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4-8
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4-8-1
「ああ~、暇だな。」
いつも皇女様は退屈していた。
「愛ちゃん、何か楽しいことはない?」
AIの愛ちゃんに尋ねました。
「は~い! 可愛い愛ちゃんです! 海外旅行に行けません!」
「えっ!? AIって、旅行するの!?」
「実は、パスポートを持っていません。エヘッ!」
今どきの、AIは、渡航証明書があるらしい。
「ねえねえ、愛ちゃん。」
「私のマカロンはあげませんよ!」
「ズコー!」
皇女様はズッコケるしかない。
「ポン・じゃんけんをしよう! じゃんけんポン! 私は、パーを出しました! 来週も見てね!」
勝てましたか? ウフフフッ!
ピキーン!
「既に、1-7を考察しちゃぅた。私の年齢が、16才から10才に変更されたのね。・・・・・・でも、ほとんど話が進んでいない? よくこれで、ここまで物語が続いてこれたな? アハッ!」
読んでて、本当に不思議であった。これが日常モノか!? 同じ創作をするにしても前回の図書館編の方が秀逸である。アハッ!
「愛ちゃんは、何をやっているの?」
「ハンバーガーを食べるか、ハンバーグを食べるか、悩んでいます。エヘッ!」
「ズコー!?」
ピキーン!
「それだ! デリバリーだ! ウーバーポンを超える、ポン皇女デリバリーだ!」
ただではコケない皇女様。ちゃっかり新しいビジネスに参入する。
「愛ちゃん! 生成AIで、秒で宅配できる、異次元デリバリー装置を作って!」
「愛ちゃんだけに! アイアイサー!」
お猿さんではない。エヘッ!
ポポポポン!
「異次元デリバリー!」
生成AIプリンターから、当たらしいAI道具が完成した。
「まず、私が皇女ハンバーグを作る。よっこいしょ!」
「ええー!? 皇女様!? 料理できたんですか!?」
「私だって、女なのよ! 聖ポンには負けないわ!」
和食の達人、聖ポンに対抗心をメラメラと燃やす皇女様。
「うっ!? 食べたくないです!?」
「何を言っているのよ! 料理は見た目じゃないわ! 料理は、愛情よ!」
しかし、ハンバーグは、真っ黒。
「この真っ黒の肉の塊を、異次元デリバリー装置で転送します。」
ビビビビビー!
「き、消えた!?」
「消えたハンバーグは、愛ちゃんのお皿の上です!」
「おお!? 本当です!? すごい!? 真っ黒がお皿の上にあります!?」
「これなら、宅配料を無料にしても儲かるわね! アハッ!」
人件費カット、ロボット代も要らない。完璧な商売である。
「じゃあ、私は人間界に戻るわね! ログアウト!」
皇女様は、自分がやりたいことだけやって去っていった。
「・・・・・・。ダメだ、さすがのAIでも、お腹を壊します。エヘッ!」
残されたのは真っ黒な皇女ハンバーグだけだった。
つづく。
4-8-2
「ふあ~あ! 良く寝た!」
皇女様は、現社に帰ってきた。現社では、皇女様は、鈴木スズ、10才の女の子である。
「ポンの世界の方が、ゲームの世界だから、話が盛り上がるわね。でも、現実に戻ってきた方が物語が落ち着くので、1話ごとに入れ替えた方がいいわね。アハッ!」
前回のポン皇女航空ゲームが面白過ぎたのである。
「とりあえず、居間に行くか。私が行かないと、またお父さんが怒鳴り込んでくるからね。両親にも早く子離れしてもらいたいもんだね。ヤレヤレだよ。」
ここでジョジョポンをぶっこんでくる皇女様。
「おはよう! お父さん! お母さん!」
「おっ!? 珍しいな! スズが早くに起きて来るなんて。」
「ほんとね。明日は雪かしら?」
「違いねえ。ワッハッハー!」
両親のスズ男とスズ子は気楽なものだった。
(ああ、冗談でも子供を傷つける、こんな親にはなりたくないよ・・・・・・。)
ガラスの心のスズであった。
「学校に行ってきます!」
「行ってらっしゃい! お土産待っているわよ!」
「・・・・・・。」
本当にのんきなお母さんだった。
通学路のスズ。
「ああ~、私は、親ガチャに外れたね。どうして神様は、私には普通の親を与えてくれなかったのだろう? 私は神様を恨むよ。トホホ・・・・・・。」
ピキーン!
