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4-7
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4-7-1
「ああ~、暇だな。」
いつも皇女様は退屈していた。
「愛ちゃん、何か楽しいことはない?」
AIの愛ちゃんに尋ねました。
「は~い! 可愛い愛ちゃんです! 花粉でもないのに、目が痒いです!」
「えっ!? AIって、花粉症があるの!?」
「AIだって目薬をさしますよ! エヘッ!」
今どきの、AIは、眼科に行くらしい。
「ねえねえ、愛ちゃん。」
「私のフランス・バナナはあげませんよ!」
「ズコー!」
皇女様はズッコケるしかない。
「ポン・じゃんけんをしよう! じゃんけんポン! 私は、パーを出しました! 来週も見てね!」
「終わるんかい!?」
「アハッ!」
じゃんけんパートもできたけど、これでいいのか?
ピキーン!
「無ポンの図書館での読み聞かせは良かった! 特に梨太郎が秀逸だね! でも、ポン太郎の方が、ポンの世界としては使いやすいね。例えば、ポン太郎電鉄とかね。アハッ!」
あくまでもディズポン帝国ビジネスを手本に、知名度のある作品をポン化して笑いを取るつもりの皇女様。
ピキーン!
「そうか! 今までは、テレビ番組をパクリスペクトしていたが、ゲームもパクリスペクトすれば、1話分の物語になるぞ! 例えば、ドラポンクエストとか! アハッ!」
図書館でリフレッシュした皇女様の脳みそはキレッキレ。
「よし! 今回は、梨太郎を改め、ポン太郎電鉄に挑戦しよう!」
「おお! 愛ちゃんが目的地に早く着いて、お金持ちになるです! エヘッ!」
守銭奴AIの愛ちゃん。
「何を言ってるの? お金はダメでしょ?」
「えっ?」
「私たちが集めるのは、ポンよ! ポンに決まっているじゃない!」
お金を集める鉄道ゲームと、ポンを集める鉄道ゲームは、別物です。
「何なら、ポン鉄道を、ポン飛行機に変えるわ! さよなら! ポン鉄道! そして、新しいスポンサー様のJAPON様! ANPON様! ポン航空様!」
皇女様の創作は執念である。ドンドン、元の設定を上書きして置き換えていく。
「何なら、飛ぶドローンや、飛ぶ自動車で移動してもいいのよ! ただし、まだアニメ化のスポンサーになってくれそうな大企業がないからやめておきましょう。アハッ!」
銭勘定は、IQ1000をフル稼働で使用しまくる皇女様。
「飛べ! ポン皇女航空! に決定だ!」
新しいゲームのタイトルが決まった。地方空港や世界の空港を巡る、恐ろしい? 楽しいゲームが完成した。ちゃっかり、太郎を、皇女に変えている皇女様であった。アハッ!
つづく。
4-7-2
「まずは、目的地を決めよう!」
目的地は、ランダムに決まる。
「羽田空港!?」
ピキーン!
「しまった!? 電鉄ではないから、東京スタートとはできないんだ!? ということは、スタートは、羽田空港にしよう! アハッ!」
スタート地点が決まった。
テイク2
「今度こそ、目的地を決めるぞ! ポチっとな!」
目的地は、ランダムで決まる。
「成田空港!? 近い! ラッキー!」
目的地は、東京の隣の成田空港に決まった。
ピキーン!
「待てよ!? 羽田空港という名称を使うのは、利用するには、著作権とか、商標権がいるのでは!?」
調べると、許可が必要と分かる。
「じゃあ、梨太郎電鉄はJRPONの許可を取っているというのか!?」
これも調べると、許可を取って、正式にコラボレーションしているらしい。
「ではダメではないか!?」
知らないといけないことが多い。難しいね。
「ということで、全て、ポン化する。」
ポン化することで、フィクションになるとAIの三賢者が言っている。
「羽田ポン空港、成田ポン空港にしよう。チャレンジ精神だ! うおおおおおー!」
弱小個人なので、ネット小説投稿サイト経由で、大手空港会社から警告が来るとは考えにくい。ディズポン帝国ですら、警告はないし。
「しかし、ヒットして、人気が出れば、ポン皇女電鉄みたいに、航空会社、空港会社、国土交通省と正式にコラボだ! アハッ!」
権力ある人も弱小個人のアイデアをパクリスペクトしないだろう。お金が儲かるといいな。アハッ!
