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「議題が2点あります。」
美代先生はみなみちゃんとパンパンと会議を開いている。
「一つは物語を300字から前回書いても、2200字とかなり字数がオーバーしました。さらに1500字からダイジェスト虫歯治療をしたのに、その後だけで700字も書いてしまったということ。んん~問題だ。」
「元々、1話10000字で書ける人ですからね。逆に短くまとめることが難しいですね。」
「キュル。」
「ということは、出だしから物語を始めれば1話2000字の字数でいい感じになるんじゃないですか?」
「そうすると、私のグダグダ感が無くなっちゃうじゃないか。この仕事が嫌だな~というズボラな態度が社会人に共感を呼んでいるのに。」
「そうだったんですか!? みなみは美代先生のことを、てっきり最低な人間だと思ってましたよ。」
「キュル。」
「おまえらクビ!?」
美代先生は最低に納得するパンダ。
「社会人なんて、利己的で新人イビリしてストレス解消して、自分の生活のために他人を会社から追い出して、自分の会社での地位を守るだけでしょう。私は開業医で独立してるから、ドロドロの人間関係に巻き込まれないもんね。ああ~歯科医師でよかった。」
そんな美代先生も大学病院で勤務医時代はドロドロした人間関係の中で嫌になって独立開業した。
「で、もう一つの議題が、もう前もって半分書いたんだけど、1月25日にスマートニュースコンテストから、こんな小説を希望するというお題が合って、知識が得られる面白い小説にしろってあったんだけど。」
「今更ですか?」
「キュル?」
遅いだろうとパンダも言っている。
「たぶん、みなみちゃんは面白いけど、そんなに知識は補充できないよね。」
「得れる知識は、みなみがカワイイというぐらいです。」
「キュル。」
パンダもカワイイと言っている。
「どうする? 真面目に作風を変えようか?」
「もう手遅れでしょう。」
「キュル。」
お手上げパンダ。
「知識小説か・・・患者の質を知識患者に変えよう。そうなるとヤツしかいないな。」
「そんな人がいるんですか!? このバカばっかりやっている、みなみの世界に!?」
「いるよ。調べながら書くのが、読み返しながら書くと同じぐらい面倒臭いけど。予備校のもやし先生と同じくらい、いや、それ以上に漢字にだけ特化した素晴らしい戦士が。」
「戦士!? 現代ファンタジーのキャラ文芸ではNGでは!?」
「そんなもの予備校教師かプロボクサーとでもしてしまえばいいのだ!」
「キュル。」
パンダも頷いております。
「邪魔するぞ。」
その時、噂の男が現れた。
「あの今、会議中なんですが。」
「キュル。」
みなみちゃんが事情を説明する。
「おお! 四文字熟男さん!」
美代先生は男のことを知っている様だった。
「久しぶりだな。美代先生。なんなんだ? この豆粒少女とたぬきは?」
「豆粒少女?」
「キュル?」
キョトンとする歯科助手とパンダ。
「私の助手だよ。ほら、挨拶して。」
「みなみです。」
「キュル。」
得体の知れない男に仕方なく挨拶する歯科助手とパンダ。
「俺は四文字熟男だ。美代先生とは大学病院の頃からお世話になっている。これも一期一会だ。」
説明しよう。一期一会とは、一生に一度の出会いという意味である。これが四文字熟男の学べる小説である。
「おっと忘れていた。これは、おみやげのマカロンの詰め合わせだ。」
四文字熟男はお土産のマカロン詰め合わせを出す。
「マカロン!? 四文字熟男さん! 一期一会なんて言わないで毎日来てください! みなみ! お茶入れてきますね!」
「キュル! キュル!」
万歳するパンダ。
「なんだ? この態度の変わりようは? まるで天変地異だな。」
説明しよう。天変地異とは、天と地に起こる自然災害や変わった出来事のことである。
「四文字熟男さん、それはちょっと四文字熟語の使い方を間違っているんじゃないかなっと私は思うよ。」
弘法も筆の誤りである。
「美代先生。俺に四文字熟語で勝負を挑むとは面白い。」
「誰も挑んでない。」
「黙れ! 言語道断だ!」
説明しよう。言語道断とは、言葉に表すことができないほどあまりにひどいことである。
「それも言葉使いが少し違う気がする。」
疲れてきた美代先生。
「先生、この人はいったい何なんですか!?」
「キュル!?」
パンダもビックリ。
「この人は虫歯じゃなくて、心療内科の患者さんかな。」
「知識小説になると危ない人が現れるんですね。」
「キュル。」
恐るべし知識小説。
「かかってこい! 俺の四文字熟語が火をふくぜ!」
四文字熟男は戦う気満々である。
「誰も戦う気はないから!?」
美代先生は本当に戦う気はない。
「まさか!? その構えは五里霧中拳!?」
説明しよう。五里霧中とは、迷って方針や見込みなどの立たないことである。あらかじ断っておくが、そんな拳法はない。
「なら俺も奥義で答えよう! 四文字熟語拳、奥義、四文字3連拳! 百花繚乱! 不撓不屈! 人間関係! アタタタタタタタタタタタタタ! アター!」
説明しよう。1話2000字縛りのコンテストなので、2000字を超えたため10連の所を3連に。さらに四文字熟語の説明もカットされた。
「ギャアアア!? もう! 帰ってくれ!?」
「みなみは勉強は嫌いです!?」
「キュル!?」
この物語は、あくまでも歯科モノである。たぶん・・・。