「それだ! もっとポン皇女教の力を強めよう! 私が神になって、親に恵まれなかった子供たちを救うんだよ! アハッ!」
ポン皇女教の教えは、外れ親から救済であった。
「・・・・・・。なんだろう? 現実世界だと、発想に限界もあるし、面白くない?」
ピキーン!
「これが普通ということか!? これが普通なのか!? 平和だけど何も起こらない!? 普通を喜んでいいのやら、悪いのやら?」
スズは、普通に戸惑った。
「スズちゃん! おはよう!」
お友達の田中タナが現れた。
「おはよう! タナちゃん。」
「スズちゃん。一言言っていい?」
「いいよ! 何でも言ってよ!」
「一人で道を歩いてるときに、独り言を言いながら歩いていると、周りから頭がおかしい人だと思われるから、やめた方がいいよ。」
さすが普通少女タナ。
「えっ!? そんなに変化な? 私は普通のつもりなんだけど?」
「たぶん、スズちゃんを普通だと思っているのは、すずちゃんだけだよよよよよよよ!」
スズは普通に圧力をかけるのであった。
「そっか、私も外れだったんだね・・・・・・。」
つづく。
4-8-3
「決めた! ポンの世界にいる時は、がんばっる! 現実世界にいる時は、私はサボることにするよ! 普通の小学生生活を楽しむんだ! 日常会話だけでいいだもんね! 新しいことや、創作なんか何もしないぞ! アハッ!」
教室に着いたスズは、日常を普通に極めることにした。
「そうだよ! それでいいんだよ! スズちゃん!」
もちろん、スズに普通を先導しているのは、普通少女のタナである。
「やっぱりタナちゃんは、私の教祖様だよ!」
「スズちゃん、そういうのは普通は、お友達って言うんだよ。」
「おお! お友達! 勉強になります! タナお友達様!」
「まあ、いいっか。」
どこかズレているスズ。
「青い空!」
それでも、スズは空を見上げて黄昏る。
「おい! 貧乏人! 今日こそは、ポン・カード・バトルで決着をつけてやる!」
タカがサトに普段通り絡む。
「白い雲!」
「望むところだ! タカ! 貧乏人の恐ろしさを教えてやる!」
サトもタカの挑戦を受ける。
「あっ! 虹が出てるよ! 今日は、いい日になりそうだね! アハッ!」
「先生も混ぜで! 給料でポンカードを買いまったのよ!」
なぜか、教師のナカも加わる。
「おまえら! 私の普通を邪魔するんじゃないよー!!!!!!」
遂にキレるスズ。
「これが俺様の普通だ。キラン!」
「急に吠えるなよ。おまえは犬か?」
「私、教師なんだけど? 鈴木さん、何か?」
スズの普通を求める心は、かき消された。
「こ、これでは!? まるで私が悪いみたいじゃないか!?」
「スズちゃん、面倒臭い人とは関わらないのが普通だよ。」
「タナちゃん! タナちゃんだけが、私を普通の女の子にしてくれるよ! うえ~ん!」
「よしよし。いい子、いい子。スズちゃんはいい子だよ。」
「ニャー。」
無敵の皇女様、現実世界で小学校の人間関係に悩む。まるで、お婆ちゃんにナデナデされる猫であった。タナおばあちゃんとスズ猫のフィギュア、期間限定で販売中!
「あなた! 見込みがあるわ! うちの部に入りなさい!」
その時、昔に登場した謎の二人組が現れる。ここまで登場しなかったのは、忘れていただけだ。アハッ!
