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災いを封印する。その12
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「ねえねえ、ペリー。」
「なに? ちいちゃん。」
「私たち! 災いを封印! 少年少女剣客隊! 災い10体を封印成功!」
「おめでとう!」
「ありがとう!」
「ああ~!? 本当に生きることは日々、勉強だ。」
「全くだ。もしかしたらあるのかもしれないが、新しい発想が創造されてくる。」
「キャラクターアビリティーか。」
「ジョブのアビリティーを他のキャラクターに装備させるというのは、オーソドックスだが、残酷で冷酷な今時のアニメ好きには、アビリティーを持ったキャラを食べさせるという設定が今時はウケるんだろうな。気持ち悪い。」
「言ってる本人が気持ち悪がってどうする?」
「アニメ制作会社とかが好きそうなネタだなっと思ってさ。」
「今、放送されているアニメやドラマを見て育った子供たちは、正月から原宿で自動車に乗って無差別殺人をするようになるんだろうな。」
「主流は新しい作品を生み出すではなく、弱気な企業はヒットした作品をパクって似た様な作品を作り、最低限の利益を確保するだからな。」
「おまえ!? 食ったな!?」
「美味しくいただいたよ。」
「こんな感じだろ?」
「そうそう。」
「おまえの妻は美味しかったぞ。キャーキャー泣き叫びながらな。おまえに助けを求めて、何度も何度も名前を読んでいたぞ。あなた! あなた! ってな。ケッケッケ。」
「貴様! 許さんぞ!」
「あ~寒気してきたわ。気持ち悪い。」
「そんなストーリーが好きな奴、現実世界では完全に犯罪者だな。」
「殺してやる! 貴様を絶対に殺す!」
「できるか? おまえに? おまえの最愛の妻を食べた私を殺せるというのか?」
「こんな会話ばかりだろ。気が滅入るよ。気持ち悪い。」
「書いてて寒気がしてきた。滅入るわ。」
ちいとペリーは正気に戻る。
「何かにとりつかれていたのかしら?」
「はあ、はあ、はあ、まるで悪い夢を見ていたみたいだ!?」
「私たちは生きている。生きているんだわ!」
「助かったんだ。助かったんだぞ!」
「はいはい。感動のクライマックス、おめでとう。パチパチ。」
「桜先生!?」
子供たちが騒いでいると、桜先生が教室にやって来た。
「あなたたち、主役がキャラクターを丸飲みして能力を手に入れることができるのなら、なぜ考えつかない? 敵もキャラクターを丸飲みできると。」
「言われてみれば!?」
「さすが教師!? 大人だわ!?」
「大人からすれば、何でもいいのよ。売れて儲かれば。例えばFFはDQのパクリだし、言われたくないからDQFFに合併したっていう人もいるし、アタック・タイタンもDQの動く巨人にでも街を襲われたワンシーンにしか過ぎないという人もいる。結局は大人は、連載中や放送中にお金さえ稼げれば、似ていようが、パクリだろうが、リスペクト、オマージュだろうが、認めなければオリジナル作品になる。それが業界の常識よ。」
「勉強になりました。前に進みます。」
「似ていても気にしなくて良いということですね。」
「みんな、がんばってね。それでは、みんな、さようなら。」
「桜先生、さようなら。」
子供たちは寺子屋から帰って行った。
「たまに桜先生が先生らしいことをいうと、体が痒くなるわね。」
「蕁麻疹ってやつよ。痒いわ。」
「ウラララー! 孫の手上げる。」
「ありがとう! 楓。これで背中をかくことができるわ。」
「楓、今日は何をして遊んでいるの?」
「孫の手工場で実朝くんが孫の手を作っているよ。私は、かけっこ。ウラララ―!」
「文明開化ね。」
「明治維新ってやつね。」
「で、話を本題に戻すけど、キャラクターネームとキャラクターアビリティーは分かったけど、あ! キャラクターアビリティーは、食べて奪うのと、ガチャでゲットできるにすれば、アホな金持ちが大金を捨てるから儲かるわ。」