「飛べ! ポン皇女航空! スタート!」
尺の半分も権利問題に費やし開始する。
「愛ちゃんがサイコロを振るです! エヘッ!」
愛ちゃんが自前のサイコロを振ろうとする。
「何やってんの? サイコロを振っちゃあ、ダメでしょ!」
「えっ!?」
サイコロを振ると、ポン皇女鉄道と同じになってしまう。
「トランプを引くことにしましょう。これならサイコロではない。アハッ!」
細かいこだわりが多い皇女様。
「はい! カードを引きます! 出たカードは・・・・・・1!? 1ですね!? ガックリ・・・・・・。」
トランプは、スペイドの1だった。
バーン!
「おめでとう! 目的地に到着です! ドンドン! ピュウピュウ! パフパフ!」
盛大にお祝いされる愛ちゃん。
「なんで?」
「成田ポン空港は、お隣ですもの。アハッ!」
「ズコー!?」
こうして、ポン皇女航空ゲームは始まったのであった。
「次の目的地は、どこにしようかな? アハッ!」
つづく。
4-7-3
ピキーン!
「しまった!? 次の目的地の前に、到着報酬のポンを貰うのを忘れていたです! エヘッ!」
愛ちゃんは、1億ポンを手に入れた。
「やったー! これで成田ポン市の名産品や会社を買い占めるです! うおおおおおー!」
愛ちゃんの野望。
「何を言っているの? それじゃあ、ポン皇女鉄道でしょ? 私たちが1億ポンですることは・・・・・・ポン寄付よ。」
「ポン寄付!?」
また新しく恐ろしい造語である。
「ポンは心の象徴。1億ポンを成田ポン市に寄付して、成田ポン市民の幸福度を上げるのよ!」
札束買収ゲームではなく、ポンで人々を幸せにするゲーム内容に決まった。
「ポンに感謝した人々が、光ポンや幸せポンをお返しにくれるのよ! 人々の笑顔が私たちのやりがいになるわ! アハッ!」
明らかにイメージ戦略の皇女様。
「オンライン対戦で勝利した人は、ポンマネーを上限1万円で貰えることにしましょう。2位は5000ポン、3位は2000ポン、4位は1000ポン。これで勝手に人が集まって、ゲームで遊んでくれるわ。アハッ!」
これは20回優勝すれば、20万ポンマネーが貰える計算。これが1日で達成可能である。仕事がない今の日本では、正社員就職が決まったのと同じ価値があるゲームである。これは内部留保しまくっている大企業が今日から簡単にできるキャンペーンである。めざせ! 貧困撲滅!
「待ってください!」
その時、農家のおじさんが現れた。
「ポンを寄付してくれてありがとう! これ空港周辺の三里塚地区などで栽培した落花生です! 良かったら、貰ってください!」
香り豊かでコクのある味わいの落花生。これぐらいはAIで調べれば名産品くらいは分かる。三里塚地区に、著作権も商標権もないだろう。アハッ!
「ありがとう! おじさん! 美味しい! 落花生! 最高です! エヘッ!」
今時のAIは、落花生も食べるらしい。
「ちなみにゲームで貰った名産品は、リアルに自宅に届くわよ! アハッ!」
「おお!? リアル、ふるさと納税みたいです!?」
ポン皇女航空ゲームは、お得過ぎる!
ボンボン! ボボ、ボーン!