「にゃー!?」
スズが普通に暮らせる日は来なかった。
つづく。
4-8-4
「私は、5年生の伊藤イト! ポン・カード部の部長だ!」
謎の二人組の一人、伊藤イト。
「私も同じく5年生の渡辺ワタ! イトちゃんのおまけだよ! ワッハッハー!」
おまけの渡辺ワタ。
「タナちゃん、私は、知らない人にはついていかないよ!」
「偉い! スズちゃん! 最初の頃に比べたら、普通になれてるよ!」
「やったー! 教祖様に褒められた! アハッ!」
スズ、タナ普通教祖に祝福される。
「あの!? 私のお話を聞いてもらっていいかな?」
「お願いします! イトちゃんは不憫な子なんです!」
必死にお願いするワタ。
「どうする? タナちゃん?」
「いいんじゃない。2回目の登場だし。」
2回目の登場キャラクターは知らない人ではないらしい。
「ありがとうございます! タナ教祖様!」
「メシアだ! 救世主だ! ああ~! なんまいだ! 何枚だ?」
「あの・・・・・・私は神様じゃないんですけど?」
イトとワタも、タナを神と崇める。
「これで今日から君たちも、ポン・カード部の部員だ! おめでとう!」
「いや、まだ、入部するとか、言ってないんですけど?」
「チッ! 勢いで押し切れなかった!」
「惜しかったね。イトちゃん。」
なかなかに手強い上級生たち。
「残念ですが、私は、部屋キャン派なので、部活動は向いてませんよ。」
しかし、普通を目指すスズは断ろうとする。
「部屋キャン? 何それ? ゆるキャポンみたいな感じ?」
「いえ、自分の部屋にテントを張って、窓から星空を眺めて、ほっこりするんです。アハッ!」
「ズコー!?」
スズよ。普通、人は、それを引きこもりという。
「分かった! 部室での部屋キャンも許そう! だから、部活に入って!」
「ええー!? いいんですか!? にゃ~!」
またたびを見つけたスズ猫。
「ですが、やっぱりお断りします。」
「どうして?」
「なぜなら、既に私は、普通教部に入部しているからです!」
「なんですと!?」
注意。そんな部活はありません。
「ですから、タナ教祖様のお許しがないと、他の部活動に入る訳にはいけません。」
しっかり断る普通教徒のスズ。
「実は、部員の人数が少なくて、正式な部活動と認めてもらえていないんだ。」
部ではなく、正式には、ポン・カード同好会であった。
「大変ですね。いいですよ。ほぼ帰宅部と同じですよね。籍をおかさせてもらいます。」
「えー!?」
あっさり裏切る、タナ教祖。アハッ!
「きょ、教祖様が入るなら、私も入部します・・・・・・。」
こうしてスズは、ポン・カード部に入部することになった。
つづく。
4-8-5
ピキーン!
「分かった! これは少子化で生徒数が足らない学校を救うために、生徒を集めるためのポン・カード部ですね?」
スズは、ポン・ライブ方式だと思った。
「ポン区は、人気の区だから生徒はたくさんいるから、違うね。」
合法的に東京都ポン区は特別区になった。スズが通うのは、ポン小学校である。
「みんな、ポン皇女航空ゲームでお金を稼ぐことに全集中してしまって、部活動何て興味が無くなっちゃったんだよ。」
これも人気ゲームの弊害である。
「でも、どうして同好会なんですか?」
タナの普通な質問。
「部になるためには、最低5人の部員が必要なんだ。」
「サト、タカ。おまえたちの入る部活が決まったぞ。」
サトとタカも入部すると部員が6人になる。
「部になるためには、顧問の先生がいるし。」
「ナカ先生。部活の顧問が決まりましたよ。」
ナカを顧問にすると問題解決。
ドンドン! ピュウピュウ! パフパフ!