「ガッポガッポね。やったー! お金持ち確定だ!」
「ウラララー! 喜びの舞!」
「やっぱり、なんやかんやで私たち3人は友達ね。」
「おお! 友達! 最高!」
「おまえたちは金の亡者か?」
「その通り! って、あなたは誰よ?」
「私は、徳川15将軍の一人、第12代将軍、徳川家慶だだだーだん。」
ご先祖様が現れた。
「おまえたち、肝心の音痴はどこへいった? 音痴は?」
「しまった!? 忘れてた!?」
「お金に目がくらんで音痴を忘れていたわ!? 最強のキャラクターアビリティー候補なのに!?」
「ウラララー! 雄叫びで誤魔化す! ウラララー!」
「真面目に考えろ!」
「どうしよう?」
「どうしよう?」
「音痴。」
「生まれつきなのか、浦島太郎の玉手箱的な音痴なのか、ガチャを回しての音痴なのか、敵の攻撃で音痴なのか、寝ぼけて食べたら音痴なのか、ワンタンを喉に詰まらせたら音痴なのか。」
「よく次々とシチュエーションが思いつくわね。」
「ウラララー! の叫び過ぎで音痴もあるよ。」
「楓、あんた完全に私たちが異世界作品に行かないのを分かっていて言っている確信犯ね。」
「バレたか。ウラララー! 逃げろ! ウラララー!」
「音痴も立派なキャラクターアビリティーよね。当初の想定では、音痴で壁を破壊する。音痴で敵を倒す。ああ~、音痴で敵の攻撃をかき消す。完全なキャラクターだわ。」
「まさに音痴=神!」
「ゴット! ウラララー!」
「最後は音痴で閉めるということでいいかな? ご先祖様。」
「勝手にしろ。さらばだ。」
ご先祖様の家慶は成仏していった。
「お腹が空いたし帰ろっか?」
「そうだね。今夜のご飯はなんだろう?」
「カレーライス! ウラララー!」
「いいな、楓は叫ぶだけで。私も楓みたいに頭の弱いキャラになりたいよ。」
「やめてくれ!? 普通のキャラが2人いなかったら、会話の進行ができないじゃないか!?」
「いいじゃん。独り言キャラで。」
「やめてくれ!? 気持ち悪い!?」
「ワッハッハッー!」
こうして家々は忘れられて、今日も平和に1日が終わるのである。
つづく。
「なに? ちいちゃん。」
「私たち! 災いを封印! 少年少女剣客隊! 災い10体を封印成功!」
「おめでとう!」
「ありがとう!」
「ああ~!? 本当に生きることは日々、勉強だ。」
「全くだ。もしかしたらあるのかもしれないが、新しい発想が創造されてくる。」
「キャラクターアビリティーか。」
「ジョブのアビリティーを他のキャラクターに装備させるというのは、オーソドックスだが、残酷で冷酷な今時のアニメ好きには、アビリティーを持ったキャラを食べさせるという設定が今時はウケるんだろうな。気持ち悪い。」
「言ってる本人が気持ち悪がってどうする?」
「アニメ制作会社とかが好きそうなネタだなっと思ってさ。」
「今、放送されているアニメやドラマを見て育った子供たちは、正月から原宿で自動車に乗って無差別殺人をするようになるんだろうな。」
「主流は新しい作品を生み出すではなく、弱気な企業はヒットした作品をパクって似た様な作品を作り、最低限の利益を確保するだからな。」
「おまえ!? 食ったな!?」
「美味しくいただいたよ。」
「こんな感じだろ?」
「そうそう。」
「おまえの妻は美味しかったぞ。キャーキャー泣き叫びながらな。おまえに助けを求めて、何度も何度も名前を読んでいたぞ。あなた! あなた! ってな。ケッケッケ。」
「貴様! 許さんぞ!」
「あ~寒気してきたわ。気持ち悪い。」
「そんなストーリーが好きな奴、現実世界では完全に犯罪者だな。」
「殺してやる! 貴様を絶対に殺す!」
「できるか? おまえに? おまえの最愛の妻を食べた私を殺せるというのか?」
「こんな会話ばかりだろ。気が滅入るよ。気持ち悪い。」
「書いてて寒気がしてきた。滅入るわ。」
ちいとペリーは正気に戻る。
「何かにとりつかれていたのかしら?」
「はあ、はあ、はあ、まるで悪い夢を見ていたみたいだ!?」
「私たちは生きている。生きているんだわ!」
