〇〇少女ワールド 2

渋谷かな

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例え少女

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「お友達になろうよ!」
 アハッ!
 真理亜、お友達100万人キャンペーン実施中。
「私の名前は楓。真理亜お姉ちゃんの妹です。いつもおバカな姉がお世話になっています。」
 記念すべき実験台は妹の楓であった。難しい言葉は不要。定型文でOK! それが長寿アニメスタイル。
「楓! お友達になろうよ!」
 新しく現れた○○少女は真理亜にお友達になろうと襲われる。
「お友達? 私は妹だー!」
「アベシー!?」
 妹の右フックが姉の真理亜に炸裂する。
「見える! 見えるぞ! 私にも妹の楓の悲しみが! サイキックインスピレーション!」
 真理亜は超能力少女なので、相手の悲しみを見ることができる。
「真理亜お姉ちゃんがおバカで困る。恥ずかしくて小学校のお友達になんも言えない。何が何でも隠し通さなければ!」
 妹の悲しみは姉がおバカなことであった。
「ゲッ!? 楓の悲しみの原因って私なの!?」
 真理亜は妹の悲しみを知った。
「ごめんなさい。」
「分かればよろしい。」
 姉が妹に謝って終わり・・・・・・のはずがない。
「さあ! お姉ちゃん! 楓の悲しみを無くすために、勉強してくれ!」
「ええ~!? 勉強!?」
 こうして真理亜の一夜漬けの猛勉強が続いた。
「・・・・・・終わりました。チーン。」
 勉強が終わる頃には真理亜は廃人になっていた。
「ありがとう。お姉ちゃん。私のために頑張ってくれて。アハッ!」
 優しく微笑む楓。おバカな姉でも、自分のために勉強してくれて妹は姉のことが大好きなのだ。
「だって私と楓はお友達だもんね。アハッ!」
 仲睦まじい姉妹。
「はあっ!? しまった!?」
「どうしたのお姉ちゃん!?」
 その時、真理亜が何かに気がついた。
「自分で勉強しないで、私のタイキック能力で全自動で勉強すれば良かったんだわ!」
「それを言うならサイキック能力よ! 真理亜お姉ちゃん! 少しズレてるよ!」「アハッ!」
 笑って誤魔化す真理亜。
 妹も言葉の言い間違いではなく「超能力で勉強しないで、自分で勉強することに意味があるんでしょ!」と突っ込むのが正解である。
 誰にでも分かりやすく感情移入しやすい単純な長寿アニメの様な1話完結モノ。
「深く考える必要は無い。」
 考えるのは映画の時のストーリーだけ。
 毎週のアニメ放送は思考を捨ててしまえばいい。
 それが日常や時事モノであり、誰でも分かりやすい長寿アニメなのだから。
 要するに、それでも続けることが可能な作品が素晴らしい。
「笑っていれば何でもできる! いくぞ! 1! 2! 3! アハッ!」
 〇〇少女ワールド、永遠に。
 つづく。
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