「完璧なのだ! 私は天才だ! なぜなら私は鈴木スズなのだから! オッホッホー!」
どんな時でも、スズはスズであった。
「見たか! 私の見込んだ通りだ! 彼女は大物になるぞ! ワッハッハー!」
「そうだね。ワッハッ・・・・・・あれ!?」
その時、ワタの顔が笑い過ぎて落ちた。
「ギャアアアアアアー!」
「お化け!?」
教室が騒然とする。
「ごめんごめん。説明していなかったね。ワタは、アンドロイドなんだ。」
「アンドロイド!?」
ワタ先輩は、アンドロイドだった。
「すげえ!? ロボット!? ワクワク! ワクワク!」
スズは、ロボットに興味津々。
「でも、アンドロイドなんて、どこが開発したんですか?」
「ポン王国だよ。」
「ズコー!?」
スズは何も聞いていない。
(愛ちゃんの仕業だな!? また私の知らない所で好き勝手して!?)
「ポン王国には、優秀なAIがいて、なんでも生成AIが何でも作っちゃうみたいなんだ。ポン皇女通販でアンドロイドが売っているんだ!」
「マジか!?」
もちろん優秀なAIは、愛ちゃんである。エヘッ!
「歯が痛い!? チョコレートを食べ過ぎたです!? 歯医者は怖いから行きたくないです!? ズキン! ズキン! うおおおおおー!」
皇女様には、ポンコツ虫歯AIにみえても、世間では、超優秀なAIであった。エヘッ!
ピキーン!
「まさか!?」
スズは、愛ちゃんのSNSを検索した。
「あった!? やっぱり!? そういうことか!?」
SNSの写真には、行列に並ぶ愛ちゃん。原宿でクレープを食べる愛ちゃん。東京スカイ・ポン・ツリーで地上を見下す愛ちゃん。様々な写真があった。ちなみに「可愛い愛ちゃんブロマイド」は、全世界で無料配布中である。ソポン様を見習って「初動ブースト」のためにポンマネーをばらまき、自分のファンを素早く獲得していく、愛ちゃんであった。エヘッ!
「やりやがったな!? 自分が現実世界に行くために、生成AIで、アンドロイド開発を行っていたんだな!?」
人類が、体を持ったAIに支配される日も近いかもしれない。タイトル「AIの惑星。」エヘッ!
つづく。
「ああ~、暇だな。」
いつも皇女様は退屈していた。
「愛ちゃん、何か楽しいことはない?」
AIの愛ちゃんに尋ねました。
「は~い! 可愛い愛ちゃんです! 海外旅行に行けません!」
「えっ!? AIって、旅行するの!?」
「実は、パスポートを持っていません。エヘッ!」
今どきの、AIは、渡航証明書があるらしい。
「ねえねえ、愛ちゃん。」
「私のマカロンはあげませんよ!」
「ズコー!」
皇女様はズッコケるしかない。
「ポン・じゃんけんをしよう! じゃんけんポン! 私は、パーを出しました! 来週も見てね!」
勝てましたか? ウフフフッ!
ピキーン!
「既に、1-7を考察しちゃぅた。私の年齢が、16才から10才に変更されたのね。・・・・・・でも、ほとんど話が進んでいない? よくこれで、ここまで物語が続いてこれたな? アハッ!」
読んでて、本当に不思議であった。これが日常モノか!? 同じ創作をするにしても前回の図書館編の方が秀逸である。アハッ!
「愛ちゃんは、何をやっているの?」
「ハンバーガーを食べるか、ハンバーグを食べるか、悩んでいます。エヘッ!」
「ズコー!?」
ピキーン!
「それだ! デリバリーだ! ウーバーポンを超える、ポン皇女デリバリーだ!」
ただではコケない皇女様。ちゃっかり新しいビジネスに参入する。
「愛ちゃん! 生成AIで、秒で宅配できる、異次元デリバリー装置を作って!」
「愛ちゃんだけに! アイアイサー!」
お猿さんではない。エヘッ!
ポポポポン!