「助かったんだ。助かったんだぞ!」
「はいはい。感動のクライマックス、おめでとう。パチパチ。」
「桜先生!?」
子供たちが騒いでいると、桜先生が教室にやって来た。
「あなたたち、主役がキャラクターを丸飲みして能力を手に入れることができるのなら、なぜ考えつかない? 敵もキャラクターを丸飲みできると。」
「言われてみれば!?」
「さすが教師!? 大人だわ!?」
「大人からすれば、何でもいいのよ。売れて儲かれば。例えばFFはDQのパクリだし、言われたくないからDQFFに合併したっていう人もいるし、アタック・タイタンもDQの動く巨人にでも街を襲われたワンシーンにしか過ぎないという人もいる。結局は大人は、連載中や放送中にお金さえ稼げれば、似ていようが、パクリだろうが、リスペクト、オマージュだろうが、認めなければオリジナル作品になる。それが業界の常識よ。」
「勉強になりました。前に進みます。」
「似ていても気にしなくて良いということですね。」
「みんな、がんばってね。それでは、みんな、さようなら。」
「桜先生、さようなら。」
子供たちは寺子屋から帰って行った。
「たまに桜先生が先生らしいことをいうと、体が痒くなるわね。」
「蕁麻疹ってやつよ。痒いわ。」
「ウラララー! 孫の手上げる。」
「ありがとう! 楓。これで背中をかくことができるわ。」
「楓、今日は何をして遊んでいるの?」
「孫の手工場で実朝くんが孫の手を作っているよ。私は、かけっこ。ウラララ―!」
「文明開化ね。」
「明治維新ってやつね。」
「で、話を本題に戻すけど、キャラクターネームとキャラクターアビリティーは分かったけど、あ! キャラクターアビリティーは、食べて奪うのと、ガチャでゲットできるにすれば、アホな金持ちが大金を捨てるから儲かるわ。」
「ガッポガッポね。やったー! お金持ち確定だ!」
「ウラララー! 喜びの舞!」
「やっぱり、なんやかんやで私たち3人は友達ね。」
「おお! 友達! 最高!」
「おまえたちは金の亡者か?」
「その通り! って、あなたは誰よ?」
「私は、徳川15将軍の一人、第12代将軍、徳川家慶だだだーだん。」
ご先祖様が現れた。
「おまえたち、肝心の音痴はどこへいった? 音痴は?」
「しまった!? 忘れてた!?」
「お金に目がくらんで音痴を忘れていたわ!? 最強のキャラクターアビリティー候補なのに!?」
「ウラララー! 雄叫びで誤魔化す! ウラララー!」
「真面目に考えろ!」
「どうしよう?」
「どうしよう?」
「音痴。」
「生まれつきなのか、浦島太郎の玉手箱的な音痴なのか、ガチャを回しての音痴なのか、敵の攻撃で音痴なのか、寝ぼけて食べたら音痴なのか、ワンタンを喉に詰まらせたら音痴なのか。」
「よく次々とシチュエーションが思いつくわね。」
「ウラララー! の叫び過ぎで音痴もあるよ。」
「楓、あんた完全に私たちが異世界作品に行かないのを分かっていて言っている確信犯ね。」
「バレたか。ウラララー! 逃げろ! ウラララー!」
「音痴も立派なキャラクターアビリティーよね。当初の想定では、音痴で壁を破壊する。音痴で敵を倒す。ああ~、音痴で敵の攻撃をかき消す。完全なキャラクターだわ。」
「まさに音痴=神!」
「ゴット! ウラララー!」
「最後は音痴で閉めるということでいいかな? ご先祖様。」
「勝手にしろ。さらばだ。」
ご先祖様の家慶は成仏していった。
「お腹が空いたし帰ろっか?」
「そうだね。今夜のご飯はなんだろう?」
「カレーライス! ウラララー!」
「いいな、楓は叫ぶだけで。私も楓みたいに頭の弱いキャラになりたいよ。」
「やめてくれ!? 普通のキャラが2人いなかったら、会話の進行ができないじゃないか!?」
「いいじゃん。独り言キャラで。」
「やめてくれ!? 気持ち悪い!?」
「ワッハッハッー!」
こうして家々は忘れられて、今日も平和に1日が終わるのである。
つづく。
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