姉妹愛! 異世界デス・ゲーム

渋谷かな

文字の大きさ
34 / 101

第3Q ローマ皇帝軍

しおりを挟む
「アーサー王だけで考えると短いわね。」
「物語に登場しているキャラクターの外伝ばかりです。」
「アーサー、よっぽど人気が無かったんだな。」
 またアーサー王に同情する渋子たち。
「生まれもお父さんが犯した女が産んだ子らしい。」
「なんて可愛そうなんだ!?」
 ウルウルと同情の涙を流す渋子。
「そういえば、私もお金持ちに養子に出された哀れな子だ。」
「私なんかは出生は秘密です。誰も私の生まれまで興味はないでしょう。」
「なんだかソウちゃんもシバちゃんも可哀そうに思えてきたわ。」
 生まれだけでアーサー王と共感するソウちゃんとシバちゃん。
「はあ!? 私はお姉ちゃんはいるけど、お父さんとお母さんがいるのかどうか知らない!?」
 自分の家族は姉だけかもしれないと、渋子は痛恨の出来事に気づいてしまう。
「そこでどう? アーサー王を私たちの仲間に加える?」
「それは断る。」
「私も。」
 渋子の提案を断るソウちゃんとシバちゃん。
「どうしてよ?」
「私の活躍の場が減る。」
「キャラクターを増やし過ぎると会話が回りません。」
「あんたたちバッサリね。」
「これでも悪役出身なので。」
 ということで新入りのメンバーは加えないことに決めた。
「アーサー王は誰も知らない若者として育ち、お父さんのペンドラゴンが死んで誰がブリテン(今のイギリス)の王になるのかという時に、岩に刺さった剣を引き抜いた者が王になるゲームで、貴族も騎士も剣を抜くことが出来なかったのに、アーサー王だけが剣を引き抜くことが出来たらしいの。」
「血のなせる技なのかもしれませんな。」
「そうね。機動戦士マンダムユニコーンを動かしたのも、血でしたからね。」
「血の封印というやつですね。本当に小説の新しい創作ネタには困りませんね。」
「ちなみに岩に刺さった剣はエクスカリバーじゃないわよ。エクスカリバーは湖の精霊から貰うんだって。」
「魔剣アーサーとか、新しい武器ができそうですね。」
 全く知らない他人だったが、今では渋子たちはアーサー王のことを良く知っていて親しみを覚える。
「こらー! 私の出番はまだか!? 私はローマ帝王であるぞ!?」
 第3クエスト。ローマ皇帝率いるローマ帝国軍を殲滅せよ。
「失せろ! 今、忙しい! ポイッ。」
 ドカーン! 渋子は不機嫌にアトミックボムをローマ帝国軍に投げ込み、一撃で大爆発を起こし一掃した。
「そうか、アーサー王の物語って、昼ドラの世界だったのね。まさか!? 渋子と日向お姉ちゃんは腹違いの姉妹なのでは!?」
 衝撃の展開を予想する渋子の去った後にはキノコ雲しか残らない。
 つづく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。 カレンと晴人はその後、どうなる?

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

処理中です...