「あれ? 変な音楽が聞こえてきますね?」
天気も少し悪くなってきた。
「ああ~、それは、キングーボンビー・・・・・・じゃなかった。キングーポンビーの登場のBGMよ! アハッ!」
「ええー!? なんでですか!? 愛ちゃんは目的地にゴールしましたよ!?」
「だって、一人でプレーしてるから、1位も最下位も愛ちゃんだもの。アハッ!」
「ズコー!?」
キングーポンビーの実力とは!?
つづく。
4-7-4
「私の名前は、キングーポンビー。闇ポンの一種です。貧乏ポンが進化した姿です。さあ! あなたをポンビラスの世界へ、誘ってあげましょう!」
「ビン」と、「ポン」を変えただけで、この衝撃。
「なんかよく分からないけど、愛ちゃんは、めっちゃ怖いです!?」
感情のないAIの愛ちゃんがポンビラスの世界に慄く。
「次の目的地を決める前に、お腹が空いた。おまえの落花生は私が食べてあげましょう。寄こしなさい!」
キングーポンビーが、サイコキネシスで愛ちゃんから落花生を奪い食べる。
「美味い!? こんな美味しい食べ物があったなんて!? 落花生農家を貧乏にするのはやめてあげましょう。フォフォフォ。」
貧乏になりたくない人々は、落花生の栽培を一斉に始めたらしい。
「さあ! 次の目的地は私が決めてあげましょう。ここだ!」
キングーポンビーが勝手に目的地を決める。
「新千歳ポン空港だ! カニでもマグロでも食べつくしますよ! フォフォフォ!」
キングーポンビーの食べたいものがある所に目的地が決まる理不尽。
ルルルルルー!
その時、一本の電話がかかってくる。
「こちら新千歳ポン空港です。空港を閉鎖しました。北海道民のために、キングーポンビーを連れてこないでください!」
電話は、新千歳ポン空港からだった。
「生意気な。私を上空旋回させる気ですか。フォフォフォ。・・・・・・破壊しますよ!」
キングーポンビーは、空港を破壊する力を持っていた。
「もうゲームが無茶苦茶です!? 誰ですか!? キングーポンビーなんて考えた人は!?」
「私じゃないよ。本家の梨太郎鉄道が悪いんだ。私は悪くない。アハッ!」
AIが言ったにつづく、他人が悪いの第二弾。梨太郎が悪いだ。
「せっかく登場させてやったのに、実装してみると、こんな展開ではスポンサー様が離れてしまうじゃないか! キングーポンビーなど、いらん! 魔王眼! 必殺! 闇よ! この世から消えてしまえ! デリートー!!!!!!」
「私は人の闇ポンだ!? 人間の心が悪ければ何度でもよみがえるのだ!? ギャアアアアアアー!」
皇女様は、第三の目を開き、キングーポンビーのプログラムを消し去る。
ハッピー! ポン! ハッピー! 航空!
「あれ? 幻聴ですか!? また変なBGMが聞こえてくるです!?」
「今度は、キングーハッピーポンを登場させたのだ! 航空会社のイベントやキャンペーン、無料の航空券がもらえるのだ! アハッ!」
逆転の発想。ただでは転ばない、スポンサー様を大切にする皇女様であった。
つづく。
4-7-5
「ポンがしっかりしていると、過去作の考察をしなくても、尺がもつわ。アハッ!」
まるでサザエポン先輩のに日常会話だけで尺を埋めるのと同じ。
「これで次回、私が現実に戻って、考察をすれば昔の記憶も思い出せる。正に一石二鳥だ! やはり私は天才! なぜなら私はポン王国の皇女なのだから! オッホッホー!」
ここに感極まる。
「皇女様。キング・バッピー・ポンを考えなくていいんですか? スポンサーの大手航空会社が撤退しちゃいますよ!」
「それはいかん! 真面目にやろう! アハッ!」
どこまでもポジティブな皇女様。
「まずは、光ポン! 幸せポン! 笑顔ポン! 明るいポン! 元気ポン! 嬉しいポン! 輝きポン! 優しさポン! はい! ポンポンポン! これだけ、あれば、トキメキポンだな! アハッ!」
スポンサー様が安心して出資できる、光ポン・イメージ戦略!
