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8話
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「待ちなさい。廊下は走るなって言いましたよね」
「そうだな。でも真面目な麗奈は廊下を走って追いかけるようなことはしないよな」
「そうよね。ここで廊下を走ったら麗奈も同じだもんね」
麗奈が逃げた二人を走って追いかけようとした時、紗那と清美が走り出そうとした麗奈にブーメランを投げる。
麗奈はかなり真面目な性格らしく、ここで廊下を走ったら自分も同じになってしまうと考えたらしい。
「紗那、清美。後で覚えてなさい」
麗奈はブツブツ文句を言いながら歩いて追いかけるも走っている二人に追いつけるわけもなく、どんどん距離が離れていく。
真希はそんな三人のバカ騒ぎに呆気をとられていたが、すぐに正気に戻り紗那に捕まる前に家に帰ることができた。
次の日。
ウザい紗那に会いたくなかった真希は、いつもより早起きをして三十分も前に駅に向かった。
朝早く起きたせいで、睡眠時間がいつもより三十分も短くなってしまったが、紗那に絡まれて精神的に疲れるよりはまだマシだった。
三十分早くてもこの時間帯は通学、通勤ラッシュのため人混みはあまり変わらない。
昨日と同じように制服を来た学生やサラリーマン等、いろいろな人がプラットホームで電車を待っていた。
「今日は早いんだな北野後輩」
「げっ」
先に駅に着いていた紗那が余裕そうな表情を浮かべながら真希を迎える。
紗那に会いたくなかった真希は思わず嫌な表情を浮かべた。
「そんなに早く駅に来るなんて、そんなにあたしに会いたかったのかー……」
真希の嫌そうな表情に気づいていないのか、真希が駅に早く来たのは紗那に早く会いたかったと都合よく解釈をし、茶化してくる。
「全然違いますよ。むしろ一人で静かに登校したかったので早く来たんです」
相手が先輩でも紗那相手なら気をつかったり遠慮したりする必要はどこにもない。
真希は歯に衣着せずに紗那に伝える。
「北野後輩のそういう先輩に対してもズバズバ言う性格は本当に凄いとあたしは思う」
「ありがとうございます」
なんだか紗那に皮肉を言われたような気がするので、真希も皮肉で返す。
そもそも先輩だからと言って遠慮する必要はないと思うし真希自身、遠慮されて本人にはなにも言わず、真希のいないところで陰口を言われる方が嫌である。
だったら直接、文句や悪口を言われる方がマシである。
もちろん、直接文句や悪口を言われたら無視するか、文句や悪口を言い返すが。
「気になったのだが、北野後輩って先輩に対してもズバズバ言うよな。敬ったり遠慮したりしないのか?」
「基本しないですね。別に年上年下関係なく私は自分の気持ちを伝えますので。それが嫌なら私に関わらなければ良いですし、私も一人でいる方が楽なんで」
多分社会的に見て、真希の考え方の方が間違っているのだろう。
そもそもどうして年上だからといって敬ったり遠慮しなければならないのか真希には理解できない。
そもそも年が違くても同じ人間だし、そこに上も下もない。
「そうだな。でも真面目な麗奈は廊下を走って追いかけるようなことはしないよな」
「そうよね。ここで廊下を走ったら麗奈も同じだもんね」
麗奈が逃げた二人を走って追いかけようとした時、紗那と清美が走り出そうとした麗奈にブーメランを投げる。
麗奈はかなり真面目な性格らしく、ここで廊下を走ったら自分も同じになってしまうと考えたらしい。
「紗那、清美。後で覚えてなさい」
麗奈はブツブツ文句を言いながら歩いて追いかけるも走っている二人に追いつけるわけもなく、どんどん距離が離れていく。
真希はそんな三人のバカ騒ぎに呆気をとられていたが、すぐに正気に戻り紗那に捕まる前に家に帰ることができた。
次の日。
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朝早く起きたせいで、睡眠時間がいつもより三十分も短くなってしまったが、紗那に絡まれて精神的に疲れるよりはまだマシだった。
三十分早くてもこの時間帯は通学、通勤ラッシュのため人混みはあまり変わらない。
昨日と同じように制服を来た学生やサラリーマン等、いろいろな人がプラットホームで電車を待っていた。
「今日は早いんだな北野後輩」
「げっ」
先に駅に着いていた紗那が余裕そうな表情を浮かべながら真希を迎える。
紗那に会いたくなかった真希は思わず嫌な表情を浮かべた。
「そんなに早く駅に来るなんて、そんなにあたしに会いたかったのかー……」
真希の嫌そうな表情に気づいていないのか、真希が駅に早く来たのは紗那に早く会いたかったと都合よく解釈をし、茶化してくる。
「全然違いますよ。むしろ一人で静かに登校したかったので早く来たんです」
相手が先輩でも紗那相手なら気をつかったり遠慮したりする必要はどこにもない。
真希は歯に衣着せずに紗那に伝える。
「北野後輩のそういう先輩に対してもズバズバ言う性格は本当に凄いとあたしは思う」
「ありがとうございます」
なんだか紗那に皮肉を言われたような気がするので、真希も皮肉で返す。
そもそも先輩だからと言って遠慮する必要はないと思うし真希自身、遠慮されて本人にはなにも言わず、真希のいないところで陰口を言われる方が嫌である。
だったら直接、文句や悪口を言われる方がマシである。
もちろん、直接文句や悪口を言われたら無視するか、文句や悪口を言い返すが。
「気になったのだが、北野後輩って先輩に対してもズバズバ言うよな。敬ったり遠慮したりしないのか?」
「基本しないですね。別に年上年下関係なく私は自分の気持ちを伝えますので。それが嫌なら私に関わらなければ良いですし、私も一人でいる方が楽なんで」
多分社会的に見て、真希の考え方の方が間違っているのだろう。
そもそもどうして年上だからといって敬ったり遠慮しなければならないのか真希には理解できない。
そもそも年が違くても同じ人間だし、そこに上も下もない。
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