銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ

マサノブ

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王家の絆編

PART23 真耶・悪夢の破壊型超能力者(前編)

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真耶は敵に捉えられグリフォン・ワイルダー
そしてウルフ・シューターと出会う
そしてドン・ドルガ司令官から
自分が破壊型超能力者だと知らされる

ドン・ドルガは真耶の超能力を使い
ハヤテを撃破しようとしたが
ハヤテに気を取られ過ぎて低空防衛を
忘れていた為に地球艦隊の奇襲を
許してしまう、こうして地球防衛軍の
苛烈な反撃が開始された。

_______________________
★付箋文★

転移ゲートが10個展開し
ハヤテから新兵器ドリルサブロックミサイルが
連続で発射された、併し地面に突き刺さるが
爆発はしない、約160発もの
ドリルサブロックミサイルは
掘削式貫通ミサイルである
従って地下で遠隔爆破が出来る

その名に違わずドリルで地中に
潜り始めるミサイルを確認すると
勝艦長が発令する
「此より我々もポイントXに向かう」

ハヤテは目標地点に向け発進した

______________________

★付箋文★

ドン・ドルガ総司令官は旗艦キングドルガーに
一度は乗り込んだが直ぐに下艦した

何を思ったかドン・ドルガは司令室に戻ったのだ
『我が輩とした事が献上品を忘れるとは・・』
そこで彼は思っても居なかった恐怖に遭遇する

其の現場では兵達が全員ズタズタの
轢死体となって散乱していた
部屋中が真っ赤な血で染まり汚れている
糞尿と体液そして血液の入り交じった
文字通り地獄の有様だ

返り血は壁や床にこびり付き
破壊された機械が火花をあげ
ショートしていた。

「い・・一体何事だ?」

そして残骸の中に全身を返り血で
真っ赤に染め、目が異様に青白く光る
大城真耶が立っていた

幽閉装置は首に付いていたが一部が壊れている
『さっきの攻撃で幽閉装置に不具合が出て
破壊型超能力が暴走したのか・・いかん
此処にいると我が輩も危険だ!』

ドン・ドルガは野生の感で一目散に
その場から逃げ出した

次の瞬間にはドン・ドルガが居た場所に
重量物である電子パネルが叩きつけられていた。

_______________________

★付箋文★

実はドン・ドルガが出て直ぐ後
司令部の側に至近弾が命中していた
ドリルミサイルはそのまま
爆発せずに地中に潜っていく

その時のショックで移動中の兵隊が投げ出され
真耶の増幅装置に激突してしまったのだ
それで手枷と足枷が外れ増幅装置の
電源が落ちた、その隙に真耶は

電子パネルに目を取られている兵隊の目を盗んで
逃げだそうとしたが、その時正面ドアがいきなり開き
一人の兵隊が入ってきて鉢合わせとなってしまう

兵隊は銃を抜き、止まれ!と指示を出す
その声に他の兵隊達も振り返り
真耶は咄嗟に物陰に飛び込んだ

この時入ってきた兵隊が発砲し
この弾が偶然にも真耶の首の幽閉装置に当たり
破壊してしまう。

真耶は物陰に隠れても直ぐにはその事に
気が付かなかった、そして気が付いた時にはもう
・・遅過ぎたのである。

一人の兵隊が銃を撃ちながら突っ込んで来た時に
真耶は思わず力を使ってしまった。

先程兵隊が増幅装置に激突したとき
ある程度引き出され蓄積されていた真耶の
エネルギー波が一瞬の内に体内に逆流した事を
知る由もなく、この為に潜在意識の
中に眠っていた破壊型超能力が覚醒し
突っ込んだ兵隊は一瞬で吹っ飛び
その侭パネルに激突した

内部配線が切れてそれに触れた兵隊は、次の瞬間
全身が炎に包まれ消し炭となる

その場の兵達は一瞬我を忘れた
真耶も同じだった
咄嗟に真耶は自分の首にかけた幽閉装置に手をやる
『こっ壊れている!?』

この時、兵達は我に返り真耶を狙い銃撃を始める
「やめて!駄目よ私から離れて!力が!」
併し其れでも銃撃は止まず真耶の精神に一つの
形が産まれ始めた、やがてそれは纏まった形となる
それは・・殺意と言う名の魔物だった。

「やめて・・やめて・・やめなさい・」
      「おやめ!!」

その刹那、兵隊達は壁や床に凄まじい力で
叩きつけられその衝撃は内蔵が破裂し手足が
引き千切れて上半身と下半身が真二つに
切断される程の衝撃波であった

頭蓋が割れ脳髄が飛び出し眼球が破裂する
兵達を竜巻の様な念動でブン回す中、
念動の竜巻に巻き込まれまいと必死で抵抗する
兵達があっと言う間に飲み込まれ
ミキサーに掛けられた様に無惨に四散していった

真耶は鏡のようになったパネルに映る
自らの姿を見た、返り血で真っ赤に染まった
怪物の姿を見た瞬間に

半狂乱になってそのパネルを破壊した
そして司令室を紙屑みたいに念動力で引き裂き
破壊していく。

破壊の限りを尽くしていくうちに・・
真耶の目は怪しい青白い光を灯し始め
丁度その時ドン・ドルガが司令室に
入って来たのだった。

ドン・ドルガは必死に逃げた
「あんな化け物、まともに
相手などしてられるか!」

真耶の豹変した姿に怖気を覚えるも必死に
キングドルガーがあるハンガーに逃げ込んだ
併しハンガーは既に炎に包まれていた
副官がドン・ドルガを見つけ

「司令!キングドルガーは
ハヤテの新兵器にやられました!」

「くおおおーっ 己ハヤテめぇえ!」

「ですが2世は無事です!」

「そ・・それを早く言わんか!」

「兎に角この忌まわしい場所から避難するんだ
あの化け物が追ってきたら大変だからな!」

副官が何の話かと言う顔をし
ドン・ドルガは苛ついて言った
「あの小娘の幽閉装置が壊れて暴走し
暴れ狂っておる・・直ぐに逃げるぞ!!」

だが副官はついて来ようとしない

「どうしたんだネズラ?」

ネズラそれがこの副官の名前だった
「ドン・ドルガ様もう諦めましょう」

あ?何を言っとるのだこの阿呆は?

