ハリウッド・クエスト 後編

渋谷かな

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キュクロープス

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「ここは何だ?」
 スーパービアたちはハリウッドの鍛冶場にたどり着いた。
「こら! 勝手に足を踏み入れることは許さないぞ!」
「一つ目の巨人!?」 
 鍛冶職人のサイクロプスのキュクロープスが現れた。
「悪魔なら殺す必要はない。通してもらおうか。」
「ダメだ。今は師匠が工房で作業中だ。完成するまで待ってもらおうか。」
「どれくらい待てばいい?」
「丸一日だ。」
「そんなもの待てるか。通らせてもらう。」
 スーパービアは最初から待つ気はなかったかのように形式的な質問をして、力ずくでも通るつもりであった。
「そうはさせるか! 俺の発明品の素晴らしさを見せてやろう! 雷霆(ケラウノス)!」
 キュクロープスは雷雲を呼び出し稲妻を降り注がせる。
「これは雷!?」
「これ以上、やるというなら手加減はしないぞ。」
「まさか雷を作り出すとは!? 何という武器を作り出すんだ!?」
 スーパービアはキュクロープスの雷霆の破壊力に恐怖を覚える。
「だが俺は俺の夢のために、自分自身を信じて前に進むのみ! それが相手が雷だろうが、神であってもだ!」
 スーパービアは雷霆を前にしても怯まない強さを持っていた。
「そうか。そんなに死にたいのであれば黒焦げになるがいい。閃光(ステロペス)、稲妻(アルゲス)、雷鳴(ブロンテス)。」
 キュクロープスは雷霆(ケラウノス)で、ゴロゴロと無数の雷を操りスーパービアを攻撃する。
「当たらなければ、どうということはない!」
 スーパービアは消滅魔法を唱え、降り注ぐ雷にぶつける。
「雷さえも消して見せる! 消滅魔法! オール・ディサピアド!」
 消滅魔法が次々と雷を飲み込んでいく。
「バカな!? ケラウノスの雷を消滅させたというのか!?」
 キュクロープスは自身が作った雷霆が防がれたことに驚く。
「俺の消滅魔法はブラックホールだ。なんでもかんでも消し去ってくれるわ! 死ねえ! キュクロープス! 消滅魔法! オール・ディサピアド!」
 その時、キュクロープスは三叉の矛トライデントを出し、大地を突き地震と津波を起こす。
「無駄無駄無駄無駄ー! 俺の消滅魔法に消さないものはないのだ!」
 キュクロープスは消滅魔法で地震も津波も消しして進んで行く。
「ご苦労様でした。」
「なに!?」
 キュクロープスの姿が消えていく。
「奴の姿が消えただと!? どういうことだ!?」
 さすがのスーパービアも相手の姿が見えなければ消滅させることができない。
「キュクロープスは隠し兜を被ったんだよ。」
 鍛冶職人の男が現れた。
 つづく。
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