やっと冒険に出られます

渋谷かな

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ポンタとお城

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「さあ! もうすぐ私のお城よ! アハッ!」
 ポンタはロナ姫と一緒にお城に向かう。
「じゃあ、そういうことで。」
「おい。私を置いてどこへ行く?」
「すいません・・・・・・。」
 いつでもポンタは戦線離脱する気持ちでいっぱいである。
「クソ! 師匠め! 自分だけ逃げやがって!」
 師匠はロナ城の裏山で隠居生活を続ける。 
「怒らない。怒らない。なんてったってあなたは姫の護衛騎士になれるんだから。」
「別に権力とかお金に興味はないので。じゃあ、そういうことで。」
「こらー!」
 二人は道中痴話ゲンカをするほど仲が良かった。

「ええ~い! 忌々しい姫め!」
 田中大臣はお怒りだった。
「遂には自分を守る騎士まで連れて帰ってくるだと!?」
「ですが姫の騎士はまだまだ子供だそうです。」
「なに? ワッハッハー! それなら姫を殺すチャンスは山ほどあるというもの! 直ぐに盗賊に化けさした兵士を送り姫を亡き者にしろ! 罪は姫を守れなかった護衛騎士が受けるのだ! ワッハッハー!」
 悪代官の笑い声が木霊する。

「悪い大臣を倒して、お父様をお救いするわ!」
 ロナ姫は固い決意をする。
「じゃあ、そういうことで。」
 関係のないポンタは帰りたくて仕方がない。
「こらー! おまえの主は私よ! 師匠にお金を渡して売買契約は成立してるんだからね!」
「そんなこと知るか!? 僕は自由だ!」
 これでも二人は仲良しさ。

「待ていー! おまえら! 身ぐるみを置いていってもらうぜ!」
 盗賊が現れた。
「キャアー! 盗賊!?」
「違う。こいつらは盗賊じゃない。」
「え?」
「ただの盗賊が立派な剣など持ってやしない。こいつらは訓練を受けた兵士だ。」
「なんですって!?」
 ポンタは盗賊の正体を武器を見ることによって見抜いた。
「じゃあ、そういうことで。」
「こらー! 私を守らんかい!」
 姫はポンタを鼓舞する。
「やっちまえ!」
 盗賊たちが襲い掛かってくる。
「鈴木流奥義ふりこ斬り! 一蹴!」
 ポンタは剣技で敵を斬りつける。
「ギャアアアアアアー!」
 盗賊たちを倒した。
「やったー! さすが! ポンタ!」
 大喜びのロナ姫。
「じゃあ、そういうことで。」
 いつものように帰ろうとするポンタ。
「なんであんたはいつも帰ろうとするのよ?」
「もめごとに巻き込まれないでゆっくりと平凡にゆっくりと暮らしたいんだ。」
「許しません。」
 首根っこを掴まれて猫のようなポンタは姫から逃げられない。
「は~い。」
 ポンタの大冒険はつづく。

ポンタ
4戦4勝
お金400円

剣士見習い
レベル10
HP20
MP20
攻撃力20
防御力20
素早さ20
魔法力20
運20

スキル
・鈴木流奥義ふりこ斬り・一蹴

装備 
武器 銅の剣
鎧   
頭  
腕  
装飾 

心・属性耐性
火 0
水 0
雷 0
風 0
土 0
光 0
闇 0

持ち物
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