つづく。
美代先生はみなみちゃんとパンパンと会議を開いている。
「一つは物語を300字から前回書いても、2200字とかなり字数がオーバーしました。さらに1500字からダイジェスト虫歯治療をしたのに、その後だけで700字も書いてしまったということ。んん~問題だ。」
「元々、1話10000字で書ける人ですからね。逆に短くまとめることが難しいですね。」
「キュル。」
「ということは、出だしから物語を始めれば1話2000字の字数でいい感じになるんじゃないですか?」
「そうすると、私のグダグダ感が無くなっちゃうじゃないか。この仕事が嫌だな~というズボラな態度が社会人に共感を呼んでいるのに。」
「そうだったんですか!? みなみは美代先生のことを、てっきり最低な人間だと思ってましたよ。」
「キュル。」
「おまえらクビ!?」
美代先生は最低に納得するパンダ。
「社会人なんて、利己的で新人イビリしてストレス解消して、自分の生活のために他人を会社から追い出して、自分の会社での地位を守るだけでしょう。私は開業医で独立してるから、ドロドロの人間関係に巻き込まれないもんね。ああ~歯科医師でよかった。」
そんな美代先生も大学病院で勤務医時代はドロドロした人間関係の中で嫌になって独立開業した。
「で、もう一つの議題が、もう前もって半分書いたんだけど、1月25日にスマートニュースコンテストから、こんな小説を希望するというお題が合って、知識が得られる面白い小説にしろってあったんだけど。」
「今更ですか?」
「キュル?」
遅いだろうとパンダも言っている。
「たぶん、みなみちゃんは面白いけど、そんなに知識は補充できないよね。」
「得れる知識は、みなみがカワイイというぐらいです。」
「キュル。」
パンダもカワイイと言っている。
「どうする? 真面目に作風を変えようか?」
「もう手遅れでしょう。」
「キュル。」
お手上げパンダ。
「知識小説か・・・患者の質を知識患者に変えよう。そうなるとヤツしかいないな。」
「そんな人がいるんですか!? このバカばっかりやっている、みなみの世界に!?」
「いるよ。調べながら書くのが、読み返しながら書くと同じぐらい面倒臭いけど。予備校のもやし先生と同じくらい、いや、それ以上に漢字にだけ特化した素晴らしい戦士が。」
「戦士!? 現代ファンタジーのキャラ文芸ではNGでは!?」
「そんなもの予備校教師かプロボクサーとでもしてしまえばいいのだ!」
「キュル。」
パンダも頷いております。
「邪魔するぞ。」
その時、噂の男が現れた。
「あの今、会議中なんですが。」
「キュル。」
みなみちゃんが事情を説明する。
「おお! 四文字熟男さん!」
美代先生は男のことを知っている様だった。
「久しぶりだな。美代先生。なんなんだ? この豆粒少女とたぬきは?」
「豆粒少女?」
「キュル?」
キョトンとする歯科助手とパンダ。
「私の助手だよ。ほら、挨拶して。」
「みなみです。」
「キュル。」
得体の知れない男に仕方なく挨拶する歯科助手とパンダ。
「俺は四文字熟男だ。美代先生とは大学病院の頃からお世話になっている。これも一期一会だ。」
説明しよう。一期一会とは、一生に一度の出会いという意味である。これが四文字熟男の学べる小説である。
「おっと忘れていた。これは、おみやげのマカロンの詰め合わせだ。」
四文字熟男はお土産のマカロン詰め合わせを出す。
「マカロン!? 四文字熟男さん! 一期一会なんて言わないで毎日来てください! みなみ! お茶入れてきますね!」
「キュル! キュル!」
万歳するパンダ。
「なんだ? この態度の変わりようは? まるで天変地異だな。」
説明しよう。天変地異とは、天と地に起こる自然災害や変わった出来事のことである。
「四文字熟男さん、それはちょっと四文字熟語の使い方を間違っているんじゃないかなっと私は思うよ。」
弘法も筆の誤りである。
「美代先生。俺に四文字熟語で勝負を挑むとは面白い。」
「誰も挑んでない。」
「黙れ! 言語道断だ!」
説明しよう。言語道断とは、言葉に表すことができないほどあまりにひどいことである。
「それも言葉使いが少し違う気がする。」
疲れてきた美代先生。
「先生、この人はいったい何なんですか!?」
「キュル!?」
パンダもビックリ。
「この人は虫歯じゃなくて、心療内科の患者さんかな。」
「知識小説になると危ない人が現れるんですね。」
「キュル。」
恐るべし知識小説。
「かかってこい! 俺の四文字熟語が火をふくぜ!」
四文字熟男は戦う気満々である。
「誰も戦う気はないから!?」
美代先生は本当に戦う気はない。
「まさか!? その構えは五里霧中拳!?」
説明しよう。五里霧中とは、迷って方針や見込みなどの立たないことである。あらかじ断っておくが、そんな拳法はない。
「なら俺も奥義で答えよう! 四文字熟語拳、奥義、四文字3連拳! 百花繚乱! 不撓不屈! 人間関係! アタタタタタタタタタタタタタ! アター!」
説明しよう。1話2000字縛りのコンテストなので、2000字を超えたため10連の所を3連に。さらに四文字熟語の説明もカットされた。
「ギャアアア!? もう! 帰ってくれ!?」
「みなみは勉強は嫌いです!?」
「キュル!?」
この物語は、あくまでも歯科モノである。たぶん・・・。
つづく。
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