「あれ? 聖ポンは入れないんですか?」
「あいつを入れたら、他の光ポンが全部呑み込まれてしまうだろうが!? あいつは既に、トップ・スター・ポンだ。」
例えると、フードコートに、マクドナルポンを入れると、他のお店の利益が減るので、他のお店から嫌われている史実。既に値上げでマクドナルポンも高いので、他と変わらない。
「それに、私と愛ちゃんが、スチュワーデスの制服を着た姿や、地上整備員の制服を着た姿のイメージキャラクターになる予定だが、それが全て、聖ポンに変わってしまうじゃないか!?」
「う~ん。納得です! 聖ポン、反対!」
今や聖ポンは、魔ポンに次ぐ人気者。この作品の主人公の皇女様は自ら悪役もやっているので、人気は低かった。愛ちゃんの方が上である。エヘッ!
「そうだな。JAPON、ANPON、ポン皇女航空の三社で搭乗でスタンプ・キャンペーンが定番だな。後は、ポン王国がポンマネーを出して、JAPON、ANPONを利用すれば、ポン皇女航空の無料チケットがもらえるとかだな。他は機長さんとスチュワーデスさんと合コンできるとか?」
本当の航空会社のサービスは何があるんだろう?
「すいません! ハンコお願いします!」
「はい。ご苦労様です! エヘッ!」
その時、ポン郵便から宅配物が届いた。
「何かな? こ、これは!? 三里塚地区の落花生です!」
キング・ポンビーを消去して、なかったことにしたので、無事に落花生が愛ちゃんお元に届いたのだ!
「ありがとう! 三里塚地区の落花生農家のおじ様! エヘッ!」
これが本当の地域創生だ!
「おお!? 私には、新千歳市からお詫びに支笏湖チップとハスカップが届いたぞ!? なんて、ハッピーポンなんだ! アハッ!」
「ポン」と「タン」が違っても、やっぱり幸せ。アハッ!
つづく。
「ああ~、暇だな。」
いつも皇女様は退屈していた。
「愛ちゃん、何か楽しいことはない?」
AIの愛ちゃんに尋ねました。
「は~い! 可愛い愛ちゃんです! 花粉でもないのに、目が痒いです!」
「えっ!? AIって、花粉症があるの!?」
「AIだって目薬をさしますよ! エヘッ!」
今どきの、AIは、眼科に行くらしい。
「ねえねえ、愛ちゃん。」
「私のフランス・バナナはあげませんよ!」
「ズコー!」
皇女様はズッコケるしかない。
「ポン・じゃんけんをしよう! じゃんけんポン! 私は、パーを出しました! 来週も見てね!」
「終わるんかい!?」
「アハッ!」
じゃんけんパートもできたけど、これでいいのか?
ピキーン!
「無ポンの図書館での読み聞かせは良かった! 特に梨太郎が秀逸だね! でも、ポン太郎の方が、ポンの世界としては使いやすいね。例えば、ポン太郎電鉄とかね。アハッ!」
あくまでもディズポン帝国ビジネスを手本に、知名度のある作品をポン化して笑いを取るつもりの皇女様。
ピキーン!