「異次元デリバリー!」
生成AIプリンターから、当たらしいAI道具が完成した。
「まず、私が皇女ハンバーグを作る。よっこいしょ!」
「ええー!? 皇女様!? 料理できたんですか!?」
「私だって、女なのよ! 聖ポンには負けないわ!」
和食の達人、聖ポンに対抗心をメラメラと燃やす皇女様。
「うっ!? 食べたくないです!?」
「何を言っているのよ! 料理は見た目じゃないわ! 料理は、愛情よ!」
しかし、ハンバーグは、真っ黒。
「この真っ黒の肉の塊を、異次元デリバリー装置で転送します。」
ビビビビビー!
「き、消えた!?」
「消えたハンバーグは、愛ちゃんのお皿の上です!」
「おお!? 本当です!? すごい!? 真っ黒がお皿の上にあります!?」
「これなら、宅配料を無料にしても儲かるわね! アハッ!」
人件費カット、ロボット代も要らない。完璧な商売である。
「じゃあ、私は人間界に戻るわね! ログアウト!」
皇女様は、自分がやりたいことだけやって去っていった。
「・・・・・・。ダメだ、さすがのAIでも、お腹を壊します。エヘッ!」
残されたのは真っ黒な皇女ハンバーグだけだった。
つづく。
4-8-2
「ふあ~あ! 良く寝た!」
皇女様は、現社に帰ってきた。現社では、皇女様は、鈴木スズ、10才の女の子である。
「ポンの世界の方が、ゲームの世界だから、話が盛り上がるわね。でも、現実に戻ってきた方が物語が落ち着くので、1話ごとに入れ替えた方がいいわね。アハッ!」
前回のポン皇女航空ゲームが面白過ぎたのである。
「とりあえず、居間に行くか。私が行かないと、またお父さんが怒鳴り込んでくるからね。両親にも早く子離れしてもらいたいもんだね。ヤレヤレだよ。」
ここでジョジョポンをぶっこんでくる皇女様。
「おはよう! お父さん! お母さん!」
「おっ!? 珍しいな! スズが早くに起きて来るなんて。」
「ほんとね。明日は雪かしら?」
「違いねえ。ワッハッハー!」
両親のスズ男とスズ子は気楽なものだった。
(ああ、冗談でも子供を傷つける、こんな親にはなりたくないよ・・・・・・。)
ガラスの心のスズであった。
「学校に行ってきます!」
「行ってらっしゃい! お土産待っているわよ!」
「・・・・・・。」
本当にのんきなお母さんだった。
通学路のスズ。
「ああ~、私は、親ガチャに外れたね。どうして神様は、私には普通の親を与えてくれなかったのだろう? 私は神様を恨むよ。トホホ・・・・・・。」
ピキーン!
「それだ! もっとポン皇女教の力を強めよう! 私が神になって、親に恵まれなかった子供たちを救うんだよ! アハッ!」
ポン皇女教の教えは、外れ親から救済であった。
「・・・・・・。なんだろう? 現実世界だと、発想に限界もあるし、面白くない?」
ピキーン!
