ライブ!? 軽い文学部のお話 第1期

渋谷かな

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お正月にお餅を喉に詰まらせた幸せなおばあちゃん

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2019年。新しい年がやってきました。
「ああ、今年も私は一人でお正月を過ごしている。さみしいな。」
 一人のおばあちゃんがいました。一人暮らしで、子供も孫もお正月になっても故郷には帰って来ません。
「食べきれないから、おせち料理も作らないし、黒豆をパックで買っただけ。はあ~。私はこのまま一人で死んでいくのね。」
 歳をとると家からも出ず、ただただ自分の寿命が尽きるのを待つばかりでした。これは何もしていない若い人も同じ気持ちですね。
「あ!? そうだ! お餅を買ったのよ! お餅を焼いて、お正月ボッチを楽しみましょう!」
 おばあちゃんはお餅を買ったのを思い出し、オーブントースターで焼いて食べようとします。
「お餅。」
 この時、おばあちゃんは何かを思い詰めたように考えてしまいました。
「お餅が膨れてきたわ。おいしそう。」
 おばあちゃんはお餅を見つめながら笑顔で涙を流します。
「私はお餅を食べて、眠りにつきます。これで、もう、一人で寂しい思いをしなくてもいいんだ。おじいさんは天国で私を待っていてくれるかしら。」
 おばあちゃんは箸でお餅を持ち、大きなお餅を口の中に入れる。
「う!? 苦しい!?」
 これがお正月に多い、高齢者のお餅を喉に詰まらせた自殺の真相である。2時間サスペンスの脚本家も思いつかないミステリー脚本。
「バタ。」
 おばあさんは床に倒れてしまいました。しかし、おばあちゃんは幸せそうな笑顔でした。
 めでたし、めでたし。
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