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真実
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「炎の剣騎士カエンが犯罪者の救世主様を捕えて凱旋されました!」
「おお!」
「姫、逃亡していた救世主様を捕まえてきました。」
「そうか、それはよくやった。カエン、おまえには褒美として名誉剣騎士の勲章を与えよう。」
「はは、ありがたき幸せ。」
「救世主様を地下牢に閉じ込めておけ。後日、民衆の前で貼り付けて火炙りにしてくれる。救世主様狩りだ。ワッハッハー!」
炎の剣騎士カエンが救世主様を捕えて、お城に戻ってきた。姫とカエンのやり取りを物陰から見ている男がいる。
「良かったですね。姫。それにしても救世主様は生きて戻ってきたか、悪運の強い男だ。炎の剣騎士も亡骸だけ持ち帰ればよいものを。役立たずめ。まあ、いい。私が、この手で殺してやる。」
悪夢の剣騎士クロムは、救世主を殺す気であった。
「お久しぶりです。救世主様。」
クロムが救世主様の地下牢にやって来た。
「おまえはクロム!? 俺は悪い事は何もしていない!? ここから出してくれ!? 俺は無実だ!? 」
「そうでしょうね。あなたは無実です。」
「なに!?」
「だって、私の悪夢にうなされているだけなのですから。救世主様は悪い夢を見ているだけ。ただの私の操り人形です。」
「なんだと!? 俺のことは、いつ悪夢に取り込んだんだ?」
「最初からだ。」
「最初から?」
「簡単だったよ。おまえは心の奥底に歪みが生じていたから、心の奥底に、仕返しをしたい、復讐をしたいという、悪い心が芽生えていた。だから私がおまえの夢を叶えるために、少しささやいただけだよ。「殺せ。」ってな。案の定、おまえは簡単に火の剣騎士と他の人々を殺していったよ。」
「お前の仕業だったのか!?」
「そうさ。それなのに人を殺した快感と、罪悪感の狭間でもがき苦しんでいる、おまえの姿を見るのは楽しかったぞ。本当に笑えた。キャッハッハ!」
全ては悪夢の剣騎士の仕業であった。
「まさか!? 悪夢の力で姫も操っているというのか!?」
「その通り。世界の平和を祈らなければいけない姫が、一人の乙女の様に男に恋心を抱くなど、私の悪夢の入り込む隙だらけだったぞ。」
「ふざけるな! 俺がおまえを倒して、姫を救ってみせる!」
「できるかな? 救世主様ごときに。私はあのお方の忠実なる僕。悪夢の剣騎士ナイトメアのクロム。プリンセス・ミキは、あのお方の花嫁になるのだ!」
「あのお方? あのお方とは誰だ!? おまえの親分か!?」
「ここで死ぬ者は知る必要もない! 救世主様はここで自害するのだ!」
「なんだと!?」
「悪夢に誘ってくれる! くらえ! バッド・ドリーム・インバイト!」
「うわあ!?」
悪夢の剣騎士の必殺技が救世主様を襲う。
「それがどうした?」
「なに!? 確かに悪夢の世界に誘ったはず!? どうして平然としていられるんだ!? 私の必殺技が効かないだと!?」
「おまえの必殺技は、悪夢。なら眠らなければいいだけの話だ。今の俺の心には付け入る隙はない。なぜなら、おまえを倒すことだけを考えているからな。」
「クソッ。」
救世主様は悪夢対策として、眠気防止薬を大量に摂取していた。
「さあ、勝負はこれからだ。姫も取り戻し、あの方という奴の話もしてもらおうか?」
救世主様の反撃が始まる。
つづく。
「おお!」
「姫、逃亡していた救世主様を捕まえてきました。」
「そうか、それはよくやった。カエン、おまえには褒美として名誉剣騎士の勲章を与えよう。」
「はは、ありがたき幸せ。」
「救世主様を地下牢に閉じ込めておけ。後日、民衆の前で貼り付けて火炙りにしてくれる。救世主様狩りだ。ワッハッハー!」
炎の剣騎士カエンが救世主様を捕えて、お城に戻ってきた。姫とカエンのやり取りを物陰から見ている男がいる。
「良かったですね。姫。それにしても救世主様は生きて戻ってきたか、悪運の強い男だ。炎の剣騎士も亡骸だけ持ち帰ればよいものを。役立たずめ。まあ、いい。私が、この手で殺してやる。」
悪夢の剣騎士クロムは、救世主を殺す気であった。
「お久しぶりです。救世主様。」
クロムが救世主様の地下牢にやって来た。
「おまえはクロム!? 俺は悪い事は何もしていない!? ここから出してくれ!? 俺は無実だ!? 」
「そうでしょうね。あなたは無実です。」
「なに!?」
「だって、私の悪夢にうなされているだけなのですから。救世主様は悪い夢を見ているだけ。ただの私の操り人形です。」
「なんだと!? 俺のことは、いつ悪夢に取り込んだんだ?」
「最初からだ。」
「最初から?」
「簡単だったよ。おまえは心の奥底に歪みが生じていたから、心の奥底に、仕返しをしたい、復讐をしたいという、悪い心が芽生えていた。だから私がおまえの夢を叶えるために、少しささやいただけだよ。「殺せ。」ってな。案の定、おまえは簡単に火の剣騎士と他の人々を殺していったよ。」
「お前の仕業だったのか!?」
「そうさ。それなのに人を殺した快感と、罪悪感の狭間でもがき苦しんでいる、おまえの姿を見るのは楽しかったぞ。本当に笑えた。キャッハッハ!」
全ては悪夢の剣騎士の仕業であった。
「まさか!? 悪夢の力で姫も操っているというのか!?」
「その通り。世界の平和を祈らなければいけない姫が、一人の乙女の様に男に恋心を抱くなど、私の悪夢の入り込む隙だらけだったぞ。」
「ふざけるな! 俺がおまえを倒して、姫を救ってみせる!」
「できるかな? 救世主様ごときに。私はあのお方の忠実なる僕。悪夢の剣騎士ナイトメアのクロム。プリンセス・ミキは、あのお方の花嫁になるのだ!」
「あのお方? あのお方とは誰だ!? おまえの親分か!?」
「ここで死ぬ者は知る必要もない! 救世主様はここで自害するのだ!」
「なんだと!?」
「悪夢に誘ってくれる! くらえ! バッド・ドリーム・インバイト!」
「うわあ!?」
悪夢の剣騎士の必殺技が救世主様を襲う。
「それがどうした?」
「なに!? 確かに悪夢の世界に誘ったはず!? どうして平然としていられるんだ!? 私の必殺技が効かないだと!?」
「おまえの必殺技は、悪夢。なら眠らなければいいだけの話だ。今の俺の心には付け入る隙はない。なぜなら、おまえを倒すことだけを考えているからな。」
「クソッ。」
救世主様は悪夢対策として、眠気防止薬を大量に摂取していた。
「さあ、勝負はこれからだ。姫も取り戻し、あの方という奴の話もしてもらおうか?」
救世主様の反撃が始まる。
つづく。
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