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月の剣騎士
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「うわあああー!? 頭が痛い!? やめてくれ!?」
「ケッケッケ! どうだ? 悪魔の囁きは! 俺の笑い声を聞いて死ぬがいい! ケッケッケ!」
もがき苦しむ風の剣騎士ハヤテの耳の中で、魔の剣騎士クロマの悪魔の囁きが聞こえ続ける。
「ダメだ。このままでは。風の精霊の王よ! 私に力を貸してくれ!」
突如、風が吹き荒れて、ハヤテの体を包み込む。
「もう、おまえの声は私には効かないぞ。」
風が止んで姿が見えると、ハヤテは新しい風の剣騎士の鎧を装着していた。
「なんだと!? 強がりはよせよ。ケッケッケ! ケッケッケ!」
畳み掛けるようにクロマは、ハヤテに笑いかける。しかし、ハヤテには、悪魔の囁きは聞こえなくなり、平然としていた。
「バカな!? 俺の悪魔の囁きが聞こえないというのか!? そんなことはありえない!?」
「私が装着しているのは、風の精霊ジンの剣騎士の鎧だ。おまえの汚い笑い声など聞く価値もない。」
「まさか!? 俺のデビル・ロアが破られるとは!? こうなったら奥の手だ! いでよ! デビル・デーモン!」
クロマは、巨大な悪魔を召喚する。
「どうだ! 参ったか!」
「それがおまえの奥の手か。くだらない。」
ハヤテは、風の剣気を高めていき風の剣を構える。
「私の剣の切れ味は、風の様に鋭いぞ! ラスティ・ウインド!」
「ギャアアア!?」
ハヤテの放った切れ味の鋭い風が悪魔を真っ二つにする。
「デ、デーモンが!?」
「クロム! おまえも風の錆にしてくれる! ジン・ソード・スラッシュ!」
「ギャアアア!?」
ハヤテの必殺の剣がクロマを切り裂き倒した。
「どうやら・・・私も剣気を使い果たしたようだ・・・後は任せたぞ・・・救世主様。」
ハヤテは力尽きて倒れ込み意識を失う。
「ムーン・ライト。」
銀色の月の光がハヤテに照らす。優しい月の光は、傷ついたハヤテの体を癒していく。
「ハヤテさん、叶お兄様を助けてくれてありがとう。さあ、叶お兄様を助けに行かなくっちゃ。」
そこに月の剣騎士が現れる。月の剣騎士の正体は、叶の妹の夢見月だった。月は、現実世界同様、頼りない叶が心配で、ゲームの世界でも兄の叶の面倒をみている、良くできた妹だった。
「叶お兄様!?」
風の剣騎士ハヤテが風に押せて逃がした月の剣騎士の兄の救世主様。
「うわあああー!? やめろ!? 悪魔め!? ぶっ飛ばすぞ!?」
「ケッケッケ!」
魔の剣騎士クロマは倒されたのに、救世主様は、未だに悪魔の笑い声にうなされて、意識もなく寝転がりながら苦しんでいた。
「はあ・・・情けないというか、叶お兄様らしいというか。私がいないとダメなんだから。」
妹の月は、兄の救世主様に半分は呆れていた。だが、それでも自分の兄だと、放ってはおけなかった。
「ケッケッケ!」
「私のお兄様に何してくれてるのよ! 消えろ! 完全に消滅させてやる! ムーン・ソード・スラッシュ!」
月の必殺の剣は、実体のない魔の剣騎士クロマの悪魔の囁きを切り裂いて、兄の救世主様を助けた。
「zzz。」
救世主様は、やっと普通に眠ることができた。
「陰から私と心お兄様が、叶お兄様を助けるから、どうぞゆっくり安心して眠ってください。」
頼もしい妹であった。
「zzz・・・どうせ僕なんか・・・zzz。」
「叶お兄様は、いったいどんな夢を見ているのだろう?」
