〇〇少女ワールド 2

渋谷かな

文字の大きさ
33 / 80

独立少女

しおりを挟む
「私とお友達になろうよ。アハッ!」
 真理亜はお友達少女で、お友達を100万人作るキャンペーン中である。
「この世は、お友達が全て! 勝負はお友達で決まる!」
 ここをお友達の人数にしてしまうと、カスのお友達100人より、強い勇者お友達1人の方が強いからだ。
「困った時は助け合い、戦う時は一緒に戦う。それがお友達よ! アハッ!」
 お友達は戦友だ。
「今回のゲストは引き続き魔法少女のアリアちゃん。」
「どうも。」
「おまけのお友達で魔法の擬人化少女のファイア少女ファイリアちゃんと、ブリザード少女ブリザリアちゃん。」
「やったー! セリフがついたぞ! アハッ!」
「これで私たちもキャラクターだ! アハッ!」
 喜ぶ炎魔法少女と氷魔法少女。
「フン、他者がアイデアをパクることを想定してのセリフ付けよ。サンダー少女にウインド少女、フレア少女、デス少女、ホーリー少女、ケアル少女、リカバリー少女、レイズ少女、アルテマ少女など、どんな魔法でも少女にできる! アハッ!」
 創作に詰まらなければ何でもスラスラできる。アハッ!
「私たちは独立しても異世界ファンタジー、魔法少女アリアと擬人化した魔法少女たちの大冒険でやっているんじゃないかな?」
「そうですね。独立したら、もっと出番が増えますね。」
「さよなら。〇〇少女ワールド。」
 ふとアリアは思ったこと口にしてしまった。それに追随する炎と氷の少女たち。
「ダメよ! 独立なんて! 寂しいことを言わないで! 私たちお友達じゃない!」
 真理亜は必死にお友達を引き留める。
「一つ聞いていい? もし私たちが独立するといったら、真理亜ちゃんはどうするの?」
「もちろん・・・・・・裏切り者には死を。」
「やっぱり。」
「全力をもってお友達の独立、お友達の謀反を止めるわ。また、私の大切なお友達を唆したゴミにも死んでもらいます!」
 真理亜のお友達規則である。
「独立をやめよう。私と真理亜ちゃんはお友達だ。仲良くしよう。」
「さすがアリアちゃん。私のマブダチね。」
「ただ死にたくないだけだよ。」
「アハッ!」
 二人は仲良く笑顔で握手した。
「良かったら、私に独立を唆した炎少女と氷少女の処分を任せるよ。」
「ええー!? アリアちゃん!? 私たちを売るの!?」
「そんな!? あんまりよ!? 私たちは、ただの魔法の擬人化した少女なのに!?」
 魔法少女は魔法の擬人化した少女たちを真理亜に売り渡した。
「そう。私のお友達のアリアちゃんに独立しようと謀略を行ったことは万死に値する! アチョー!」
 真理亜はタイキック・エナジーを高めて威嚇する。
「ヒーイ!? ごめんなさい!?」
「許してください!? お許しください!? 真理亜様!?」
 泣きながら土下座する炎と氷の少女たち。
「許してあげる。」
「え?」
「真理亜様か。語呂がいい。気に入った。」
「ありがとうございます! 真理亜様!」
 放免されて喜ぶ炎と氷の少女たち。
「真理亜ちゃん、最初から殺す気はなかったんだろ?」
「当然よ。だって二人とも大好きなアリアちゃんのお友達だもの。アハッ!」
 少し新キャラクターをからかっただけの真理亜であった。
 アハッ!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

視える僕らのシェアハウス

橘しづき
ホラー
 安藤花音は、ごく普通のOLだった。だが25歳の誕生日を境に、急におかしなものが見え始める。    電車に飛び込んでバラバラになる男性、やせ細った子供の姿、どれもこの世のものではない者たち。家の中にまで入ってくるそれらに、花音は仕事にも行けず追い詰められていた。    ある日、駅のホームで電車を待っていると、霊に引き込まれそうになってしまう。そこを、見知らぬ男性が間一髪で救ってくれる。彼は花音の話を聞いて名刺を一枚手渡す。 『月乃庭 管理人 竜崎奏多』      不思議なルームシェアが、始まる。

意味がわかると怖い話

邪神 白猫
ホラー
【意味がわかると怖い話】解説付き 基本的には読めば誰でも分かるお話になっていますが、たまに激ムズが混ざっています。 ※完結としますが、追加次第随時更新※ YouTubeにて、朗読始めました(*'ω'*) お休み前や何かの作業のお供に、耳から読書はいかがですか?📕 https://youtube.com/@yuachanRio

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

処理中です...