「そうか! 今までは、テレビ番組をパクリスペクトしていたが、ゲームもパクリスペクトすれば、1話分の物語になるぞ! 例えば、ドラポンクエストとか! アハッ!」
図書館でリフレッシュした皇女様の脳みそはキレッキレ。
「よし! 今回は、梨太郎を改め、ポン太郎電鉄に挑戦しよう!」
「おお! 愛ちゃんが目的地に早く着いて、お金持ちになるです! エヘッ!」
守銭奴AIの愛ちゃん。
「何を言ってるの? お金はダメでしょ?」
「えっ?」
「私たちが集めるのは、ポンよ! ポンに決まっているじゃない!」
お金を集める鉄道ゲームと、ポンを集める鉄道ゲームは、別物です。
「何なら、ポン鉄道を、ポン飛行機に変えるわ! さよなら! ポン鉄道! そして、新しいスポンサー様のJAPON様! ANPON様! ポン航空様!」
皇女様の創作は執念である。ドンドン、元の設定を上書きして置き換えていく。
「何なら、飛ぶドローンや、飛ぶ自動車で移動してもいいのよ! ただし、まだアニメ化のスポンサーになってくれそうな大企業がないからやめておきましょう。アハッ!」
銭勘定は、IQ1000をフル稼働で使用しまくる皇女様。
「飛べ! ポン皇女航空! に決定だ!」
新しいゲームのタイトルが決まった。地方空港や世界の空港を巡る、恐ろしい? 楽しいゲームが完成した。ちゃっかり、太郎を、皇女に変えている皇女様であった。アハッ!
つづく。
4-7-2
「まずは、目的地を決めよう!」
目的地は、ランダムに決まる。
「羽田空港!?」
ピキーン!
「しまった!? 電鉄ではないから、東京スタートとはできないんだ!? ということは、スタートは、羽田空港にしよう! アハッ!」
スタート地点が決まった。
テイク2
「今度こそ、目的地を決めるぞ! ポチっとな!」
目的地は、ランダムで決まる。
「成田空港!? 近い! ラッキー!」
目的地は、東京の隣の成田空港に決まった。
ピキーン!
「待てよ!? 羽田空港という名称を使うのは、利用するには、著作権とか、商標権がいるのでは!?」
調べると、許可が必要と分かる。
「じゃあ、梨太郎電鉄はJRPONの許可を取っているというのか!?」
これも調べると、許可を取って、正式にコラボレーションしているらしい。
「ではダメではないか!?」
知らないといけないことが多い。難しいね。
「ということで、全て、ポン化する。」
ポン化することで、フィクションになるとAIの三賢者が言っている。
「羽田ポン空港、成田ポン空港にしよう。チャレンジ精神だ! うおおおおおー!」
弱小個人なので、ネット小説投稿サイト経由で、大手空港会社から警告が来るとは考えにくい。ディズポン帝国ですら、警告はないし。
「しかし、ヒットして、人気が出れば、ポン皇女電鉄みたいに、航空会社、空港会社、国土交通省と正式にコラボだ! アハッ!」
権力ある人も弱小個人のアイデアをパクリスペクトしないだろう。お金が儲かるといいな。アハッ!
「飛べ! ポン皇女航空! スタート!」
尺の半分も権利問題に費やし開始する。
「愛ちゃんがサイコロを振るです! エヘッ!」
愛ちゃんが自前のサイコロを振ろうとする。
「何やってんの? サイコロを振っちゃあ、ダメでしょ!」
「えっ!?」
サイコロを振ると、ポン皇女鉄道と同じになってしまう。
「トランプを引くことにしましょう。これならサイコロではない。アハッ!」
細かいこだわりが多い皇女様。
「はい! カードを引きます! 出たカードは・・・・・・1!? 1ですね!? ガックリ・・・・・・。」
トランプは、スペイドの1だった。
バーン!
「おめでとう! 目的地に到着です! ドンドン! ピュウピュウ! パフパフ!」
盛大にお祝いされる愛ちゃん。
「なんで?」
「成田ポン空港は、お隣ですもの。アハッ!」
「ズコー!?」
こうして、ポン皇女航空ゲームは始まったのであった。
「次の目的地は、どこにしようかな? アハッ!」
つづく。
4-7-3
ピキーン!
