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16話
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説明しなくても分かると思うが主に話すのが紗那と清美で、麗奈は二人の話を聞いていることの方が多い。
真希も一人で食べたい派だったので、基本は聞き専に回っていた。
ご飯を食べ終えると昼休みが終わるまで暇になる。
もし、一人だったら仰向けになって空を見ながらリフレッシュするつもりだったが、賑やかな先輩たちがいる以上それは難しいだろう。
「もうあたしら高校三年生だよ。早くなーい」
「そっか、もう残り一年しか通えないのか。寂しいな」
「でしょでしょー。来年の今頃はもう高校生じゃないんだよ。全然想像がつかないんだけどー」
三年生の清美と紗那にとって、高校生としていられるのは今年が最後である。
残り一年しか残っていない高校生活に思いを馳せて二人は憂いている。
真希は入学したばかりの高校一年生であり、まだ三年も高校生活が残っている。
だから二人の気持ちには共感ができなかった。
「もう来年の三月で卒業すると考えると寂しい気持ちになりますね」
麗奈も高校三年生ということもあり、二人の気持ちに共感している。
「での清美だけは来年も高校生かもしれませんよ。留年して卒業できなくて」
もしかしたら麗奈は真面目で大人しそうに見えて、実は結構毒舌なのかもしれない。
息を吐くかのように自然な流れで毒を吐いてきた。
「確かに否定できないのが面白い」
紗那も紗那で麗奈の言葉を否定しきれずにクスクス笑っている。
「ちょっ、ひどくなーい。さすがにあたしだって卒業ぐらいできるっつーのー」
二人に馬鹿にされたことが遺憾らしく、反論する。
「そんなに沢田先輩は馬鹿なんですか?」
今までほとんど人と関わってこなかった真希は、オブラートに包むことなくストレートに質問する。
「あはは、やっぱり北野後輩は面白いよ」
その質問がツボったのか紗那は大声で笑い、麗奈も声を抑えながら笑っている。
「ちょっとなんで二人とも笑ってるのよー。それにあたしは馬鹿じゃないから。赤点だって一回も取ったことないし」
真希に馬鹿だと思われ、それを二人に笑われて清美は一人不服そうだ。
「いや、清美は毎回赤点ギリギリだろ。さすがに馬鹿ではないと否定はできんだろ」
「もっと早くテスト勉強を始めればテスト前に焦ることなく余裕で赤点も回避できるのに。これでは大学や社会に出て困るのは清美です。もっと計画的に行動してください」
毎回赤点ギリギリな清美に紗那は呆れ、麗奈は清美のことを心配して怒っている。
「だから馬鹿じゃないってばー」
清美は馬鹿だと思われるのが相当嫌らしく、馬鹿ということを否定し続ける。
毎回赤点ギリギリというのが事実だとすると、真希から見ても清美は馬鹿の分類に入る。
さすがに学校のテストで赤点ギリギリは馬鹿である。
学校のテストなんて、授業を聞いて予習復習をしていれば赤点なんて滅多に取らない。
なぜなら学校のテストは学校の授業で習ったところしか出ないからだ。
真希も一人で食べたい派だったので、基本は聞き専に回っていた。
ご飯を食べ終えると昼休みが終わるまで暇になる。
もし、一人だったら仰向けになって空を見ながらリフレッシュするつもりだったが、賑やかな先輩たちがいる以上それは難しいだろう。
「もうあたしら高校三年生だよ。早くなーい」
「そっか、もう残り一年しか通えないのか。寂しいな」
「でしょでしょー。来年の今頃はもう高校生じゃないんだよ。全然想像がつかないんだけどー」
三年生の清美と紗那にとって、高校生としていられるのは今年が最後である。
残り一年しか残っていない高校生活に思いを馳せて二人は憂いている。
真希は入学したばかりの高校一年生であり、まだ三年も高校生活が残っている。
だから二人の気持ちには共感ができなかった。
「もう来年の三月で卒業すると考えると寂しい気持ちになりますね」
麗奈も高校三年生ということもあり、二人の気持ちに共感している。
「での清美だけは来年も高校生かもしれませんよ。留年して卒業できなくて」
もしかしたら麗奈は真面目で大人しそうに見えて、実は結構毒舌なのかもしれない。
息を吐くかのように自然な流れで毒を吐いてきた。
「確かに否定できないのが面白い」
紗那も紗那で麗奈の言葉を否定しきれずにクスクス笑っている。
「ちょっ、ひどくなーい。さすがにあたしだって卒業ぐらいできるっつーのー」
二人に馬鹿にされたことが遺憾らしく、反論する。
「そんなに沢田先輩は馬鹿なんですか?」
今までほとんど人と関わってこなかった真希は、オブラートに包むことなくストレートに質問する。
「あはは、やっぱり北野後輩は面白いよ」
その質問がツボったのか紗那は大声で笑い、麗奈も声を抑えながら笑っている。
「ちょっとなんで二人とも笑ってるのよー。それにあたしは馬鹿じゃないから。赤点だって一回も取ったことないし」
真希に馬鹿だと思われ、それを二人に笑われて清美は一人不服そうだ。
「いや、清美は毎回赤点ギリギリだろ。さすがに馬鹿ではないと否定はできんだろ」
「もっと早くテスト勉強を始めればテスト前に焦ることなく余裕で赤点も回避できるのに。これでは大学や社会に出て困るのは清美です。もっと計画的に行動してください」
毎回赤点ギリギリな清美に紗那は呆れ、麗奈は清美のことを心配して怒っている。
「だから馬鹿じゃないってばー」
清美は馬鹿だと思われるのが相当嫌らしく、馬鹿ということを否定し続ける。
毎回赤点ギリギリというのが事実だとすると、真希から見ても清美は馬鹿の分類に入る。
さすがに学校のテストで赤点ギリギリは馬鹿である。
学校のテストなんて、授業を聞いて予習復習をしていれば赤点なんて滅多に取らない。
なぜなら学校のテストは学校の授業で習ったところしか出ないからだ。
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