小学生でメジャーリーガー!?

渋谷かな

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大阪開催

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「なぜだ!? なぜ全国大会は沖縄で開かないんだ!? 飛行機代に、ホテル代がかかるじゃないか!?」
 具志堅監督もお金には困っていた。野球部は遠征費や大会に参加するには大金がかかるのであった。
「遂に来たです! 決戦の地! 大阪!」
「おお!? 珍しく那覇先輩が燃えている!?」
「サーターアンダギーとたこ焼き! どちらが美味しいか勝負をつけるです!」
「そこか!?」
 那覇は野球を辞めたら料理人になれるくらい、野球のストレスを料理や、お菓子作りで鬱憤を晴らしていた。
「よく来たな! 地獄の甲子園へ!」
 全国大会は高校球児の憧れ、大阪の甲子園球場で行われる。本当は兵庫県の甲子園であることはあまり世間には知られていない。
「何者だ!?」
「俺たちは、この甲子園球場をホームグラウンドにしているプロ野球チーム大阪トラッキーズの下部組織、大阪代表の布掛だ!」
「同じく、田岡!」
「助っ人、スーバ!」
「俺たちが大阪代表だ!」
 現れたのは大阪代表チームだった。改めて言っておくが少年野球なので、選手は全て小学生である。
「おまえたちの腕前を見せてもらおうか!」
「望むところです! 僕のサーターアンダギーの美味しさは、たこ焼きなんかに負けません!」
「え!? なんでや!? おまえら野球しに来たんちゃうんか!?」
「あなたたちはたこ焼きを作る職人さんではないんですか!?」
「バカバカしい。前回の優勝チームだから挨拶に来たが間違えた。」
「やっぱり東京代表チームの千代田に挨拶回りしに行こう。」
「バイバイ。」
 大阪代表チームは那覇に呆れて手を振りながら帰って行った。
「よくやった! 那覇! おかげでケンカにならないで済んだぞ!」
「あいつら殺してやる!」
 西表先輩たちは金属バットを振りかざして大阪代表チームの選手を殴りつけるところを皆で必死に止めていた。
「そうか! 那覇先輩は暴力事件で出場停止にならないために、わざとバカを演じてグルメ対決に話題を逸らしたのか!? さすが那覇先輩だ!」
 感動する石垣。
「え? え? まあ、今日の所はそうしておくです。早く大阪百貨店に、名物のイカ焼きを買いに行きたいです。」
 那覇の心は甲子園になかった。
(ここが甲子園! 俺がプロ野球選手になるための登竜門! まさか小学校で到達できるとは。やはり俺の夢はメジャーリーグにしよう! メジャーリーグの方が給料が日本の10倍だもんね!)
 俺も夢からのお金であった。やはり生活のためにはお金は大切である。
 つづく。
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