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風 VS 魔
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「ヒムロも来てくれた。後は俺がデカノーホウトを倒すまでだ!」
救世主様は、邪悪なる者になった伝説の剣騎士デカノーホウトを倒すためにイビル・キャッスルを進んで行く。
「そんなに都合よくいくかな? ケッケッケ。」
救世主様の耳元で囁く悪魔の声が聞こえてくる。
「誰だ!?」
「俺の名前は、魔の剣騎士クロマ。ケッケッケ。」
救世主様の前に現れたのは、魔の剣騎士クロマだった。
「例え誰であろうと、俺の邪魔をする奴は倒すまでだ!」
「面白い。俺は、クロムみたいに簡単には倒せないぜ。ケッケッケ。」
「薄気味悪い、嫌な笑い声だ。」
救世主様は、クロマの人をバカにしたような笑い声が気になる。
「さあ、救世主様。悪魔と遊びましょう。ケッケッケ。」
「誰がおまえなんかと・・・なんだ!? 体がおかしいぞ!? 体に力が入らなくなってくる!?」
「それは、俺の悪魔の囁き、デビル・ロアの術中にかかったということです。」
「何!?」
「さっきから俺が笑っているのは救世主様をバカにしているんじゃない。救世主様の五感を奪うために笑っていたのです。」
「なんだって!? では最初から俺の五感を奪うのが目的だったというのか!?」
「はい。感覚の無くなった救世主様を殺すなど雑作も無い事。」
「クソッ!? しまった!?」
「死ね! 救世主様!」
救世主様は、悪魔の囁きによって五感を奪われる。クロマは、剣を振り上げ救世主様を貫こうとする。
「なんだ!? 突然、風が!? うわあああー!?」
突然、クロムの目の前で、強風が竜巻の様に吹き荒れる。
「いない!? 救世主様がいないぞ!?」
クロムの目の前から、救世主様が風と共に去って行った。
「これはどういうことだ!?」
「おまえに救世主様は殺させはしない!」
その時、一人の剣騎士が現れる。
「何者だ!?」
「私は、風の剣騎士ハヤテ。救世主様は、邪悪なる者を倒す、我々の希望だ。おまえなんかに殺させるものか。」
「風の剣騎士だと!? 姫の近衛剣騎士どもか!?」
「そうだ。救世主様は、私のそよ風でイビル・キャッスルの奥に進ました。後は、我が風で、おまえを倒すだけだ。」
「やれるもんならやってみろ。悪魔の恐ろしさを教えてやる。ケッケッケ。」
「いいだろう。我が風を受けるがいい。ウインド・ストーム!」
「ギャアアア!?」
風の剣騎士ハヤテの風の嵐が魔の剣騎士クロマを襲う。
「所詮は悪魔。他愛もない。」
ハヤテは自分の勝利を確信し、立ち去ろうとする。
「おい、どこへ行く? まだ勝負は着いてないぞ。」
「なに!?」
ハヤテの耳元にクロマの声が聞こえる。
「バカな!? 奴はウインド・ストームでバラバラに引き裂かれたはず!?」
「聞こえるだろ俺の声が。悪魔の囁きが。おまえも既にかかっているのだ。デビル・ロアにな。ケッケッケ。」
「おまえの声など、私の風の音でかき消してくれる! ストロング・ウインド!」
ハヤテは、風をより強力に激しく吹き荒れさせる。
「ケッケッケ。無駄だ。無駄。悪魔の声は、風如きでは消えたりしない。」
「まだ奴の声が聞こえる!? 本当に悪魔の囁きだというのか!?」
「ハヤテ! おまえは悪魔に呪われて死んでいくのだ! ケッケッケ!」
ハヤテにはクロムの悪魔の声だけが聞こえてくるのだった。
つづく。
救世主様は、邪悪なる者になった伝説の剣騎士デカノーホウトを倒すためにイビル・キャッスルを進んで行く。
「そんなに都合よくいくかな? ケッケッケ。」
救世主様の耳元で囁く悪魔の声が聞こえてくる。
「誰だ!?」
「俺の名前は、魔の剣騎士クロマ。ケッケッケ。」
救世主様の前に現れたのは、魔の剣騎士クロマだった。
「例え誰であろうと、俺の邪魔をする奴は倒すまでだ!」
「面白い。俺は、クロムみたいに簡単には倒せないぜ。ケッケッケ。」
「薄気味悪い、嫌な笑い声だ。」
救世主様は、クロマの人をバカにしたような笑い声が気になる。
「さあ、救世主様。悪魔と遊びましょう。ケッケッケ。」
「誰がおまえなんかと・・・なんだ!? 体がおかしいぞ!? 体に力が入らなくなってくる!?」
「それは、俺の悪魔の囁き、デビル・ロアの術中にかかったということです。」
「何!?」
「さっきから俺が笑っているのは救世主様をバカにしているんじゃない。救世主様の五感を奪うために笑っていたのです。」
「なんだって!? では最初から俺の五感を奪うのが目的だったというのか!?」
「はい。感覚の無くなった救世主様を殺すなど雑作も無い事。」
「クソッ!? しまった!?」
「死ね! 救世主様!」
救世主様は、悪魔の囁きによって五感を奪われる。クロマは、剣を振り上げ救世主様を貫こうとする。
「なんだ!? 突然、風が!? うわあああー!?」
突然、クロムの目の前で、強風が竜巻の様に吹き荒れる。
「いない!? 救世主様がいないぞ!?」
クロムの目の前から、救世主様が風と共に去って行った。
「これはどういうことだ!?」
「おまえに救世主様は殺させはしない!」
その時、一人の剣騎士が現れる。
「何者だ!?」
「私は、風の剣騎士ハヤテ。救世主様は、邪悪なる者を倒す、我々の希望だ。おまえなんかに殺させるものか。」
「風の剣騎士だと!? 姫の近衛剣騎士どもか!?」
「そうだ。救世主様は、私のそよ風でイビル・キャッスルの奥に進ました。後は、我が風で、おまえを倒すだけだ。」
「やれるもんならやってみろ。悪魔の恐ろしさを教えてやる。ケッケッケ。」
「いいだろう。我が風を受けるがいい。ウインド・ストーム!」
「ギャアアア!?」
風の剣騎士ハヤテの風の嵐が魔の剣騎士クロマを襲う。
「所詮は悪魔。他愛もない。」
ハヤテは自分の勝利を確信し、立ち去ろうとする。
「おい、どこへ行く? まだ勝負は着いてないぞ。」
「なに!?」
ハヤテの耳元にクロマの声が聞こえる。
「バカな!? 奴はウインド・ストームでバラバラに引き裂かれたはず!?」
「聞こえるだろ俺の声が。悪魔の囁きが。おまえも既にかかっているのだ。デビル・ロアにな。ケッケッケ。」
「おまえの声など、私の風の音でかき消してくれる! ストロング・ウインド!」
ハヤテは、風をより強力に激しく吹き荒れさせる。
「ケッケッケ。無駄だ。無駄。悪魔の声は、風如きでは消えたりしない。」
「まだ奴の声が聞こえる!? 本当に悪魔の囁きだというのか!?」
「ハヤテ! おまえは悪魔に呪われて死んでいくのだ! ケッケッケ!」
ハヤテにはクロムの悪魔の声だけが聞こえてくるのだった。
つづく。
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