こんなんでも兄なので、見捨てられない妹の月だった。
つづく。
「ケッケッケ! どうだ? 悪魔の囁きは! 俺の笑い声を聞いて死ぬがいい! ケッケッケ!」
もがき苦しむ風の剣騎士ハヤテの耳の中で、魔の剣騎士クロマの悪魔の囁きが聞こえ続ける。
「ダメだ。このままでは。風の精霊の王よ! 私に力を貸してくれ!」
突如、風が吹き荒れて、ハヤテの体を包み込む。
「もう、おまえの声は私には効かないぞ。」
風が止んで姿が見えると、ハヤテは新しい風の剣騎士の鎧を装着していた。
「なんだと!? 強がりはよせよ。ケッケッケ! ケッケッケ!」
畳み掛けるようにクロマは、ハヤテに笑いかける。しかし、ハヤテには、悪魔の囁きは聞こえなくなり、平然としていた。
「バカな!? 俺の悪魔の囁きが聞こえないというのか!? そんなことはありえない!?」
「私が装着しているのは、風の精霊ジンの剣騎士の鎧だ。おまえの汚い笑い声など聞く価値もない。」
「まさか!? 俺のデビル・ロアが破られるとは!? こうなったら奥の手だ! いでよ! デビル・デーモン!」
クロマは、巨大な悪魔を召喚する。
「どうだ! 参ったか!」
「それがおまえの奥の手か。くだらない。」
ハヤテは、風の剣気を高めていき風の剣を構える。
「私の剣の切れ味は、風の様に鋭いぞ! ラスティ・ウインド!」
「ギャアアア!?」
ハヤテの放った切れ味の鋭い風が悪魔を真っ二つにする。
「デ、デーモンが!?」
「クロム! おまえも風の錆にしてくれる! ジン・ソード・スラッシュ!」
「ギャアアア!?」
ハヤテの必殺の剣がクロマを切り裂き倒した。
「どうやら・・・私も剣気を使い果たしたようだ・・・後は任せたぞ・・・救世主様。」
ハヤテは力尽きて倒れ込み意識を失う。
「ムーン・ライト。」
銀色の月の光がハヤテに照らす。優しい月の光は、傷ついたハヤテの体を癒していく。
「ハヤテさん、叶お兄様を助けてくれてありがとう。さあ、叶お兄様を助けに行かなくっちゃ。」
そこに月の剣騎士が現れる。月の剣騎士の正体は、叶の妹の夢見月だった。月は、現実世界同様、頼りない叶が心配で、ゲームの世界でも兄の叶の面倒をみている、良くできた妹だった。
「叶お兄様!?」
風の剣騎士ハヤテが風に押せて逃がした月の剣騎士の兄の救世主様。
「うわあああー!? やめろ!? 悪魔め!? ぶっ飛ばすぞ!?」
「ケッケッケ!」
魔の剣騎士クロマは倒されたのに、救世主様は、未だに悪魔の笑い声にうなされて、意識もなく寝転がりながら苦しんでいた。
「はあ・・・情けないというか、叶お兄様らしいというか。私がいないとダメなんだから。」
妹の月は、兄の救世主様に半分は呆れていた。だが、それでも自分の兄だと、放ってはおけなかった。
「ケッケッケ!」
「私のお兄様に何してくれてるのよ! 消えろ! 完全に消滅させてやる! ムーン・ソード・スラッシュ!」
月の必殺の剣は、実体のない魔の剣騎士クロマの悪魔の囁きを切り裂いて、兄の救世主様を助けた。
「zzz。」
救世主様は、やっと普通に眠ることができた。
「陰から私と心お兄様が、叶お兄様を助けるから、どうぞゆっくり安心して眠ってください。」
頼もしい妹であった。
「zzz・・・どうせ僕なんか・・・zzz。」
「叶お兄様は、いったいどんな夢を見ているのだろう?」
こんなんでも兄なので、見捨てられない妹の月だった。
つづく。
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