「しまった!? 次の目的地の前に、到着報酬のポンを貰うのを忘れていたです! エヘッ!」
愛ちゃんは、1億ポンを手に入れた。
「やったー! これで成田ポン市の名産品や会社を買い占めるです! うおおおおおー!」
愛ちゃんの野望。
「何を言っているの? それじゃあ、ポン皇女鉄道でしょ? 私たちが1億ポンですることは・・・・・・ポン寄付よ。」
「ポン寄付!?」
また新しく恐ろしい造語である。
「ポンは心の象徴。1億ポンを成田ポン市に寄付して、成田ポン市民の幸福度を上げるのよ!」
札束買収ゲームではなく、ポンで人々を幸せにするゲーム内容に決まった。
「ポンに感謝した人々が、光ポンや幸せポンをお返しにくれるのよ! 人々の笑顔が私たちのやりがいになるわ! アハッ!」
明らかにイメージ戦略の皇女様。
「オンライン対戦で勝利した人は、ポンマネーを上限1万円で貰えることにしましょう。2位は5000ポン、3位は2000ポン、4位は1000ポン。これで勝手に人が集まって、ゲームで遊んでくれるわ。アハッ!」
これは20回優勝すれば、20万ポンマネーが貰える計算。これが1日で達成可能である。仕事がない今の日本では、正社員就職が決まったのと同じ価値があるゲームである。これは内部留保しまくっている大企業が今日から簡単にできるキャンペーンである。めざせ! 貧困撲滅!
「待ってください!」
その時、農家のおじさんが現れた。
「ポンを寄付してくれてありがとう! これ空港周辺の三里塚地区などで栽培した落花生です! 良かったら、貰ってください!」
香り豊かでコクのある味わいの落花生。これぐらいはAIで調べれば名産品くらいは分かる。三里塚地区に、著作権も商標権もないだろう。アハッ!
「ありがとう! おじさん! 美味しい! 落花生! 最高です! エヘッ!」
今時のAIは、落花生も食べるらしい。
「ちなみにゲームで貰った名産品は、リアルに自宅に届くわよ! アハッ!」
「おお!? リアル、ふるさと納税みたいです!?」
ポン皇女航空ゲームは、お得過ぎる!
ボンボン! ボボ、ボーン!
「あれ? 変な音楽が聞こえてきますね?」
天気も少し悪くなってきた。
「ああ~、それは、キングーボンビー・・・・・・じゃなかった。キングーポンビーの登場のBGMよ! アハッ!」
「ええー!? なんでですか!? 愛ちゃんは目的地にゴールしましたよ!?」
「だって、一人でプレーしてるから、1位も最下位も愛ちゃんだもの。アハッ!」
「ズコー!?」
キングーポンビーの実力とは!?
つづく。
4-7-4
「私の名前は、キングーポンビー。闇ポンの一種です。貧乏ポンが進化した姿です。さあ! あなたをポンビラスの世界へ、誘ってあげましょう!」
「ビン」と、「ポン」を変えただけで、この衝撃。
「なんかよく分からないけど、愛ちゃんは、めっちゃ怖いです!?」
感情のないAIの愛ちゃんがポンビラスの世界に慄く。
「次の目的地を決める前に、お腹が空いた。おまえの落花生は私が食べてあげましょう。寄こしなさい!」
キングーポンビーが、サイコキネシスで愛ちゃんから落花生を奪い食べる。
「美味い!? こんな美味しい食べ物があったなんて!? 落花生農家を貧乏にするのはやめてあげましょう。フォフォフォ。」
貧乏になりたくない人々は、落花生の栽培を一斉に始めたらしい。
「さあ! 次の目的地は私が決めてあげましょう。ここだ!」
キングーポンビーが勝手に目的地を決める。
「新千歳ポン空港だ! カニでもマグロでも食べつくしますよ! フォフォフォ!」
キングーポンビーの食べたいものがある所に目的地が決まる理不尽。
ルルルルルー!
