伝説の生き物、エクスカリパー。

渋谷かな

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オクトーバー5

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村では死者の埋葬を村長の娘のイリーナが取り仕切り、生き残った男どもで家の再建や燃えてしました廃材の処理を行っていた。
「しゃべれ! エクスカリパー!」
村人のみんなが忙しい時に、俺だけサボって変な聖剣エクスカリパーに話しかけていた。
「なんでしゃべってくれないんだよ!?」
しかし俺が何回も話しかけてもエクスカリパーは返事をしてくれなかった。
「アイン!」
そこにイリーナがやって来た。
「ゲッ!? イリーナ!?」
俺はサボっているのがバレてドキッとし慌てた。
「みんなが一生懸命、村の復興に働いているのよ! あなたは何を遊んでいるのよ!?」
イリーナには俺の姿は遊んでいる様にしか見えなかった。
「別に遊んでいた訳じゃないぞ!?」
「うそつき!」
慌てて取り繕うがイリーナは取り付く島もないくらい怒っていた。
「ハッハハハ!」
俺とイリーナのケンカを見ていて笑う男が一人いた。
「何者だ!?」
俺とイリーナは笑う男に視線を向ける。
「私の名前は、オーガス。ただの旅人さ。」
男はオーガス。年齢26才。確かに旅をしていそうな格好をしている。腰に剣を装備している。
「その小僧は剣がしゃべるとか言っている。馬鹿げた話だ。どれ私に貸してみろ。」
オーガスは俺に近づき、エクスカリパーを寄こせと手を差し出す。
「はい。」
俺はオーガスに何も考えずに剣を渡す。
「う~ん。普通の剣だな。しゃべることはないだろう。」
オーガスは剣を2、3試し振りをして、普通の剣だと結論を出し俺に剣を返す。
「ほら、見なさいよ! アインのうそつき!」
またイリーナが俺を攻め立てる。
「本当だ!? 俺はこの剣で金持ちに・・・いや、英雄になってみせる!」
そして、イリーナと結婚するんだ。
「ギャアアア!?」
俺がカッコよく決めた時だった。村の出入り口の方から村人の悲鳴が聞こえる。
「なに!?」
イリーナは事態の把握のために悲鳴の方へ走り出す。
「危ない!? イリーナ!?」
俺もイリーナの後を追いかけて走る。
「ただの剣だった。あの剣は本当に伝説の生き物なのか? それともあの小僧に秘められた力があるというのか?」
オーガスは一人、その場で考え事をしていた。


「ゴブリン!?」
再びゴブリンが襲い掛かって来た。ゴブリンは村の中心の広場まで攻め込んできた。
「キャアアア!?」
イリーナがゴブリンに襲われて悲鳴をあげている。
「イリーナ!」
剣でゴブリンを倒し、イリーナを助ける。
「アイン! 怖かった!」
イリーナを守りながら戦うことを決める。周囲は無数のゴブリンに囲まれていた。
「目覚めろ! 聖剣エクスカリパー! 俺に力を貸せ!」
俺はエクスカリパーの語り掛けるのだった。

つづく。
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