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俺の背中を見ろ!
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「4番バッター、西表くん。」
2回の裏の沖縄小学校の攻撃は4番の西表先輩からの攻撃だった。
「おまえたち! こんな所で諦めているようでは全国なんかに行けないぞ! 俺の背中を見ておけ!」
「おお! 西表先輩が燃えている!?」
少し火傷気味の西表先輩がバッターボックに入っていく。
「こい! 勝負だ!」
ホームラーン・アーティストの西表先輩が打席でバットを構える。
「俺の球は打てないぜ!」
普天間小学校チームのピッチャー、小林が西表に第一球を投げる。
「でやあー!」
キーン!
「ファール!」
西表先輩のバットがボールをかすった。
「よし! 当たるぞ! 今度こそ場外ホームランだ!」
西表先輩は手応え十分だ。
「でやあー!」
小林が第二球を投げ込んでくる。
「もらったー!」
キーン!
「ファール!」
またファールになった。
「おお! 正に一進一退の攻防! 西表先輩の背中が大きく見えるです!」
いつでも西表先輩は頼もしい先輩でる。
「こい! 次で決めてやる!」
「何を!? 追い込まれていることを忘れるな!」
小林が三球目を投げる。
「ボール!」
「おお!」
思わず観客席からも見ごたえのある対決に歓声が上がる。
「チッ!? 手が滑った。」
小林も西表先輩の気迫に押されてストライクが入らなくなってきた。
「ピッチャー、ビビんなよ! ど真ん中で勝負しろ!」
コントロールを乱すためにも小林を刺激する西表先輩。
「いや~沖縄そばは美味しいです。」
那覇は試合よりも食い気が勝っていた。
「死ね! 西表!」
「しゃらくせえー!」
小林が第4球目を投げた。
ボキ!?
「デット・ボール! ピッチャー、危険球! 退場ー!」
小林のボールが決して逃げない男、西表先輩のヘルメットに当たり破壊した。
「西表先輩!?」
バッターボックスで倒れこんで動かない西表先輩。チームメイトが慌ててバッターボックスに駆け寄る。
「だ、大丈夫だ!?」
「起き上がった!? ゾンビだ!?」
「誰がゾンビだ!?」
腰部にデットボールを受けた西表先輩が立ち上がる。
「俺は西表だぞ! おまえら俺の背中を見ろ!」
「カッコイイ!」
一塁に歩いていく西表先輩の背中は土で汚れていた。
「あれ? 那覇先輩、ずっとベンチにいたんですか?」
「だって、せっかく用意した沖縄そばを食べないともったいないです。」
「西表先輩が敵にボールをぶつけられたんですよ!? それでいいんですか!?」
「すいません! すいません! ごめんなさい! 許してください!」
乱闘プレーに参加しない選手は罰金である。
「やったー! 全国大会出場だ!」
結局、小林が危険球退場になりピッチャーの質が下がった所を、沖縄小学校打線が捉え、5回コールドの389対7だった。那覇は2年連続で全国大会に挑む。
つづく。
2回の裏の沖縄小学校の攻撃は4番の西表先輩からの攻撃だった。
「おまえたち! こんな所で諦めているようでは全国なんかに行けないぞ! 俺の背中を見ておけ!」
「おお! 西表先輩が燃えている!?」
少し火傷気味の西表先輩がバッターボックに入っていく。
「こい! 勝負だ!」
ホームラーン・アーティストの西表先輩が打席でバットを構える。
「俺の球は打てないぜ!」
普天間小学校チームのピッチャー、小林が西表に第一球を投げる。
「でやあー!」
キーン!
「ファール!」
西表先輩のバットがボールをかすった。
「よし! 当たるぞ! 今度こそ場外ホームランだ!」
西表先輩は手応え十分だ。
「でやあー!」
小林が第二球を投げ込んでくる。
「もらったー!」
キーン!
「ファール!」
またファールになった。
「おお! 正に一進一退の攻防! 西表先輩の背中が大きく見えるです!」
いつでも西表先輩は頼もしい先輩でる。
「こい! 次で決めてやる!」
「何を!? 追い込まれていることを忘れるな!」
小林が三球目を投げる。
「ボール!」
「おお!」
思わず観客席からも見ごたえのある対決に歓声が上がる。
「チッ!? 手が滑った。」
小林も西表先輩の気迫に押されてストライクが入らなくなってきた。
「ピッチャー、ビビんなよ! ど真ん中で勝負しろ!」
コントロールを乱すためにも小林を刺激する西表先輩。
「いや~沖縄そばは美味しいです。」
那覇は試合よりも食い気が勝っていた。
「死ね! 西表!」
「しゃらくせえー!」
小林が第4球目を投げた。
ボキ!?
「デット・ボール! ピッチャー、危険球! 退場ー!」
小林のボールが決して逃げない男、西表先輩のヘルメットに当たり破壊した。
「西表先輩!?」
バッターボックスで倒れこんで動かない西表先輩。チームメイトが慌ててバッターボックスに駆け寄る。
「だ、大丈夫だ!?」
「起き上がった!? ゾンビだ!?」
「誰がゾンビだ!?」
腰部にデットボールを受けた西表先輩が立ち上がる。
「俺は西表だぞ! おまえら俺の背中を見ろ!」
「カッコイイ!」
一塁に歩いていく西表先輩の背中は土で汚れていた。
「あれ? 那覇先輩、ずっとベンチにいたんですか?」
「だって、せっかく用意した沖縄そばを食べないともったいないです。」
「西表先輩が敵にボールをぶつけられたんですよ!? それでいいんですか!?」
「すいません! すいません! ごめんなさい! 許してください!」
乱闘プレーに参加しない選手は罰金である。
「やったー! 全国大会出場だ!」
結局、小林が危険球退場になりピッチャーの質が下がった所を、沖縄小学校打線が捉え、5回コールドの389対7だった。那覇は2年連続で全国大会に挑む。
つづく。
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