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44話
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それには陽子もうんざりしているようで、温厚な陽子も口調が少しずつ荒くなる。
それがショックなのか神経を逆なでするのか分からないが愛理の口調も悪くなり、言い争いに発展していく。
これも真希の悩みの種の一つになっていた。
はっきり言って目の前で喧嘩されるだけでもストレスである。
「別に怒ってないから」
「それを怒ってるって言ってるの。最近の愛理ちゃん本当に変だよ。怒りっぽいよ」
「だから怒ってないからっ。北野も陽子に話しかけないでちょうだい」
「別に私が話しかけてるわけじゃないから。それに牧野が誰と話していようが桐谷には関係ないだろ。過保護すぎないか」
そして言い争いに巻き込まれるからさらにストレスが増えていく。
ただでさえこのストレスのせいで体調が悪いのに、本格的に学校に行けなくなるほど体調が悪くなりそうだ。
クラスメイトは三人の喧嘩の迫力に畏縮し、誰も止めに入る人はいなかった。
触らぬ神に祟りなしという言葉があるようにそれが正解だと真希は思う。
この喧嘩を止めようとしたクラスメイトが愛理の餌食になるのは火を見るよりも明らかだ。
「うっさい。余計なお世話よ。行くわよ陽子」
「いたっ、最近愛理ちゃん乱暴すぎだよ」
「……ごめん。……痛かったよね」
あまりにも強い力で握られ引っ張られたせいか、陽子は苦悶の表情を浮かべ愛理を叱る。
そこでやっと冷静さを取り戻した愛理は、強い力で握られたせいで赤くなっている陽子の腕を見て反省し、陽子を労わる。
「なんでそんなにピリピリしてるの? 私と真希ちゃんが話しているのが嫌なの?」
「べ、別にそういうわけじゃないけど……」
「……それとも生理?」
「それは違うから大丈夫。それにそんなことで陽子に八つ当たりしないから。もう大丈夫だから春祭りの話し合いの続きしよっ」
「……うん」
入学当初は仲が良かった幼馴染たちも今はどこか亀裂が入り、空中分解しそうなぐらい脆くて儚く見える。
愛理は陽子と真希が話しているのが気に食わないと言っていたが嘘だろう。
なぜなら愛理の機嫌が悪くなるのはいつも陽子と真希が話している時だからだ。
陽子もそれに気づていないわけではないだろう。
陽子は愛理と幼馴染だ。
真希が気づいているなら陽子だって気づいているはずだ。
でもそれを指摘しないのは、愛理が頑なにそれを否定しているからだ。
陽子は愛理の『大丈夫』には納得していないが、これ以上愛理と言い争いをしたくないのか渋々自分たちのグループに戻っていった。
これがここ三日で起きている真希の出来事だ。
正直言って、これなら紗那たち三人と話している方がまだマシである。
「……はぁ~」
今日も真希のストレスは溜まる一方だった。
それがショックなのか神経を逆なでするのか分からないが愛理の口調も悪くなり、言い争いに発展していく。
これも真希の悩みの種の一つになっていた。
はっきり言って目の前で喧嘩されるだけでもストレスである。
「別に怒ってないから」
「それを怒ってるって言ってるの。最近の愛理ちゃん本当に変だよ。怒りっぽいよ」
「だから怒ってないからっ。北野も陽子に話しかけないでちょうだい」
「別に私が話しかけてるわけじゃないから。それに牧野が誰と話していようが桐谷には関係ないだろ。過保護すぎないか」
そして言い争いに巻き込まれるからさらにストレスが増えていく。
ただでさえこのストレスのせいで体調が悪いのに、本格的に学校に行けなくなるほど体調が悪くなりそうだ。
クラスメイトは三人の喧嘩の迫力に畏縮し、誰も止めに入る人はいなかった。
触らぬ神に祟りなしという言葉があるようにそれが正解だと真希は思う。
この喧嘩を止めようとしたクラスメイトが愛理の餌食になるのは火を見るよりも明らかだ。
「うっさい。余計なお世話よ。行くわよ陽子」
「いたっ、最近愛理ちゃん乱暴すぎだよ」
「……ごめん。……痛かったよね」
あまりにも強い力で握られ引っ張られたせいか、陽子は苦悶の表情を浮かべ愛理を叱る。
そこでやっと冷静さを取り戻した愛理は、強い力で握られたせいで赤くなっている陽子の腕を見て反省し、陽子を労わる。
「なんでそんなにピリピリしてるの? 私と真希ちゃんが話しているのが嫌なの?」
「べ、別にそういうわけじゃないけど……」
「……それとも生理?」
「それは違うから大丈夫。それにそんなことで陽子に八つ当たりしないから。もう大丈夫だから春祭りの話し合いの続きしよっ」
「……うん」
入学当初は仲が良かった幼馴染たちも今はどこか亀裂が入り、空中分解しそうなぐらい脆くて儚く見える。
愛理は陽子と真希が話しているのが気に食わないと言っていたが嘘だろう。
なぜなら愛理の機嫌が悪くなるのはいつも陽子と真希が話している時だからだ。
陽子もそれに気づていないわけではないだろう。
陽子は愛理と幼馴染だ。
真希が気づいているなら陽子だって気づいているはずだ。
でもそれを指摘しないのは、愛理が頑なにそれを否定しているからだ。
陽子は愛理の『大丈夫』には納得していないが、これ以上愛理と言い争いをしたくないのか渋々自分たちのグループに戻っていった。
これがここ三日で起きている真希の出来事だ。
正直言って、これなら紗那たち三人と話している方がまだマシである。
「……はぁ~」
今日も真希のストレスは溜まる一方だった。
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