英語は魔法 English is Magic

渋谷かな

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計画通り

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「ワッハッハー! これで魔法渋谷区は、我々、新宿区のモノだ! 次々と他の区に進行して、魔法東京を制圧してやる! ワッハッハー!」
 魔法大都市新宿区長の大魔法使い住吉健は侵攻の魔の手を進める。
「他の制圧状況はどうだ?」
「はい。港区や千代田区はただいま混戦中。文京区、豊島区、中野区は、渋谷区同様に制圧が完了した模様です。」
「そうか、そうか。ワッハッハー! 順調だな。まず魔法東京の23区を制圧した後に。他の都道府県に進撃する。あのお方もお喜びになるだろう。」
 戦況報告を聞いた魔法新宿区長は大喜びであった。もちろんここで伏線を貼っておく。もちろん皆さんお察しのあの魔女だ。

「私たちはどうなるんだろう?」
「不安・・・・・・怖いよ。」
 捕まって拘束されている魔法渋谷区の魔法使いたち。
「私たちは、まだ学生だから殺されないから済んだけど、魔法渋谷区長の長谷部一郎さんや職員の大人たちは皆、新宿の魔法使いたちに殺されてしまったわ。」
「もう終わりよ!? 私たちは渋谷区民の誇りを捨てて、新宿区の豚や犬として生きなければいけないんだわ!?」
「嫌ー!!!」
 不安や絶望から生徒たちは怒号や悲鳴が狂喜乱舞に荒れて飛び交っていた。
「おい、望。おまえ、クラス委員長なんだから、黙っていないで皆を落ち着かせろよ!」
 同じく捕まってしまったクロムが望に意見を求める。
「計画通りだ。」
「!?」
 望の第一声に泣き叫んでいた生徒たちが予想外の望の発言に一瞬時間が止まる。
「どうした? 俺は計画通りだと言っただけだが?」
「・・・・・・嘘だ。おまえ、自分の計画が失敗したのに、謝らないで開き直っているんだろう!?」
「そうだ! そうだ! 全部おまえが悪いんだ!」
「嫌~! 死にたくない!」
 弱者の他の生徒たちは文句ばかり言っているが、そんなものは聞き流している望は落ち着いている。
「クラス委員長。準備できました。」
 そこに副委員長の希、イバラ、美杉が現れる。
「用意はできたか?」
「はい。準備万全です。」
「魔法渋谷中心、代官山、広尾、恵比寿の南部は制圧完了。」
「新宿区の攻撃で出た怪我人は魔法赤十字病院や魔法広尾病院にて受け入れて手当てをしています。」
「渋谷区民だけでなく、新宿区のいきなりの侵略行為に他の区の区民も激怒し、各地でゲリラ行為やデモ行進が起こっています。」
「そして、これが皆のローブと杖とほうきです。」
 望が渋谷区役所に向かう前に副委員長たちに戦局の変化に対応するように指示を出していたのだった。
「クラス委員長の名において命じる! そろそろ反撃といこうか。」
「おお!」
 望たち魔法渋谷区民の反撃が始まる。
 つづく。
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