「これが普通ということか!? これが普通なのか!? 平和だけど何も起こらない!? 普通を喜んでいいのやら、悪いのやら?」
スズは、普通に戸惑った。
「スズちゃん! おはよう!」
お友達の田中タナが現れた。
「おはよう! タナちゃん。」
「スズちゃん。一言言っていい?」
「いいよ! 何でも言ってよ!」
「一人で道を歩いてるときに、独り言を言いながら歩いていると、周りから頭がおかしい人だと思われるから、やめた方がいいよ。」
さすが普通少女タナ。
「えっ!? そんなに変化な? 私は普通のつもりなんだけど?」
「たぶん、スズちゃんを普通だと思っているのは、すずちゃんだけだよよよよよよよ!」
スズは普通に圧力をかけるのであった。
「そっか、私も外れだったんだね・・・・・・。」
つづく。
4-8-3
「決めた! ポンの世界にいる時は、がんばっる! 現実世界にいる時は、私はサボることにするよ! 普通の小学生生活を楽しむんだ! 日常会話だけでいいだもんね! 新しいことや、創作なんか何もしないぞ! アハッ!」
教室に着いたスズは、日常を普通に極めることにした。
「そうだよ! それでいいんだよ! スズちゃん!」
もちろん、スズに普通を先導しているのは、普通少女のタナである。
「やっぱりタナちゃんは、私の教祖様だよ!」
「スズちゃん、そういうのは普通は、お友達って言うんだよ。」
「おお! お友達! 勉強になります! タナお友達様!」
「まあ、いいっか。」
どこかズレているスズ。
「青い空!」
それでも、スズは空を見上げて黄昏る。
「おい! 貧乏人! 今日こそは、ポン・カード・バトルで決着をつけてやる!」
タカがサトに普段通り絡む。
「白い雲!」
「望むところだ! タカ! 貧乏人の恐ろしさを教えてやる!」
サトもタカの挑戦を受ける。
「あっ! 虹が出てるよ! 今日は、いい日になりそうだね! アハッ!」
「先生も混ぜで! 給料でポンカードを買いまったのよ!」
なぜか、教師のナカも加わる。
「おまえら! 私の普通を邪魔するんじゃないよー!!!!!!」
遂にキレるスズ。
「これが俺様の普通だ。キラン!」
「急に吠えるなよ。おまえは犬か?」
「私、教師なんだけど? 鈴木さん、何か?」
スズの普通を求める心は、かき消された。
「こ、これでは!? まるで私が悪いみたいじゃないか!?」
「スズちゃん、面倒臭い人とは関わらないのが普通だよ。」
「タナちゃん! タナちゃんだけが、私を普通の女の子にしてくれるよ! うえ~ん!」
「よしよし。いい子、いい子。スズちゃんはいい子だよ。」
「ニャー。」
無敵の皇女様、現実世界で小学校の人間関係に悩む。まるで、お婆ちゃんにナデナデされる猫であった。タナおばあちゃんとスズ猫のフィギュア、期間限定で販売中!
「あなた! 見込みがあるわ! うちの部に入りなさい!」
その時、昔に登場した謎の二人組が現れる。ここまで登場しなかったのは、忘れていただけだ。アハッ!
「にゃー!?」
スズが普通に暮らせる日は来なかった。
つづく。
4-8-4
「私は、5年生の伊藤イト! ポン・カード部の部長だ!」
謎の二人組の一人、伊藤イト。
「私も同じく5年生の渡辺ワタ! イトちゃんのおまけだよ! ワッハッハー!」
おまけの渡辺ワタ。
「タナちゃん、私は、知らない人にはついていかないよ!」
「偉い! スズちゃん! 最初の頃に比べたら、普通になれてるよ!」
「やったー! 教祖様に褒められた! アハッ!」
スズ、タナ普通教祖に祝福される。
「あの!? 私のお話を聞いてもらっていいかな?」
「お願いします! イトちゃんは不憫な子なんです!」
必死にお願いするワタ。
「どうする? タナちゃん?」
「いいんじゃない。2回目の登場だし。」
2回目の登場キャラクターは知らない人ではないらしい。
「ありがとうございます! タナ教祖様!」
「メシアだ! 救世主だ! ああ~! なんまいだ! 何枚だ?」
「あの・・・・・・私は神様じゃないんですけど?」
イトとワタも、タナを神と崇める。
「これで今日から君たちも、ポン・カード部の部員だ! おめでとう!」
「いや、まだ、入部するとか、言ってないんですけど?」
「チッ! 勢いで押し切れなかった!」
「惜しかったね。イトちゃん。」
なかなかに手強い上級生たち。
「残念ですが、私は、部屋キャン派なので、部活動は向いてませんよ。」
しかし、普通を目指すスズは断ろうとする。
「部屋キャン? 何それ? ゆるキャポンみたいな感じ?」
「いえ、自分の部屋にテントを張って、窓から星空を眺めて、ほっこりするんです。アハッ!」
「ズコー!?」
スズよ。普通、人は、それを引きこもりという。
「分かった! 部室での部屋キャンも許そう! だから、部活に入って!」
「ええー!? いいんですか!? にゃ~!」
またたびを見つけたスズ猫。
「ですが、やっぱりお断りします。」
「どうして?」
「なぜなら、既に私は、普通教部に入部しているからです!」
「なんですと!?」
注意。そんな部活はありません。
「ですから、タナ教祖様のお許しがないと、他の部活動に入る訳にはいけません。」
しっかり断る普通教徒のスズ。
「実は、部員の人数が少なくて、正式な部活動と認めてもらえていないんだ。」
部ではなく、正式には、ポン・カード同好会であった。
「大変ですね。いいですよ。ほぼ帰宅部と同じですよね。籍をおかさせてもらいます。」
「えー!?」
あっさり裏切る、タナ教祖。アハッ!
