね。
 既に真理亜のお友達ウイルスに感染させられ、渋谷には真理亜のお友達ばかりだ。
「ポケモンGO! みたいね。真理亜ちゃんが歩けばお友達が増える。」
「その通り! みんな私のお友達よ! アハッ!」
渋谷はネタには困らない。
「でも、お友達になるのを断られたらどうするの?」
「抹殺! アハッ!」
「・・・・・・真理亜ちゃんに歯向かうのをやめとこう。」
 恐るべし、お友達少女の真理亜。
「渋谷は分かったけど、例えば、マイナーな山形とかだと、お友達はどうするの?」
「山形? それどこ? 日本なの? 韓国かどこかと間違えてない?」
 さすがの真理亜も秘境、山形にビビっている。
「負けるもんですか! 世界の果てであってもお友達を作ってみせる!」
 いつの間にか、世界の果て扱いの山形。
「まずは東北少女!」
「それ山形を含むけど山形じゃないよね!」
「次に山形少女のヤマガリアちゃん!」
「山梨はヤマナリアちゃんね! あと山口もあるから、ヤマリアの名前は使えない!」
「蔵王少女! さくらんぼう少女! ベニバナ少女! オシドリ少女!」
「県の特産品、県の花、県の鳥で逃げた!」
「サクラマス少女! カモシカ少女! 最上川少女!」
「やるわね! 真理亜ちゃん! それでこそ、お友達少女!」
 お友達少女の名にかけて、負ける訳にはいかない戦いを繰り広げている。
「南部鉄器少女だ!」
「それは岩手県よ。」
「なんですと!?」
「調子に乗って確認せずに言っちゃったわね。真理亜ちゃん。」
「しまった!? 謀られた!? これは岩手少女の罠よ!?」
 恐るべし、〇〇少女ワールド。
「でも、お友達もたくさん増えたし、まあいいっか。アハッ!」
「あ!? 笑って誤魔化した!?」
「笑っていれば、何でもできる! いくぞ! 1! 2! 3! アハッ!」
 ありがとう闘魂師匠。
 つづく。
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