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オクトーバー4
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「エクスカリパー、俺に力を貸してくるのか!?」
俺の問いかけにエクスカリパーは光を増して答えてくれる。
「我に選ばれし者よ。」
どこからか声が聞こえてきた。
「んん!?」
俺が周囲を見渡しても誰もいない。
「まさか!? 剣の声?」
俺は剣を半信半疑で覗き込んだ。
「私は聖剣エクスカリパー。」
薄っすらと聖なる光が剣を持った騎士の姿を形をする。
「うわあ!? 剣がしゃべった!?」
初めてしゃべる剣を見たので驚いた。
「説明をしている暇はない! アイン! 剣を構えろ! エクスカリパー・スラッシュだ!」
「おお!」
体が勝手に動き伝説の生き物のエクスカリパーに導かれるように俺は剣を構える。
「いくぞ! エクスカリパー! 必殺! エクスカリパー・スラッシュ!」
俺とエクスカリパーの放つ必殺の一撃は、何十匹もいたゴブリンを一瞬で聖なる光で消滅させていく。
「これが伝説の生き物の力なのか!?」
魔王の手下のウァズワースも聖なる光に呑み込まれた。
「やったのか?」
オクトーバー村から魔物が消え去った。必死に戦った俺には勝利を喜ぶ余裕はなかった。
「うえええ~ん!」
ホッとしたのだろう。イリーナは泣き出した。半壊した村を見渡して俺も現状を理解した。多くの人々が魔物に殺され、村の建物の多くが破壊された。
「なんなんだ・・・なんなんだよ!?」
俺は環境のあまりの変化に頭が混乱しそうだった。自分のことに精一杯で泣いているイリーナを抱きしめることも声をかけてあげることもできなかった。
「うおおおおお!」
気がつけば俺は大声で叫んでいた。俺の気持ちに共鳴してくれていた変な聖剣エクスカリパーは静かに眠っていた。
魔王の手下ウァズワースは自分のアジトに戻っていた。
「エイブラム様、本当です! 伝説の生き物がいたのです!」
ウァズワースはオクトーバー村を襲撃した時の出来事を、魔王軍の自分の上官エイブラムに鏡のようなもので通信をし報告している。
「伝説の生き物? 魔王様が現れると現れるという伝説のお邪魔虫のことか? そんなおとぎ話で自分の失態を誤魔化せると思うなよ! ウァズワース!」
上官のエイブラムは部下のウァズワースの言葉に耳を傾けることはなかった。
「そんな!?」
上下関係の厳しい魔王軍では上官のいうことは絶対であった。
「いいか! 次こそは村を滅ぼすのだ!」
「はい。かしこまりました。」
ウァズワースにオクトーバー村の破壊が命じられた。こうして通信は途絶えた。
「現場を見ていない者には分からないんだ。」
これがウァズワースの本音である。
「しかし放っておく訳にいかない。できれば、あの力を私が手に入れたいものだ。」
ウァズワースは伝説の生き物の力に心を奪われていた。
つづく。
俺の問いかけにエクスカリパーは光を増して答えてくれる。
「我に選ばれし者よ。」
どこからか声が聞こえてきた。
「んん!?」
俺が周囲を見渡しても誰もいない。
「まさか!? 剣の声?」
俺は剣を半信半疑で覗き込んだ。
「私は聖剣エクスカリパー。」
薄っすらと聖なる光が剣を持った騎士の姿を形をする。
「うわあ!? 剣がしゃべった!?」
初めてしゃべる剣を見たので驚いた。
「説明をしている暇はない! アイン! 剣を構えろ! エクスカリパー・スラッシュだ!」
「おお!」
体が勝手に動き伝説の生き物のエクスカリパーに導かれるように俺は剣を構える。
「いくぞ! エクスカリパー! 必殺! エクスカリパー・スラッシュ!」
俺とエクスカリパーの放つ必殺の一撃は、何十匹もいたゴブリンを一瞬で聖なる光で消滅させていく。
「これが伝説の生き物の力なのか!?」
魔王の手下のウァズワースも聖なる光に呑み込まれた。
「やったのか?」
オクトーバー村から魔物が消え去った。必死に戦った俺には勝利を喜ぶ余裕はなかった。
「うえええ~ん!」
ホッとしたのだろう。イリーナは泣き出した。半壊した村を見渡して俺も現状を理解した。多くの人々が魔物に殺され、村の建物の多くが破壊された。
「なんなんだ・・・なんなんだよ!?」
俺は環境のあまりの変化に頭が混乱しそうだった。自分のことに精一杯で泣いているイリーナを抱きしめることも声をかけてあげることもできなかった。
「うおおおおお!」
気がつけば俺は大声で叫んでいた。俺の気持ちに共鳴してくれていた変な聖剣エクスカリパーは静かに眠っていた。
魔王の手下ウァズワースは自分のアジトに戻っていた。
「エイブラム様、本当です! 伝説の生き物がいたのです!」
ウァズワースはオクトーバー村を襲撃した時の出来事を、魔王軍の自分の上官エイブラムに鏡のようなもので通信をし報告している。
「伝説の生き物? 魔王様が現れると現れるという伝説のお邪魔虫のことか? そんなおとぎ話で自分の失態を誤魔化せると思うなよ! ウァズワース!」
上官のエイブラムは部下のウァズワースの言葉に耳を傾けることはなかった。
「そんな!?」
上下関係の厳しい魔王軍では上官のいうことは絶対であった。
「いいか! 次こそは村を滅ぼすのだ!」
「はい。かしこまりました。」
ウァズワースにオクトーバー村の破壊が命じられた。こうして通信は途絶えた。
「現場を見ていない者には分からないんだ。」
これがウァズワースの本音である。
「しかし放っておく訳にいかない。できれば、あの力を私が手に入れたいものだ。」
ウァズワースは伝説の生き物の力に心を奪われていた。
つづく。
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