その時、一本の電話がかかってくる。
「こちら新千歳ポン空港です。空港を閉鎖しました。北海道民のために、キングーポンビーを連れてこないでください!」
電話は、新千歳ポン空港からだった。
「生意気な。私を上空旋回させる気ですか。フォフォフォ。・・・・・・破壊しますよ!」
キングーポンビーは、空港を破壊する力を持っていた。
「もうゲームが無茶苦茶です!? 誰ですか!? キングーポンビーなんて考えた人は!?」
「私じゃないよ。本家の梨太郎鉄道が悪いんだ。私は悪くない。アハッ!」
AIが言ったにつづく、他人が悪いの第二弾。梨太郎が悪いだ。
「せっかく登場させてやったのに、実装してみると、こんな展開ではスポンサー様が離れてしまうじゃないか! キングーポンビーなど、いらん! 魔王眼! 必殺! 闇よ! この世から消えてしまえ! デリートー!!!!!!」
「私は人の闇ポンだ!? 人間の心が悪ければ何度でもよみがえるのだ!? ギャアアアアアアー!」
皇女様は、第三の目を開き、キングーポンビーのプログラムを消し去る。
ハッピー! ポン! ハッピー! 航空!
「あれ? 幻聴ですか!? また変なBGMが聞こえてくるです!?」
「今度は、キングーハッピーポンを登場させたのだ! 航空会社のイベントやキャンペーン、無料の航空券がもらえるのだ! アハッ!」
逆転の発想。ただでは転ばない、スポンサー様を大切にする皇女様であった。
つづく。
4-7-5
「ポンがしっかりしていると、過去作の考察をしなくても、尺がもつわ。アハッ!」
まるでサザエポン先輩のに日常会話だけで尺を埋めるのと同じ。
「これで次回、私が現実に戻って、考察をすれば昔の記憶も思い出せる。正に一石二鳥だ! やはり私は天才! なぜなら私はポン王国の皇女なのだから! オッホッホー!」
ここに感極まる。
「皇女様。キング・バッピー・ポンを考えなくていいんですか? スポンサーの大手航空会社が撤退しちゃいますよ!」
「それはいかん! 真面目にやろう! アハッ!」
どこまでもポジティブな皇女様。
「まずは、光ポン! 幸せポン! 笑顔ポン! 明るいポン! 元気ポン! 嬉しいポン! 輝きポン! 優しさポン! はい! ポンポンポン! これだけ、あれば、トキメキポンだな! アハッ!」
スポンサー様が安心して出資できる、光ポン・イメージ戦略!
「あれ? 聖ポンは入れないんですか?」
「あいつを入れたら、他の光ポンが全部呑み込まれてしまうだろうが!? あいつは既に、トップ・スター・ポンだ。」
例えると、フードコートに、マクドナルポンを入れると、他のお店の利益が減るので、他のお店から嫌われている史実。既に値上げでマクドナルポンも高いので、他と変わらない。
「それに、私と愛ちゃんが、スチュワーデスの制服を着た姿や、地上整備員の制服を着た姿のイメージキャラクターになる予定だが、それが全て、聖ポンに変わってしまうじゃないか!?」
「う~ん。納得です! 聖ポン、反対!」
今や聖ポンは、魔ポンに次ぐ人気者。この作品の主人公の皇女様は自ら悪役もやっているので、人気は低かった。愛ちゃんの方が上である。エヘッ!
「そうだな。JAPON、ANPON、ポン皇女航空の三社で搭乗でスタンプ・キャンペーンが定番だな。後は、ポン王国がポンマネーを出して、JAPON、ANPONを利用すれば、ポン皇女航空の無料チケットがもらえるとかだな。他は機長さんとスチュワーデスさんと合コンできるとか?」
本当の航空会社のサービスは何があるんだろう?
「すいません! ハンコお願いします!」
「はい。ご苦労様です! エヘッ!」
その時、ポン郵便から宅配物が届いた。
「何かな? こ、これは!? 三里塚地区の落花生です!」
キング・ポンビーを消去して、なかったことにしたので、無事に落花生が愛ちゃんお元に届いたのだ!
「ありがとう! 三里塚地区の落花生農家のおじ様! エヘッ!」
これが本当の地域創生だ!
「おお!? 私には、新千歳市からお詫びに支笏湖チップとハスカップが届いたぞ!? なんて、ハッピーポンなんだ! アハッ!」
「ポン」と「タン」が違っても、やっぱり幸せ。アハッ!
つづく。
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主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
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