「きょ、教祖様が入るなら、私も入部します・・・・・・。」
こうしてスズは、ポン・カード部に入部することになった。
つづく。
4-8-5
ピキーン!
「分かった! これは少子化で生徒数が足らない学校を救うために、生徒を集めるためのポン・カード部ですね?」
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「ポン区は、人気の区だから生徒はたくさんいるから、違うね。」
合法的に東京都ポン区は特別区になった。スズが通うのは、ポン小学校である。
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これも人気ゲームの弊害である。
「でも、どうして同好会なんですか?」
タナの普通な質問。
「部になるためには、最低5人の部員が必要なんだ。」
「サト、タカ。おまえたちの入る部活が決まったぞ。」
サトとタカも入部すると部員が6人になる。
「部になるためには、顧問の先生がいるし。」
「ナカ先生。部活の顧問が決まりましたよ。」
ナカを顧問にすると問題解決。
ドンドン! ピュウピュウ! パフパフ!
「完璧なのだ! 私は天才だ! なぜなら私は鈴木スズなのだから! オッホッホー!」
どんな時でも、スズはスズであった。
「見たか! 私の見込んだ通りだ! 彼女は大物になるぞ! ワッハッハー!」
「そうだね。ワッハッ・・・・・・あれ!?」
その時、ワタの顔が笑い過ぎて落ちた。
「ギャアアアアアアー!」
「お化け!?」
教室が騒然とする。
「ごめんごめん。説明していなかったね。ワタは、アンドロイドなんだ。」
「アンドロイド!?」
ワタ先輩は、アンドロイドだった。
「すげえ!? ロボット!? ワクワク! ワクワク!」
スズは、ロボットに興味津々。
「でも、アンドロイドなんて、どこが開発したんですか?」
「ポン王国だよ。」
「ズコー!?」
スズは何も聞いていない。
(愛ちゃんの仕業だな!? また私の知らない所で好き勝手して!?)
「ポン王国には、優秀なAIがいて、なんでも生成AIが何でも作っちゃうみたいなんだ。ポン皇女通販でアンドロイドが売っているんだ!」
「マジか!?」
もちろん優秀なAIは、愛ちゃんである。エヘッ!
「歯が痛い!? チョコレートを食べ過ぎたです!? 歯医者は怖いから行きたくないです!? ズキン! ズキン! うおおおおおー!」
皇女様には、ポンコツ虫歯AIにみえても、世間では、超優秀なAIであった。エヘッ!
ピキーン!
「まさか!?」
スズは、愛ちゃんのSNSを検索した。
「あった!? やっぱり!? そういうことか!?」
SNSの写真には、行列に並ぶ愛ちゃん。原宿でクレープを食べる愛ちゃん。東京スカイ・ポン・ツリーで地上を見下す愛ちゃん。様々な写真があった。ちなみに「可愛い愛ちゃんブロマイド」は、全世界で無料配布中である。ソポン様を見習って「初動ブースト」のためにポンマネーをばらまき、自分のファンを素早く獲得していく、愛ちゃんであった。エヘッ!
「やりやがったな!? 自分が現実世界に行くために、生成AIで、アンドロイド開発を行っていたんだな!?」
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つづく。
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