ドン・ドルガが怒鳴って
「良いから着いて来い!」
その瞬間ネズラ副官は銃を取り出し
ドン・ドルガに1発撃ち込んだ

「うがっ!?」

「どうしたんだネズラ気でも違ったか?」

ネズラは正気を失ったかの様にヒステリックな
笑い声を上げながらその目は全く笑って居なかった

『こいつ・・正気じゃない!?』
ドン・ドルガは背筋が凍った

______________________
★付箋文★

この時既に冥王星の殆どの航空基地が
地球艦隊が放った爆撃機により壊滅していた
これは迎撃する力を残さない為に
航空基地と砲台の破壊を優先したからだ。

同時刻、旗艦ハヤテ通信班長ジョン

「アタックボマーより入電"我目的のエネルギー
発生路を発見撃滅に成功せり”」

「敵基地5重バリアー消失!!」

勝艦長はこの時を待っていた
「梅岸の隊がやってくれたか」

「よし今だ!空間転移ゲート作戦開始だ!!」

誠矢はマイクに向かって
「坂巻、西沢、ゴルドー、下田行ってくれ!」

そう言うと自分も飛び出そうとしたが
その時勝艦長の顔を見て

勝艦長はそんな誠矢に
「誠矢、あれは要望だ決定ではない・・
だが無理はするな」

「ありがとう御座います艦長」

そう言って誠矢は飛び出して行く
勝艦長は苦笑いしつつ
『彼奴には好きなようにさせるのが最良策だな』

空間転移装置はハヤテのエンジン近くにあり
六角のゲートの中を通ればハヤテを中心に
最大1300メートル内なら転移出来る

冥王星基地上空にバリアーが無くなれば
基地の任意の場所に真耶の救出部隊を
送り込めるのだ、即ちこれが
空間転移ゲート作戦である。

誠矢がフルメタルジャケットを着て
ゲートに飛び込むと、そのタイミングを計り
同じく(フルジャケット)姿の装備に身を固めた
響竜一が一緒に飛び込んできた

ゲートから敵基地内に飛び出し
誠矢は響の胸ぐらを掴む
「響!何で着いてきた死にたいのか!?」

響は誠矢の手を払いのけ
「もう我慢なんか出来るか!足手纏いには
成らないから連れて行ってくれ!」

「戦闘訓練は?」

「67時間講習している」

「ギリギリだな」

誠矢は後方にやってきた敵兵を
後ろを振り向きもせずに脳天を打ち抜いた
誠矢の超感覚イーグルセンスだ、全ての敵を
俯瞰から把握するチート級の能力である

そして響も目に見えた敵兵の足をまず撃ち抜き
それから狙いを付けて胸を撃つ

「仕方ないから連れて行くが、指示は聞けよ」

「ああ感謝するよ誠矢!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━★付箋文★

冥王星司令室

真耶は上空を飛んでいる
数少ないフライキラー機を見つけると
それに向かって思念波攻撃を仕掛けた

真耶のイメージする怪物が突然上空に出現し
足が8本もある巨大な龍や首が何本もある大蛇等に
彼等は恐怖し、闇雲に発砲して相打ちになる
真耶はそれを見て高笑いした
今の真耶は血に飢えた野獣と化しているのだ

そこに数人のガルスグレーサー兵が現れ
真耶に向けて銃を発砲した
併し真耶は念動力バリアーを張り
その弾丸を防ぎながら兵達を弄ぶ様に
空中に持ち上げ全身を捻って捻り殺すと
その死体を踏みつけ前進する。

誠矢と響は敵兵達と銃撃戦を繰り返していた
「クッソ!こう激しく攻撃されたら
埒が明かないぞ!どうする誠矢?」

「此を使うか」誠矢は1丁の銃を取り出した

「それは?」響の問いに「クラッシュP339だ」
そう答える誠矢の手に握られた銃は特別製だった
「此がそうか、噂には聞いていたけど始めて見る」

「春吉さんが倉庫を整理してたら出て来たらしい
状態が良かったから修理したそうだ」

「あの人の倉庫何でも出てくるな」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クラッシュP339とは、この時代主力に成っている
レーザーハンドガンと競作された代物だった。

結果はパワー調整が効きエネルギーの切れる事のない
レーザーライト式が採用された、併しクラッシュ
P339は言ってみればピストル型の小型バズーカの様な
代物で700丁が製造されるも需要が無いと見なされ
製造中止となった幻の名器と成っている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「製造番号301・・幻の名器か」

「コイツの良いところは・・・」
誠矢は敵兵達が隠れている
折り返し地点の通路の壁に向かって
クラッシュ339Pのトリガーを引いた

壁は大音響と共に崩れ去り
敵兵達はその下敷きとなる。

「敵基地制圧には最適の武器な所だ」
誠矢はこの規格外の銃を乱射し
徐々に敵基地の各所を制圧していった
{取り回しの良い}
銃型バズーカー砲の威力様々である

そして大乱戦の中、真耶を救う為に
恐れ知らずの戦士達二人は冥王星基地を
駆け抜けていった。
_______________________
★付箋文★

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